WATCHER(ウォッチャー) 13話・14話 あらすじと感想

WATCHER(ウォッチャー)


WATCHER(ウォッチャー)왓쳐 2019年放送 tvN 全16話

第13話視聴率4.156%

えぱたさん

第13話あらすじ

CH建設会社会長の息子の誘拐犯は、刑事キム・ガンウク(イ・ジェユン)に殺されました。ハン弁護士 (キム・ヒョンジュ) を殺そうとし、ヨングン (ソ・ガンジュン) の父親キム・ジェミョン (アン・ギルガン)を殺し、賄賂帳簿のSDカードを奪い去った覆面男、刑事パク・チャンへは、負傷し入院しました。ヨングンは2人の履歴を調べ、2人とも勤務中の事故や病気で入院し、6カ月の休暇の後に署に戻っている共通点を見つけます。

ハン弁護士の元夫ユン・ジフン弁護士は、監査チームを訪問し、挨拶します。
「パク次官 (チュ・ジンモ) の弁護を担当することになりました。…人間性はどこから来るのでしょうか。動物とどこが違うのでしょうか」

弁護士ユンに会うため、警察官らに連行され、オフィスに来たパクと話すチグァン(ハン・ソッキュ)
「帳簿とチャン社会について教えろ」
「チャン社会の人間は、法律を犯す悪い犯罪人を捕まえるんだ」
「それで、指を切って殺すって?」
「殺され、埋められた奴らがどんな人間か、刑事で知らない者はいない。それが1年と刑務所に入ってはいない。警察庁と検察庁が釈放するからだ。ヨム長官のような機会を利用するだけの奴を捕まえずに、なぜオレを捕まえる?」

ユンは拷問され親指を2本とも切られた後、米国へ行き、精神治療を受けていること、メキシコにも行っていることを、チョ刑事 (パク・ジュヒ) は突きとめます。

「母親の事件の調査をしていた時のことを教えてくれ」とヨングンはハンに言います。「母親の洋服から犯人の唾液らしい成分が検出されたが、少量で、ヨングンの証言により、ジェミョンが逮捕され、その証拠は忘れられた。しかし、鑑識の技術が進み、少量でも身元確認できると聞き、洋服を家に持ち帰った」「それを亀に取られた?」その覆面男とは…その場を去り、マスクを取ると、キム・ガンウク刑事でした。

亀に手先に使われた2人の刑事キム・ガンウクとパク・チャンへが、ハピネスクリニックで治療を受けたことを知ったヨングン。ハピネスクリニックが閉鎖したことを探し当てます。閉鎖後は医療記録が地方自治体に行くと聞き、調査すると、医療記録をユンが保管していると知ります。医療記録を取りに来たヨングンを、ユンは暴力団に襲わせ、拘束します。ハン弁護士をも拉致し、拘束します。2人の写真を送り、「パク次官を3時間以内に釈放しろ」とチグァンに要求します。チグァンはチョに「ヨングンのスマホを追跡し、そこへ向かえ」と命じます。

パク次官はチグァンとの取り調べ中に、高血圧の薬を飲み、苦しみ出します。「押収した麻薬の破片を混ぜた。ヨングンの母親を殺したのは誰だ?」とチグァンは言います。

第13話感想

今まで何回か出てきていて、あまりよく注意していませんでしたが、ハン弁護士が時々情報を得るために連絡したりしていた、「お金好き」さん、いったい誰なんでしょう。ハン弁護士が元夫のユン弁護士から得た情報をチグァンに渡したため、危険にさらされた時にも、その人からメッセージが来ていたような。それこそ、元夫さんのことかなくらいに思っていましたが、別人のようです。

元夫がハン弁護士を拉致しに来た時に、机の下に隠れて、一生懸命にSOSのメッセージをチグァンに送っていて、机の間から覗き込むところ、心臓に悪いです…。

元夫ユン弁護士は、例の事件がトラウマになってしまい、テラピーを受けたり、海外に行ったりしたようですが、克服できず、麻薬中毒になってしまったようです。

チグァンが証拠捏造して逮捕したパク次官でしたが、話を聞くと、どうやら本当にクロのようです。「チャン社会は良いことをやっている。悪いことをしても、警察庁と検察庁の人間が間にいれば、1年と牢屋に入ってはいない」と、口が軽いです。

法律があっても、正しく機能していないのでしょう。そういう社会では、真面目にやっているとバカを見るのでやってられないと思い出し、独自のルールで制裁を加え出すというのはあるのでしょう。実際にも、外国でそういう話を聞いたことがあります。警察官の制裁部隊。現実離れしているとも言えない、ドラマです。

