星がウワサするから キャスト・相関図　あらすじ

星がウワサするから

별들에게 물어봐

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あらすじ

無重力状態の宇宙ステーションで勤務する人々の地球外での生活を描く。キャプテンのイブ（コン・ヒョジン）と、怪しいミッションを抱える招かれざる客コン・リョン（イ・ミンホ）による、新感覚のスペース・オフィスドラマ

相関図

出典：tvN

キャスト

主要人物

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コン・リョン 役　　　イ・ミンホ
700億ウォンの会社資金をつぎ込む宇宙観光客

MZグループという韓国最高の財閥家「婿候補」。 宇宙ステーションでの極秘の任務を帯びながら、ツーリストの立場で無事に行って戻れば、MZグループの一人娘でありMZ電子の代表である「チェ・ゴウン」と結婚する予定。財閥家の一人娘が彼の何に惚れたかって？

彼は少々荒っぽくて仕事にあくせく苦労しても「意思」と「目標」が明確だった。自分自身よりお金を大切に考え、お金より「義理」を大事にした 。ハンサムでよく食べ、よく争ってよく走り「健康」な男に映った。お金がなく、恐れもなく、コネがなく、余裕がないが「ギュッと」中身の詰まった男だ。お金に強いふりをせず、野望もあり、適当に擦れているせいか人間味がある。すぐに考えが顔に出る。いきなり不意打ちを食らう男とは思えない。

母親代わりの３人の女性たちのために一日25時間働く毎日を過ごしながら、たった一度さえも星空を見上げる余裕のなかった彼の今まで。それが宇宙に行けることに。チェ・ゴウンの父親チェ・ジェリョン会長の宿題として、のんびりと星を見に行く遊覧でもなく、恐ろしくまぶしい美しい地球を撮影する観光でもない。「impossible to possible!」、「不可能を可能！」にするため、チェ・ジェリョン会長は未知の宇宙旅行へ、700億ウォンでお膳立てした席に彼を座らせた。

宇宙飛行士の訓練を終えて地球を離れ、地球で所有していたすべてが0グラムになる。地球から400キロ離れた宇宙ステーションは重力がないため、ステーションで勤務する乗務員も観光客も皆重さがない。ショウジョウバエも0グラム、ショウジョウバエの人生を握って振り回す人間も0グラム。重力がないので上下左右もなく、地球で乱舞していた階級もなく。金持ちも0グラム。貧乏人も0グラム。すべてが0グラム。

彼の目標、彼の義理、彼の見栄、彼の健康、彼の野望までも0グラムになる。その0グラムの世界で「イヴ・キム」に出会った。

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イヴ・キム (Eve Kim) 役　　　コン・ヒョジン　　
MCC所属の宇宙ステーションのボス「遠征隊長」

マウス担当の宇宙科学者でエクスペディション3期の遠征隊長。誰よりも厳しく隙のないコマンダー（命令者）。彼女は一瞬たりともリラックスして暮らしたことがない。一言で言えば、恐ろしく賢いリケジョ・スタイルで、まるで軍人のようだ。容赦なく無駄なことはせず、刀かモノサシが歩いているようだ。彼女は今まで冷蔵庫にいて、出てきたばかりのような冷たい人。自分は司令官として隊員の命と安全を必ず守らなければならない義務がある。

イヴはもとよりパイロットや科学者たちは、共に宇宙で働くために皆苦労してきた人々だ。だから、自分のお金で数百億ウォンを支払って宇宙に来た、観光客に対する視線は歓迎のそれとは違う。大金をさらっと払えたということは、少なくとも財産が7兆ウォンを超えるという意味だ。そのような違和感は宇宙ステーションの空気を変質させる。

宇宙に来る前に受けなければならない過程もお金でごまかそうとし、ご立派な事業をするために忙しいという言い訳で、基本訓練もまともに履修していない。そのくせ、宇宙を自分の家のプールぐらいに思っているのか、ステーションの外で自分も格好よく宇宙遊泳したいと言い張る。そんな観光客は永遠に宇宙の迷子にして、追い払ってやりたい。宇宙遊泳は宇宙飛行士が軌道上で行うすべての作業の中で最も危険な作業だ。危険に陥った観光客を救うために、私たち宇宙飛行士も危険にさらされるのに。観光客ほど高い保険に入ってもいない、私たちが。

