韓ドラの鬼

ハッシュ~沈黙注意報~ 13話・14話 あらすじと感想



ハッシュ~沈黙注意報~ 허쇠 Hush 2020年放送 JTBC 全16話

【韓国放送期間】 2020年12月11日~2021年2月6日

第13話視聴率2.350%

neroさん

第13話あらすじ

デモ予告と書かれた記事によって、広場ではNO GAIN NO PAINのデモが行われる。しかし広場に集まったのは、たった6名の若者だった。ハン・ジュニョク(ファン・ジョンミン)が予想した通り、インターネットと現実世界の違いが如実に現れる。取材に向かったイ・ジス(ユナ)は、そこで若者たちに食事を配る母の姿を目にする。

広場に集まったわずか数名のデモ隊を見て、気を良くするアン代表。すると代表は、ジュニョクをパク社長の選挙キャンプにスカウトしたいと言う。マンションに帰ったジュニョクは、どこかへと電話を掛ける。

ジュニョクが電話を掛けたのは、スヨンの実弟だった。姉の死の責任が毎日韓国にあるとし、スヨンの弟が、パク社長相手に訴訟を起こす。記者会見の場で、姉の無念を語る弟だったが、NO GAIN NO PAINの動きも静まった今、なぜこのタイミングで?と疑問を抱くユンギョンら。そんななか、訴訟を受けて混乱する15階では、ジュニョクが手を挙げる。事実を認め、記者会見で社長直々に謝罪すべきだとジュニョクは話す。そこで辞任を発表すれば、逆に世論を味方につけることが出来るとジュニョク。

一方、そんなジュニョクの行動がいまいち信用できない秘書室長は、ジュニョクとジスの関係について言及する。報告を受けたパク社長は「室長の思い過ごしだ」と一蹴する。

デジタル毎日韓国のオフィスに現れたユン部長は、ギハを連れ出す。すると、ジュニョクが局長のスパイだと語るユン部長。一瞬考え込むギハだったが、続いて部長は、スヨンとジュニョクが男女の関係にあったようだと話す。そのせいでスヨンが自殺したのではないかという部長の言葉に、ギハは以前の件を思い出す。実はギハの妻は、ユン部長の元恋人だった。子供が出来たと言われ縁を切る部長だったが、廊下で涙を流す後輩社員を食事に誘うと、告白するギハ。ギハはお腹の子供が部長の子供だと知りながら、家族を守ることに決めたのだった―。

パク社長の謝罪記者会見を見届けたジュニョクは、車を走らせる。そこへ、毎日韓国の社員が別の言論社に、スヨンの死が他殺の可能性があると内部告発したというチラシ(悪質なデマ)が。チラシを見たジュニョクは、思わず舌打ちをする。

その日、ジスは昼間拾ったデモのスローガンを取り出し、そこに書かれた文句がまるで選挙演説のキャッチコピーのようだと話す。先ほどの会見は辞表ではなく、出師表の可能性があるとジス。それを聞いたギハは、回ってきたチラシを見せる。内部告発に関するチラシを見て、ジスはハッとする。スヨンの不倫相手がジュニョクかもしれないと話すギハの前に、ジュニョクが現れる!

皆の前で潔白を宣言したジュニョクは、ジスに話があるという。ジスに頼みがあると言うと、「お前の時間を貸してくれないか?」とジュニョク。ジスを車に乗せると、ジュニョクは海岸沿いに向かって、車を走らせていく。

朝になると、ジュニョクは食事をしようとジスを高台にある食堂へ連れて行く。そこは、かつてジスの父イ・ヨンミンPDの同僚で、ジュニョクの先輩が経営する食堂だった。特製のジャージャー麺を食べながら、「どこで何を食べようが、“誰と”食べるかが重要だ。先輩と食べたジャージャー麺の味が忘れられなくて、お前をこうして誘ったんだ」とジュニョクは笑う。

遅れて出社したジスのもとへ、ユン部長がやってくる。同じ頃、15階へ上がったジュニョクの前には、数名の男たちを従えた秘書室長が。

第13話感想

本格的に“何か”に向けて動き出したジュニョク。

スヨンの弟に毎日韓国を控訴するよう促したのは、他でもないジュニョクでした。NO GAIN NO PAINの動きが弱まったタイミングでの控訴に、思わず首を傾げるユンギョンらでしたが、きっとこれもジュニョクの策なのでしょう。一方、未だにユンギョンたちは、ジュニョクの本心を知らないまま。信じたいけれど、しきりに周囲から聞きたくない言葉ばかりが聞こえてきて、頭を抱えているといった状態です。

そして、ずっと気になっていたギハとユン部長の過去も明らかになりました!実はギハの妻は、ユン部長の元恋人だった…?ユン部長には、ユンギョンの娘と同い歳の息子がいることから、2人の関係が不倫関係だったことがわかりますね。

どうやらギハの妻のお腹には、当時ユン部長との子供が。結局、妻に告白したギハは、結婚と同時に仕事を辞めるよう告げ、今後一切連絡を取るなと部長に言います。部長は「あいつは妊娠して…」と言おうとしますが、その口を塞ぐギハ。なぜかそんなギハに、ありがとうと伝える部長。恐らく、自分の代わりに責任を取ってくれてありがとうという意味だと思いますが、この発言自体が本当にあり得ませんよね。。

これを受けて今までのギハの自宅での様子を振り返ると、双子の娘に接するギハが、切なくて切なくて…。涙が出てきます。一刻も早く、ジュニョクに皆の無念を晴らしてもらいたいものですが、さて今後の展開はいかに。続きもますます気になります!

