チョコレート 초콜릿 (드라마) 2019年放送 JTBC 全16話
第13話視聴率3.804％
| えぱたさん |
第13話あらすじ
「どうしてあの日、来なかった…。待っていたのに」
「行けなくて、ごめんなさい」
食器を洗おうとするチャヨンのゴム手袋を取って、自分で洗い始めるガン。女性が食堂に入って来て、2人をじろじろと見てチャヨンに言います。
「あなた、ガンの彼女？ 私、ガンが好きだったの。ここは叔父さんの食堂よ」
ガンが飼っていた犬サムが子犬を産み、海と名付けたとのことで、ジョンボクおじさんの家に行くことに。病気で食欲がないという海に、チャヨンが特製の餌を作ってあげると、チャヨンの手からは餌を食べて元気になります。
「明日朝一番のバスでソウルに帰ります」
「もう少しだけオレといてほしいと言えば、自己中心すぎるかな」
「あの日、私は戻って来ると約束したから、今度は約束を守ります。トリュフの時は、約束を守れなかったけど…」
ホスピスではイェソルの母親が結婚式を挙げ、マイケルは遠い旅路へ。マイケルはスーザンにクイズを出し、マイケルの実母が作った様々な韓国料理のうち、「マイケルが好きなスジェビではないスジェビは何だ？」の問いの正解は、「オンシメ」だと、ハ看護師はスーザンに説明します。
ジュンの父イ・スンフンは、入院した病床のヨンソルを見舞い、話しかけます。
「実は、秘密があるんだ。ガンの父ジェフンが死んだ時、悲しかった思いは真実だ。だけど、一方で嬉しかった」
ガンの叔母が入って来て、言います。
「ヘミに全権力を渡すなんて酷い。私がやります」
喧嘩する2人の横で、薄目を開けて見ているヨンソル。
海は息を引き取り、ガンとチャヨンは子犬の墓をガンの母親の墓のそばに作ります。
「眠い…。とにかく眠りたい」
叔父さんの家に着いたガンは、ジュンがソウルから迎えに来たにもかかわらず、眠り続けます。チャヨンは布団をかけてあげ、隣りで横になります。
チャヨンはガンの幼少期に過ごした食堂で食卓を整えながら、匂いを確認しつつ、ギリシャでの出来事を回想します。
堤防の橋で夕陽を見るチャヨンに話しかけるガン。「美味しい物でも食べて元気をつけよう」と立ち上がるチャヨンの手を取って、言います。
「ギリシャに…、行かないことはできるのかな。チャヨンさん、あなたを好きになってもいいのかな」
第13話感想
ガンが去ろうとするチャヨンの手を取って、「チャヨンさんのことを愛してもいいですか？」と言ったシーン、素敵でした。亡くなった親友ミンソンに悪いという思いを克服して、やっぱりこの人が好きだと確認できて、少しシャイなガンにふさわしい告白シーンでした。2人の再会の素敵なシーンが、ガンの生まれ育った漁港の、綺麗な海岸の街でだったのも、脚本家さんの素晴らしい設定でした。最後まで来なくては、ドラマの設定が陳腐とか古いとかは判断できないです。
ガンが家族内問題でもう疲れて、母親と幼い頃に過ごした、全てを包んでくれるような懐かしい街で延々と眠り続けるというのは、分かる気がします。トリュフをあげることになっていたのに、それっきりになっていた、チャヨンとも再会できて、「この町で幸せに過ごすから放っておいてくれ」とジュンに言うガン。ジュンはガンがまだ知らない情報を2つ持っています。ガンがコソングループの正統な跡取りであること、チャヨンとガンの母親が同じデパート倒壊事故に居合わせたこと。これらがその後の展開にどう影響するのでしょうか。とにかく、ガンとチャヨンのハッピーエンドで終わるように願います。
チャヨンとガンがいい雰囲気になってきたと思ったら、「ガンに片思いだった」という女の子やチャヨンの弟テヒョンが、ちょうど良い (悪い？) タイミングで妨害してくれました。
ジュンがひとり海岸で海を見つめるシーンが、絵になりました。悲しそうな切れ長の目が素敵です。良い脚本があれば、ジュン扮のチャン・ヨンジュが主人公の、マジなドラマがあったらどうなるかしらと想像しました。
ワンコちゃんも良い演技をしていました。ワンコちゃんを演じさせる担当の人とかも、いらっしゃるんでしょうか。こういうシーンが少しあると、なごみます。
OSTの「You & I」は、ハ・ジウォンとユン・ゲサンのデュエットだそうです。
第14話視聴率4.215%
| えぱたさん |
第14話あらすじ
