キマイラ 13話・14話 あらすじと感想

キマイラ


キマイラ 키마이라 2021年放送 OCN土日 全16話

第13話視聴率1.185%

neroさん

第13話あらすじ

自殺に見せかけて、自分を殺そうとした検察を制圧したイ・ジュンヨプ(イ・ヒジュン)。拳銃を放り投げたジュンヨプは、検事らをその場に縛り付け、山の奥へ。しばらくして、現場に駆けつけたチャ・ジェファン(パク・ヘス)は、検事らの証言がかみ合わないことを不審に思います。警察の捜索が始まったと知り、泥を身体に塗って体臭を消すジュンヨプ。署へ戻ったジェファンの前に現れたのは、報道局の記者キム・ヒョギョン(チャ・ジュヨン)。ジュンヨプが連れていかれるのを黙って見ていたのかと、ヒョギョンはジェファンに怒りをぶつけます。

一方、ジュンヨプが逃走したと知ったソリュングループのソ・ヒョンテ(イ・ギヨン)は、憤りを隠せず。キマイラの次なるターゲットが自分だと考えるペ・スングァン(ウヒョン)は、不安を募らせます。35年前、行き過ぎた調査の末にジュンヨプの父イ・サンウを殺害したのは、他でもなくスングァンだったのです。

山中で姿を消したジュンヨプが、ふたたびソウルへ戻ってくるだろうと予想する捜査チーム。そんななか、ジェファンを訪ねたヒョギョンは、ジュンヨプを連れて行った検事らが今、ソリュン病院のVIP室にいると伝えます。口封じの為にジュンヨプを襲ったのは、ソリュン…。さらにヒョギョンは、自分がイ・サンウの娘で、ジュンヨプの実の妹であることを明かします。これには驚きを隠せないジェファン。

プロファイラーのユジン・ハザウェイ(スヒョン)のもとへ届いた1通のメール。メールに添付されていたのは、とある演劇のチケットでした。差出人の名前が“リチャード・キンブル”と書かれているのを見て、それがジュンヨプだと気付くユジン。リチャード・キンブルとは、映画「逃亡者」に登場する、濡れ衣を着せられて逃亡する医師の名前でした。小劇場に向かったユジン。公演が終わると、ユジンの隣にジュンヨプが姿を現します。真実を突き止めたいと話すジュンヨプ。そこへ、銃を構えたジェファンが。

ジェファンが構えた拳銃に手をやり、引き金を引くジュンヨプ!しかし、劇場に入る前に銃弾をすべて抜いていたジェファン。その後、ジェファンはジュンヨプを母ウンス(ナム・ギエ)が待つ実家へ連れて行きます。同じくジェファンの家に入ったユジンは、ウンスを見て、以前大学で道を聞かれた女性だと気付きます。しかし、ウンスはユジンのことを覚えておらず。それどころか、大学へ行ったことなどないと話します。これに首を傾げるユジン。

翌朝、目を覚ましたジュンヨプは、ガラスの割れる音に気付いてリビングへ。するとそこには、割れたコップを茫然と見つめるウンスの姿がありました。ジュンヨプが声をかけると、バスに乗って大学へ行くと話すウンス。ウンスが出て行った後、散らかった部屋に目をやったジュンヨプは、そこで床にバラまかれた数冊のノートを発見します。それは亡くなったジュソクが残した日記。

おもむろにページを開いたジュンヨプは、その内容に愕然とします。日記には、キマイラの正体が研究員の1人リュ・ソンヒであること。そして記憶を失ったリュ・ソンヒが、ジェファンの母、チャ・ウンスとして生きることになった経緯が書かれていたのです。

ジェファンの母ウンスが本当のキマイラだったと知り、衝撃を受けるジュンヨプ。慌ててウンスを追って家の外へ飛び出しますが、そこにウンスの姿はなく…。すると、道端で泣き崩れるジュンヨプの前に、ヒョギョンが現れます。

第13話感想

やはりキマイラは、ジェファンの母ウンスだった・・・

ジュソクの日記から、当時の真相を知ったジュンヨプ。ジュソクは早い段階から、ジュンヨプの父イ・サンウの犯行に疑問を抱いていたようです。そんななか、火事で死んだはずのリュ・ソンヒの姿を目撃したジュソク。彼女の後を追ったジュソクは、そこで信じられない物を目にします。それは、ソンヒこそがキマイラであるという証拠品の数々…。

キマイラの正体を知ったジュソクは、彼女を死んだことにさせて、キマイラを永遠に葬り去ろうと考えます。こうして、記憶を失ったソンヒに新たにチャ・ウンスという名前を与え、第2の人生を歩ませたジュソク。結局は、ジュソクのソンヒに対する想いがすべての始まりだったようです。だから第1話の現場で、焼けただれたキマイラのライターをこっそりと回収したんですね。またソンヒ(=ウンス)に疑いの目が向けられないように。

しかし、ここで疑問なのが、35年前の事件はウンスの仕業だったとして、現在の事件は一体誰が…?もしウンスの犯行だとすれば、ジュソクを殺害したことに納得がいきません。まだまだ、明かされるべき謎は山積みです。

真実を知ったジュンヨプは、衝撃のあまりその場に泣き崩れてしまいます。父親の無実が明らかになったものの、まさか真犯人がジェファンの母親だったとは…。第13話ではジュンヨプとジェファンがより一層絆を深めるシーンも登場し、ジュンヨプとしては受け入れがたい真実となってしまいました。果たして、ジュンヨプはジェファンにこの事実を告げるのか。次回の展開にも期待です。