ただ、宇宙ステーションコマンダー（遠征隊長）の任期中に宇宙観光客の客がいないことを願うだけだったが、望まないことが現実となり若い男性が観光客として合流するという。韓国の男で財閥家の婿候補だとか。全く嬉しくない。

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カン・ガンス 役　　　オ・ジョンセ
ILS内のショウジョウバエ担当の宇宙科学者

冷静で傲慢。頭の回転が早いうえ、感覚は新鮮で、何かに集中する時はミスのない緻密さを持つ。しかし、その緻密さはあまり役に立たない。望む前にすでに与えられている人生。「お金」と「余裕」が満ち溢れている人生。

アメリカに本社を置く、世界で最も裕福なグローバル金融企業<ロイヤルバンク>オーナー家の次男。しかし、彼は突然、工科大学の神経生物学科に進学した。財閥2世という理由で、若く新鮮な頭脳を金儲けだけに捧げなければならない理由はないではないか。

チェ・ゴウンに会ったのは、普通の財閥家2世のように、家同士の紹介だった。もともと財閥家はみんなそんなもんじゃないか。好きな女と付き合う女と結婚する女は別という風に。そんな手順を踏んで、家の品位を適当に保ちながら結婚すればいいものさ。ところが、カン・ガンスはチェ・ゴウンに完全にほれてしまった。他の女性は全く必要なくなりチェ・ゴウンだけを見つめた。恋愛も、結婚も、全て彼女としたくなった。

ところが、とんでもないことになった。ゴウンにカン・ガンスがフラれ、しばらくして彼女の新しい恋愛ニュースが入って来た。それも飲み屋の女たちが育てた孤児だという産婦人科医コン・リョンと。カン・ガンスは冷静さを失わなかった。タイミングよくコン・リョンが観光客として、宇宙ステーションに乗り込んで来るという。身の程知らずには身の程をわきまえさせてやればよく、私の女は取り戻せばいい。最も強気で、恐ろしいほど完璧な計画で、静かに、緻密に。たった一度の「フック」でいい。

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チェ・ゴウン 役　　　ハン・ジウン
MZグループMZ電子代表

MZグループのチェ・ジェリョン会長の唯一の血縁。 美しくて賢く、きつくて、能力がある。チェ・ゴウンが推し進めて開発した、新製品の携帯電話が今年、世界市場を占領した。韓国の若い女性のロールモデルであり、韓国の全ての男性の理想のタイプではあるが、彼女自身は地球上に信じられる男性はいないと考える。

父親チェ・ジェリョン会長は、妻であれ子供であれ、自分の望む通りになってこそ満足する男であり、それに息が詰まった母親は早くにこの世を去った。チェ・ゴウンを暖かく抱いて大切にしてくれた、兄チェ・ドンフンも父親が望んだ事業を無理やり受け持ったが、事故で亡くなり彼女のそばからいなくなった。兄がこの世を去ると、企業を続けなければならない重圧感がチェ・ゴウンにのしかかり、その渦中に家同士で紹介された金融財閥の後継者で、宇宙飛行士であるカン・ガンスとも恋人に発展したが、最悪に別れた。

絶望した瞬間、彼女の前にコン・リョンが現れた。名前の通り大きく、攻撃的で、本能的で、ありのままの男性産婦人科医「コン・リョン」が現れた。飲み屋の女の母親が3人もいる孤独な人生、お金を稼ぐために恋愛なんてしたこともないという、生計に忠実な人生、私には生まれた時からセットされているすべてのものを裸一貫で成し遂げているコン・リョンは、世の中のどの財閥の後継者たちよりセクシーでかっこよかった。

コン・リョンが宇宙から帰ってきたら、彼と結婚するだろう。今は父の許諾が重要なように振舞っているだけ。彼は地球上で信じられる唯一の男。私は私が持っているすべてのものを彼と分かち合うつもり。

