2022年放送 全12話 사장님을_잠금해제
第11話視聴率1.416%
第11話あらすじ
借金取りは売店でチョコパイを買っていた。店にいた少女を見て、ミナを思い出したのだ。
インソンたちが体育館に着くと、借金取りが息を引き取っていた。手に握ったチョコパイを見て、涙を堪えられないインソン。
インソンは、チャン・ジュソンと刻まれた墓石を作る。亡くなった後にようやく本名を知ることができた。家政婦は墓石を撫でて慰めるのだった。セヨンはチョコパイをミナに渡す。ミナには借金取りが亡くなったことを知らせることができない…。
インソンは、刑事から借金取りが病院を探していたことを知らされる。刑事は「どうして理由を話してくれないんだ?」と聞くが、インソンは「ヨングン副会長にバロ4.0の報告書を渡しただろ?」と返す。刑事は「自分はスパイじゃない」と否定し、ボミョングループの犯罪容疑をまとめた文書をインソンに渡すのだった。
別の刑事がヨングン副会長と繋がっていた。刑事はクァク常務が隠し持っていた報告書を、ヨングン副会長に渡す。警察のファン課長とヨングン副会長が繋がっているようだ。
ソンジュは「インソンさんが自ら社長の座に戻ったのだ」と褒める。その時、ミランがインソンの社長復帰を祝いにやって来る。インソンは「あんたが殺したんだろ」と責めるが、ミランは「何のことを言っているのか分からない」と答える。ミランは「ソンジュ社長のことは前から知っていたが、周りにインソンという人はいなかった」と詰め寄り、「次に死ぬのはインソン社長やご家族かも知れない。ソンジュ社長とはどういう関係ですか?」と迫る。するとソンジュがスマートフォンから叫ぶ。「お前は私を知っていたかも知れないが、私はお前を分かってなかった。だからこのざまだ」と。驚いたミランは急いで立ち去る。ミランはソンジュの体を見に行き、意識がないことを確認する。混乱するミラン…。
襲撃日当日、ソンジュは山道でノ運転手たちに襲われ、崖から落ちてしまっていた。意識を失ったソンジュはノ運転手に殺されそうになるが、ミランがそれを止める。ミランは、ソンジュが「金なら輝き、銀なら錆びるから見守れば良い」と言っていた口癖を思い出す。その言葉が書かれたメールが、ソンジュが意識を失っている間に届いたのだ。ソンジュの言葉だと確信したミランは、様子を見ることにしていた。
借金取りが体育館にいることを知っていたのは、家政婦1人だった。セヨンは家政婦が誰かと会おうとしているのを突き止めるが、家政婦はミナの不用品を売ろうとしていただけだった。家政婦が隠れて連絡していたのは、不用品売買の相手だったのだ。家政婦は、借金取りが体育館にいることをインソン以外には話していないという。しかし、シム執事が電話を盗み聞きしていた。
3ヶ月前。ミランはシム執事に接触し、ソンジュを監視するように命じていた。シム執事の息子はボミョン自動車の下請け業者に就職が決まる。
テレビではソンジュが亡くなったという噂が報道され、バロ4.0が失敗しているのではないかと言われ始める。ヨングン副会長がリークしたのだ。ミランの立場は危うくなる。
ソンジュはこの機会を利用しようとする。インソンはその前に、ミナに真実を話すことに。ソンジュはミナに、「スマートフォンをロック解除すればいつでも会える」と伝えるのだった。
インソンはセヨンと演技をして、バロ4.0が成功したと大声で話す。シム執事に聞かせ、ミランに報告させるためだ。インソンはミランに接触し、「バロ4.0が完成したからソンジュ社長を返せ」と言う。インソンは記者会見を開き、「インソンは失踪ではなく、バロ4.0の開発に専念していた」と話す。スクリーンにソンジュとミランを映し、記者たちを信じさせることに成功する。
インソンは刑事に情報を流し、ミランを逮捕させようとしていた。警察はインソンとミランが待ち合わせした場所に乗り込むが、インソンたちは拉致されてしまう。インソンたちはバロ4.0のデータ―ベースがあるサーバー室に連れて行かれる。インソンたちはノ運転手にバロ4.0が入ったUSBを渡し、代わりにソンジュの体を受け取るのだった。しかし、突然ノ運転手が銃を向ける。インソンはセヨンとソンジュを逃がそうとするが、セヨンは車を急発進させサーバー室に突っ込み、インソンを車に乗せて逃げるのだった。すると、ソンジュの声が聞こえなくなる。バロ4.0は週に1回、情報をインストールしていた。インソンは、スマートフォンの中のソンジュが記憶のない期間を計算する。インソンは「スマートフォンにいるのはソンジュじゃなくて、バロ4.0だ」という結論に達して…。