第14話視聴率2.018%

neroさん

第14話あらすじ

ジュンヨプがジェファンの家にいると知り、慌てて駆け付けるヒョギョン。すると道端で、泣き崩れるジュンヨプの姿を発見します。死んだジュソクの日記を読んだヒョギョンは、その内容に愕然。ひとまず日記は自分が預かると話すヒョギョンに、ジュンヨプはジェファンが真実を知るまでは、この件を公にしないで欲しいと頼みます。

一方、職場に向かったジェファンは、後輩のイ・ゴンヨン(クォン・ヒョクヒョン)にジュンヨプが何者かによって狙われていると明かし、協力を仰ぎます。その後、ソリュン病院へ向かったジェファンは、ジュンヨプを取り逃がした検事らと対面。検事らの話から、ジュンヨプを襲った黒幕がソリュングループのソ・ヒョンテであると知ることに。

その頃、ネット放送を行う友人を呼び出したヒョギョン。ヒョギョンは世間を騒がせているジュンヨプとの独占インタビューを約束し、自分の代わりにソリュンに関するスキャンダルを暴露して欲しいと提案。その後、ヒョギョンはジュンヨプを外に呼び出しますが、その背後には尾行が。結局、ジュンヨプは男たちに追われ、ジュンヨプを見失ってしまったヒョギョンはジェファンに助けを求めます。

ジュンヨプが行方不明になったと聞き、慌ててヒョギョンと合流するジェファン。すると近くの駐車場から、複数の警報音が聞こえてきます。すかさず屋上へ向かうと、そこには武器を手にした男たちに囲まれるジュンヨプの姿が。そんななか、警備室へ向かったヒョギョンがスピーカーからパトカーのサイレン音を鳴らし、男たちを撤退。ジュンヨプが無事だと知ってほっとするヒョギョンでしたが、突然ジェファンを遠ざけるジュンヨプ。次の瞬間、ジュンヨプの身体へ銃弾が。

その場で力なく倒れこむジュンヨプ。すぐさま病院へ搬送されるも、危険な状態が続きます。同じく知らせを受けて病院へ駆け付けたユジン。するとそこへ、ゴンヨンから連絡が入ります。キマイラを名乗る人物が現れたとし、ひとまずジェファンには内緒で、1人で署に来て欲しいと話すゴンヨン。ユジンが署へ駆けつけると、そこにはジェファンの母ウンスの姿がありました。

キマイラを名乗って警察に自首したのは、他でもないウンスだったのです。取調室へ向かったユジンは、ウンスに話を聞くことに。すると、35年前に人々を殺害したキマイラがリュ・ソンヒであること、そして自分こそがそのリュ・ソンヒだと明かすウンス。記憶障害によって次第に記憶を失いつつあるウンスは、このままだとふたたび眠っていたリュ・ソンヒが目覚めるとし、キマイラの復活を口にします。そしてウンスが言う35年前に失敗した復讐とは、ソ・ヒョンテを殺すこと…。

一方、ジェファンからジュンヨプが目を覚ましたとメールを受け取ったスングァンは、慌てて病院へ向かいます。しかし、駆けつけたスングァンを見て、驚くジェファン。実はスングァンにメールを送ったのは、ジェファンではありませんでした。誰かのいたずらかとふたたび駐車場へ戻るスングァン。母ウンスにメールを送ろうとして、ジェファンは先ほどのスングァンへのメールがキマイラによるものだと気付きます。スングァンを追って駐車場へ向かったジェファン。しかし、スングァンがエンジンをかけた瞬間、ジェファンの目の前でスングァンが乗った車が爆発します。

激しく燃え上がるスングァンの車を見て、愕然とするジェファン。そして、そんなジェファンの前を通り過ぎる1台の車。車を運転していたのは、ヒョギョンでした。

第14話感想

現在(2019年)のキマイラは、なんとヒョギョン!?

なんとも衝撃の展開となりました。ずっと気になっていた現在のキマイラ。その正体がヒョギョンだったとは…。確かに、ヒョギョンが犯人だとすればすべて辻褄が合います。最後の最後まで、どうしてその考えに至らなかったのかと自分自身にもビックリ、汗

ヒョギョンは死んだイ・サンウの娘で、ジュンヨプの実の妹です。父イ・サンウの汚名を晴らす為、当時捜査に携わっていた者たちを次々に殺していったのでしょう。

まさか過去も現在も、キマイラの正体がどちらも女性だったとは、驚きです。最後のナレーションで、ギリシャ神話に出てくる怪物“ケルベロス”が登場しました。ケルベロスの妹こそが、“キマイラ”。つまりキマイラは、最初から女性であると示唆していたようです。

そして、第14話で犠牲となったのは、拷問の末にイ・サンウを殺したペ・スングァン。エンジンをかけた瞬間、激しい爆発が起き、車体が燃え上がります。ダッシュボードの上には、キマイラの模様が刻まれたライターが置かれていました。

一方、自らがキマイラだと知ったウンスは、警察へ出頭。取調室に現れたユジンを見て、ウンスは助けを求めます。35年前のキマイラと現在のキマイラ、2つの犯行が重なり合い、まったく予想できない展開となってきました。後半にかけての盛り上がりが最高に面白い!最終回まで、気の抜けない展開が続きそうです。

キマイラ 15話・16話(最終回) あらすじと感想

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