第14話視聴率5.520%

えぱたさん

第14話あらすじ

ハン弁護士とヨングンを拘束するユン弁護士は、「パク次官を釈放すれば、チャン社会が報酬を払うと約束した」と言います。

麻薬の作用に苦しむパクに解毒剤を見せて、「帳簿はどこだ?」と迫るチグァン。パクは息絶え絶えに、「ゴルフバッグ」と言います。「亀は誰だ?」

ユンに電話するチグァンは「お前の計画は失敗した。逃げろ」と言います。解毒剤を注射され、搬送されるパク。

ユンは逃げ、公衆電話から電話し、「ジャンクスクラップ工場」と指令を受けます。ユンがボックスに残したスマホを発見したヨングン。電話があり、「ジャンクスクラップ工場に行け」とのこと。チグァンに報告すると、チャンに援軍を頼み、踏み込み、関わっていた暴力団を逮捕します。

ゴルフバッグの中にあったパクのネームタグの中に、帳簿のSDカードを発見したチグァン。

セヤン地方警察庁ヨム長官を訪問する、本部の高官らしき者。一行が去った後、チグァンはヨムに、パクの携帯電話を見せ、「帳簿を見つけました。これでチャン社会や亀を特定できます」と言います。ヨムは「誰も一緒に捜査はしない。本部も協力しないだろう」と言います。チグァンは先程の高官が不倫して子供をつくり、横領している写真を見せます。「1人ずつやっていくんですよ」去り際に、「あなたの名前は帳簿にありませんでした」と言います。先程の男に電話するヨム。「不倫して子供つくっているんですって? それを隠しているとは。大変でしたねぇ」

警察庁に若い女性を見かけ、声をかけるヨングン。チャンがカフェで会っていた女性と気づきます。「お父さんは忙しい。一緒に来て、待ちましょう」と監査チームのオフィスへ誘います。離婚した理由がチャン宅に強盗が入ったこと、その時に娘が家にいて、指を切られ手術しつけたことを聞き出します。

回想…。「亀は誰だ?」とパクに尋ねるチグァン。必死の息で、チグァンの耳元にささやくパクが言った言葉は、「チャン…、へリョン」

娘はチャンに「イケメン刑事に声をかけられた」と言い、話した内容を言うと、チャンは去ります。ヨングンに電話し、「話がある」とチャン。自宅に向かうと、「お客さんよ」と迎える妻。末の娘に絵本を読み聞かせていたヨングンは立ち上がり、「全部、思い出した」と。

回想…。必死に息を殺してバスタブに隠れるヨングン。カーテンを開けて、「オレを見たことを忘れろ。母親のようになりたくなければ」と言うチャン。雨の降るその晩、刺された母親のそばに立っていたのは、びしょ濡れのチャンでした。

第14話感想

やはり仮説が的中しました。チャン・へリョン役、ホ・ソンテさん、役にぴったりです。悪役としての怖さ十分、そして罪に手を染めてしまった動機の発端が、自分の家族にされたことの復讐からだったということで、家族への愛情を隠し持っていそうなタイプ。同情の余地はありますが、どうやって追い詰められていくか、残り2エピソードの中で最後の悪あがきがあるか、注目したいと思います。

悪役が決定しましたが、警察庁次官パク・ジヌ役のチュ・ジンモさん。どこか普通のオジさんのようなタイプで、憎めない雰囲気があります。笑顔が可愛い。チャン社会や誰が亀か、バラしてしまって、ドラマの中心付近に近い人物として、ユン弁護士が復讐のために病室に侵入した時も、指を切られずに済みました。

今さらながら、ハン弁護士役のキム・ヒョンジュさん。美しいなぁとしみじみ。大胆で単独の怖いもの知らずの行動をして、ヒヤヒヤさせてくれますが、トラウマをいまだに抱えているので、事の前後の見境がつかなくなったりする弱い面も見えて、共感できました。しかし、個人的感想としては、殺人犯との乱闘はなくていいです。

元夫のユン弁護士役パク・フンさん。最初に警察庁に来て挨拶した時には、優しそうな性格良さそうな表情で、正体がバレて、復讐者の顔に変わる場面、圧巻の演技でした。それでも、麻薬中毒者らしく、情に脆そうなところの表現が良かったです。

セヤン地方警察庁長官のヨム・ドンスクも、次官とグルで悪者かなと思っていましたが、今のところ、最年少の女性長官、SNSのフォロワー40万人?とかで、悪事より名声ということでしょうか。

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