ホームタウン 7話・8話  あらすじと感想

ホームタウン


ホームタウン  홈타운 2021年放送 全12話

第7話視聴率1.326%

neroさん

第7話あらすじ

インタビューが行われる少し前、チェ・ヒョンイン(ユ・ジェミョン)の自宅を訪れていたチョ・ジョンヒョン(ハン・イェリ)。山奥の建物で、ジェヨンを見たとジョンヒョンは言います。そしてジョンヒョンは、ジェヨンに会った瞬間、彼女がここにいるのがもしかするとジェヨン本人の意志かもしてないと感じたと話します。「ジェヨンを探すなか、私の身に何か起こるかもしれません。そうなった時、刑事さんにはジェヨンが今も生きていると知っていて欲しくて。」

ヒョンインの家を後にしたジョンヒョンは、雨の中ジェヨンに関する情報提供を求める貼り紙を行うムンスク(ホ・ジョンウン)らと顔を合わせます。ムンスクに付き合って貼り紙をするなか、そこに書かれた心ない言葉を発見するジョンヒョン。

その足でジョンヒョンが向かったのは、ウ牧師(ユ・ソンジュ)がいる教会でした。実はジョンヒョンの店を襲撃した時に使われた石は、この教会の駐車場に敷かれた石だったのです。教会に通う人々を前に、「殺人犯の家族はこんな目に遭っても当然なのでしょうか。ジェヨンに対する憎悪は、本当に正しいのでしょうか。」と声を上げるジョンヒョン。そんなジョンヒョンに、ウ牧師はだまって街を出て行くようにと促します。

店に戻ったジョンヒョンは、テーブルに座る女性を見てジェヨンかと声を掛けます。しかし、そこに座っていたのは死んだギョンジュ。次の瞬間、ジョンヒョンは天井からぶら下がったロープに首を絡め、危うく窒息しそうになってしまいます。

何とか正気に戻ったジョンヒョン。翌日、ジョンヒョンはヨンタクらと一緒に新たな謎解き名所を訪ねます。人気のない建物に足を踏み入れたジョンヒョンは、薄暗い室内を見て不気味に思います。さらに廊下の壁には、無数の血の跡が。懐中電灯の明かりを頼りに、地下室へと降りていくジョンヒョンとヨンタク。そんな2人に近寄る、怪しい人影…。

不審な死をとげた所長の噂は刑務官らの耳にも入り、チョ・ギョンホに対する恐怖心は強まるばかり。そんななか、ヒョンインらによるインタビューが行われることに。決してチョ・ギョンホと視線を合わせてはいけないと忠告されていたにもかかわらず、思わず目を合わせてしまう刑務官。恐怖に震える刑務官でしたが、幸いその場では何も起こりません。

一方、ジョンヒョンらを拘束したのは、ヒョンインの義理の父イム・イングァン(チェ・グァンイル)でした。ジョンヒョンに名刺を渡すと、「私たちがこうして再び出会ったのも、あのお方のおかげです。」とイングァン。

店に戻ったジョンヒョンは、母親のギョンスク(パク・ミヒョン)に自分を養子に引き取った時のことを尋ねます。実はギョンスクは当時、ジョンヒョンとギョンホがいた福祉院で働いていました。さらに院長イングァンの娘が、ジョンヒョンをえらく可愛がっていたとギョンスク。ギョンスクが福祉院を辞めてから連絡は途絶えたものの、テロ事件の数日前、店に突然現れたというイングァンの娘。ギョンスクはふと、彼女がジェヨンの母親ではないかと考えたといいます。

その頃、インタビューの途中で急にヒョンインの妻の話を始めるチョ・ギョンホ。「あんたじゃなくて俺だった、彼女の最後は。」ギョンホの言葉に、思わず我を忘れて殴り掛かるヒョンイン!

再びジョンヒョンがヨンタクらの病室を訪ねると、そこには例の校誌を持ったムンスクが待っていました。最後のページに書かれていたのは、テープを逆さに聞けというメッセージ。ムンスクが複製しておいたテープを受け取ったジョンヒョンは、店のカセットプレーヤーにそれをセットします。すると逆さに巻いたテープからは、死んだギョンジンと思われる少女の声が。「私を殺したのはあんただ、チョ・ジェヨン。」

第7話感想

ジェヨンの母親は、死んだヒョンインの妻だった…?

ずっと謎に包まれていたジェヨンの母親の存在。それがまさかのヒョンインの妻セユンだったとは、、衝撃の展開となりました。

現時点ではまだチョ・ギョンホの言葉をうのみにする訳にはいきませんが、過去の映像でギョンホと一緒にいるセユンの姿が登場したことから、まったくの嘘とも言い切れません。セユンは自ら、故郷のサジュ市に戻りたいとヒョンインに言っていました。セユンの父親がギョンホのいた福祉院の院長だったことからも、2人の間に何かしらの関係があったことは確かです。それにしても、ギョンホの口から亡くなった妻の話を聞くこととなったヒョンイン。その心境を想像すると、胸が痛くなります。

一方、少しずつギョンホとの過去を思い出していくジョンヒョン。さらにジョンヒョンが予想した通り、白い布を被った少女はジェヨンでした!ジェヨンは家族を守る為に、自らヨンジン教にとどまっているように見えました。

また、第7話のラストには、ヒョンインと一緒にインタビューに同席した男性がビデオテープを確認する姿が登場。どうやらこの男性が4人目の犠牲者となりそうです。一体、いつまでこの連鎖は続いていくのでしょうか。

