スタートアップ:夢の扉 1話・2話 あらすじと感想

スタートアップ:夢の扉


スタートアップ 스타트업 Start-Up 2020年放送 tvN土日 全16話 【韓国放送期間】2020年10月17日から11月29日

第1話視聴率4.387%

neroさん

第1話あらすじ

地味なスーツに身を包んだソ・ダルミ(ペ・スジ)は、トイレの個室に入ると、削れてボロボロになったハイヒールをマジックで塗りつぶす。ダルミが向かったのは、多くの人々の憧れ“サンドボックス”だった。サンドボックスは、「韓国のシリコンバレー」と呼ばれ、第2のスティーブ・ジョブズを目指す若者たちで賑わう場所。ホールではちょうど、スタートアップリレー講演会が行われていた。

壇上にはサンドボックスの創立者ユン・ソンハク(ソ・イソク)、SHベンチャーキャピタルのチームリーダーハン・ジピョン(キム・ソノ)、そしてスタートアップネイチャーモーニングの代表ウォン・インジェ(カン・ハンナ)の姿が。

質疑応答の場面で、ダルミは前の列の質問者のマイクを奪う。ダルミが自己紹介すると、どこかで聞いた名前だと首を傾げるジピョン。するとダルミは、インジェに向かって「これまで自分勝手な選択をしたことは?ソ・インジェさん」と尋ねる。実はインジェは、ダルミの実の姉だった。15年前、両親の離婚をきっかけに、姉妹は離れ離れに。父親の元に残ったダルミ、そして母親について家を出たインジェ。その後、姉妹の母親は再婚し、インジェは父の姓を名乗ることとなったのだ。

ジピョンはふと、昔世話になったホットドッグ屋の女店主チェ・ウォンドク(キム・ヘスク)を思い出す。両親がおらず、孤児院で育ったジピョン。孤児院を追い出され、行くあてもなくさまようジピョンを救ったのが、ウォンドクだった。

ある日、ウォンドクはジピョンに手紙を書いて欲しいと頼む。それは両親の離婚で姉と離れ離れとなり、元気のない孫娘に向けての手紙だった。孫娘の名前は、ソ・ダルミ…。ジピョンはウォンドクの言う通り、ダルミに向けて手紙を書く。差出人は、自分の名前ではなく「ナム・ドサン」と名乗ることに。ナム・ドサンは当時、最年少で数学オリンピックの大賞に輝いた少年として新聞を騒がせていた。

ドサンからのラブレターは、想像以上に効果があった。いつしかダルミは、ドサンからの手紙を心待ちにするように。文通開始から1年がたった頃、ジピョンはソウルの大学へ進学を決める。

講演会の後、久しぶりに再会したダルミは、インジェとカフェで近況を報告し合う。インジェから来週行われるパーティーに来るよう誘われ、思わず「ドサンと一緒に行く!」と答えてしまうダルミ。インジェと別れた後、ダルミは大口を叩いたことを激しく後悔する。バス停で一喜一憂するダルミを見て、ジピョンは「変な女だ」と呟く。ダルミに興味を持ったジピョンは、彼女が乗ったバスを追いかける。ダルミの後をついて行くと、そこには昔と変わらずホットドッグを売るウォンドクの姿…。

15年前、若くして投資の才能があったジピョンは、ウォンドクに内緒で投資を行う。800万ウォンだったウォンドクの口座残高は、1年で8000万ウォンに。ソウルの部屋を契約し、お金を下ろそうとするも、口座が解約されていた。ウォンドクの仕業だと考えたジピョンは、家を出る。しかし、ウォンドクは下ろしたお金をジピョンに渡し、「辛くなったらいつでもおいで。」と声を掛ける。

一方、事業家を目指すダルミの父ソ・チョンミョン(キム・ジュホン)は、SHベンチャーキャピタルの代表ユン・ソンハクから契約を告げられる。ソンハクから事業は大変かと聞かれ、「地面がコンクリートじゃなくて、砂場だったらいいのに」と答えるチョンミョン。

やっと夢を掴んだチョンミョンだったが、その日の帰り、バスのなかで息を引き取る。

第1話感想

スジとナム・ジュヒョク主演で贈る、若者たちの成長を描いたドラマ!

何気なく見始めた第1話でしたが、意外と面白くてビックリ。タイトルにある「スタートアップ」とは、大きな成長を期待できる企業を指す言葉だそうです。また、若者たちの青春の開始(START)と成長(UP)を表現しています。第2のスティーブ・ジョブズを目指す若者たちの、愛と青春の物語と言えるでしょう。

ドラマの舞台となる“サンドボックス”は、ソウルにあるノドゥル島がロケ地に。実際にノドゥル島にある、「サンアム文化備蓄基地」という建物が使われています。

第1話では、ヒロイン・ダルミの過去がメインとして描かれていました。同じく主演のナム・ジュヒョクの出演時間が、わずか数分。ナム・ジュヒョクを目当てに見ていたファンからすると、ちょっと物足りない結果になったのでは?もちろん、次回からの活躍に期待です。

それにしても、カン・ハンナ演じるダルミの姉インジェが、なかなか強烈でしたね。マジックで書き足したハイヒールを見たインジェは、ダルミに感謝を伝えます。あの日の自分の選択が、間違っていなかったと証明してくれてありがとう、と。ここでいう“あの日”とは、父親ではなく母親を選んだこと。確かに、財閥2世として優雅な暮らしを送るインジェは、勝ち組かもしれません。ただ、このままダルミが負けっぱなしという訳にもいかないので、姉妹対決の行方に注目です!

