スタートアップ:夢の扉 15話・16話(最終回) あらすじと感想

スタートアップ:夢の扉


スタートアップ 스타트업 Start-Up 2020年放送 tvN土日 全16話 【韓国放送期間】2020年10月17日から11月29日

第15話視聴率4.681%

neroさん

第15話あらすじ

ダルミが代表を務めるチョンミョンカンパニーは、自律走行システムを搭載した自家用車“TARZAN”の試運転を行う。運転席に座ったダルミの隣には、エンジニアとして参加するドサンの姿が。試行運転は無事に終わり、ダルミらは仮運転許可を得ることに成功。待機室でモーニンググループのウォン代表と顔を合わせたインジェは、スマートシティ事業への入札を宣言する。インジェから入札の件を聞き、「私の前に軽率な判断でチーム員を失った。今回は失敗したくない」と、それを渋るダルミ。そんな姉妹の会話をドサンはドアの向こうでじっと聞いていた。

ジピョンもまた、入札には否定的な意見を述べる。エレベーターを待つジピョンとダルミ。ドアが開くと、そこにはドサンが立っていた。ドサンはダルミにスマートシティ事業への入札を勧める。「お前がどんな決断を下しても、俺はお前の味方だ」とドサン。

ロビーでドサンに声を掛けたジピョンは、15年前にダルミが書いた手紙を返して欲しいと言う。ドサンもまた、ダルミが贈った鉢植えを返せと言い…。しかし、家に帰りダルミからの手紙に目をやったドサンは、やはり手紙は渡せないと電話を切る。電話の繋がらないドサンにしびれを切らし、ジピョンはドサンの自宅へ向かう。

一方、ウォン代表のもとへインジェの養子縁組解消に関する通知が届く。同じくインジェもまた、裁判所からの書類に目を通す。

鉢植えを片手にドサンの家へやってきたジピョン。父親に促され、ジピョンは一緒に酒を飲むことに。すっかり酔っぱらったドサンは、ジピョンが羨ましいと話す。以前ダルミに自分の好きな所を聞いた時、ダルミの答えは全て自分ではなくジピョンを指していた。唯一自分自身だと思えたのは、「手が大きいこと」だけだったとドサン。その言葉を聞いた瞬間、ジピョンの表情は暗くなる。ドサンがアメリカに渡った後、たまたまドンチョンから聞いたダルミの好きなタイプが、「手が大きい男性」だったのだ。翌朝、ジピョンは「一度しか言わないからよく聞け。ダルミさんをちゃんと見ろ、そうすれば彼女が誰を想っているかわかるはずだ」と告げる。

ジピョンの言葉を聞いたドサンは、ダルミのもとへ駆け出す。サンドボックスで入所者らが書いたメッセージに目を通すダルミを見つけると、「俺のどこが好き?」と聞くドサン。そんなドサンに、ダルミは「好きになるのに理由なんてない」と答える。やっとお互いの気持ちが通じ合った二人は、熱いキスを交わす。

ダルミを避けて会議室にこもるジピョンだったが、そこへダルミがやってくる。「何の話かは分かってる」とジピョン。そんなジピョンに、ダルミは「すみません」と謝ることしかできない。そして、スマートシティ事業へ参加することにしたと告げるダルミ。

本格的にスマートシティ事業への参加を決めたダルミは、ドサンと共に会場へ向かう。そこには、同じく入札を狙うモーニンググループの姿が。

モーニンググループのウォン代表の息子ウォン・サンス(ムン・ドンヒョク)は、記者と密会する。サンスはチョンミョンカンパニーが以前、ハッキング被害に遭っていたことをリークする。ネタを仕入れた記者は、サンドバックスへ。自律走行システムについての記事を書きたいと話す記者を、ダルミは快く受け入れる。一方、深刻な表情で電話を掛けるジピョン。電話が繋がらないと分かると、ジピョンはどこかへ向かって走り出す。

第15話感想

ドサンはやっと、ダルミの気持ちに気付いたようです。てっきり、ダルミの提案を受け入れた時点で、二人は両想いになったのかと思いましたが、違ったようです。自分の口から真実を語ることになるとは、不憫なジピョン…。最後までジピョンのキャラが切なすぎて、ますます応援したくなります。。

そして、順調に見えたチョンミョンカンパニーですが、ここに来て再びピンチを迎える!?まさかここで前回のハッキングが問題になるとは。やっぱりハッキングを行った犯人は、双子の開発者?サンスと組んで、何やら怪しい動きを見せていましたよね。アヒョンと離婚し、インジェからは養子縁組を解消させられ、ウォン代表も踏んだり蹴ったりですね。まぁ、完全なる自業自得ですが。15話のラストでは何かを察し駆け出すジピョンの姿が。記者がチョンミョンカンパニーへ接近したことに気付いたのでしょうか。

ダルミが代表を務めるチョンミョンカンパニーが、実は父親の名前を取って付けられたと、今回初めて知りました。確かに、ダルミの父親はソ・チョンミョンでしたね!全然気づきませんでした。インジェカンパニーとチョンミョンカンパニー。一見単純なネーミングだけれど、ステキな家族愛だなと感じました。また、アヒョンがウォン代表から貰った慰謝料で、ウォンドクにお店をプレゼントする場面も。アヒョンとダルミの間にあったわだかまりも消え、ほっとしました。

さて、次回はいよいよ最終回。どんなエンディングとなるのか、楽しみです!

