ラケット少年団 15話・16話 (最終回) あらすじと感想

ラケット少年団


ラケット少年団 라켓소년단 Racket Boys 2021年放送 SBS月火 全16話

第15話視聴率5.6%

neroさん

第15話あらすじ

ペ監督のもとで、再びバドミントンを始めることにしたカン・テソン。しかし、周囲の反応はテソンが想像していたものとは、違っていました。誰も自分を歓迎しない現実に、自信を喪失するテソン。

決勝戦を前日に控え、緊張した面持ちで眠りにつくラケット少年団。翌朝、心ここにあらずと言った様子のヘガンらに、ヨンジャは「失望は試合が終わってからにしなさい」と喝を入れます。毎回試合会場に差し入れを持って現れるユンダムの両親は、6番目となる子供の出産と日程が被り、病院へ。試合前に両親とテレビ電話したユンダムは、「負けてもいい」と声を掛ける母親に、力ない笑顔を向けます。

試合開始5時間前、メンバーを体育館に招集したヒョンジョンは、負傷者が2人出て、さらにヘガンの目の調子も最善ではないと話します。決勝の相手はソウル代表。先は長いと語ると、「時には諦めも肝心だ」とヒョンジョン。

会場に到着したヘガンらに声を掛けるジェソク。ヨンテに飲み物を奢れと絡むジェソクを見て、ウチャンは怒りをあらわにします。その後、相手校のオーダー表が発表させると、ヨンテの相手はなんとジェソク。ヨンテのプレースタイルを誰よりも知り尽くすジェソクは、ヨンテにとって出来れば当たりたくない相手でした。

1セット目、なかなかペースを掴めずに点差を広げてしまうヨンテ。1セットを落とし、トイレへ向かったヨンテは、廊下で意外な人物とすれ違います。慌てて声を掛けると、振り返った相手はヨンテが尊敬してやまないイ・ヨンデ選手(本人)!

イ・ヨンデ選手のプレースタイルを真似するヨンテでしたが、それを見たイ選手は「ダサい」と一言。憧れのイ選手との遭遇で気持ちを入れ替えたヨンテは、残りの2セットを連取し、見事1勝を果たします。つづいてシングルスに登場したのは、ユンダム。しかし、いつもと違って緊張した面持ちでコートに現れたユンダムは、試合の途中でめまいを覚え、その場に倒れてしまいます。医務室で目を覚ましたユンダムの前には、ペ監督が。

周囲の皆が、ここまで頑張ってきたんだから負けてもいいと話すことが、逆に負担になっていたユンダム。そんなユンダムのメンタルを把握したペ監督は、「必ず勝て」とエールを送ります。おかげでペースを取り戻したユンダムは、圧倒的なプレーを披露します。ソウル代表に対して、早くも2勝を勝ち取った全羅南道代表。ダブルス1回戦に出場予定のジェソクとチャンは、ウォーミングアップを開始します。しかし、相手チームのオーダー表に、思わず首を傾げるチャン。

その頃、ユンダムの勝利を祝うヘガンらの前に、ペ監督と一緒に会場に寄ったテソンが。テソンを見るなり、写真にサインにと大騒ぎの部員たち。実はペ監督が大会の会場に顔を出したのは、テソンが誰かの目標であり、ロールモデルであることを教える為でした。おかげで自信を取り戻したテソンは、見事試合に勝利。

準決勝でのヘガンの様子に気付いたペン監督は、身体が本調子ではないことを見抜きます。ファイナルでヘガンは思うようなプレーが出来ないと予測するペン監督でしたが、ヨンジャは「誰がヘガンがファイナルだと?」と一言。誰もがヘガンのファイナル出場を疑わなかったものの、実はファイナルの欄には別の選手の名前が。実はヘガンはダブルス1回戦で、ウチャンとペアを組む予定だったのです。守備が得意な選手に弱いジェソク&チャンペアに対抗する為、守備が得意なウチャンをオーダー表に加えたヒョンジョン。

時には諦めも大事だと話したヒョンジョンでしたが、「今回はそう簡単に諦めたくない」と言って、この作戦を考えたのです。

第15話感想

周囲の予想を裏切り、ダブルス1回戦に登場したヘガン!!

誰もが全羅南道代表は長期戦だと予想するなか、ヒョンジョンは短期戦で勝利する作戦を考えていました。ヨンテとユンダムの活躍により、見事2連勝した全羅南道チーム。運命の3回戦に出場するのは、ヘガン&ウチャンペア。この2人がペアを組むことになるとは、まさに予想外でした。

これまで、ユンダムとペアを組んでいたヘガン。さらにウチャンの相手はヨンテでした。しかし、2人は先のシングルスで全力を使い切ると考え、このフォーメーションに。さらに相手チームのジェソク&チャンペアは、守備が得意なペアに弱いと言う弱点が。これはヘガンらは優勝を勝ち取るのも夢ではないかも!?