ダルミとインジェの父親役を演じたのは、俳優キム・ジュホン。最後のろれつが回らない演技は、あまりのリアルさに鳥肌が立ちました。

第2話視聴率4.285%

neroさん

第2話あらすじ

15年ぶりに、ダルミの祖母ウォンドクの店を訪ねたジピョン。帰り際、何かあれば連絡してとジピョンは名刺を渡すも、ウォンドクはそれを破ってしまう。

一方、姉のインジェに大口を叩いたダルミは、かつての文通相手ナム・ドサン探しを始める。そんなダルミを見て、ウォンドクは思わずため息をつくのだった。どうしてもインジェにだけは負けたくないと言うダルミを、なんとか説得しようと試みるウォンドク。するとダルミは、「私が負ければ、パパを選んで不幸になったことになる。私はパパと暮らして幸せだった。姉さんはそれを知るべき」と話す。

翌日、ウォンドクはジピョンの会社へ行き、ナム・ドサンを探して欲しいと頼む。

ダルミが勤務先のカフェへ向かうと、有名歌手のゲリラライブが行われるらしく、店の前には大勢のファンの姿が。パニック状態の店内で、ダルミは手際よく注文を受けていく。その日、ダルミのおかげで店は最高売上記録を更新!

後輩に15年前の新聞記事を渡し、そこに書かれたナム・ドサンという男を探すよう命じるジピョン。すると、どこかで見覚えがある名前だと言い…。実はドサンはこれまで何度も、ジピョンの会社に投資の件でメールを送っていたのだ。メールに書かれた連絡先に電話を掛けるも繋がらず、ジピョンは直接会いに行くと話す。

その頃、ドサン(ナム・ジュヒョク)は友人らと共に、自身が代表を務めるサムサンテックの事務所にいた。そこへ怒り心頭の様子でドサンの両親が現れる。「俺が投資した投資金はどうなった?もう1年だぞ!」と父ソンファン(キム・ウォネ)。慌てて今回開発したAIソフトについて説明するも、怒ったソンファンはバットを手に持ちドサンを追い回す。車の中からその様子を見ていたジピョンは、思わず頭を抱えるのだった。

ウォンドクに状況を説明したジピョンは、「ダルミがドサンを見つける可能性がゼロってことが、唯一の救いだ」と伝える。安心したのも束の間、ウォンドクのもとへダルミからナム・ドサンを見つけたとの電話が!事務所の管理費を稼ぐ為、ドサンが中古サイトに載せた記事をダルミが発見したのだった。

「あと30秒で着きます」というドサンからのメッセージを見て、胸を弾ませるダルミだったが、結局ドサンは待ち合わせ場所に現れることはなかった。

ジピョンはドサンに事情を説明し、文通相手のフリをして、明日行われるパーティーに参加して欲しいと頼む。謝礼として200万ウォンを払うというジピョンだったが、謝礼金はいらないとドサン。代わりにドサンは、サムサンテックをサンドボックスへ入れて欲しいと話すのだった。しかし、それは自分ができる範囲外だと事務所を後にするジピョン。

最高売上を記録したにもかかわらず、ダルミは正社員にはなれなかった。家に帰ると、ウォンドクが用意したブルーのスーツとハイヒールが置かれていた。翌朝、どこか元気のないダルミに、「あなたはコスモス、秋になればキレイな花を咲かせる。だから焦らないで」とウォンドクは伝える。

ダルミはスーツに着替え、パーティー会場へと向かう。その頃、ドサンはダルミが書いた手紙を目にしていた。そこには、「ドサン、あなたは私にとって素敵なオルゴールよ」という文字が。ふと何かを思い立ったドサンは、スーツを片手に美容室へと向かう。

会場には、真っ赤なドレスに身を包んだインジェが立っていた。その隣には、15年ぶりに顔を合わせる母チャ・アヒョン(ソン・ソンミ)の姿もあった。すっかり委縮したダルミは、思わずカバンで顔を隠す。そんなダルミのもとへ、スーツ姿のドサンが現れる。

第2話感想

ついに、ダルミが初恋相手のナム・ドサンと対面!

エンディングで登場したドサンは、これまでのボサボサ頭をキレイに散髪し、スーツ姿がキマっていました。やっぱりナム・ジュヒョクがカッコイイ~。ドラマの感想を見ている限り、どうやらドサン派とジピョン派で分かれるようです。まだ2話なので、今後どっちの男性がより魅力的に見えるのか期待ですね。

2話では、ドサンの家族や友人らも登場。ドサンの父親役には、演技派俳優のキム・ウォネが出演しています。カメラに映し出された物体をAIが自動認識するというソフトを開発したドサンでしたが、父親の顔面をカメラに映した時、「トイレ」と表示されたのが笑えました。そんな状況で、「父さんのおでこに照明が反射して白く光ってるからだ」と冷静に説明するドサン(笑)

そして、ドサンの友人としてキム・ドワンとユ・スビンが登場。ユ・スビンといえば、大ヒットドラマ『愛の不時着』で、ヒョンビンの部下を演じて話題となっていましたね。北朝鮮の軍人ながらも、韓ドラにハマる兵士役で登場していました。今回もどんな演技を見せてくれるのか楽しみです。個人的には、新人俳優のキム・ドワンの顔がタイプなので、こちらも注目です。

本格的にナム・ドサンが登場し、今後のストーリー展開がますます気になります。実際に手紙を書いていたのはジピョンということもあって、感性的にはジピョンに惹かれるのでは?とも考えてしまいます。果たしてダルミはどちらを選ぶのか。。

スタートアップ:夢の扉 3話・4話 あらすじと感想

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