第16話視聴率5.014%

neroさん

第16話(最終回)あらすじ

ドンチョンからとある記者について聞かれ、「できれば関わりたくない記者だ」と答えるジピョン。記者の目的がチョンミョンカンパニーだと知ったジピョンは、慌ててオフィスを飛び出す。会議室の前には、インタビューを見守るインジェの姿が。

実は、ダルミらは事前にハッキングの犯人を突き止めていた。今回記者のインタビューに応じたのも、記者がモーニンググループのウォン・サンスと繋がっていると知っていたから。ハッキング犯は以前、チョンミョンカンパニーで働いていた双子の開発者だった。ハッキングの数日前、双子がサンスと会っていたのを目撃していたダルミ。会議室を出た記者に向かって、インジェは必ず記事を書くよう念を押す。またミスを犯すかと心配になって駆け付けたと話すジピョンに、「もう3年です。あの頃とは違う」とインジェ。

アヒョンのおかげで店を再オープンさせたウォンドクのもとへ、ダルミがドサンを連れて行く。久々に会ったドサンに、「ヌンキルを作ってくれてありがとう」とウォンドクは礼を言う。そんななか、ふとウォンドクの頭にはジピョンの姿が浮かぶ。

ウォンドクはホットドッグを持って、ジピョンのマンションへと向かう。いつもとは違うジピョンに気付き、「どこかへ行くつもりなの?」とウォンドク。これまで通り、ちゃんと生きていれば連絡はしないとジピョンは言う。困ったら連絡すると話すジピョンに、「元気でも連絡しなさい。いつでも会いに来て。もう十分一人でいた、これからは寂しい想いはしないで」とウォンドクは話す。そんなウォンドクの言葉に、ジピョンの目からは涙があふれ出す。

スマートシティ事業の入札に向けて、それぞれ資料に目を通すチョンミョンカンパニーの面々。諦めきった様子の皆の前で、ドサンは「もし入札されたら、プロポーズする」と宣言するのだった。

提案書の作成を行うダルミに、ドサンは「TARZANがどんな風になって欲しい?」と聞く。すると、自分の父親は交通事故で亡くなり、祖母は失明寸前だとダルミ。「TARZANがある世界では、父さんのような事故が無くなって、お婆ちゃんが安心して外に出れたらいいと思う」とダルミは話す。その後、チョンミョンカンパニーはスマートシティ事業の二次審査を通過。これに喜びを爆発させるダルミとドサン、そしてチーム員たち。

その日、ダルミはジピョンと顔を合わせる。二人きりになると、「君の手紙を読んでも僕は15年間君を探そうとはしなかった。でもドサンは、手紙を見たその日に君に会いに行った。だからあの手紙のナム・ドサンは僕じゃない」とジピョン。

一方、自宅前で郵便物を受け取ったウォンドクは、配達員からサインを求められる。目が見えず困っていると、そこに現れたのはインジェだった。インジェは「遅くなってごめんなさい」と告げる。そんなインジェを優しく抱きしめるウォンドク。家に入ると、インジェはカバンの中から一通の封筒を取り出す。養子縁組を解消したことを記す書類を見せ、「私はもうウォン・インジェではなくソ・インジェです。もっと早く来たかったけれど、ウォン・インジェとして来るのが申し訳なくて…」とインジェは言う。ダルミの部屋でソ・インジェと書かれたオルゴールを見つけたインジェは、1万ウォンを差し出す。それは3年前、ダルミと交わした賭けの1万ウォンだった。

翌日、インジェは投資を受けたいと話すダルミの意向を、ユン代表へ伝える。するとユン代表は、チョンミョンカンパニーへの投資を申し出るのだった!ユン代表からチョンミョンカンパニーとの交渉を担当するよう言われ、戸惑うジピョン。ドサンを呼び出すと、ジピョンは投資の意向を伝える。これにドサンは笑顔で応えるのだった。

第16話(最終回 )感想

ラストは同じ目標へ向かって歩き出すダルミとドサン、ジピョン、そしてインジェの姿が描かれ、さわやかなハッピーエンドとなりました!

2020年現在、ダルミのデスク周りには、ウェディングドレスに身を包んだダルミとドサンの写真が飾ってありました。二人が結婚したということは、スマートシティ事業の入札にも成功したということ?色々想像を掻き立てるエンディングシーンとなっています。また、あらすじではご紹介できませんでしたが、サハとチョルサンの恋愛も順調なようです。サハを演じたステファニー・リーは、ドラマ『私が一番綺麗だった時』にも出演していました。表情が豊かで素敵な女優さんです。スタイルも抜群。

結局、ジピョンの恋は実りませんでしたが、最後にダルミに告げた言葉が印象的でした。“15年前の自分はダルミを探そうとはしなかったけれど、ドサンは手紙を読んだその日にダルミに会いに行った”という台詞。きっとあの瞬間に、既に運命は決まっていたんですね。確かにジピョンが自分の存在をカミングアウトしようと思えば、いつでもできた状況。そんななか15年ぶりにウォンドクと再会し、大人になったダルミに興味を抱いたジピョン。

あと1年、いや1日でも早くジピョンが動いていれば、運命は変えられたはず。ドラマが伝えたいメッセージが最終話でしっかりと響き、思わず納得してしまいました。

1話から最終話まで、中だるみなく見れたドラマは久々かも。テンポよくストーリーが展開していくので、ぐんぐん引き込まれていきました。

また16話では、カメオ出演として俳優のヨ・ジングが登場!実はドラマに登場するAIスピーカーの声を担当しているのも、ヨ・ジングなんです。ずっと声だけの出演だったので、最後にご本人登場となりファンには嬉しいサプライズとなりました。

 

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