第14話視聴率

neroさん

第14話あらすじ

謝罪会見の翌日、スヨンの死が自殺ではなく他殺の可能性があると記事が出ると、パク社長に対する非難の声が上がる。肝心のジュニョクとは昨夜から連絡が取れず、疑いの目はジュニョクへ。

ソウルへ戻る車のなかで、スヨンとジュニョクに関するチラシについて、実は自分も2人の関係を疑ったことがあると明かすジス。知らぬ間に、ジュニョクにはこうであって欲しいと、被害意識を強めていたのかもしれないとジスは話す。それはジュニョクも同じだった。局長に対して、ジュニョクは罪悪感など感じないで欲しいと思っていたのだ。

遅れて出社したジュニョクの前に、付属室の担当者が現れる。同じくジスの前にも、男たちを引きつれたユン部長の姿が。

これでジュニョクを陥れることに成功したと確信したユン部長だったが、すべてジュニョクの計画通りだった。ジュニョクは事前に、スヨンを殺したのがパク社長だというチラシを上げ、それに反論する記事を執筆。結局、ジュニョクの記事によって、パク社長に対する非難の声は終息する。ジュニョクは内部告発者を自分ではなく、ユン部長に仕立て上げたのだ。

CCTVで取調べの様子を伺っていたパク社長は、ジュニョクを部屋に呼び出す。あとはユン部長を追い出せば終わりか?と尋ねる社長に、実はチラシを広めたのは自分だと告白するジュニョク。それもすべて、社長の成功の為やむを得なかったとジュニョクは説明する。これに気を良くし、謝礼は何がいいかとパク社長。するとジュニョクは、社長の隠し金庫が見てみたいと話す。

一方、ジスを食事に連れ出したギョンウは、自分が局長のスパイだったと明かす。さらに金持ちの息子だというのは、全部嘘だと話すギョンウ。「悪かったな」と謝るギョンウだったが、ジスは謝罪の相手は自分ではないという。そして自分もまた、後ろめたい部分があったと語るジス。ジスがク記者を前にして、スヨンの死が自殺ではないと言ったのは確かだったからだ。その夜、ユンギョンらを前にジスとギョンウは頭を下げる。そんな2人を優しく受け入れ、「ジスが前に言っていたペンと飯の話だけれど、どれだけ高い料理を食べるかじゃなくて、誰かとどれだけ美味しく食べるのが大事だと思う」とユンギョン。

ジュニョクとユン部長を食事に誘ったアン代表は、“アジト”と呼ばれるジュニョクらの行きつけの店へと向かう。そこには、ユンギョンとセジュン、ギハ、ギョンウ、そしてジスの姿が。対立するユンギョンらとアン代表だったが、ジュニョクはアン代表側についてセジュンらを非難する。翌日、ジュニョクはアン代表と手を組み、パク社長の選挙キャンプに参加するというのだった。実は昨夜、アン代表があの店を選んだのは、ジュニョクの本心を探る為だった。もちろん、それに気付いたジュニョクは、わざとセジュンらに噛みつくような態度を取ったのだ。

皆が部屋を出るタイミングを狙って、社長室に財布を忘れたようだとジュニョク。一人で15階に戻るジュニョクを見て、パク社長はふと先日、ジュニョクに隠し金庫を見せた時のことを思い出す。慌てて引き返す社長たち。

その頃ジュニョクは、社長室で隠し金庫の扉を開けるのに苦戦していた。なんとか扉を開け、なかに入るファイルを手に取るジュニョク。そんななか、ユン部長とアン代表を引きつれた社長が戻ってくる。ソファーの前で財布を探すフリをするジュニョクを見て、安堵のような、複雑な表情を浮かべるパク社長。

再び部屋を出ようとした瞬間、金庫が隠されていた絵画が開いてしまう。

第14話感想

ラストの絵画が開くシーンは、何とも息を飲む展開に!

果たして、ジュニョクはどのようにして、このピンチを乗り切るのでしょうか。パク社長のファイルを持ち出したとバレれば、さすがのジュニョクもただでは済まされないですよね。せっかく社長とアン代表の目をそらし、同僚を裏切ってまで懐に入ったというのに…。

また、これまた怪しい動きを見せるホン・ギュテ。わざわざ局長室へ向かうと、ギュテはスヨンの死が他殺だというのは本当なのか?と局長に尋ねていました。スヨンの死とギュテの間に、一体どんな関係があるのでしょうか。

ジスは他殺と言っていましたが、本当に他殺かどうかも未だに闇のまま。こちらは最終回まで引きずりそうな予感です。

そして、ついにギョンウが自分が局長のスパイだったと告白しましたね。辞表を書くと言うギョンウでしたが、もちろんユンギョンが許すはずもなく。ドラマのなかで、事あるごとに「MADE IN〇〇」という言葉が出てくるのですが、ギョンウはユンギョンに育てられたから、「MADE INヤン・ユンギョン」なんです。こういう言葉の言い回しが、くすっと笑えて面白い。ちなみにジスは「MADE INハン・ジュニョク」。

時には家族よりも強い絆を持つ毎日韓国の面々を見て、毎回ほっこりさせられます。そしてたまに、羨ましいな~とも思ったり。こんな風に恵まれた環境で働けるって、本当に幸せなことですよね。スヨンにも、こんな経験をもっとして欲しかったなと、思わずにはいられません。

ハッシュ~沈黙注意報~ 15話・16話(最終回) あらすじと感想

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