軍検事ドーベルマン 군검사 도베르만 Military Prosecutor Doberman 2022年放送 tvN月火 全16話
daisySSさん |
第5話視聴率7.928%
第5話あらすじ
6年前、交通事故を起こしたチャ・ホチョル会長の車に乗っていた娘チャ・ウイン(チョ・ボア)は生き延びた。起訴されていたノ・ファヨン(オ・ヨンス)は、当時検事だったヨン・ムング(キム・ヨンミン)と手を組み、起訴はあやふやに処理され、チャ・ホチョル会長の死で、IMディフェンスまで手に入れる。
大型ローファームをもらってノ・ファヨンに協力したヨン・ムングに会社を任せる約束を既にしていたノ・ファヨンは、6年前から息子を軍隊にいかせる計画だった。
ノ・ファヨンの指を見て記憶を思い浮べたト・ベマン(アン・ボヒョン)は混乱。軍をやめる前にチャ・ウイン(チョ・ボア)を訪ね、両親が亡くなった事件に関して触れます。ノ・ファヨンが犯人、、、ト・ベマンの命を奪わなかった理由は、アリバイを作るためだったと語るチャ・ウインの言葉に沈黙。ウインも事故で生き残ったことを彼に正直に話します。
しかし、ト・ベマンは「明確じゃない過去の記憶にとらわれて生きるつもりはない」ときっぱり、ウインに協力する意志がないことを伝えると、軍を辞めます。軍検事を務めた経歴から大手ローファームに就職することができたト・ベマン。
ノ・テナムが起こした事件は彼が入隊したことで、軍管轄となります。ト・スギョン(カン・マルグム)からノ・テナムとアレンの仲に亀裂が入ったことをしったウインは、初公判の準備を進める。ローファームで働くト・ベマンを訪ねたカン・ハジュンは20年前、ノ・ファヨンが起こした事件のことを語り始めます。
ノ・ファヨンとト・ベマンの両親がどのように関わっていたかまで詳細を語ると、「証拠が溢れていたけど、軍はすべての証拠を破棄。ト・ベマンのような軍検事がいたから」と加え、彼の話を聞いたト・ベマンは、再び両親の事件を捜査したヨム・サンジンを訪ねます。
「ベマン、犯人が誰なのかを教えてくれたのは、君だよ」と語るヨム・サンジン。「あのおばさんが、笑っていた」と指刺すと、ノ・ファヨンの人差し指の一部がないことを直接指で再現するト・ベマン。
これまで両親を殺した犯人、ノ・ファヨンのために働いていたことに気づいたト・ベマンは、荒れ、、、弁護士として働く今も、軍検事として働いていた時と同じように権力や財力のある人の弁護だけをしていることに、弁護士の仕事を辞めて、軍検事に復帰。
ノ・テナムの事件の初公判、ヨン・ムングは、薬物を使用すると記憶力や視力が低下することを上げ、証言台に立つハン・セナを攻撃します。ヨン・ムングの下で働かないと語っていたト・ベマンは、初公判が終わるとヨン・ムングと言葉を交わします。
再びヨン・ムングの下で働いているようなト・ベマンは、「次も裁判ではあのことを明かすことになりますか?」と語り、その言葉にヨン・ムングは悩む表情を見せます。
一生懸命に裁判を準備するチャ・ウインに対しては、結局裁判はウインが負けるとになると語ると、何かを隠している様子。次の裁判で、証言台に立ったのはノ・テナムの友人のアレン。すべては自分がやったと認めるアレンの言葉の後、ヨン・ムングは、絶対に誰にも知られたくないノ・テナムの秘密を明かします。
第5話感想
今話、再び軍検事に戻ったト・ベマン!
軍生活に慣れないノ・テナムは結局、騒ぎを起こしますが、彼が師団長の息子だと全員が知る部隊内で、特別な扱いを受けます。ハン・セナに対する性的犯罪の裁判は、ノ・テナムの秘密が明かされ、ト・ベマンの予想通りの展開へとなるようです。
性犯罪を犯したとして起訴されたノ・テナム、、、彼が誰にも明かしたくない秘密は、性的に不能の状態でハン・セナを犯すことはできなかったということでした。ストーリーの展開からすると、ト・ベマンがわざとヨン・ムングを刺激して、ノ・テナムの秘密を明かしたように見えました。
裁判結果に失望するウインに、「僕はこれからお前の犬になる。噛みつくと絶対に離さない犬」と語り、ウインと共に両親の復讐を果たす決心をしたことを明かしました。
軍隊内に存在する秘密組織?「愛国会(エグク会)」の存在が少しずつ正体を明かすことになるようです。20年前、ト・ベマンの両親が亡くなった理由もこの「愛国会(エグク会)」と関係があるのでしょうか。
疑問が多く残ります。これまではIMディフェンスを「愛国会(エグク会)」がコントロールするために、チャ・ウインの父を殺害したと思っていましたが、今話の様子からすると、IMディフェンスを手に入れたのは組織ではなく、ノ・ファヨンだったようです。
ノ・ファヨンをターゲットにするためにノ・テナムを罪なしにしたのだとすると、ト・ベマンはどのような計画を持ってノ・ファヨンの悪事を明かすために動き出すのか、第6話でオチがあることを期待します。
第6話視聴率8.666%
第6話あらすじ
ト・ベマンの予想通り、ヨン・ムング(キム・ヨンミン)弁護士の勝利。チャ・ウイン(チョ・ボア)は、過去検事だった頃を思い出させるウィンの発言に不快感を見せるヨン・ムング。
