私たち、他人になれるかな? 7話・8話 あらすじと感想

私たち、他人になれるかな?


2023年放送 全12話 Genie TVオリジナルドラマ 남이 될 수 있을까

marikoさん

第7話視聴率1.395%

第7話あらすじ

ハラの父の浮気相手だと思われたガウンは、逮捕された。刺した相手は、ハラの父ではなかった。勘違いしていたウンボムはハラに問い詰められて、ハラの父のことを話してしまう。

ハラはウンボムと、ガウンがいる警察署に向かっていた。しかし運転できる状態ではないハラは、ウンボムの勧めでガウンの元に向かうのをやめる。ハラは父の勤める大学に行き、学生が父を噂し、父の悪口を書いたチラシが壁に貼られているのを見る。父の研究室に入ったハラは、父が訴訟をしようとしていると知るが、「私に弁護を頼もうと思わないで。私はお母さんの弁護で忙しくなる予定だから」と言い放つのだった。

ウンボムはガウンに刑事訴訟に強い弁護士を紹介しようとするが、ガウンは「どうしてもハラに頼みたい」と言い張る。ウンボムは、2回刑事訴訟に勝っただけで「勝率100%」と言って、ガウンの弁護に名乗り出るのだった。

ハラは実家に行き、母に離婚を勧める。しかし母は「浮気した奴と離婚するのは、お幸せにと祝福してあげることだ」と言い、離婚はしないと言い張る。ハラは怒って、「2度と連絡しないで」と出て行ってしまう。その後、母は離婚を決意し、ハラに「何を準備すればいいの?」と連絡する。

ハラは父に会い、合意離婚を勧める。しかし、父がひざまずいて謝ると、ハラの心は弱くなるのだった。

ハラから話を聞いたジェギョムは、「自分の2番目の継父も表では謝っていながら、裏では財産を隠していた。だから騙されるな」とアドバイスする。ジェギョムにとっては、反省しないのが人間なのだ。

ガウンの裁判で、ウンボムはガウンに殺人の意図はなかったと主張する。しかし、ガウンの刺した相手が亡くなったと連絡が入り、ウンボムの弁護は危機に瀕する。ガウンは「死ねばいいと思っていたので、死んで良かった」とつぶやく。ウンボムは、「殺人意図があったなら、一生刑務所から出られない可能性もある。死んでしまったら、殺人意図がなかったことを証明するのは難しい」と怒るのだった。

その後、ガウンの娘が事務所に来て、「母の罪を軽くするために、証言をしたい」と申し出る。「母は人を殺すような人じゃない、いつも父をかばっていた。私がいなければ、誰も母の隣にいてくれない」と訴える。

ウンボムは「ガウンの弁護は死んでもしたくないが、誰かの娘であり母であるガウンさんに真実を訊きたい。本当に殺したかったのか?娘さんは、母はそんな人じゃないと言っていた」と訊くと、ガウンは「最初からそんな気持ちではなかった。しかし、ずっと相手が娘をネタに脅してくるから、私には娘を守る力があると証明したかった」と泣くのだった。ガウンは、娘が父がどんな人かを知ってしまうのが嫌で、黙っていたのだという…。

ハラの母は、毎日離婚への思いが変わっていた。ハラはジェギョムに相談するが、ジェギョムは「離婚も土下座も大したことじゃない」と言い、ハラはドライなジェギョムに嫌な気分になる。離婚しないハラの母が、馬鹿にされたように感じるのだった。その後、ハラがウンボムに愚痴っていると、ウンボムにジェギョムから電話が来る。ジェギョムは「30分だけ悩みを聞いてほしい」と言い、強引に事務所に来るのだった。

ハラとジェギョムは事務所の駐車場で会ってしまう。ジェギョムは「他の事務所に移ってくれないか?ウンボムとのことを誤解したくない」と頼む。ハラは「ウンボムに何の気持ちもない」と言い訳をするが、ジェギョムは「ずっと嘘をつかないでくれ。君はウンボムに気持ちが残っているじゃないか。もうやめよう。正直な人としか、やっていく自信がない」と告げる。

ハラはウンボムに「ジェギョムと別れた」とメッセージを送る。ジェギョムは夜中にハラに電話をするが、ハラは電話をとらない。ハラは「ここで終わりにしよう。本当にごめんなさい」とメッセージを送るのだった。

医師によると、ガウンが刺した相手が亡くなった理由は、持病の腹部大動脈瘤が刺されたためだという。ウンボムは「直接の因果関係はない」と主張するが、「刺されなければ亡くならなかった」と反論されてしまう。さらに刑事の参考意見として、「夫婦喧嘩で逃亡するケースは少ないのに逃亡したのは、まだ犯行が完成していなかったのではないか」と指摘される。

