アンダーカバー 언더커버 Under Cover 2021年放送 JTBC 全16話
第11話視聴率3.768%
neroさん |
第11話あらすじ
大学で捕まってしまったキム・テヨル。留置所に現れたパク・ドゥシクは、テヨルに殴る蹴るの暴行を加えます。そこへ、スーツ姿の別の人物が現れ…。その一部始終を録画したビデオテープを眺めながら、不安そうな表情を浮かべるユンジュ。
警察署の前に車を停めたジョンヒョンは、近寄ってきた警官を見て警戒を強めます。しかし、運転席の窓に向かって、ここは駐車禁止区域だと警官。ほっとした様子で対応するジョンヒョンでしたが、窓越しに見えるジョンヒョンの顔に見覚えがある警官は、降りてくるようにと促します。名前を聞かれ、「ハン・ジョンヒョンです。」と答えると、警官は勘違いかと首を傾げるのでした。結局、ヨンスは死んだパク・ドゥシクに関する新たな情報を手に入れることはできず。自宅へ戻ったヨンスは、ドゥシクが自分に会いに来たのだろうかと疑問に思います。
一方、高位公職者捜査処では引き続きチャ・ミンホ事件の捜査が行われ、パク・ウォンジョンが事件前後、チョルフンの元上司であるクチーム長と何度も電話を交わしていたことが明らかに。チャ・ミンホの車を調べた際、ドライブレコーダーのチップが抜かれていたことを思い出したドンウは、慌てて事務所を飛び出します。
その頃、ユンジュが送ったメールを確認したヨンス。メールには、数枚の画像が添付されていました。そこに映っていたのは、キム・テヨルが留置所で亡くなった時の様子。テヨルとドゥシクの他に、別の人物が映っていましたが、画像が不鮮明で詳細はわからないまま。すぐに返信を送ると、ヨンスはユンジュからの返事を待つことに。一方、ヨンスのパソコンをハッキングしていたヨンゴルは、ヨンスが情報提供者とコンタクトを取ったと知り、すぐにその事実をヒョンラクへ伝えます。キム・テヨルを殺した真犯人は、他でもなくヒョンラクでした…!
ヨンスと会う約束を取り付けたユンジュは、ジョンヒョンに電話を掛けます。すべてを明らかにすると伝え、電話を切るユンジュ。何としても2人が会うのを避けたいジョンヒョンは、ヨンスの後をつけます。待ち合わせ場所である遊園地にやってきたヨンス。しかし周囲には、メールをハッキングしたヨンゴルらの姿が。ユンジュに電話を掛けると、ジョンヒョンは位置情報がバレていると知らせます。慌てて逃げ出すユンジュ。そこへ、ヒョンラクの指示を受けた男が現れます。ユンジュに何かを注射すると、それを見ていたジョンヒョンが応戦。しかし、自らも注射器を刺され、ふらつくジョンヒョン。
階段に倒れるユンジュを見たヨンスは、それがジョンヒョンの孤児院時代の友人だと気付きます。ユンジュを病院へ運び、例の情報提供者へ連絡を入れるヨンス。すると、すぐ近くで着信音が。それは先ほどまでユンジュが横たわっていた場所に落ちていたスマホでした。
職場に戻ったヨンスに、またしても信じられない知らせが。なんと、パク・ドゥシクが殺された現場のCCTV映像にジョンヒョンが映っていたのです!映像を見た事務長のペ・グテク(イ・ハンウィ)は、それがヨンスの夫ジョンヒョンだと気付き当惑。
翌日、ジョンヒョンに対する疑心感を募らせたヨンスは、ジョンヒョンが育った孤児院へ。そこで、68年生まれのハン・ジョンヒョンが、わずか8歳でこの世を去ったと聞かされるヨンス。
その足でユンジュが入院する病院へ向かったヨンスは、そこで謎の男と対立するジョンヒョンの姿を目撃。一瞬の隙を狙ってその場から逃げ出す男。残されたジョンヒョンが振り返ると、そこにはヨンスが立っていました。男が落としていった拳銃を拾い上げると、「あなたは一体誰!?」とヨンス…。
第11話感想
第1話の冒頭で登場したシーンが、こうして現実となってしまいました。ジョンヒョンが別人の名前を名乗って、29年もの間自分を騙していたと知ったヨンス。さらにこれまで何度も聞かされたイ・ソッキュという名前が、ジョンヒョンであるかもしれないと気付きます。衝撃に震えるヨンス、その手には拳銃が握られていました。果たして、ヨンスは自分を騙したジョンヒョンに向かって、引き金を引くことになるのでしょうか。
これまでジョンヒョンが付いてきた嘘が、ことごとく裏目に出ることに。ちょっと可哀想な気もしますが、ヨンスからしたら簡単には許せませんよね。早く誤解が解けるといいのですが…。
さらに、こちらも怪しい動きを見せるイム・ヒョンラク。ヨンスがジョンヒョンの身辺調査を行う頃、ヒョンラクは次期秘書室長の呼び声高いチュンモのもとへ。最初はそんなヒョンラクを警戒するチュンモでしたが、彼から渡された封筒の中身を見て驚愕の表情を浮かべます。そこには、ジョンヒョンがイ・ソッキュという国情院の要員であることが記されていました。イ・ソッキュといえば、キム・テヨルを捕まえる為に導入されたスパイ。ヒョンラクの狙いは、一刻も早くヨンスを高位公職者捜査処長の座から引きずり下ろすことでした。
いよいよクライマックスに向け、大きく動き出した第11話。ヨンスとジョンヒョンの仲が、どのように変化していくのかに注目です。