軍隊に復帰したト・ベマン(アン・ボヒョン)は、ノ・ファヨンを発見すると、再び軍に戻ったことを報告。両親の復讐のために戻ったことがバレないよう、カモフラージュ。裁判で自分の秘密が明かされたノ・テナム(キム・ウソク)は、ヨン・ムングがIMディフェンスの会長の座を手に入れるための行動だったと気づき、彼に怒りをぶつけます。
ウインのアジトに招待されたト・ベマンは、ガンス・ソリューションのカン・ハジュン(カン・ヨンソク)と協力し合う必要があると気づくと、不満そうな表情を見せる。一方のカン・ハジュンも、ト・ベマンに働くことに同じく不満。
チャ・ウインは調べた「愛国会」に関して説明を始めるト・ベマンにします。1970年に軍隊の内部で結成された組織で、勢力拡張に働き、代々国防部の長官に就任するほどの権力。愛国会に属する者のみ、権力を受け継ぐシステムで、現在は国防部の長官イ・ジェシクが組織のトップ。
組織内の主要なメンバーたちの調査が終わり、内部で起きている権力争いなども把握済み。軍人でもない弁護士ヨン・ムングも愛国会のメンバーになる予定だと知ります。
裁判の後、軍隊内でノ・テナム(キム・ウソク)の秘密を知らないものはいない。からかわれるようになったノ・テナムは、軍隊からの脱営を決心します。部隊に食材などを納品していた冷凍トラックのドアが開けられた状態にあることを知ったノ・テナムは、冷凍庫に隠れて軍から逃げる。
息子ノ・テナムが軍隊から逃げたことを知ったノ・ファヨンは、通常のプロセス通りに処理することを命令しますが、ニュースになることは避けるよう指示する。IMディフェンスの会長の座を手に入れたと安堵していたヨン・ムングは、ノ・テナムの脱営を知ると、あせります。ノ・テナムの問題を解決するためト・ベマンを利用するノ・ファヨン。
一方のト・ベマンへの復讐心に燃えるアン・スホを訪ねたト・ベマンは、「お前が怒りを向けるべき相手は、ノ・テナムだ」と、経緯を説明する。
ノ・ファヨンの命令で動くヨン・ムングは、ノ・テナムを探すようト・ベマンに命じます。大金が入ったバックを受け取ると、ノ・テナムが逃げたルートを把握したと、ヨン・ムングを安心させます。情報を共有することなく勝手に動いたト・ベマンへの不満を見せるチャ・ウイン。
「安心しろ!僕は約束した通り、今度は絶対に裁判でノ・テナムに有罪判決をうけさせる」と語るト・ベマン。その頃、仲間の車に乗って逃走中のノ・テナムは、国外に密入国することを考え、準備を進めます。
自分がノ・テナムを軍から逃げるチャンスを与えたことをウインに伝えるト・ベマン。彼の目的は「愛国会」のトップのイ・ジェシクがノ・ファヨンを後継者から外すこと。現在、イ・ジェシクから絶大な信頼を得ているの・ファヨンの立場を揺らす計画。
逃走中のノ・テナムを探すため、彼と一緒にいた仲間を捕まえると、ノ・テナムがどこにいるのかを質問します。全く答えようとしない態度にチャ・ウインは、彼の指を切り落とすといった過激な行動に出て、、、密入国する予定だと聞かされます。
船を利用して国外に出ると聞かされていたのとは違い、ノ・テナムは堂々と空港に。自家用機を使って国外に出国する予定で、彼のあとを追ってきたウインに発見され、空港内を逃げ回ります。その様子がインターネットを通じて流れ、、、イ・ジェシクの就任式に出席していたノ・ファヨンは、息子の脱営の言葉流れると、イ・ジェシクの顔を伺い不安な様子。
ト・ベマンに渡したお金の入ったバックがそのまま戻されたことから、ヨン・ムングは、ノ・テナムが逃げたことにト・ベマンが関わっていたと気づきます。
第6話感想
軍検事が登場することから、派手な裁判模様が描かれることを期待しましたが、正直、裁判中心でストーリーが展開される法廷ドラマではなかったです。
しかし、思った以上にアクションが登場し、見やすい展開を続けています。気になっていた軍隊内部に存在するカルテル(特権組織)の「愛国会」に関して明かされました。長年、軍隊内で権力を握る「愛国会」の次のトップの座を狙っている様子のノ・ファヨン。
そのためには、現在のトップであるイ・ジェシクの信頼を受け続ける必要があるため、息子ノ・テナムが軍から逃げた出来事が、彼女にとって弱点となるのか否か、少し緊張するエンディングを迎えました。
大胆にも自家用飛行機で国外に逃げる予定だったノ・テナムは、空港に現れたチャ・ウインにより逮捕され、軍隊内の刑務所に収監された状態。そこには、ト・ベマンからすべてを聞かされたアン・スホの存在があり、ノ・テナムにとって危機を迎えることになりそうです。
これまでト・ベマンの頭脳の優秀さが光るエピソードが登場しましたが、今話もト・ベマンが大活躍しました。「優秀過ぎて怖い人」だとト・ベマンを評価するチャ・ウイン、、、二人の間に亀裂が起きることなく、両親の死の真相を明かし、二人にとって明るいエンディングを迎えて欲しいです。
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