マウス 마우스 2021年放送 tvN 全20話
第17話視聴率5.392%
neroさん |
第17話あらすじ
幼い頃、バルムの家族を殺害したのは、何と一人目の被害者ソン・スホ。大人になったソン・スホがボクシングジムを経営していると知ったバルムは、ジムでスホを殺害。第一の殺害は、実は復讐殺人だったのです。
スホの母親と会ったコ・ムチは、アルバムを眺めます。その中には、幼いジェフン(のちのバルム)の写真も。母親に話を聞くなか、ジムで働く前のスホの動向について探るムチ。一方、ホンジュの家で連続殺人事件の資料に目を通したソン・ジウンは、ふとそこに映る第一の被害者ソン・スホの写真に目を止めます。「どこかで見覚えが…。」それは森のなかで襲われたジウンを救った、青年でした。
かつて母親とその再婚相手と一緒に住んでいた家へと向かったバルム。あの日、睡眠薬で眠らされたバルムは、目を覚ますと全く別の場所に。慌てて家へ帰ると、既に自宅は何者かによって放火された後でした。家の前で茫然と立ち尽くすバルムに気付いた近所の住民。すると住民は、ソン・ヨハンとバルムがもみ合いになった日、昼間ソン・ヨハンがこの家の付近に足を運んでいたと言うのです。さらに放火された家のなかから見つかった遺体は、全部で3体。末っ子ジェヒの遺体はなく、今も失踪状態だと言います。
ジェヒの行方を調べようと警察署を訪れるも、これと言った情報は得られず。そんなバルムの前に、ムチが現れます。ムチの手には、幼い頃のバルムの写真が。写真に映る少年について刑事に聞き込みを行うムチを見て、バルムは気が気ではありません。幸い、警察のデータにバルムに関する情報は残されていませんでした。ほっとする一方、誰が一体何の為に自分の身分を抹消させたのかと不思議に思うバルム。
ムチの話では、殺されたソン・スホの腕にも例の“OZ”のタトゥーが刻まれていたと言います。これを聞いたバルムは動揺を隠せません。
その足でダニエル・リーの事務所へ向かったバルムは、自分がソン・スホを殺害したのは、家族を殺された復讐心だったと話します。しかし、これに対して「家族への愛情ではない。自分の領域へ侵入した者への強い恨みだろう」とダニエル。家に戻り、バルムはOZの正体について考えを巡らせます。そんななか、ソン・ヨハンが死ぬ間際に何かを伝えようとしていたと思い出すバルム。しかし、肝心の言葉が思い出せず…。
翌日、バルムは事前にダニエルを自宅へ避難させて置き、わざとダニエルの事務所にOZの連中をおびき寄せます。しかし、あと一歩のところで男らの手に落ちてしまうバルム。家に戻ったバルムは、ダニエルから妹の写真を事務所に忘れてきたと聞き、再び事務所へ。するとそこで、偶然1台のスマホを発見。それはソン・ヨハンのスマホでした。
一方、ボンイはホンジュのマンションの前で、ジウンと顔を合わせます。犬の散歩を引き受けてくれたボンイに、食事を振舞うジウン。家に飾られた写真を見たボンイは、ジウンの息子がカン・ドクスに襲われた自分を救ってくれた少年だったと気付きます。しばらくして、その少年が他でもなく連続殺人犯のソン・ヨハンだと知り、愕然とするボンイ。
そんななか、チグクを殺害した男が車のなかで遺体となって発見されます。車に仕掛けられた隠しカメラを見つけたムチは、その映像を見て驚愕。そこには、殺害現場に次々と現れるバルムの姿が映っていたのです。
一方バルムはと言うと、かつて自分が憧れていた少年がソン・ヨハンだと知り、小学生の時の担任を訪ねます。ヨハンもバルムと同じく、誰かに尾行されているようだと訴えていたと担任は話します。部屋を出ようとした時、ふと教室の隅に置かれたケースに目をやるバルム。なかには、実験に使用されるネズミが。その瞬間、バルムはヨハンが最後に残した言葉を思い出します。「俺たちは…実験用のネズミだ…」
第17話感想
自分たちが実験用のネズミだと言って、息を引き取ったヨハン。ヨハンもバルムと同じように、幼い頃から誰かに監視されているような感覚を訴えていました。恐らく2人を尾行し、監視していたのは、“OZ”という謎の組織。組織の目的は、特別な遺伝子を持つ2人を観察すること。果たして、OZの背後に潜む黒幕の正体は一体…。
奇跡的に目を覚ましたチグクが殺されたのも、バルムが真犯人だと知っていたからでしょう。口封じの為に、殺されてしまったチグク。こうなってくると、国家レベルでバルムの命を救おうとした背景が見えてきますね。恐らくOZの正体は、大統領やその関係者ではないでしょうか。
前回、ホンジュのインタビューに応じたソン・スホの母親は、息子を亡くし悲しみに暮れる自分を救ってくれたのは、他でもなくソン・ヨハンだったと語りました。さらに17話では、カン・ドクスに襲われたボンイを助けようとしたヨハンの姿も登場。自分を救ってくれた少年がソン・ヨハンだと知り、衝撃を受けるボンイ。この流れだと、ハルモニを殺したのがバルムだと知る日も近いような…。
それにしても、ヨハンが善良な青年だったとわかり、ますます複雑になってきました。何の罪のないヨハンを死に追いやってしまった罪。。さらには連続殺人犯の濡れ衣を着せてしまった罪。。これは簡単に許されるようなものではありません。ソン・ヨハンの潔白が証明されればそれだけ、彼やその家族に浴びせれた心ない言葉の数々が胸に刺さります。果たして、ヨハンの汚名は晴らされるのでしょうか。次回の展開も楽しみです!