また、第15話にはヨンテが憧れの選手と語っていたイ・ヨンデ選手が登場。イ・ヨンデは、2008年の北京オリンピックで金メダルに輝いた韓国の国家代表選手です。カメオ出演が豪華なことで有名な本作ですが、まさか本物のオリンピック選手まで出場するとは驚きました。

ゴルフ場建設に関してもひと悶着あったものの、村の人々がこれに反対。ヘナムの住民は、無事に村を守ることに成功します。怒りにまかせてオメおばあさんの家を破壊しようとする建設会社の社長でしたが、そこに現れたのは亡くなったワンおばあさんの霊。おばあさんが身体を張って皆を守るシーンは、何とも感動的でした。

さて、次回はいよいよ決勝戦の勝敗が決定。どんな結末が待っているのか、楽しみです。

第16話視聴率4.6%

neroさん

第16話(最終回)あらすじ

全国大会の決勝戦の舞台。ダブルス1回戦に登場したのは、ヘガン&ウチャンペア。右目の調子が思わしくないことを気付かれないよう、ヘガンはいつも通り強気なプレーで相手を追い込みます。何とか1セット先取に成功したヘガンとウチャン。しかし、2セット目に入ると明らかに相手側の動きに変化が。どうやら、全国トップの実力を持つパク・チャンが、ヘガンの不調に気づいたようです。

右側を集中的に責められたヘガンは、惜しくも2セット目を落としてしまいます。そんななか、チームのブレインでもあるインソルが立ち上がります。弱点がバレてしまったのなら、今度はそれを利用してみてはどうかとインソル。最終セット、同点でマッチポイントを迎えると、チャンが放ったシャトルがヘガンの右側へ。すかさずウチャンがカバーし、見事勝利を勝ち取ります!

全国優勝を決めた全羅南道チームは、歓喜。試合を終えたヘガンを待っていたのは、セユンでした。「何か言うことは?」と聞かれ、ヘガンはセユンへの想いを告白します。「お前が思っている以上に、俺はお前のことが好きだ」思わず涙ぐむセユンをぎゅっと抱きしめるヘガン。そんな2人の姿を、チャンが廊下の向こうからじっと見つめていました。実は試合の前、「本気で応援したい人がいる」とセユンに言われていたチャン。

国会代表選抜戦の会場で、対戦相手であるアジアゲームメダリストのイム・ソヒョン(クォン・ユナ)と対面したセユン。高校1年生で国家代表に選ばれたソヒョンは、セユンにとって憧れの存在でした。結果は、セユンが圧勝。試合を終えたソヒョンは、「あんたに負けたら恥と思っていたけど、実際は違った。皆同じだと思う」と話します。

一方、同じく選抜戦に挑むヘガンでしたが、結果は惨敗。ヘガンの相手は、かつて天才と呼ばれたカン・テソンでした。テソンに破れたヘガンは、セユンの前で涙を流します。そんなヘガンを抱きしめ、「お疲れ様」とセユン。

誕生日プレゼントのリクエストを聞かれたインソルは、海へ行きたいと言います。それは皆と初めて一緒に写真を撮った海岸でした。

時は流れ、2022年。ラケット少年団のメンバー、ヘガン・ユンダム・ウチャン・インソルは高校1年生に。中3になったヨンテは、新入部員らの指導に力を入れます。そんななか、村には新しく男性(イ・ギュヒョン)がやってきます。男性は人が苦手で田舎へやってきたと話します。「都会から来たことを後悔しないように、一生懸命生きていくつもりです」と意気込む男性。

ヘガンらの家には、最年少で国家代表に選出されたセユンの特番を撮影する為、番組PD(キム・スルギ)が。インタビューと聞いて、それぞれ一張羅に着替えてリビングに集まるラケット少年団(+ラコーチ)。気を取り直してインタビューがスタートすると、ヘガンは田舎に留まる理由を聞かれ、「理由なんてない。ただ楽しいから」と答えます。彼らにとっては、一緒に過ごす仲間の存在が何よりも大切な理由だったのです。

最後にインタビューに応じたヒョンジョンは、「俺は今まで、選手としても指導者としても、そして父親としても、大した人間ではなかった。そんな俺が、皆といるだけで“良い人”になれた気がする。本当にありがとう」と涙。ヒョンジョンのインタビュー映像を見たラケット少年団の目からも、涙が溢れます。

選手権大会の会場、ダブルスに挑むのはウチャン&インソルペア。混合ダブルスの決勝では、ユンダム&ハンソルペアがコートに立ちます。相手コートに現れたのは、ヘガン&セユンペア。

第16話(最終回)感想

出演者のコロナ感染やオリンピックの影響で延期が続くなか、ついに最終話を迎えた「ラケット少年団」。待ちに待った最終話は、何とも平和なエンディングとなりました。

全国大会の決勝に挑むヘガン。ウチャンと組んだダブルスで強豪ソウル代表を相手にするヘガンでしたが、2セット目の途中でライバル、パク・チャンに右目の不調を気付かれてしまいます。絶体絶命と思われた時、声を上げたのはインソルでした。インソルの作戦に半信半疑なヘガンらでしたが、それまで大人しいキャラだったインソルが吠えます(笑)最終話はまさに、インソルの為の回と言っても過言ではありません。

インソルの作戦によって、見事勝利を収めた全羅南道代表。約束通りヘガンは、セユンに告白します。2人の初々しい姿がとっても素敵。主演を務めたタン・ジュンサンのロマンス演技にも、今後注目です。

最終話では、少女時代のユリを始め、俳優イ・ギュヒョン、女優キム・スルギらがカメオ出演を果たしました。ユリはドラマ「被告人」で、本作の演出を務めるチョPDと共演。ユニフォーム姿のユリも新鮮でしたね。さらに「刑務所のルールブック」に出演したイ・ギュヒョンも特別出演。同じく「刑務所のルールブック」に出演した、都市夫役のジョン・ミンソンとの絡みが面白かったです。

放送終了後、韓国ではシーズン2に関する要望が殺到。現時点では続編についての発表はありませんが、是非とも期待したいです。高校生になったヘガンの活躍も見てみたい!

ラケット少年団 全話あらすじと感想 キャスト・相関図 視聴率



【放送情報】

 

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