私たちのブルース 우리들의 블루스 2022年放送 tvN土日 全20話
hg@さらんさん |
第15話視聴率10.065%
第15話あらすじ
プルンの人たちに優しく歓迎されたヨンヒ。ジョンジュンは初めこそ驚いたもののヨンヒを柔軟に受け入れ、滞在の一週間の間できるだけ一緒に過ごす時間を作る。しかし、少しだけ悩みがあった。それは障害者の姉がいる恋人を両親が許してくれるかどうか。
ジョンジュンも親を当てにせずに自分で身を立ててきたのだから、好きにすればいい。しかも、誰が止めても別れないと決めているなら「自分はこうする」と宣言して、父親に何発か殴られりゃいいとドンソクからアドバイスされたジョンジュン。その言葉にしっくりと納得がいく。
ヨンオクは久々のヨンヒとの再会に優しくしたり、小言を言ったり、世話もしたりと忙しい。その中で心がけていることは、ヨンヒに決して優しくし過ぎないこと。決してここに残りたいと言ったりしないように。施設の先生が一番好きだと思わせておきたい。ソウルに帰ったら自分を忘れるくらいに。ヨンヒに優しくするジョンジュンにも釘を差す。
ヨンヒはジョンジュンやウニたちとゲームを楽しだり、ビールを飲んだりする。仲良くなった彼らの絵を描くと写真を撮ろうとするが、酔って手元が怪しくなる。苛立ち言葉きつくなるヨンオクに腹を立てたヨンヒは「私を信じてない。私を地下鉄で捨てた悪い女!」と言って出て行ってしまう。その弾みでヨンヒの携帯電話が壊れてしまう。
ヨンヒはヨンオクに寝る前に絵を見せるように言われ、絵の道具が入ったカバンを抱いて布団に入り見せようとしない。寝入ったヨンヒの耳元で「地下鉄ではごめん…」と小さな声でつぶやくヨンオク。ヨンオクが寝たそばで布団を出て絵を描き始めるヨンヒ。描いているのは今のヨンオクの姿。
ヨンヒはすっかりジョンジュンを信頼し、買ってもらったスマホで人々の写真をたくさん撮りためる。チュニとオクドンから家族の写真を描いてほしいと頼まれて困惑するヨンオク。ヨンヒはヨンオクやジョンジュンらと浜辺で遊び、楽しい時間を過ごす。が、気づくとヨンオクは一人海をみつめている。オクは自分のいない海の中が好きなんだと感じるヨンヒ。
レストランで子供のようにはしゃぐヨンヒ。向かいの席の子供がヨンヒの風貌や言動を揶揄う仕草をする。嫌がるヨンヒにヨンオクは子供の両親に注意してほしいと頼むが、理解のない親たちは形だけの叱責をする。子供は食事を拒否して席を離れ、親たちはヨンオクと一触即発に。一方、席を離れた子供はトイレの前で待ち受けていたヨンヒに驚いてへたり込む。ヨンヒは子供に障害者への態度を教えてやり、手を貸して起こしてやる。
気分が晴れないヨンオクは一人ずんずん歩いて行き、赤信号でヨンヒに止められる。ヨンヒは「このままここに住みたい」と言うのに、気色ばんで怒り出す。家に戻ったヨンオクは障害者への差別、ヨンヒの家族として生きて来たつらさをジョンジュンにぶつける。けれど、つらいのはヨンヒも一緒であり、知能は7歳ほどでもなんでもわかっていると。むせび泣くヨンオクを抱きしめるジョンジュン。一方、ヨンヒは外で絵を描きながらもヨンオクの胸の痛みを我が痛みとして、人知れず涙を流す。
最後の晩、ジョンジュンのバスに遊びに行ったヨンヒは、今まで誰にも見せたことのない絵を初めてジョンジュンだけに見せる。「ヨンオクは喜んでくれるかな?」ジョンジュンはヨンヒの絵に目を輝かせ、本当に素晴らしいと絶賛する。ヨンヒに落款を彫ってやり、一緒に題目をつける。
翌日、「帰らない」と言ったことが嘘のようにさっさと準備を終えたヨンヒに、構えていたヨンオクは肩透かしを食らったような表情を浮かべる。空港で別れ際、ヨンヒをしっかり抱きしめたヨンオクに手編みのマフラーを巻いてやり、手を振って2人と別れるヨンヒ。帰りの車の中でずっと涙ぐんでいたヨンオクの首にはマフラーが巻かれたまま。ジョンジュンはその手を優しく握る。