ガウンの娘は、怖くて証言できなくなる。ウンボムは「僕が代わりにもっと頑張るから、裁判にも来なくていい。お母さんの人生と、自分の人生は別だろ」と励ますのだった。

ハラの母は、迷いながら合意離婚書に印を押そうとするが、ハラは「慰謝料が少なすぎる」と止める。母は「お前は非常識だ」怒って、書類を破ってしまう。ハラは父に、「子どもを認知しろ。何事もなかったように生きていくことはできない」と告げる。そして母に、「子どもを認めて、一緒に暮らしていけるのか?」と訊く。母は子どもを認めて、一緒に暮らしていくことを決めるのだった。

そこに、父の婚外子ロラが家出してくる。ロラは「私はここに住む権利がある」と言い張るが、ハラはロラに「ここは離婚したら半分は母のものだから、父だけの家じゃない」と言い返す。そこにハラの母が、荷物を引きながら通り過ぎていく…。

夜道を歩くハラは、誰かに手を握ってほしいと願うが、「その手も、幻想で終わってしまうだろう」とウンボムを思い出すのだった。ハラはウンボムに電話をして、「本当に死んでしまいたい」と打ち明けるのだった。

第7話感想

浮気されて子どもまでいるハラの母さん、かわいそうです。ガウンは浮気相手の立場ですが、浮気した男が諸悪の根源ですよね。ハラも「自分の父と同じようなクズ野郎を弁護しようとしている」と嘆いていましたが、婚外子をつくる男性は多いのでしょうか?嫌になってしまいます。

ハラは、ドライなジェギョムから心が離れてしまったようです。ジェギョムは冷酷な人にも見えますが、ジェギョムの気持ちも分かります。家庭環境で傷ついているから、人を信じられないのですよね。人を信じられないから、本当に正直で信頼できる人と付き合いたい。ウンボムとハラの関係に嫉妬して、不安になってしまうジェギョムの気持ちも理解できます。

ウンボムは人嫌いと言っても、お人好しで自分を犠牲にするところがありますね。ハラがそんなウンボムに惹かれるのは分かるのですが…。ジェギョムが気の毒です。人と人との相性はそんなものかも知れませんが、ジェギョムの心を癒してくれる人と出会ってほしいです。

ウンボムはガウンの娘まで思って、優しいです。ソヒの娘のことも良く面倒を見ていたし、面倒見が良いですね。こんな人が1人でいるなんて、もったいないです!登場人物それぞれが、心の傷を乗り越えて、幸せになるハッピーエンディングが観られるでしょうか?

それにしても、夫婦関係は人それぞれですね。ジェギョムの母のように割り切って離婚を繰り返す人もいるし、ハラの母のように思いきれない人もいます。何が正しいとは言えなくて、それぞれの夫婦によって正解は違うのでしょうね。どちらにしても、ストレスが溜まりそうですが…。

両親のことで、さらに愛を信じられなくなったハラ。かわいそうです。真実の愛なんて幻想だと思いながら、ウンボムに電話するなんて…。胸の苦しさが伝わってきます。信じていた父がクズ野郎だったなんて、絶望しますよね。

ウンボムはハラの手を掴んでくれるのでしょうか?ハラの気持ちはウンボムに定まったようなので、ウンボムがハラを選んでくれるのか、期待したいです!

第8話視聴率1.691%

第8話あらすじ

ハラはウンボムを呼び出し、「離婚した時はウンボムの不幸を願っていたのに、どうして人生はこんなにダメになってしまうのだろう」と嘆く。「全部ウンボムのせいだ」と八つ当たりするのだった。ウンボムは、酔っぱらったハラを背負って帰る。

ハラが目覚めると、隣にウンボムがいた。ハラがウンボムの背中に吐いたせいで、2人は服を脱いで寝ていたのだ。ハラが「私が横にいるのに何も感じないの?」と言うと、ウンボムは「帰らないと」と言い出す。ハラはウンボムを誘うが、ウンボムはその気がない。

後日、ビチが「どうしてウンボムじゃないといけないの?」とハラに聞くと、ハラは「ただ、なんとなく。それじゃいけない?」と答えるのだった。

ハラはジェギョムを呼び出し、謝る。「自分は良い人だと思っていたけど、誰かにとっては最悪の場合もあると気付いた」と言う。ジェギョムはハラに「自分に正直であれ。答えは自分で探せ」とアドバイスするのだった。2人はお互いの幸せを願って、別れる。

ハラは、父の浮気相手に損害賠償を求めるという。母は裁判を避けているが、娘が勝訴した過去のケースもあるという。

ガウンは、浮気相手の妻から、「夫を殺すと脅迫していた」と証言されてしまう。検察は通話記録を提出する。妻が親しい友人に「夫が脅迫を受けている」と相談している内容だった。ウンボムは「自殺を試みるほど苦しんでいたなら、なぜ記録が残っていないのか。精神科に通っていた記録もない」と切り返す。そして、妻に「夫を愛していますか」と訊くと、妻は「もちろん愛していました」と答える。ウンボムは、さらに「夫もあなたを愛していたと思いますか?」と訊くと、妻は「当然でしょう」と答える。ウンボムは「愛していたなら、離婚を避けるために、ガウンから脅迫されていたと言っていたのも、嘘の可能性がある」と主張するのだった。