第8話視聴率1.277%

neroさん

第8話あらすじ

1985年、ソウルから妻セユンの故郷であるサジュ市へ引っ越して来たヒョンイン。仕事を終えたヒョンインを待っていたセユンは、以前福祉院で可愛がっていた兄妹の兄の方が昼間訪ねてきたと話します。どこか不安げに見えるセユン。すると、セユンはヒョンインが事故で記憶を失ったのは本当かと尋ねます。

昨日のインタビューの件を思い出し、ハッと夜中に目を覚ますヒョンイン。家の外から物音がするのに気付き窓を開けたヒョンインは、門の前に群がる無数の人々の姿にゾッとします。しかし、ヒョンインが家の外に出ると、人影は消えており…。

その頃、ヒョンインと一緒にインタビューに参加した男性は、無表情でテレビの画面を見つめていました。妻が寝室へ向かったのを確認すると、おもむろに立ち上がる男性。次の瞬間、幻覚に襲われた男性は手にした凶器で妻を殺害します。

翌朝、ヒョンインの家の前には大勢のマスコミの姿が。実はキム・ファンギュに対する拷問が、歪曲された形で記事となってしまったのです。しばらくは大人しくしているようにと言われ、憤りを隠せないヒョンイン。そんななか、ヒョンインは班長の机の引き出しから、1枚のメモを取り出します。

メモに書かれた住所へ向かったヒョンインは、インタビューに同席した男性が妻を殺害後、アパートの窓から飛び降り自殺を図ったと知り愕然。インタビュー映像を録画したテープに何か仕掛けがあると考えたヒョンインは、すぐさま教授のもとを訪ねますが、既にチョ・ギョンホの催眠(?)にかかった教授は聞く耳を持ちません。

一方、先日渡された名刺をもとに、イム・イングァンを訪ねたジョンヒョン。そんなジョンヒョンに、イングァンは今進めている事柄から手を引くようにと告げます。さらに自分と手を組めば、姪のジェヨンを見つけてやると話すイングァン。困惑するジョンヒョンに、イングァンは自分が知るヨンジン教の情報の一部を伝えます。それは、じき87年のテロ事件と同様に、世間を揺るがす大きな事件が起こる予定だというもの。

マスコミを避けてヒョンインが向かった先は、教会。実はテロ事件の後、しばらくの間この教会へ通っていたヒョンイン。そこでヒョンインはウ牧師から、奇妙なテープを見てから様子がおかしくなった両親を持つ、とある少年の話を聞きます。少年に話しかけたヒョンインは、例のテープがある少年の家へ。テープを再生してみると、そこへ少年の父親が駆け付けます。すっかり洗脳された様子で、ヒョンインに襲い掛かる少年の父親。

何とか父親の襲撃を回避したヒョンインは、怪我を負った少年を病院へ運びます。その後、駆け付けたウ牧師に少年を任せ、どこかへと車を走らせるヒョンイン。

一方、ヨンタクと一緒に、最後の名所である廃校となった校舎へ向かったジョンヒョン。その学校は、イム・イングァンの娘セユンが通っていた学校だといいます。薄暗い地下へと降りたジョンヒョンは、火が灯されて間もないろうそくを見て、少し前までここに誰かがいたと確信。慌てて外へ出ようとしますが、入り口が封鎖されていました。そんななか、どこからともなく聞こえる鐘の音。外に出れそうな窓を見つけたジョンヒョンは、椅子を動かして脱出を試みます。次の瞬間、うつろな表情でろうそくの火を周囲に点火させるヨンタク。ジョンヒョンを窓から外へ出したヨンタクは「このままだと俺はお前を殺すと思う。」と呟き、自ら火の中へ戻って行きます。

しばらくして、ヨンジン教の代理者チョン・ヨンソプ(イ・へウン)のもとへ1本の電話が。電話の相手がヨンタクの死、そしてジョンヒョンの逃亡を報告する様子を、隣にいたジェヨンに聞かせるヨンソプ。彼に電話を掛けてきたのは、ジョンヒョンの友人ミンジェ(キム・ジョン)でした。

第8話感想

次々とチョ・ギョンホの洗脳によって、正気を失っていく人々。。

ヨンソプとともに計画をすすめていたのは、なんとミンジェだったことが明らかに。87年のテロ事件以来、ヨンソプといいミンジェといい、未だにチョ・ギョンホの催眠が解けていないのでしょうか。さらにジョンヒョンとともに過去の軌跡をたどっていたヨンタクの死。ヨンタクは死を選ぶ前、ギョンジュらと同じように女性の幻を見ていました。このままではジョンヒョンを殺してしまうと考えたヨンタクは、自ら火の中へ。ヨンタクには最後まで、ジョンヒョンの傍にいて欲しかったです。。

前回、ヒョンインと一緒にインタビューの場に同席していた男性は、やはり妻を殺害。自らもアパートの窓から飛び降りて、命を絶ってしまいました。これも恐らく、チョ・ギョンホの催眠によるもの。既に催眠にかかった女性教授は、新たな同僚の男性教授を連れてギョンホに会いに行きます。もちろん同僚の男性もまた、催眠の餌食に。

次第に増殖していくチョ・ギョンホの息のかかった者たち。87年のテロを彷彿とさせる事件が起こることが予想され、緊張感が高まります。チョ・ギョンホとヒョンインの妻セユンの関係もまだ明らかになっておらず、クライマックスに対する期待が上昇。ここに来て、一気にスピードアップした感じがあって、ますます面白くなってきました。次回の展開にも期待です。

ホームタウン 9話・10話  あらすじと感想

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