ジョンジュンはコーヒーを買ってくると先にヨンオクをバスに送り、言われるがままバスに入って目にしたのは、たくさんの絵、絵、絵。プルンの人々の絵で始まり、幼い頃から現在までのさまざまなヨンオクの絵。その中には「ヨンオクはヨンヒのいない海が好き」、「ヨンヒはヨンオクが好き」と題目が付き、さらにさらに亡き両親との家族画が。ヨンオクの目には涙が溢れて来て止まらない。
ヨンオクはあとで知ったが、ヨンヒはヨンオクに会いたくなる度に絵を描いた。そうして、描くうちにうまくなった。どれだけ寂しかったら、ヨンヒがあれほどの絵を描けるようになったのかと、胸が痛くなる思いがやまなくて…。
第15話感想
感動的なお話でしたね。ヨンオクは本当はヨンヒと一緒に住みたいと思っていた時期があったということでしたが、世間の差別と偏見のせいで断念したということでした。ヨンオクの言うように障害者への差別というのは確実にあります。日本にも韓国にも。
韓国の障害者への差別は日本のそれよりも若干強いように感じます。あのレストランでの場面で子供の両親が示したような態度は、たぶんあまり大げさなものではないのだと思われます。それを思うと、このエピソードが世間に投げかける意味は深いものがあると考えます。
ヨンヒを演じたのは、実際に発達障害を持つ障害者で似顔絵作家であるチョン・ウネさん。人々の顔を独特のタッチで描く彼女のその特別な日常を盛り込んだドキュメンタリー映画「君の顔」(監督ソ·ドンイル)が6月23日に韓国で公開予定。第25回釜山国際映画祭、第12回光州女性映画祭招請および第18回ソウル環境映画祭優秀賞を受賞し話題を集めています。
第16話視聴率11.843%
第16話あらすじ
ーチュニとウンギ1-
チュニの四男マンスは愛妻ヘソン、一人娘のウンギと3人で木浦に暮らす。再来年には一家で済州に戻って漁師をするつもりでいた。仲睦まじい父子の会話はいつも済州の話。父が話す済州の物語にいつも小さな胸をときめかせているウンギは5歳。
~チュニは力持ちで村のボス。肩車もしてくれる。いるかと仲良しでいつも一緒に遊び、息を止めるのもマンスよりもずっとずっと上手だし、パパよりも大きなタコを捕まえたり、たくさんの人を助けたりする。それに、済州には月が100個見られる場所があって、そこで願いをかければ全て叶う。月の船に乗って海に出られる。~
そんなある日、マンスは不幸にも交通事故で意識不明の重体に陥ってしまう。ヘソンは木浦のスーパーで働いていたが、1か月を超えるマンスの入院生活を支えるため看病をしながら働ける仕事に移ることに。そして、仕事に慣れるまでの2週間の間だけウンギをチュニに預けることにする。
チュニは結婚して4人の息子に恵まれたが、そのうち3人まで失った。夫はとっくにこの世を去り、生き残ったのはマンスただ一人。マンスも結婚するまではチュニにだいぶ心配をかけたという。それを考えると、とてもマンスが生死の間を彷徨っているとはとても言えず、ウンギにもしっかりと言い含めて済州を後にする。
ウンギと会えることが嬉しかったチュニはヘソンの願いを受け入れたが、すぐにこれが大変なことだと悟る。ウンギは昼寝中にヘソンが黙って帰ったのを知ると大泣きして泣き止まないし、スープに入った魚の目玉が怖いと食べない。焼いた魚がいいというので焼いてやれば、今度は焦げた魚は体に悪いという始末だ。