ガンは祖母ハン・ヨンソルの病床に立って、話します。
「ワンドに行って来たのか？」
「ワンドで暮らしたい。帰って来たくなかった」
「ならば、ワンドに帰れ！」
怒って叫び、ガンに枕を投げつけるヨンソル。
調房で料理するチャヨンに、「腹が減った」と食事を催促するガン。
「言ってくれたら、それを作りますよ」
「なるべく時間がかかるやつ」
麻婆豆腐を作り始めるチャヨン。
「それって、一番時間がかからないやつじゃない？ オレを好きになってほしいけど、チャヨンさんの答えがそうじゃなくても、怒らないよ。選択を尊重します」
ホスピスを閉鎖するとお達しがあり、もう患者を受け入れないようにと言う病院長。
ぺ看護師の父親がどなり込んで来て、娘の耳を引っ張って連れて行きます。止めようとしたガンは、ぶん殴られ、チャヨンはアイスバッグを作って冷やしてあげます。
ジュンは陶芸小屋にガンを呼び出し、「何か言うことはないか？」と言います。「焼酎を買って来る」と言うガンに「酒は飲まない」とジュン。それなら、「帰るよ」とガン。お互いになぜ争い合うのか、幼少期のことを回想していました。
ホスピスの中庭でギターを弾く若者。ハ看護師が注意すると、なんと、ハ看護師にその昔、片思いした7歳年下のミン・デシクでした。
ハ看護師はソネを家に訪ね、「病院長はボッサムキムチが好物だから作ってあげれば」と言います。ボッサムキムチを作ってホスピスまで行くソネは、「ここはどこだったか？」と徘徊し始めます。道端でウロつくソネを見て、イ・スンフンが病院長に知らせ、病院長がソネを探すと、橋の上で弁当をこぼして泣いていたのでした。
テヒョンが母親の住所を探し当てて、そのペンションに行ってみるチャヨン。さびれ、荒れ果てていて、通りかかった女性にチャヨンが「この人を探しています」と母親の写真を見せると、「詐欺師だ。このペンションのオーナーはこの女に全財産取られて、まだバス停で帰りを待っている」と言われます。バス停で会った男性にチャヨンは言います。
「おじさん、もうあの人を待たないでください。私も昨日まで待っていました。もう今日から待たない」
預金を引き出して先程の女性に渡し、チャヨンは言います。
「あのおじさんに渡してください。食事を抜かないで。また必要になったら、送金します」
第14話感想
今回のエンディングも、砂浜での夕陽の素敵なシーンでした。ドラマポスターのチャヨンがガンの少し前を歩く、あの場面です。
チャヨンの「これからする長い話、聞いてくれますか？」で始まる、初恋の人の話。終始、「その人」と言っていますが、ガンにはそれが自分であったことが、痛いほど分かります。何回チャヨンのことを誤解してしまっていたか…、冷たい言葉をかけてしまったか、それも辛いほどに身にしみてきます。
少し先を歩いていたチャヨンの初恋に始まった話を聞き終わったガンが、しばらく「しまった…。申し訳ない」という顔で、チャヨンを追い越し、ずっと遠くまで歩いて行ってしまいますが、その後ろ姿をチャヨンが悲しいような力を落とした表情で見つめます。振り返ったガンが、「これからは過去を忘れて、今日から新しく始めよう」と独白して、チャヨンに向かって走ってきてキス。感動的なシーンでした。
イ・ガン先生がやっとムン・チャヨンへの自分の思いを受け入れて、告白したところで前エピソードは終わっていましたが、今度はガンが「ワンドでの告白、…いや質問の答えは？」とチャヨンに迫ってくるほうになりました。「チャヨンさんの答えによらず、好きでい続けるけど」とぐんぐん押して来ます。ガンの性格がマイペースな感じで、告白をしたからと言って、その態度に劇的な変化があるわけではないのですが、しっかり、チャヨンと思いを合わせて、向き合ってくれるようになったという感じがします。
今思えば、ミンソンと付き合い始めて、親友のガンが初恋の人らしいと分かった時点で、チャヨンはミンソンに相談できたら良かったなと思いました。ミンソンも本当にチャヨンが好きなら、理解してくれたと思います。
OST No.10 は、ステラ・チャンの「その時その場所で」Right time and Right Place です。ハ・ジウォンとユン・ゲサンの歌声も。
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