悪の心を読む者たち 11話・12話(最終回) あらすじと感想

悪の心を読む者たち


悪の心を読む者たち 악의 마음을 읽는 자들 2022年放送 SBS金土 全12話

第11話視聴率7.3%

daisySSさん

第11話あらすじ

ひどいストレスが原因で交通事故を起こしてしまったソン・ハヨン(キム・ナムギル)。手術は無事に終わりますが目を覚ますことなく、クック・ヨンス(ジン・ソンギュ)はすべて自分に責任があると、自分を追いつめます。

女性が失踪する事件が京畿道で起き、類似の女性が姿を消した事件が起きたことから、捜査を始める警察。二人の女性に共通する点は、同じ職業を持つことのみ、、、事件を担当するパク係長は、犯罪行動分析チームに協力を求めます。

意識を取り戻して回復、リハビリ中のソン・ハヨンは、クック・ヨンスに辞表を提出すると、これ以上犯罪行動分析チームのメンバーとして復帰する意志がないことを伝えます。捜査協力を求められるも、ソン・ハヨンは入院中、、、クック・ヨンスが京畿道で起きた事件に協力することになります。

多くの殺人事件を起こした犯人、特にソシオパスやサイコパス達をと対面する過程で、彼らに共感する自分の姿に恐怖を持ち始めたハヨンは落ち込み。ハヨンは病院でボランティア活動をしている女性と出会います。彼女は、過去、ハヨンが犯人を逮捕した事件の被害者の母、、、「ごめんなさい」と謝るハヨンに、被害者の母は、「いいえ、刑事さんのおかげで娘が発見されました。感謝します。これ以上私のように大切な家族を失って悲しむ人がいないよう、力になってください」と感謝と励ましの言葉を伝える。

その後、ハヨンは退院を祝ってと語り、温かい焼き芋を彼女から受け取ると、一人病室で涙を流します。これまで電源をオフにしていた携帯電話を手に取ると、送られたメッセージを確認するハヨン。悩むハヨンは過去、自分が残したメモを見つけると、初心に戻り被害者とその家族のために頑張ろうと残したメモの通り、犯罪行動分析チームに戻る決心をします。

女性が失踪する前に最後にいた場所を訪れたパク係長とクック・ヨンスは、女性は文字通り「消えた」状態で全くの手がかりがない。。。本数の少ないバス停の前、バスを待つ女性を発見すると、通るバスが少ないことを伝え、車で送ると女性に声をかける男ウ・ホソン。親切でマナーもあり、車には犬と一緒に撮影した写真を飾ってあることから、女性が油断しそうになった時、バスが到着して、ターゲットにした女性を逃がしてしまう。

夜働く女性を呼び、その後彼女に暴行を加えた後、殺害。ウ・ホソンの殺人はとまることなく、最終バスを逃がした女性を発見すると、拉致して殺人。

女性が次々に消息不明となる事件が続くと警察では連続殺人事件だと断定して捜査を拡大します。捜査に加わったソン・ハヨンは事件の共通点に気づきます。バスを待つ女性を狙らった事件で、運転する車に無償で目的地まで送る手口を使って女性を拉致し、殺害したと予想します。

タクシーも通らず通るバスも少なく、監視カメラがない場所を特定すると、監視カメラを設置し、犯人像を特定するハヨン。その頃、殺害され埋められた女性の遺体が発見され、新たな被害者が拉致されます。拉致された女性は大学生で、、彼女のキャッシュカードでお金が引き出されたことを確認すると、銀行のATMの近くにとめられている怪しい車を発見。

道路上の監視カメラから犯人が運転すると思われる車の映像を探す警察は、女性を助手席に乗せて拉致する様子が映った監視カメラの映像を確かめる。

第11話感想

ゾッとするエンディング!

監視カメラの映像には拉致した女性を助手席に乗せて走る姿が確認され、、、最終話ではこの連続殺人犯を追うことになります。韓国犯罪史上、10人の女性を殺害した男の事件が、最終話で扱われる事件。暴行を加えた後殺害し、遺体を遺棄したこの事件は、大学生を拉致したあと殺害し、キャッシュカードを使ってお金を下ろしたことで、逮捕されたことになったようです。これまで登場した連続殺人犯とはまた少し違うタイプのサイコパス!

親切でマナーもよく、犬と一緒に撮った写真を車に置いたり、ぬいぐるみを車に置き、好印象を与えて、女性たちを車に乗せることに成功したようです。監視カメラもなく、タクシーもバスも通りがかりの人もいない場所、、、ここのバス停でバスを待つ女性をターゲットにした事件ですが、実際は夜のお仕事をする女性を誘って殺害するなど、様々な方法でターゲットとなる女性を見つけ犯行に及んだと知られています。

ソン・ハヨンが犯罪行動分析チームに再び復帰するまで、悩む姿が今話描かれました。彼自身の精神面のケアが全くされていなかったことが、心の重荷になったのでしょうか。被害者の母と交わした言葉から再び、頑張る勇気をもらった彼が復帰後に担当することになったのが女性失踪事件となりました。

実際に起きた事件を忠実に再現している点、、躍動感があって個人的な感想ですが、過去放送されたどの犯罪ドラマよりも完成度が高いと感じました。

第12話視聴率7.0%

daisySSさん

第12話(最終回)あらすじ

バス停で女性たちを車に乗せた犯人の姿を監視カメラで確認するも、映像が不鮮明で人物を断定できない状況。とめられていた車のナンバーから車の保有者が「ウ・ホソン、38歳」だと分かると、共同捜査中のユン・テグ(キム・ソジン)とナム・イルヨン(チョン・スンウォン)刑事が、整体師(マッサージ師)として働くウ・ホソンの職場を訪れます。