ウンギはおばあさんの言うことを聞かなくてはいけないと教えられてきたが、そこは子供だったのでたびたび駄々をこねた。チュニもウンギが駄々をこねる度、言うことを聞かなければ迎えに来るなと電話すると脅して言い聞かせたけれど、それでもウンギが可愛くてできるだけウンギが望むことに応えた。
チュニは定例の五日市に店を出した時、ウンギを連れて出た。すると向かいの店の老女が色々と聞いてきた。ウンギが2週間いると聞いた老女は、別の家の子供が2週間預かってほしいと頼まれてから1年を超え、その子が捨てられたと話し始める。ウンギはそれを聞いて泣いて否定する。腹を立てたチュニはその老女と大げんかする。オクドンは珍しく大声を張り上げ、チュニにウンギを連れてその場を離れろと言う。
~チュニは肩車してくれないし、いるかは仕事を邪魔するから嫌いだと見せてくれないし、泳ぎも教えてくれないし、魚ばっかり食べさせようとするし…。~
小さなウンギは今まで我慢していたことが全部噴き出してしまったかのようだ。叶えれば泣き止むという返事を聞いたチュニはそこにいたドンソクに肩車をしてやってくれとウンギを押し付けて行ってしまう。困ったドンソクは通りかかったホシクにウンギを押し付ける。
ホシクはウンギを肩車して市場を巡り、次はイングォン、次はジョンジュンがウンギを引き受ける。ビョルとダルと海辺に出たウンギは、2人の名が星と月から取っていると聞くと目を輝かせる。一方、生まれつき耳が聞こえないビョルはジョンジュンの弟ギジュンから告白されても海で働く男は嫌いだとそっぽを向く。
チュニはさっき言われたことだけが気になるのではなく、何かがおかしいと感じ始めていた。マンスとは1か月以上連絡が途絶えたことがないのにずっと連絡がなく、しかも電話の電源もずっと切れたままだからだ。いくら山に登って木を伐採していたとしても、夜には降りられるはず。何かよくない胸騒ぎを感じる。
ウンギは浜辺で一人で遊ぶ同じくらいの女の子をみつけ、一緒に遊ぶことにする。しばらく仲良く遊んでいたが、その子から捨てられた同士で仲良くしようと言い出され、ウンギは泣きながら違うと言い張った末にその子に砂を投げつけてしまう。
家でもチュニとオクドンに叱られて、泣き続けるウンギ。相手の祖母にも叱られ、自分の味方をしてくれないオクドンにも怒りが込み上げる。チュニはさすがに可哀そうになって、怒りを収めてウンギを抱きしめてやる。泣き疲れて眠るウンギを挟んで、オクドンはチュニに連絡してみるよう勧める。
チュニが思い切って電話をかけてもヘソンは出ず、ウンギの電話でも出なかった。チュニはウニに木浦のスーパーを調べてもらったが、ヘソンは数日前にそこを辞めていた。まさかヘソンが本当にウンギを捨てたのか…。その頃、ヘソンはマンスの何度目かの心肺蘇生措置を涙ながらに見守っていた…。
第16話感想
チュニのたった一人生き残った息子マンスは優しくて温かいお父さん。チュニを自慢に思っているのか、少し誇大広告過ぎるお話をウンギに語ってワクワクさせます。そのせいでウンギに何かと苦労するチュニです。70を超える年齢のチュニに肩車だなんてね。
マンスを良く知っている市場の人たちは温かくて、みんな家族みたいです。ドンソクは未婚なので子供を肩車って柄ではなく困ってホシクにトスしましたが、その代わりにお小遣いと洋服をプレゼントしてあげたり。みんなで交代で肩車してあげるのも素敵です。
それにしても、子供を捨てるとかいう話はそうあるものなのかなぁ。それが心配になってしまうものなのかなぁ。昔、韓国では親とはぐれたり、捨てられたりした子供を海外養子縁組に出して、そこでまた離縁に遭うという悲惨な話も聞いたことがあります。どちらにしても子供に罪はないのに残念ですね。
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