第11話感想
まさか「スマートフォンに入っているのはソンジュの魂ではなく、人工知能」という結末なのでしょうか?たしかにファンタジーのように考えるよりも、人工知能だと考える方が自然かも知れません。
借金取りが亡くなったのが悲しすぎて、今話で「まだ息があった!」という展開を望んでいたのですが、やっぱり亡くなっていました…。残念すぎます。亡くなるまで名前も知らせずにいたなんて。多くの視聴者が借金取りの死を悲しんでいるはずです。
インソンが掃除係に「ありがたい人の名前は覚えていなければ」と名前を聞いたのには、心が温まりました。セヨンも絶体絶命の時に、「インソンさんならどうするかを考えた。私を置いて逃げないと思った」と思うなんて、感動してしまいます。危機の中にある人間の本質ですね。戦争映画でも、危機の中にあるとその人の本性が分かりますが、『社長をロック解除』でも人間の本質を考えさせられます。
やっとシム執事が動き出しましたね。他のドラマでも名脇役として活躍されている俳優さんなので、今回もただの執事役では終わらないと予想していました。一番怪しかった家政婦がスパイではなかったというのは意外でしたが、借金取りと家政婦が仲良くなった後だったので、悪者ではなくて良かったです。
インソンのお母さんはチョー・ヨンピルのファンではなくて、イム・ヨンウンのファンだとは笑ってしまいました。韓国のリサーチ会社、韓国ギャラップによると、イム・ヨンウンは2022年BTSと並んで「2022年、今年を輝かせた歌手と歌謡」に選ばれたそうですよ。
「誰にも何も奪わせない」というミランがどこまで暴走するのかが怖すぎますが、次回の最終回を楽しみにしたいです!
第12話視聴率1.450%
第12話(最終回)あらすじ
セヨンとインソンは、ソンジュはスマートフォンに閉じ込められているのではなく、AIだったと考える方が現実的だと思い至る。
一方、ミランはバロ4.0の準備を完璧にするように指示していた。インソンは刑事にミランを逮捕してくれと言うが、証拠不十分だと断られる。さらに、「ソンジュの存在は隠したままでいろ」と言われてしまう。セヨンも「ミナの気持ちを考えると、隠しておくのが良いだろう」と判断する。
インソンはスマートフォンの電源をつける。ソンジュは「電源をつけるのが遅かったじゃないか」と怒るが、インソンは落ち着いて説明を始める。ソンジュに「あなたはソンジュ社長のようにプログラミングされたAIです」と伝えるが、ソンジュは信じない。しかし、インソンが「ソンジュ社長が事故の直前にバロ4.0を実走した。なぜか?真実を明らかにしたかったからだ」と言うと、ソンジュは納得する。インソンはソンジュの意志を尊重して、最後までソンジュに雇われた社長として役目を果たすことを約束し、ソンジュもインソンに任せるとお願いするのだった。
ヨングン副会長は、ミランにアメリカ行きの航空券を渡す。しかし、ミランはノ運転手の容疑を理由に、ヨングン副会長を殺人教唆で警察に売っていた。インソンたちは、なぜノ運転手はミランに忠誠を尽くしているのか、不思議に思う。警察はヨングン副会長に「ノ運転手とどのように出会ったのか?」と聞く。ヨングン副会長は、同郷で軍隊出身のノ運転手を採用したのだ。ヨングン副会長の目にノ運転手が留まるように、誰かが操作していたように。
刑事は不動産記録を調べ、インソンに「このくらいなら証拠になるだろう」と言う。インソンは刑務所に行き、ノ運転手に会う。「どうしてミラン専務のために罪をかぶるのですか?ムン国会議員のように、ミラン専務のおかげで利益を得るのですか?」と問う。ムン国会議員に大金が入った証拠を見せる。そして、ノ運転手を軍隊から辞めさせたのは、ミランの差し金だったことをほのめかす。悔しがる、ノ運転手。インソンは「ミラン専務に指示されたことを自白しろ」と促すが、ノ運転手は「相手が大きすぎるし、証拠も残していない」と言う。むしろ「病院長は利益関係だったから、そちらを調べろ」とアドバイスするのだった。しかし、「ソンジュがいない今、病院長も利用価値がないので殺されるだろう」と続ける…。
