ラケット少年団 7話・8話 あらすじと感想

ラケット少年団


ラケット少年団 라켓소년단 Racket Boys 2021年放送 SBS月火 全16話

第7話視聴率4.5% 5.9%

neroさん

第7話あらすじ

夏季大会に向けて、一生懸命練習に励むラケット少年団。コーチのヒョンジョンは、映像を確認しながら、それぞれの改善点を指摘していきます。その頃、ヘガンが以前所属していた野球部では、奨学金の話が。室長から話を聞いた監督は、ヘガンを必ず連れて来ると言います。

大会前日、いつにも増して緊張した様子を見せる部員たち。大会が始まると、ヨンジャはジュニアチームの監督らにコーヒーを差し入れします。そこへ、ヨンジャのライバルでソウル第一女子中学のコーチ、イ・ユリが。セユンはもちろん、同じチームのハンソルもよろしく頼むと挨拶するヨンジャを遮って、自分が買ってきたコーヒーを差し出すユリ。そんなユリの姿に、ヨンジャはため息をつきます。

緊張した様子で何度もトイレに通うヨンテ。そんなヨンテに気付いたヒョンジョンは、ヨンテが尊敬するイ・ヨンデ選手とお揃いのネックレスを渡し、エールを送ります。ヒョンジョンの応援の効果もあり、ヨンテは見事1回戦に勝利。

一方、隣のコートで行われた男女混合ダブルスでは、試合に集中しきれないハンソルの姿が。実は試合前から、ライン審判を務める先輩の言葉に動揺していたハンソル。何とか平常心を保とうとするハンソルでしたが、先輩の絡みは続きます。すると、見兼ねたパートナーのユンダムが、先輩に向かって殴り掛かります!結局、暴力を振るったユンダムとハンソルは失格処分。さらに個人戦のすべての試合に参加禁止となってしまいます。幸い団体戦への出場は許可されたものの、ダブルスにも出場できなくなり、パートナーのヘガンに対して申し訳なさを感じるユンダム。

続いて行われたヘガンの個人戦1回戦。デビュー戦で敗れた金髪の1年生に復讐を誓うヘガンでしたが、相手もかなりの実力の持ち主。苦しいゲームとなり、ヒョンジョンはヘガンに特訓を思い出せと言います。実は持久戦に備えて、基礎体力作りに力を入れていたヘガン。特訓の成果もあり、ヘガンはなんとか勝利を収めます。

都会嫌いで有名なシン女史(ペク・ジウォン)は、都会からやってきた登山客を捕まえると、ゴミを持ち帰れとまくし立てます。見兼ねた村長が間に入るも、シン女史の怒りは収まらず。

その頃、バドミントン会場にはヘガンに会いに来た野球部監督の姿が。大会委員の監督らに挨拶を済ませ、貰ったコーヒーを一気飲みするセユン。試合に向かうセユンでしたが、どこか顔色が悪く…。そんなセユンの異変に気付いたヨンジャでしたが、問題ないとセユンは言います。セユンの1回戦の相手は、ソウル第一女子中学のエース・ナラでした。一方、隣のコートでは、ヘガンの2回戦が始まろうとしていました。ヘガンの相手は、優勝候補と言われる強敵パク・チャン。

接戦が繰り広げられるなか、ヘガンは惜しくも敗退。そして、体調が優れなかったセユンもまた、1回戦で敗れてしまいます。観客席に戻ったヘガンには、大きな拍手が。一方、落ち込むセユンのもとへ、ハンソルが駆け付けます。

実は大会委員に貰ったコーヒーを飲んで、胃もたれを起こしていたセユン。それでも自分は大丈夫だと話すセユンに、ヨンジャは胸を痛めます。その日、ヒョンジョンと外へ出たヨンジャは、大会中にも関わらず過飲。セユンの1番のファンだと話すヨンジャでしたが、何も出来ないことが申し訳ないと嘆きます。その頃、セユンは1人宿舎の屋上でトレーニングを行っていました。そんなセユンの前に現れたのは、ヘガン。

口では大丈夫と言っていたセユンでしたが、ヘガンの顔を見るなり、涙が溢れ出します。

第7話感想

ヘガンの前では、素直に涙を見せるセユン!

それにしても、まさかセユンが試合に負けるとは、これは予想外でした。これまで国内はおろか、国外にも敵なしと言われていたセユン。そんなセユンが負けたのは、同じくジュニア代表として海外遠征にも参加していた選手でした。試合前にコーヒーを一気飲みしたセユン、その理由は自分の夢の為だったと言います。セユンの夢は、最年少で国家代表になること。その為には、周囲の大人にいい顔をする必要があるとセユン。そんなセユンの言葉に、ヨンジャはショックを隠せません。

ヨンジャのセユンに向ける想いが、何とも切ない…。自分も選手だったからこそ、ヨンジャはセユンに自分と同じ想いをさせたくないと言います。ヨンジャのような大人の存在が、子供たちにとって本当に必要だと感じました。

一方、こちらも全国1位の実力を持つパク・チャンに負けてしまったヘガン。それでも念願の金髪少年との試合には勝ったので、良かったです。スポコンドラマながらも、試合の様子は意外とアッサリなのがこのドラマの特徴。スポーツに興味がなくても、楽しめる作品だと思います。逆に言うと、スポーツメインの作品を期待している人には、ちょっと物足りないかもしれません。個人的には、ヒューマンドラマの要素が強く、非常に面白いです。次回の展開にも期待!

