調査官ク・ギョンイ 7話・8話 あらすじと感想

調査官ク・ギョンイ


調査官ク・ギョンイ  구 경 이 2021年放送 JTBC土日 全12話

第7話視聴率1.8%

neroさん

第7話あらすじ

ケイの次なるターゲットがコ・ダム(キム・スロ)だと知ったク・ギョンイ(イ・ヨンエ)は、彼の行動から殺害方法を推測します。数日後に開催予定のロボット試演会でコ・ダムが市長選への出馬を表明すると聞き、その会場が舞台だと考えたギョンイ。ヨン局長(キム・ヘスク)に協力を仰ぐと、翌日コ・ダムの会社の前に小さな小包が。小包の爆発を受けて、コ・ダムは警備会社を一掃し、より警備の強化に努めます。

会場の至る所に仕掛けられたトラップを次々に解除していくギョンイ。一方、ケイことソン・イギョン(キム・ヘジュン)は、解雇された警備会社の職員を通じて、試演会の会場図面を手に入れます。

イギョンを会場におびき出す為、叔母のジョンヨン(ペ・ヘソン)をおとりとして使うことを考えたギョンイ。ジョンヨンに会ったギョンイは、姪のイギョンがこれまで犯した犯行について伝えます。しかし、ジョンヨンはそんなギョンイの言葉を信じようとはせず。姪の無実を証明したいジョンヨンの心理を利用して、自ら会場へ足を運ぶよう仕向けるギョンイ。ギョンイの計画を知らないイギョンは、助力者のゴンウク(イ・ホンネ)と協力して、コ・ダム殺害の計画を進めていきます。

一方、会場内のトラップをすべて解除したギョンイは、最後にコ・ダムが試乗予定の大型ロボットに起爆装置が仕掛けられていることを発見。一見何の変哲もないロボットに見えますが、金属と触れ合うことで摩擦が生じ、発火する仕組みになっているといいます。予定通り試演会が開催されると、それぞれの持ち場につくチーム員たち。ギョンイは警備員、ギョンスは清掃員、サンタはウェイター、そしてジェヒはCCTVを監視します。

そんななか、ウェイターに扮したゴンウクが会場へ入り、イギョンの指示通りとあるカートを会場へ持ち込みます。同じくウェイターの格好をしたサンタがそれを受け取り、持ち場へ。会場には大勢の観客が集まり、チーム員たちの緊張感が高まります。すると、サンタの目の前に置かれたカートの中から、小さなロボットたちが次々と登場。一斉にダンスを踊り出すロボットを見て、会場の視線は釘付けに。すると、会場内に佇む叔母ジョンヨンの姿を見つけたイギョンは、慌ててゴンウクにジョンヨンを避難させるように指示します。しかし、ジョンヨンに近づいたゴンウクに気付き、彼を追跡するギョンイ。

予定にないミニロボットの登場を不審に思ったコ・ダムはロボットから降り、次の瞬間、大きな爆発音と共にコ・ダムが乗っていたロボットが炎上します。パニックに陥る会場内で、裏口へ逃げていくコ・ダムの姿を追うジョンヨン。奥に進んだジョンヨンが目にしたのは、コ・ダムを攻撃するジェヒの姿でした。ジェヒらがコ・ダムを殺害し、その罪をイギョンに着せようとしていると考えたジョンヨンは、コ・ダムの懐から銃を奪うも、そこへ電話が。電話の相手がイギョンだと知り、動揺を隠せないジョンヨン。

同じくジョンヨンを心配したイギョンが会場へ駆け付けるも、そこに彼女の姿はなく。その頃、裏口から外へ出たジョンヨンは、イギョンが仕掛けたトラップによって倒れこみます。そんなジョンヨンの姿を見て、慌てて駆け寄るギョンイ。茫然とその場に佇むイギョンを乗せ、ゴンウクはバイクを走らせます。

一方、ジェヒに指示してコ・ダムを連れ去ったのは、他でもないヨン局長でした。気を失ったコ・ダムを車に乗せ、事故に見せかけて殺害するキム部長。その様子を隣で見ていたジェヒは、思わず顔を背けます。

第7話感想

ジェヒの裏切り?が判明した第7話。

ギョンイと共にヨン局長のもとでケイの行方を追うジェヒでしたが、次第に単独行動が目立つように。そして今回、ギョンイの連絡を無視してキム部長へ連絡を入れたジェヒ。どうやらジェヒは、最初からコ・ダムを連れ去るよう指示を受けていたようです。現場から運ばれたコ・ダムは男たちに薬を注射され、事故に見せかけて殺害されます。

ヨン局長の狙いは、連続殺人犯のケイを捕まえることではなく、ケイのフリをして本当に殺した人物を殺すこと?最初から不気味な雰囲気をかもし出すヨン局長でしたが、本当に恐ろしい人だと感じました。恐らくヨン局長がコ・ダムを狙ったのは、息子の市長選出馬の邪魔になると感じたから。自分の欲の為なら殺人にも手を染めるとは、、

一方、最後まで姪イギョンの無罪を主張したジョンヨンは、結局イギョンが設置したトラップによって命を落としてしまいます。ジョンヨンの危険を察して会場へ駆け付けたイギョンの姿が、何とも切なかったです。唯一の心のよりどころだった叔母が亡くなり、イギョンの行動に歯止めがかからなくなるのではと心配。

イギョンの叔母ジョンヨンを演じるペ・ヘソンは、現在放送中の「ハピネス」にも出演しています。個人的には「ホテルデルーナ(原題)」でのキャラクターが非常に印象的でした。様々な役柄をこなすペ・ヘソン、彼女の今後の活躍にも注目です。