MCCの人々

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パク・ドンア 役　　　キム・ジュホン
MCCのベテラン宇宙飛行士

ラグビーのユニフォームを着た選手みたいに筋肉が厚く、運動選手のような男。3回宇宙ステーションに行ってきたIOUのベテランだが、ソウルMCCにスカウトされて勤務してきて、民間宇宙航空会社「スペースK」への転職を控えている。男らしく荒っぽく単純なところがあり、後にも先にも本能に忠実。彼は知る人ぞ知る浮気男である。

浮気しても許される外見を持っているが、ドンアは自分を恋愛主義者だと思っている。恋愛は宇宙飛行と違うじゃないか。宇宙飛行は一寸の誤差でも命を失いかねないから、ルールに忠実でなければならない。しかし、恋愛は正確過ぎれば面白くないじゃないか。誤差と不安定さがあるからこそ恋愛がさらに刺激的であり、そんな過程を経ながら本当の愛を見つけられるというのが彼の哲学だ。

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カン・テヒ 役　　　イエル
MCCのチーフ

韓国系女性としては初めてIOUスペースセンター副局長を歴任。世界的に有名な女性宇宙飛行士。今回のコリアモジュール設置プロジェクトで総括チーフになった。酸素問題、燃料問題、費用問題などを理由で宇宙ステーション参加国家の大多数が反対するために、遅々として進まずに数年の間引きずってきた「コリアンモジュール設置」プロジェクトに支援をして、一ヶ月で満場一致賛成を引き出し、翌年に直ちにコリアンモジュール設置を成し遂げた「女丈夫」。

宇宙飛行士がルールを守ることは、自分自身と仲間の命を守ることだと思う。ステーション内でルールを破る隊員には、それがどんな理由であれ寛容ではない。 女子、後輩としてではなく、隊員としてのイヴの能力を高く評価して大事にする。

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ドナ・リー(Dona Lee) 役　　　イ・チョヒ
MCCの「アツい」宇宙ドクター

「ミナ・リー」の双子の姉。元々IOU所属だったが、ソウルMCCがエクスペディション3期 宇宙飛行士の全般的なメディカルをチェックする宇宙ドクターとしてスカウトした。アメリカンスタイルで熱くて率直だ。言いたいことがあればすぐに言ってこそ納得するし、自分が欲しいものは堂々と主張する女性。「双子を利用した宇宙長期滞留が身体に及ぼす影響の比較実験」に妹のミナ・リーと共に参加中。

ミナ・リーは宇宙ステーション、ドナ・リーは地球で、毎日血液尿唾液などのサンプルを採取して冷凍する。実験で2人は寝る時間、食事、さらには寝ることを禁止する無欲生活まで、何から何まで同じように過ごしている。実は、ドナ・リーはこの実験のための修行生活で、素振りは見せなくても何気にストレスが溜まりつつある。

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ハン・シウォン 役　　　イ・ヒョンギョン
MCCのフライトオペレーションディレクター

韓国がついにIOU加盟国として加入し、ソウルMCCを創設して職員を募集するや、1番先に志願書を出した。軌道追跡など宇宙ステーションの運行技術を担当する。

宇宙飛行士が宇宙遊泳をする時は、カプコン管制センターで宇宙飛行士と主に交信を交わす役割を行う。MCCで最も鋭く光る瞳。誰かに聞かれるまではあえて自分が知っていることを話さない。反対に誰かに聞かれたら、堰が切ったように全部吐き出してしまう。

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マ・ウンス 役　　　パク・イェヨン
MCCのマウス実験パートナー

宇宙ステーションでマウスの生殖を実験するイヴ、イ・スンジュンとチームを組んで彼らの研究を地上でサポートする。いつもくたびれて体もよく洗わず、いつも口に何かをこすりつけていて、家にもほとんど帰らず、面倒を見てくれる男もいない。

ILSの人々

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ミナ・リー (Mina Lee) 役　　　イ・チョヒ
ILS内の植物担当宇宙科学者

