軍検事ドーベルマン 군검사 도베르만 Military Prosecutor Doberman 2022年放送 tvN月火 全16話
daisySSさん |
第11話視聴率7.473%
第11話あらすじ
すぐにも両親の死に関する真相を探りたいト・ベマン(アン・ボヒョン)、、、自分の正体がノ・ファヨンにバレたことを知ると問い詰めたい気持ちを抑え、交通事故で命を助けたことを感謝します。まだ、ノ・ファヨンに自分の計画を知られてはまずいト・ベマンは、気持ちをおさえ我慢。
赤いウィッグをつけて空港でノ・テナムを捕まえたのがチャ・ウインだと確信したヨン・ムングは、彼女の正体を公表すると彼女を脅迫し、IMディフェンスの会長に上るためにノ・ファヨンに内緒で、ワイロなどを渡してきた証拠を握るチャ・ウインも、すべてをノ・ファヨンに知らせると対立。
20年前、ホン・ムソプはノ・ファヨンに事件を担当する捜査官を説得するよう命じますが、ノ・ファヨン(オ・ヨンス)は説得する代わりに命を奪ってしまう。その時、犠牲になったのがト・ベマンの両親でした。このことを理由にノ・ファヨンはホン・ムソプを自分の味方につける。
ヨム・サンジンの調査で浮上した過去の事件。軍で使用されている手りゅう弾が爆発して訓練中の軍人が犠牲になった事件を調べたのはト・ベマンの父でした。ホン・ムソプは手りゅう弾の問題ではなく、訓練を受けていた軍人のミスとして事件を処理。
その後も同じ事件が起きると、軍に納品されている手りゅう弾に問題があることを公表しようと、IMディフェンスの会長のチャ・ホチョルとコンタクトを取り、彼の力を借りようとしたことが分かります。手りゅう弾に問題があることを隠すため、ノ・ファヨンはチャ・ウイン(チョ・ボア)の父を殺害する。
ト・ベマンはホン・ムソプを失脚させるためには、彼のパワハラ問題を公表し裁判へと持ち込む必要があると、シン下士官を再び説得するために動きます。まずは、下士官たちをゴルフのキャディーのように利用していた軍幹部のリストをマスコミに流します。
その後、シン下士官を訪ねると「過去、僕はお金と権力のために間違った選択をした。君とイ下士官には申し訳ないことをしたと反省している。こんなことが二度と起きないようにたたかう。許して力になって欲しい」と、本気を見せます。しかし、シン下士官はト・ベマンを信じることが出来ない。。。
ホン・ムソプの公邸でパワハラを受けながらも黙々と働いてきたシン下士官は、暴言と暴力が続くと、「兵士を奴隷のように扱うのも僕が最後」と語るとホン・ムソプをパワハラで告発。
陸軍の事務総長の任命を前にホン・ムソプのパワハラ事件が公表され、イ・ジェシクは怒りを爆発。ノ・ファヨンの命令で、ホン・ムソプの事件をト・ベマンとチャ・ウインが担当することになり、ホン・ムソプの弁護をヨン・ムング(キム・ヨンミン)が担当することになります。
警察と協力して裁判に必要な証拠を急いで集めるト・ベマン。同じくヨン・ムングも裁判の準備に励みます。
初公判、チャ・ウインが呼んだ証人が現れると、ヨン・ムングもホン・ムソプも難色を示す。証人として現れたのがノ・ファヨンだったから。。。
第11話感想
恐るべき人物、、、ノ・ファヨン!
今話、ト・ベマンの両親とチャ・ウインの両親を殺害したのがノ・ファヨンだと分かりました。彼女が問題を解決する方法は、殺人。チャ・ウインが軍検事に任命された時から彼女の正体を知り監視を続けてきたノ・ファヨン。
ト・ベマンの両親が誰なのかを知ったノ・ファヨンが、ホン・ムソプの事件をト・ベマンとウインに担当させた意図がありそうです。愛国会のメンバーたちが一人ずつ攻撃を受け始めることになったことと、二人が関係していることに気づいているはずが、ノ・ファヨンは現在のところは二人の命を奪うような行動には出ておらず、今話のエンディングでは、意外は発言をして証言台に立ち、ますますノ・ファヨンの考えが読めなくなりました。
過去、ヨン・ムングの下で働いていた頃の自分の過ちを本気で反省するト・ベマン。これまで態度を変えずト・ベマンを警戒し、彼に協力することを拒んでいたシン下士官がついに、ホン・ムソプと彼の妹のパワハラに我慢の緒が切れて、長年続いたパワハラ問題を告発し、第12話では裁判の様子を詳細に見せる展開になると予想します。
軍の幹部やその家族によるパワハラ問題は、数年前実際に起きた事件です。家政婦のように配属された軍人たちを扱い、ニュースになった記憶があります。ホン・ムソプの事件を担当することになったヨン・ムングも長年、法律を悪用して弁護士を続けてきた人物。ト・ベマンに対抗する弁論をすることになると思い、第12話への期待が高まります。
チャ・ウインを調べていたヨン・ムングはカン・ハジュンが彼女に協力していることを知ると、カン・ハジュンが経営する防衛産業の企業「カンス・ソリューション」が汚職事件と関係があるように仕立て、家宅捜査を受けさせます。