ハラから相談を受けたホン代表は、「お母さんを説得する方がいい。お母さんも娘が戦うのを見たくないはずだ」と助言する。ハラはウンボムに「母を説得して、代わりに弁護をしてほしい」と頼むが、ウンボムは断るのだった。さらに、ウンボムは「お前は全部覚えているのだろう。俺を馬鹿にしているのか?」と怒る。

ハラはビチから「ウンボムへの思いを断ち切らないと、誰とも付き合えない」と言われ、ウンボムに10回告白することを決める。ハラはウンボムに「愛しているからもう一度付き合わない?」と訊くが、ウンボムは無視する。

裁判で、ガウンは「好きなブランドのナイフが販売されたので、たまたまカバンに入れていた。偶然カバンにナイフを見つけ、衝動的に刺してしまった」と主張する。すると検察は、「ナイフがもしなかったら、他の行動をしましたか?害する目的がなかったのなら、どうして被害者を呼び出したのか?」と質問する。ガウンは「会話をしたかった」と答えるが、検察は「だったら、どうして何も言わずに刺したのか」と問い詰めるのだった。

ハラは駐車場でウンボムを待ち伏せて、また告白する。ウンボムが断っても、ハラはめげずにメッセンジャーでも告白するのだった。ウンボムは「もう10回断られたことにしてくれないか?俺に執着、未練があるだけ。俺がしたことを考えたら、俺を愛せないはずだ」と説得する。ハラは「浮気じゃなかったから大丈夫」と言うが、ウンボムは「そのくらい別れたかった俺が憎くないのか?」と呆れる。ハラが「それでも愛している。憎いけど、手に入れたい。あんたみたいな人間と関わるのは怖いけど、あなたから目を離せない。それは愛している証拠だ」と答える。

ウンボムは「憎いけど愛している」というヒントを得て、ガウンの裁判に臨む。検察はガウンに15年を求刑するが、ウンボムは検察に「行動が一番正直な本心だと言うが、真実が2つあるという可能性もある」と切り出す。「憎いから刺したが、殺すほどは深く刺せなかった、愛と憎悪の両面があった」というのだ。

その後、ハラの父は、浮気相手と娘と一緒に住むことに決める。ハラの母にも親しい男友達ができた。ハラはあっけにとられてしまう。父は「私の初恋はお前だ。死ぬまで一番愛しているのもお前だ」と泣く。ハラは怒りながら泣くのだった。

一方、ハラとの食事中に、ビチは吐き気を催してしまう。

最終裁判で、判事は「殺意があったという証拠が足りない点、十分に反省していて、未成年の子どもがいるなどを考慮して、7年の実刑が下す」と判決を出す。ウンボムはガウンの娘から、殺人罪ではないことで感謝されるのだった。

ハラは、10回目の告白をメッセージで送る。ウンボムはハラに電話をかけ、「断ったら本当に気持ちを整理するのか?」と尋ねる。ハラが「うん」と答えると、ウンボムは「もう一度付き合おう」と言い出し…。

第8話感想

ウンボムがハラと付き合うことに!驚きました!!あんなに断っていたのに、どういう心境の変化なのでしょうか?一度別れた2人がやり直すのは簡単ではないと思いますが、せっかくなので上手くいってほしいですね。

8話では、なぜかウンボムがかっこよく見えてきました(笑) すごく美形というわけでもないですが、シャツ姿でも体型が引き締まっているのが分かるし、なんだかんだと言いながら、ハラを大事に思っているのが伝わるので、一途さに惹かれてしまいます。ハラの捨て身の告白が良かったのでしょうか?これからラブラブの2人が見られることを期待します!

ジェギョムはフラれてしまって残念でしたが、良い人でしたね。別れの時に良い人なのは、素敵に見えます。クールにハラの幸せを願ってあげられるジェギョムは大人ですし、きっと誰かと幸せになれるはずです。

ビチは食べ物の臭いを嗅いで吐き気を催すなんて、妊娠でしょうか?シウクとの子どもでしょうが、ビチのことなので、シウクと結婚はしない気がします。またシウクと揉めそうです。ビチとシウクも幸せになってくれると良いのですが…。

ハラは結局父を許すことになりそうですね。父の切実な思いを聞かされたら、心が揺らぎのは理解できます。憎いけど愛しているという感情は恋愛関係だけではなく、いろんな人間関係にありそうですね。

ニールセンコリアによると、『私たち、他人になれるかな?』の6話が、水木ドラマ全体の中で20歳から39歳の視聴率1位を獲得したそうです。すごく面白いドラマなので、納得です!綺麗事ばかりではない恋愛事情に共感できるし、ハラもウンボムも可愛くて、100%楽しんで視聴できます。

私たち、他人になれるかな? 9話・10話 あらすじと感想

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