第8話視聴率2.185%

neroさん

第8話あらすじ

ジョンヨンの葬儀が行われ、イギョンを捕まえる為ヨン局長が送り込んだキム部長らが警戒を強めますが、イギョンが現れることはなく。葬儀の様子を遠くから見守り、電話でイギョンへ報告するゴンウク。その頃、イギョンは叔母ジョンヨンとの思い出の地を巡っていました。

熱を出したサンタを看病するギョンイ。そんななか、ロボット試演会の会場でミニロボットが収納されたカートを引いていたサンタを不審に思ったギョンイは、彼の身辺調査を行います。しかし、名前を改名したのか以前の記録は表示されず、さらに携帯に登録されているのはギョンイを始め、調査チームの面々のみ。そんなギョンイに、サンタは自分の家を見せてやると言います。

生活感のない家の中からは、チーム員の名前が貼られた名刺や酒の空き瓶などが出て来ます。心が温かくなった瞬間を記憶して置く為、こうして保管しているのだと話すサンタ。さらにアルバムには、ギョンイとチーム員、そしてギョンイの夫ソンウの写真が。それを見たギョンイは、もう会うことはないだろうと伝え、家を後に。

ジェヒのチームは解散となり、残されたオ・ギョンス(チョ・ヒョンチョル)は調査Aチームに異動となります。肝心のジェヒは保険会社を辞め、ヨン局長のもとで働くことに。ギョンイのアパートを訪ねたギョンスは、今回の事件には不審な点が多いとし、一緒に調査をして欲しいと話します。

一方、ジョンヨンと一緒に訪れた食堂で、酒に酔って息子に暴力を振るう母親の姿を目にしたイギョン。するとイギョンは、店を出た母親を追いかけ、ビルの上から突き落としてしまいます。まったく表情を変えず、「わかった、叔母さんの言う通り私が皆殺す。」と呟くイギョン…。イギョンが無差別に人々を殺していると知ったゴンウクは、遺体を漢江に捨て、今度こそちゃんと復讐をしようといいます。ジョンヨンをあんな目に遭わせた相手を殺すのを自分も手伝うと話すゴンウク。そんなゴンウクに、それなら自分とゴンウクも含まれていると告げるイギョン。

息子のホ・ソンテ(チェ・デチョル)をソウル市長に当選させる為、対抗馬の女性候補を失脚させたヨン局長は、その票を手に入れようとジェヒを利用します。一方、ジョンヨンの死の真相が知りたいイギョンは、サンタのアカウントを使ってギョンイに接触をはかります。

約束の場所へ現れたギョンイは、お互いに知っている情報を交換することに。ジョンヨンが会場に現れたのは、姪のイギョンが殺人犯ではないことを証明する為だったと明かすギョンイ。するとイギョンは、コ・ダムを殺害したのは自分ではないと話します。イギョンを捕まえようとその場に現れたギョンスとサンタを警戒したイギョンは、ギョンスを攻撃して、店の外へ。ギョンスが怪我を負ったと知ってその場を離れたギョンイは、同じく店へやってきたジェヒと顔を合わせます。イギョンがすべてを知り、わざとジェヒが現れる時間を狙って自分を呼び出したと知るギョンイ。

自宅へ戻ったジェヒは、隠れて撮影しておいた映像を再生させます。それは、キム部長らによってコ・ダムが殺害される瞬間を捉えたものでした。そんなジェヒのもとへ、インターホンが。隣に住む小さな男の子が、両親が帰ってこなくて不安だと聞き、ドアを開けるジェヒ。しかし、そこに立っていたのは男の子ではなくイギョンでした!

翌日、ヨン局長に会いに行ったギョンイは、コ・ダムを殺害した理由について尋ねます。しかし、最後までシラを切る局長。ケイが局長を狙うかもしれないと忠告するギョンイの前に現れたのは、他でもないケイ(=ソン・イギョン)。「誰が誰を殺すって?」そう微笑むケイの首元には、ジェヒのスカーフが…。

第8話感想

ジェヒのスカーフを巻いたケイが、ギョンイの前に現れる!

自分が仕掛けた罠にジョンヨンがかかった原因が、ジェヒにあると考えたイギョン。ジェヒのもとへ向かったイギョンは、巻かれたスカーフで首を絞めつけます。殺人を何とも思わないイギョンに、思わず鳥肌が立ちました。ジョンヨンの死によって、やはり何かが崩れ去ってしまったイギョン。これまでは本当の悪人だけを選んで殺害に及んできましたが、なんだかもはや無差別の域に。

そんなイギョンを心配し、復讐を手伝ってやると話すゴンウク。この2人の関係もなんだか…。殺害という共通点で繋がる2人。するとイギョンは、ジョンヨンを殺した相手に復讐をするというなら、自分とゴンウクもその中に含まれると話します。ジョンヨンの死に責任を感じるイギョン。素直に悲しみを表現できないイギョンが、どこか可哀想な感じもしますね。

そして、本格的にヨン局長の配下についたジェヒ。そんなジェヒの裏切りに気付いたギョンイは、コ・ダムを殺した理由について尋ねます。しかし、ヨン局長がまさか殺すとは思わなかったと話すジェヒ。そんなジェヒに、ギョンイはイギョンが自分たちを殺さなかったのは、ジョンヨンが自分たちが死んで当然だと思わなかったからだと言います。そして、今となってはそれが正解だったかわからないと話すギョンイ。

果たして、イギョンに襲われたジェヒの安否は?全12話ということで、いよいよクライマックスに向けて動き出した本作。次回の展開も気になります。

調査官ク・ギョンイ 9話・10話 あらすじと感想

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