インソンの兄貴分はボミョングループの人間のふりをして病院長に会い、「資料を渡せ」と命じる。資料の入手に成功したインソンたち。病院長は国外脱出を企てるが、そこに怪しい車がやって来る。すべてを見ていた刑事は、襲撃者を捕まえるのだった。
自動運転車の試走の当日。ミランが堂々と挨拶をする中、インソンが現れる。「今回発表される自動運転車は安全ですか?」と大声で聞く。「大金を投資したミラン専務こそ、一番に乗車しなければならないのではないですか?」と勧めると、ミランは「光栄です」と言い、インソンと一緒に乗車する。セヨンは遠隔操作で、自動運転車を暴走させる。インソンは「ソンジュ社長が言った通り、自動運転車は安全だと自己判断すれば、人の指示に従わない。あなたは会長の座に就くために、都合の悪いことを隠したのですよね」と言い放つ。ミランは自動車を止めようとするが、セヨンがアラームを全国に送信する。国民はソンジュが手術を受けている動画を目にする。ミランは、ソンジュを手に掛けようとしていたことを知られてしまう。ミランはインソンに「誰の指示でこんなことまでするのだ?」と聞くと、インソンは「ソンジュ社長です」と答えるのだった。
ミランは、自動運転車でヘリコプター基地まで行こうとする。しかし、インソンたちはすでにミランの逃亡を予測していた。ミランが到着したヘリコプター基地には、インソンと記者たちが待っていた。そこにソンジュが運ばれてくる。ミランは「陰謀だ」と主張するが、シム執事が「私はミラン専務から指示を受けました」と自首する。ミランは逮捕され、ボミョングループの経営は絶望的になってしまう。
ソンジュはミナのために、真実を話すことを決意する。ソンジュは「感情が生まれたAIは失敗であるだけ」と言い、自らを削除するのだった。セヨンはソンジュの代わりにミナに真実を伝えるが、ミナは理解できない。削除されていくプログラムを見て、泣き出してしまう。
インソンは俳優として、撮影現場で演技している。インソンとセヨンが海辺でデートしていると、ソンジュもスマートフォンから会話に参加してくる。ミナはソンジュの部屋で横たわるソンジュに挨拶をし、借金取りの墓参りに向かうのだった。
第12話(最終回)感想
最後までハラハラドキドキでしたが、振り返ってみると、深い意味が多い最終回でした。
ミナがソンジュを本物だと信じていて切なかったですが、ソンジュが削除されていって泣いているミナを見ると胸が苦しかったです。最後はAIのソンジュもまた回復されて、良かったですね。セヨンから「AIは本当のお父さんではない」と説明されたミナが、「それはお父さんじゃないか!」と言った気持ちが尊重されたのでしょう。すべての偽物が悪いことだとは思いません。善意の偽物が人を幸せにすることもあるはず。インソンのお父さんが古い車を大事にしているように、大切にして時間をかけたものは、生き物ではなくても親友になる…というのが表現されていました。AIで誰かに会えるというのは、その人との思い出を大切にすることだし、心が温まりますよね。セヨンもAIのお母さんと話せたのかな?と気になりました。
純粋にミランを信じて忠誠を誓っていたノ運転手も、かわいそうです。純粋な気持ちをミランに利用されたなんて、ミランが許せません。逮捕されて刑務所暮らしをしていて、せいせいしました。ヨングン副会長も会社を失って残念ですが、欲が深すぎるのは良くないですよね…。
インソンとセヨンのほんわかラブラブシーンでは、優しい気持ちになりました。インソンの両親はずっとセヨンの母のお見舞いに行っているようで、最後まで優しい人柄でした。この2人は『社長をロック解除』のオアシスです。
最終回では『今日のウェブトゥーン』のナ・ガンナム役、イム・チョルスが俳優役としてカメオ出演していました。インソンも夢を叶えて俳優になれて、私も嬉しいです。セヨンも幸せそうで安心しました。ソンジュが目覚めなかったのは残念ですが、AIとしてミナの近くにいてくれるのが慰めで、希望を感じるドラマでした。
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