第12話視聴率3.816%
neroさん |
第12話あらすじ
29年前、工場で働いていると偽っていたジョンヒョンは、誰もいない工場内へヨンスを連れて行きます。そこで、ヨンスの為に指輪を作ってあげるジョンヒョン。ヨンスの指に指輪をはめると、ジョンヒョンはそっとヨンスにキスをします。
ジョンヒョンが幼くして死んだ孤児の身分を借りて生きていたと知ったヨンスは、ジョンヒョンに銃を向けます。一体何者なのかというヨンスの質問に、正直に自分がイ・ソッキュであることを明かすジョンヒョン。先日届いた音声ファイルには、イ・ソッキュという男がキム・テヨルの居場所を報告する様子が録音されていました。ジョンヒョンがこれまで自分を騙して来たと知り、苦痛に顔を歪めるヨンス。結局、ヨンスはその場に倒れこんでしまいます。
一方、パク・ドゥシクが殺された現場に現れた男が、国情院の要員であることを告げるヒョンラク。ヒョンラクから渡されたファイルに目を通したチュンモは、「これは脅迫ですか?」と尋ねます。
胃痙攣を起こし倒れたヨンスを病院へ運ぶジョンヒョン。目を覚ましたヨンスのもとへ向かい、ジョンヒョンは自らが国情院所属のスパイで、任された任務がキム・テヨルの追跡だったと伝えます。「もう俺にはお前と子供たちしかいない。お前と一緒にいられるなら、それでいいと思ったんだ。信じてくれ、ヨンス」そう訴えるジョンヒョンでしたが、既にヨンスの心は深く閉ざされてしまい…。帰宅してもなお、ヨンスはジョンヒョンと口をきこうとはしませんでした。
明け方、突然何かを思い立ったかのように車を走らせるヨンス。心配したジョンヒョンがその後を追いかけると、ヨンスは橋の上に佇んでいました。実はジョンヒョンが到着する少し前、ヨンスはジョンヒョンが作ってくれた結婚指輪を川へ放り投げていました。
仕度を整え、職場へ向かおうとするヨンスに、「ト・ヨンゴルに気を付けろ」と声を掛けるジョンヒョン。資料室で警察学校の資料に目を通したヨンスは、そこに書かれたイ・ソッキュという名前を確認。写真を見ると、それは自分が出会った時のジョンヒョンの姿が写っていました。愕然とするヨンスのもとへ、チョルフンから電話が。
ヨンゴルが自分のパソコンをハッキングしていたと知ったヨンスは、出勤前にジョンヒョンが言っていた言葉を思い出します。すぐにヨンゴルを指名手配するも、目の前で逃してしまうヨンス。
そんななか、高位公職者捜査処では、パク・ウォンジョンと刑事が裏金をやり取りしているCCTV映像を入手。帰国したパク・ウォンジョンを緊急逮捕するヨンスでしたが、弁護士が提示した書類には、刑事との間で交わされた借用書が。結局、供述を得ることのできないまま、ヨンスはウォンジョンを釈放します。その後、ドンウの調べによって、国情院内でウォンジョンが指示を受けていた相手が、イム・ヒョンラクであることが明らかに。
その日、ヨンスが自宅へ戻ると、そこへチュンモがやってきます。チュンモの手には、ヒョンラクから受け取った例の資料が。中身を見てもさほど驚いた様子のないヨンスをみて、チュンモは知っていたのかと尋ねます。ヨンスの心情を労わりながらも、高位公職者捜査処長を辞任するよう告げるチュンモ。そんなチュンモに、ヨンスは少し考える時間が欲しいと伝えます。
キム・テヨルの追悼式典が行われる日、ジョンヒョンが向かったのはテヨルの母親のもと。テヨルの母親を連れて式典の会場へやってきたジョンヒョンを見て、ヨンスは驚きます。「早く帰って。ここにあなたがいる資格はない」とヨンス。そこへ、ヒョンラクが。
第12話感想
ジョンヒョンの正体を知ったチュンモは、ヒョンラクに言われた通り、ヨンスに高位公職者捜査処長を辞退するようにと告げます。確かにそれしか方法はないのかもしれませんが、間に挟まれたヨンスが可哀想。ヨンスを高位公職者捜査処長に任命したのは自分たちのくせに、都合が悪くなるとすぐに切り捨てるなんて、あんまりです。
一方、ヨンスが破り捨てた資料を拾ったジョンヒョンは、以前ヨンゴルが持っていた資料のことを思い出します。どうやら、資料の出元が国情院であることを悟ったジョンヒョン。
追悼式の当日、テヨルの母親に会いに行ったジョンヒョンは、“例の物”と言っていましたね。果たして、ジョンヒョンはテヨルの母に何を託していたのでしょう。さらに会場へ向かったジョンヒョンは、「渡したい物がある」とヨンスに言っていました。どんな時もヨンスを最優先に考えるジョンヒョンの姿に、胸が痛いです。
せっかくパク・ウォンジョンを捕まえるチャンス到来、と思いきや、相手の方が一枚上手でしたね。やはり国情院というべきか。今回の相手は一筋縄ではいかなそうです。ジョンヒョンの件でも頭が痛いヨンスですが、本業もなかなか上手くいかず。何だか話がすべてヨンスやジョンヒョンに悪い方へと進んでいる気がして、落ち着きません。最後には大逆転が待っていると信じて、残りの4話も視楽しく聴したいと思います!
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