刑事の質問に冷静な態度で答えるウ・ホソンは、アリバイを伝え、ナム・イルヨンは彼のアリバイを確認します。レストランを予約した時間などは一致するも、警察が確保している監視カメラの時間とアリバイが異なることが確認されると、任意で取り調べに応じるよう求めます。

翌日、仕事がお休みだと伝えるウ・ホソンは、「今日は休んで、明日警察署に伺います」と答えると帰宅。一方、警察署ではウ・ホソンを逮捕する令状を待つしかない状況に置かれ。。。

翌朝、車が燃えたと連絡をしてきたことから、犯罪の証拠を消すために放火をしたとよむ刑事たち。取調室では冷静な態度で証拠があるのかを尋ねるウ・ホソン。パク・デウンは被害者女性の写真を彼にみせるものの、動じないウ・ホソンの様子を観察していたソン・ハヨン(キム・ナムギル)が取調室に現れます。自分と話したいなら、、、ただではなく水一本でも持ってくるよう話すウ・ホソンの態度に、「これまでとの犯人とは違うタイプ」だと心でつぶやくソン・ハヨン。

ウ・ホソンの自宅からは全く証拠が発見される、再度、被害者たちの写真を見せるパク・デウンに対して、コーヒーが飲みたいと要求するほどの余裕を見せる彼の態度、、、「誰が誰なのかわからない」と語るウ・ホソンの発言に、ハヨンは彼が真犯人だと確信します。

そんな中、ウ・ホソンのコートから血痕が発見され、被害者のものと一致するとのDNA結果が出ると、燃えた車の中から女性の口紅が発見される。ユン・テグ(キム・ソジン)の取り調べが始まる予定。その前に、ハヨンが一人でウ・ホソンと会話を交わします。ハヨンとの会話の後、ウ・ホソンはユン・テグの質問に答え始めます。

「人を殺すのに理由が必要ですか?人を殺したかったから・・・が理由」と語るウ・ホソン。これまで計画的に7人の女性を殺害したと語り、遺棄された女性たちの遺体を探し始める警察。ウ・ホソンは連続殺人事件の犯人として逮捕され、事件は解決します。

ソン・ハヨンは正式に第1期犯罪行動分析官となり、警監に昇進。

第12話(最終回)感想

今話に登場したウ・ホソンは、ソン・ハヨンがこれまで接したことのないタイプの連続殺人犯。自己愛が強いタイプの犯人だったようで、心理面でのハヨンとウ・ホソンのやり取りは短いながらもインパクトがありました。

事件を自供した後、サイコパスをテストする番組を見て、自分がサイコパスだと気づいたと語る犯人の言葉に、寒気が走りました。理由のない殺人、、、人を殺したいと思った理由で殺人が起きる現実が怖いですね。この事件も実際に起きた事件をモチーフにしたもので、女性を殺害した証拠が全くなかった状況、、、保有していた車と犯人の母の車を放火したことで刑事は、彼が真犯人だと確信し、証拠を確保するための捜査を進めたようです。実際に放火した車で被害者女性の物が発見され事件を解決する証拠となったようです。

第1話では犯罪者の心理や行動を分析して事件の捜査をすることがなかった時代。プロファイリングを通じて捜査を行う方法がどのように当時の警察、、、そして一般の人に伝わることになったのか、このドラマを通じて理解を深めることができました。

ソン・ハヨンが正式にプロファイラーとして就任するところで、このドラマが終わりました。他の犯罪捜査ドラマとは違い、プロファイラーとして一人前になるまでのストーリーを描きた点が興味深かったです。途中、精神的にめげて警察を辞める決心をしたソン・ハヨンは、被害者の家族のために犯人を逮捕し事件を明かすという使命を持ち続ける。

第12話で連続殺人犯と一対一で対面するシーンでは、これまでとは違いより専門性を持ったアプローチや自分の犯人への質問に確信がるような態度だったので、彼の成長を実感するエンディングでした。ソン・ハヨンを演じるカン・ナンギルの演技もすごく良かったです。

「科学は日々発展し、このように完全犯罪など存在しない、、、犯罪を犯した者は必ず逮捕される」と語るソン・ハヨンの言葉を、刑務所にいる受刑者たちが見つめる最後のシーンは、思った以上にインパクトがありました。

悪の心を読む者たち 全話あらすじと感想 キャスト・相関図 視聴率




【放送情報】

【アイリス(IRIS)】

●サンテレビ 2024/5/18 (土) 21:30~

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【奇皇后】

●BS松竹東急 全51話(2024/5/21から)月~金曜日12時から 字幕

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【太陽を抱く月】

●テレ東 全20話(2024/5/22から)月~金曜日8:15から 吹替[二] +字幕

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【ワン・ザ・ウーマン One the Woman】

●BS12 トゥエルビ 全16話(2024/5/23から)月~金曜日深夜27:30から 字幕

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【マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~】

●BSJapanext 全27話(2024/5/24から)月~金曜日19時から 字幕

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【カンテク~運命の愛~】

●テレビ愛知 2024/5/28(火) 09:30~

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【ブラボー私の人生】

●BS日テレ 全120話(2024/5/28から)月~金曜日15時から 字幕

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【愛の群像】

●BS11 全51話(2024/5/31から)月~金曜日14:29から 字幕

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