ソウルMCC宇宙ドクター「ドナ・リー」の双子の妹。幼い頃から植物が好きだった彼女は、勉強しながらショッキングな刺激を受ける。2050年までに地球上にはおよそ90億人の人口が予想されるが、耕作可能な土地は減っているのが実情であり、全世界の食糧生産を2倍以上増やすためには、地球ではない他の所で食糧を栽培する必要があるというのだ。

ミナ・リーは、宇宙で人間にエネルギー源となる植物を栽培して、未来人類の食糧問題を解決しようという使命感を持つようになり、激しい競争率を勝ち抜いてMCCに入社した後、宇宙飛行士に選抜されてステーションに上がった。

小心者なので周りの顔色を伺うが、情が深くて人の面倒をよく見る。栽培しているサンチュやトマトの葉にカビが生えるのではないかと、いつも戦々恐々としている。夜間も心配で植物の横に寝袋を置いて、随時覗き見るのが習慣になる。だから、ミナ・リーはあえて寝室を持たず、あちこちに寝袋を移動しながら寝る。

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イ・スンジュン 役　　　ホ・ナムジュン
ILS内のマウス担当宇宙科学者

食堂の仕事をしている貧しい両親と暮らしていた。誰かが呼び鈴を盗んでベルも鳴らないみすぼらしい家で育った彼は出藍の誉れ、家の希望であった。

人間の限界に挑戦する、険しいテストを通過して宇宙飛行士に選ばれ「世界の最先端の実験室」である宇宙ステーションでマウスの研究をした。年次休暇は積み重なり、宇宙飛行士としての彼の経歴と給料は増えたが、貧民街から抜け出して小さな家一軒を用意するという素朴な夢は実現できなかった。成人になってから一日も借金がない日がなく、毎日借金は増えるばかり。 ホントに嫌になる、こんな地球は。

仲間たちは命をかけて宇宙に上がるたびに緊張するが、彼の胸は穏やかになる。自分にへばりついている家族が、毎日のように借金を増やしていく騒々しい地球から抜け出し、静かな宇宙に向かうのがそんなに気楽なわけではない。家族がいない静かな宇宙で熱心にマウス研究をして、そのお金を家族に送ることができるのが、それでも幸いだと思う。

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サンティアゴ・ゴンザレス・ガルシア 役　　　アレックス・ハーフナー　
IOUスペースセンター所属の宇宙飛行士

背の高いがっしりした体格に青い目。明るい金髪を軍人のように短く剃り、スマートで端正である。地球にいる美しい妻を毎日恋しがっている。優しいイ・スンジュンと親しく、観光客のコン・リョンにも心を許す。そんなコン・リョンから意外な頼みを受ける。宇宙飛行士として当然止めなければならないことであり、軍人の正直な名誉にもひびが入ること。だが、私は彼を助けてあげたい。

MZグループの人々

出典：tvN

チェ・ジェリョン 役　　　キム・ウンス　
MZグループ会長

私の財産？ わからないな、毎日変わっていくので。韓国人は皆んな私の会社の「車」に乗って、私の会社の「携帯電話」を使い、私の会社が開発した「薬」を飲んで、私の「病院」で手術し、私の会社が建てた「マンション」に住む夢を見る。韓国は彼の帝国であり、彼の娘ゴウンの帝国になるだろう。ふてぶてしくて鋭い目つきを放つ、名実共に韓国最高の財閥であり、宇宙産業にも巨額を出す大物。

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ナ・ミンジョン 役　　　ペク・ウネ
MZ病院小児青少年科医

霜柱の上にそそり立つような美人。高慢で涼しい表情が真冬の冷たい風のようで、同僚の医師たちもやたらに近づくことができない。そんな女性が小児科医だなんて。人々の本当の関心事は彼女の不幸。「MZグループ家のたった一人の嫁」。夫は亡くなり、子供もいない。せめて子供さえいれば、彼女の人生は違っただろうに。

世間の推測でしかなく、ミンジョンは不幸を表に出したことは一度もない。毎日忠実にガウンを着て診療室を守り、MZ家の嫁として公式的な日程も着実に品位を保って消化する。そんな堅実さゆえに、義姉のチェ・ゴウンも彼女を信じて頼る。