それだかではなく、カン・ハジュンに自分と手を組むよう提案するヨン・ムング、、、果たしてカン・ハジュンはチャ・ウインを裏切ることになるのでしょうか。
第12話視聴率8.742%
第12話あらすじ
初公判前、裁判の準備を進めるヨン・ムング(キム・ヨンミン)。ホン・ムソプにパワハラがあったのかの質問に対し、否定するホン・ムソプ。他に問題になることがあるかを尋ねる質問に対しても、何もなかったと否定します。
シン・ミンチョル下士官は、パワハラとは別のホン・ムソプの秘密をト・ベマン(アン・ボヒョン)とチャ・ウイン(チョ・ボア)に打ち明けます。毎週日曜日の夜、定期的な暴力を受けていたシン・ミンチョル。
「ストレスや怒りを解消するには暴力」だと語り、暴力を振るうと秘密を守るようお金を渡されていたことを話し、黙っていた理由を明かします。病気の子供の治療費が必要だったシン・ミンチョルは暴力に耐えるしかなかった。
初公判前、ホン・ムソプ、ヨン・ムングと裁判を担当することになった裁判官が一緒にいる姿を目撃したト・ベマンは、裁判の判決で負けることを予想します。裁判官がホン・ムソプ側に有利に裁判を進行させ、どんな証拠を提出してもホン・ムソプは余裕を持って対応。
ホン・ムソプの妹ホン・ギョンオクを取り調べるト・ベマンの叔母で刑事のト・スギョン(カン・マルグム)は、次々に彼女に証拠を提出すると、パワハラがあったのかを尋ねます。
パワハラはなかったと断言していたホン・ギョンオクは、軍を既に辞めたが過去同じ被害にあった元兵士の証言を聞くと、自分一人でパワハラをしたと認め、兄ホン・ムソプは全く知らなかったと話します。
初公判でこれまでホン・ムソプから暴力を受け続けたことを証言するシン・ミンチョル。しかし、ヨン・ムングは、過去の精神科に通ったことをあげ、シン・ミンチョルの自害だと主張し、ヨン・ムングの主張を受け入れる裁判官。
不利な状況で初公判が終わり、ノ・ファヨンに呼ばれてチャ・ウイン。「あなたが私に復讐したい気持ちはわかるけど、すべてを話せない事情がある」と語ると、裁判に関してある提案をします。チャ・ウインは、ホン・ムソプを必ず裁くためにノ・ファヨンの提案を受け入れます。
第2回公判、証言台に立ったのはノ・ファヨンではなく、彼女の下士官の。数年間続いたホン・ムソプから受けた暴力とセクハラの証拠をまとめて出席し、証拠を提出。これまでホン・ムソプ側についていると思われていた裁判官は、ノ・ファヨンの合図を受けると、、、態度を変え、裁判は軍検事側に有利に進められます。
約束とは違う流れに、暴力的だったホン・ムソプは裁判官に怒りをぶつけ、暴力を振るおうとします。彼を阻止したのはト・ベマン。3年の判決がされたホン・ムソプ。ノ・ファヨンの行動にヨン・ムングは彼女に反感を持ち始める。
亡くなったウォン・キジュンのパソコンから取り出したハードディスクを復元できないと語っていたカン・ハジュンは、密かにヨン・ムングとコンタクトを取ります。
一方、ノ・ファヨンの息子ノ・テナムは、仲良くしているアン・スホが銀行長の息子だと知り、彼を避けるようになりますが、自分の正体がノ・テナムにバレたと気づくと、暴力的になる。一方、一等兵の一人が部隊内で集団いじめにあっているのを目撃したノ・テナム。
ノ・テナムが所属する部隊に銃器乱射事件が発生、、、ノ・テナムの手に銃が。。。
第12話感想
ターゲットとなったホン・ムソプには3年の求刑が下され、女性下士官がセクハラ及び暴力を訴えたことで、愛国会でナンバー2だったホン・ムソプはパワーを失う結末を迎えました。
第11話のエンディングでノ・ファヨンが証言台に立ったように描かれましたが、実際に彼女がしたことはセクハラを受けたと打ち明けた部下を助けるために裁判を利用しつつ、ライバルだったホン・ムソプまで排除することに成功したエピソード。
どんなに証拠をそろえていても、裁判官が被告人の味方に立って裁判を進めるとなると、ト・ベマンもチャ・ウインにもできることがないことが、今話を通じて分かりました。
行動力があり判断力もある、、、人を動かす力まで持つノ・ファヨンを相手に、果たしてト・ベマンとウインは両親の事件の真相を暴き、ノ・ファヨンに法の裁きを受けさせることができるのか、本格的な戦いを前に、起きた銃乱射事件。。。
ノ・テナムが銃を乱射した犯人なのでしょうか。新たな事件が起き、緊迫する展開を迎えることになる第13話!!ト・ベマンとチャ・ウインの活躍を楽しみです。
一つ心配になる点は、ヨン・ムングの提案を果たしてカン・ハジュンがチャ・ウインを裏切る行為を取ったか否かです。ハードディスクの中に入っていた証拠は、ノ・ファヨンの犯罪を裏付けるもの、、、それがヨン・ムングの手に渡ったとすれば?
今話は法廷ドラマとして楽しめた一話でした。
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