第8話視聴率5.1% 5.5%

neroさん

第8話あらすじ

ヒョンジョンと2人きりになったウチャンは、バドミントンを辞めようと思うと話します。驚くヒョンジョンに、父親が反対していることを明かすウチャン。そんなウチャンに、ヒョンジョンは「子供のやりたいことを反対する親はいない」と一言。

夜道を運転する村長。オメおばあさんの家の前に人々が集まるのを見て、車を停めます。人々の目線の先に目をやると、そこには悪質な落書きが。さらに壁画の前には、無数のゴミが散らばっていました。

インソルが撮りためた動画を見ながら、団体戦の作戦を立てるラケット少年団。そんななか、ウチャンが攻撃の際、守備のことばかり考えている為に動作が遅れることを指摘するインソル。ウチャンはインソルに、残りの動画も送って欲しいと頼みます。珍しくスーツに着替えたヒョンジョンは、大会理事を務めるペン監督(アン・ネサン)のもとへ。缶コーヒーを差し入れし、ユンダムをよろしく頼むと話すヒョンジョン。しかし、一緒にいた後輩らに馬鹿にされ、ヒョンジョンはそそくさとVIP室を後にします。

団体戦を控え、ウォーミングアップに励むヘガン。次の瞬間、足首をひねって転んでしまいます。痛みに苦しむヘガンを見て、ニヤリと笑みを浮かべる対戦相手の選手。1回戦のオーダー表が発表され、ヘガンはファイナルで相手校のエースと対決することに。

まずはシングルスでユンダムが勝利、続くヨンテは惜しくも負けてしまいます。そして、ダブルスのウチャンとインソルがコートに。どこか様子のおかしいウチャンを心配するインソル。そんな心配をよそに、ウチャンはこれまでにない動きを見せます。しかし、あと一歩のところで、ウチャンが負傷。ヒョンジョンの判断で棄権となったウチャンらでしたが、駆け付けたヘガンらを無視して会場の外へ出て行くウチャン。その視線の先には、ウチャンの父親が立っていました。実はインソルから受け取った動画には、客席でじっと試合の行方を見つめるウチャン父の姿が映っていたのです。

ダブルス2組のヨンテとユンダムが勝利を収めると、勝敗の行方はファイナルのヘガンに。ヘガンの相手は、ペン監督の息子スンヒョンでした。足首を負傷したと思われたヘガンでしたが、実は怪我は大したことなく。これもすべて、スンヒョンをファイナルにおびき寄せる為のフェイクだったのです。抜群の動きで、見事勝利を勝ち取るヘガン。

試合後、ペ監督の知り合いの病院で検査を受けることになった部員たち。心配されたウチャンの怪我は幸い軽く、1週間ほどで完治するとのこと。しかし、ヘガンの足首の方が深刻な状態だと主治医は言います。結局、2週間の絶対安静が必要となったヘガンは、棄権を余儀なくされます。念願の1勝を果たしたラケット少年団でしたが、部員たちの心配は別にありました。それは、もともとは野球をやる為にバドミントンを始めたヘガンのこと。目標を成し遂げたヘガンが、自分たちを捨てて野球を選ぶのではと不安になる部員たち。家に戻ったヘガンは、部員たちにゲームをしようと誘うも、断られてしまいます。

大会での勝利を祝って、焼き肉パーティーが開催。ヘガンのことが気に掛かる部員たちは、浮かない顔で現れます。そんな皆の前にやってきたヘガンは、バドミントンの青少年国家代表に選ばれたことを自慢。皆の不安をよそに、ヘガンは嬉しそうにユニフォームを見せびらかすのでした。

その日、いつものように1人でオメおばあさんの家に向かったヘガン。しばらくして、セユンとハンソルを連れ、部員たちがやってきます。そんななか、パク・チョンがセユンに告白…!?

第8話感想

ますます気になるヘガンとセユンのラブライン!

前回、ヘガンの胸に顔をうずめ涙を流すセユンの姿で幕を閉じた「ラケット少年団」。第8話では、そんなセユンのもとへ、パク・チョンからメールが。チョンからの告白に、セユンは一体どんな返事をするのでしょうか。甘酸っぱい青春ロマンスに、心が癒されます。

そして、すっかりバドミントンに夢中になるヘガン。奨学金の件で試合会場を訪れた野球部の監督でしたが、結局ヘガンとは顔を合わすことなくソウルへ戻ったと言います。チョンとの試合に敗れ、ベンチに座るヘガンの姿を見つけた監督。しかし、これまで見たことがないほどに憤怒するヘガンを見て、監督は声を掛けられなかったというのです。今のヘガンにとっては、バドミントン>野球。

第8話の最後には、国家代表のユニフォームを着て満面の笑みを見せるヘガンの姿が登場。セユンとハンソル、そしてユンダムに続き、ヘガンまでもが国家代表とは。ますます面白い展開となってきました。

また、ヒョンジョンとペン監督のやり取りも良かったです。ペン監督を演じるのは、ベテラン俳優のアン・ネサン。最初はとっつきにくくて、ちょっと苦手な感じがしましたが、ちゃんとヒョンジョンのことを気に掛けていて、良き先輩だな~と思いました。口は悪いけれど情に熱い、そんなキャラクターです。

ラケット少年団 9話・10話 あらすじと感想

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