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コ秘書 役　　　キム・ギョンドク
MZ電子のチェ・ゴウン代表の秘書

影のように常にチェ・ゴウンのそばに存在する。チェ・ゴウンのパートナーとして、コン・リョンは役不足で気に入らず、カン・ガンスも以下同文。「秀才」と言われるほど賢かった彼は、熱望していたMZ電子に入社し、代表の秘書の座まで上り詰めたのに、チェ・ゴウンの気迫に押され、顔色をうかがうのに忙しい。

出典：tvN

チョン・イマン 役　　　イム・ソンジェ
MZ病院産婦人科教授

お腹が大きければ妊婦？ 実に紛らわしい。彼のそのふくよかな腹の中には、自身のすべての関心事、世の中のすべての知識が含まれている。一時、宇宙飛行士が夢だった彼は、数年前にIOUに志願したが、落選した。見た目はごついが、これでも金持ちの息子だ。金持ちの息子でも気さくで愛想がよく、食べることが好み、主な患者である40~50代のおばさんたちと隔てなく上手に付きえる。

飲み屋の女の息子だとか、母親が3人なのに誰が実の母親なのか分からないんだとか、同期たちが仲間外れにした一人ぼっちのコン・リョンが、挨拶一つも交わしたことのない私の命を救ってくれて、一言言った。「お腹の肉を落とせ」私はその日からこの子に忠誠だ。

コン・リョンの家族

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チ・ファジャ 役　　　チョン・スギョン　
コン・リョンの「一番強い」母親

3人の母親の中で一番上の姉。3人の母親の中で一番タフな義理派。男に傲慢に偉そうなことを言いながら、最後はいつも騙されて裏切られる妹たちを、目が覚まさせ駆り立て引っ張って「飲み屋の女は止めて、ジョン（チヂミ）屋の社長をしよう」と説得してここまで来た姉。飲み屋だけで働いて来て結婚が一度もできなかったのは同じだが、男が多い2人とは違って恋愛経験もたった一度。

心を与え、金を与え、体を与え、すべてを与えた男が去った時、男なんかが人生を救ってくれるはずもないとすぐに悟った。人生はもともと甘いワインでも香ばしいマッコリでもない、苦過ぎる焼酎ではないか。いくら飲み屋の女でもしっかりして生きなくちゃ、気を強く持って生きなくちゃ。妹たちを泣かせ、金を巻き上げた男たちを追いかけ、思い切りひっくり返し、涙と鼻水が出るほど叱り飛ばす。

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チャン・ミファ 役　　　チェ・ジョンウォン
コン・リョンの「楽しい」母親

母らしさ、父らしさというより、男らしさが一番暖かい。様々な苦労の末「チヂミ」で男性客を心から喜ばせる女性であり、ジョン（チヂミ）屋を一瞬で飲み屋のように変えられる熱い女性。3人の母親の中で最も多くの恋愛をし、裏切られたりもしたし、涙も漢江ほどに流したけれど、まだ男の胸に抱かれたい。歌がなくても、いつも腰とお尻を回しながらリズムに乗る。

歌が流れるとなく抑えきれないくらいに振ってオーバーヒート、中間を知らない。そのため、チヂミも焦がして食べるのが常。実際、ミュージカル俳優に劣らないほどダンスが上手で、歌が上手く、男性客に人気が高い。3人の中で「私が一番きれいで、胸もあって、人気がある」と思っている。

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チョン・ナミ 役　　　チョン・ヨンジュ
コン・リョンの「情の深い」母親

一緒の飲み屋にいた友人が子供を産んだが、それからいくらもしないうちに亡くなった。チョン・ナミはチ・ファジャとチャン・ミファに、私たちが嫁に行けるわけでなし、男の子一人も育てられないものか、せいぜい愛情を込めて育ててみよう、私たちは後でこの子に頼って生きようと説得。そうして、自分たちの戸籍には載せられない赤ん坊を育て始めた。それがコン・リョンだ。

年を取っては似合わない飲み屋はやめて、チヂミ屋を開いた。屈曲した人生らしく店の名前は「山戦水戦 空中戦」の「戦（ジョン・チヂミ）」だ。 

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