その年、私たちは 5話・6話 あらすじと感想

その年、私たちは


その年、私たちは 그 해 우리는 Our Beloved Summer 【韓国放送期間】 2021年12月6日~ 2021年放送 SBS 全16話 

第5話視聴率 3.7%

えぱたさん

第5話あらすじ

幼少期のチウンの回想‥‥。チウンは母子家庭で、母親は遅くまで働いて家にいなくて、ウンの家で過ごした。ウンの両親は食堂を経営していて食事が豊富で、一緒に食べさせてもらった。卒業式に来れないチウンの母の代わりに、ウンの両親に家族同然の扱いをしてもらった。2人は兄弟のようだった。3人目の人物が現れるまでは。

高校時代ヨンスは男子生徒の憧れの的だったが近づき難い人物だったチウンはヨンスに片思いした。チウンの視線の先にはヨンスがいて、ヨンスの視線の先にはウンがいた。これは絶対に語られてはいけない事実だった。

ビルのオープニングセレモニーの企画のためのパーティーの最中に、仕事がヌア作家との共同制作だと知ったウン。怒って先に帰ってしまった。同様に事情を知らされていなかったヨンスは、チャンチーム長に「コ作家に謝罪すべきでしょう?」と言う。

翌日、ヨンスはウンに電話して会おうとするが、ウンは仕事に没頭して電話に出ない。セレモニーまで1週間を切っていたからだ。

ヨンスとウンを主人公とするドキュメンタリーの撮影は、同時進行でなされていた。ウンの日常生活を撮影するチウンは、平静を保とうと努力しているが、ヨンスに心を動揺させられているウンを見て、「お前、まだヨンスへの気持ちがあるだろう?」と言う。「お前こそ、どうして突然俺らのことが気になるんだ?」とウン。

チウンは仕事の用件で、NJと楽屋で話す。2人は以前別の仕事で会ったことがあった。

友人ソリの居酒屋で釣りたてのタコの刺身を食べていたヨンス。そこへドキュメンタリー撮影のためにウンが来る。ヨンスがいるとは知らなかったウン。気まずそうにしつつ、ヨンスと向かい合って長く無言で座っていたが、「悪かった」と謝罪する。ヨンスの回想2人がまだ交際していた時、ケンカをしてウンがヨンスに謝罪を要求した時のこと。ウンはしつこく粘り、ヨンスは負けて「ごめん」と言った。その時の思い出と比べて、現在目の前に座っているウンがヨンスには別人に見えた。疎外感を感じた。

セレモニーを翌日に控え、仕事の出来が気になるヨンスは、ウンのひとり住まいの家にお茶を持って来る。出て来たウンは、帰ろうとするヨンスの手を取って、「今晩ここで寝ていく?」と言う。

エンディング‥‥。ウンと会うチャンチーム長は、謝罪する。会話の中で「ククチーム長 (ヨンスのこと) がすきなんです。もちろんビジネスパートナーとしてですが」とチャンチーム長は言う。

 

第5話感想

別れて10人ぶりのヨンスとウン。家に来たヨンスをウンが中に招くという、急展開でのエンディングを迎え、先が見たくなりました。

ソリの居酒屋でのシーン。以前交際中だった時は、粘着質にヨンスに謝罪を迫ってきたウンが、自分からあっさりと謝罪するのを見て、疎外感を感じるヨンス‥‥。微妙な2人の心の中のやりとりを、複雑な表情と雰囲気で伝えている演技が見事でした。

短時間で仕事を仕上げなければならないウンが、作業の上で飲み物など飲んでいて、ペーパーなのでこぼさないかヒヤヒヤしました。(笑)

イ・ジュニョクが特別出演しています。

 

第6話視聴率 4.0%

えぱたさん

第6話あらすじ

2008年のヨンスの回想‥‥。ヨンスの家庭は貧かった。付き合いにお金を使えないヨンスは、周囲から冷たくされていった。ウンとの交際を始めた当時も、「誰にも言わないで」とウンに約束させた。

ウンとの交際は、ヨンスにとって、厳しい現実から逃げる方法でもあった。家族の負った借金で家を出なくてはならなくなり、バイトに励むヨンス。祖母が入院して、病院費も稼がなければならない。ウンとは違い、ヨンスの願いは貧しさから逃れ、普通の生活ができることだった。

ウンが「俺たちが別れる理由は何だ?」と言った時。理由は、2人が生きる現実があまりにも違いすぎるからだった。そして、自分の屈折した思いをウンに悟られたくなかった。

ヨンスがウンの家に来た翌朝、ソファで目を覚ますウン。それまで不眠に苦しんでいたが、不思議によく眠れたなと思う。テーブルの上にお茶のポットを見ると、ヨンスが昨日来たことは現実らしい。

ソーエンのビルのオープニングセレモニーで、ウンはライバル作家とエキシビションをすることになる。絵を描くところをライブで見てもらう企画。シンプルなウンの印象は人々の心を捉え、最後まで見ていた客らはウンに拍手する。ヨンスの姿を後方に見たウンは、ヨンスに歩み寄ろうとする。そこへNJが花束を持って登場。メディアに取り囲まれ、嬉しそうにするウンを横目に、ヨンスはしょんぼり立ち去る。

ヨンスの家の前で待っていたウン。ヨンスが呑んで帰宅するのを迎える。「昨日、家に来た?」と言うウンに、ヨンスは心の中で「記憶がないんだな」とやり過ごそうとする。実はウンは夢心地に覚えていた。(回想) もうろうとしてヨンスの肩に寄りかかるウンをソファに運び、毛布をかけて去ろうとするヨンスの手をウンがつかみ、「俺らが別れて、辛いんだ」と言う。‥‥ヨンスは心の中で言う。「私たちが別れた理由。それは私のプライドだった」

エンディング‥‥。将来について話すヨンスに、「そういうことは夢じゃない。家族と暮らせればそれで幸せ」と言うウン。「ちょっと哀れっぽかったかな」と後悔し、ヨンスが見ていたPCの画面を見ると、絵を描いて職業にする方法や学歴のつけ方を検索していた。

 

第6話感想

エンディング泣けました。ヨンスが10年前にウンとの交際が破局した理由が自分のプライドだったと認めたシーン。ヨンスもうっすら気づいてはいたが、10年たっても変わらないウンの気持ちに触れる中で、自分の醜い部分に直面。ヨンスも目に涙がブワッ〜っとあふれるのを見て、私も涙腺決壊。

正直、今まで眠くなることも多かったのです。お目当てのキム・ソンチョルのシーンが少なめ。感性に訴えるタイプの映像の作り方で、その方面にあまり鋭敏でない私。ダイレクトなコミュニケーションを好む者としては、いったい何が言いたいのかついていくのが難しかったのですが、やっと感情移入できた感じです。

BTSのVが歌うOSTがセレモニーのエキシビションの裏に流れます。日本では1月13日から公開されるそうです。

クァク・ドンヨンがチェ・ウシクのライバル役で特別出演しています。

 

その年、私たちは 7話・8話 あらすじと感想

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