第18話視聴率5.479%
neroさん |
第18話あらすじ
ダニエル・リーの待つ家へと戻ったバルムは、以前誰かが、自分宛てにとあるメールを送信したと話します。そのメールにはソン・スホの住所が。恐らくその人物が、バルムの殺人本能を呼び覚ます為に仕組んだことだとバルム。バルムに首を絞められたダニエルは、自分が観覧車で襲われた日、ソン・ヨハンが自分を救ってくれたと明かします。黒幕の正体を探ろうとするバルムでしたが、そこへインターホンが。
玄関の前に立っていたのは、ホンジュでした。ホンジュの車に乗って、バルムの家を脱出したダニエル。
その頃、ドライブレコーダーに映るバルムの姿を目にしたムチは、当惑した表情を浮かべます。バルムの顔を見た瞬間、突然殴り掛かるムチ。騒動に紛れて、ムチのポケットから証拠品のUSBを持ち去るイ刑事。カン・ドクスらを殺した犯人がバルムだと騒ぎ立てるムチでしたが、肝心の証拠が紛失し、憤りを隠せません。
ホンジュの車で研究室へ戻ったダニエル。しかしそこには、例の組織と思われる黒ずくめの男らの姿が。結局ダニエルは男らに拘束され、どこかへと連れて行かれてしまいます。
バルムがイ刑事の家へ向かうと、そこにムチが現れます。またしても2人が共犯だと疑うムチ。そんなムチに、バルムはカン・ドクスを殺したのが自分だと明かします。ボンイの危機を察し、カン・ドクスを殺したと話すバルム。「罪は必ず償います。でも、チグクを殺した犯人を捕まえるまで、それまで待っていてもらえませんか?」バルムの言葉を聞き、ムチは何も言えなくなってしまいます。
ホンジュの息子を世話するヨハンの母ソン・ジウンは、マンションの前でホンジュの母親と名乗る女性と遭遇。その女性とは、ハン・ソジュンによって娘を殺された刑事ドゥソクの妻でした。ふと目を離したすきに、ホンジュの息子を抱いて姿を消すドゥソクの妻。その後、警察から連絡を受けて駆け付けたドゥソクは、幼い赤ん坊を抱く妻の姿を見て驚きます。赤ん坊を母親のもとへ返そうと話すドゥソクでしたが、パニックになった妻は通りへ飛び出してしまいます!次の瞬間、車に轢かれて倒れこむドゥソクの妻…。
一方、ボンイからソン・ヨハンが犯人ではないかもしれないと聞いたムチは、動揺を隠せません。改めて証拠品を確認するなか、1枚の紙の切れ端のような物を見つけるムチ。そこに記されていたのは、遺伝子検査研究所のマークでした。
何とかホンジュの息子は助かったものの、ドゥソクの妻は重傷を負ってしまいます。病院に駆け付けたジウンと顔を合わせたドゥソクは、妻が抱いていた子供が、ソン・ヨハンの子供だと気付きます。「ハン・ソジュンは結局、俺の家族を皆奪うんだな…」そう呟くと、ドゥソクは娘を埋めた場所を明かさない限り、赤ん坊の命はないと思えと言います。
翌日、バルムがやってきたのは幼い頃生き別れとなったジェヒのもと。そこでバルムは、ソン・ヨハンが最初から自分を犯人だと疑っていたと知ることになります。バルムがかつて、皆から恐れられていたあの少年かどうか、確かめたかったと話すソン・ヨハン。ジェヒの言葉を聞いたバルムは、愕然とした様子で帰宅。床に落ちた幼い頃の自分の写真を見て、バルムは涙を流します。
そんななか、犯人ともみ合いになった際、犯人の左腕を斬りつけたことを思い出すボンイ。バルムの家に向かうと、憔悴した様子でソファーに眠るバルムの姿が。その左腕には、刃物で斬られたような痕がありました。
第18話感想
次々と明らかになる真実。。
バルムの母親として登場したのは、かつてソン・ジウンと一緒にサイコパスの遺伝子を持つ子供を身ごもっていた看護師の女性でした。果たして、バルムとヨハンの過去に一体何があったというのでしょうか。
さらにバルムの犯行かと思われた、20年前の事件の真相も明らかになりました。一家が焼死体で見つかった事件。当初、バルムの尾行を行っていたソン・スホがバルムを殺そうとした彼の母親を殺害。さらにその現場を目撃され、バルムの養父をも殺すことに。クローゼットのなかに子供達がいたと知らなかったソン・スホは、家に火を放ち証拠隠滅を図ったのです。その時、運よく家を逃げ出していたジェヒだけは、無事に保護されることに。
ということは、もともとバルムはサイコパスながらも、自ら犯行に及ぶことはなかったんですよね。なんという運命のいたずら…。
そして、バルムの左腕に刻まれた刃物の傷痕。ボンイが事件直後に、犯人の左腕を斬りつけたと話した相手は、他でもなくバルムでした。恐らく、自分が犯人だとバレないように、その証言を隠したバルム。一方、事件の再捜査を行っていたムチもまた、バルムの犯行を疑います。いよいよクライマックスといった雰囲気になってきました。最後はどんな展開が待っているのでしょうか。楽しみです!
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