まぶしくて ―私たちの輝く時間―(眩しくて) 눈이 부시게 全12話
第11回視聴率8.546%
onwardさんより |
第11話 あらすじ
時は1970年。親友ヒュンジュ・サンウンとの待ち合わせ場所に向かうヘジャは、途中で覗いた宝飾店のウィンドウに飾られた金の腕時計に目を付けます。「待っててね!」と時計に話しかける彼女。その日は、デモに参加した時に出会ったイ・ジュナとの初デートの日。彼の目の前で、横断禁止の道路を横切って警官に捕まり、“記念すべき”交際スタートに!しかし、その後何度「運命を感じる」彼とデートを重ねても、キスもしないジュナに痺れを切らしたヘジャは、自分からチャンスを作ろうと、毎回あの手この手を考えますが、すべてかわされてしまいます… 介護施設のベッドに横たわり、昔の事を夢見るヘジャ。その彼女の様子を見に来たキム・サンヒュン医師はジュナそっくり。
とうとう占い師に、キスの時期を聞きに行くヘジャ達3人娘。サンウンはその時に改名を薦められ、ユン・ボクヒとして歌手デビューを果たし、成功するのでした…
写真を見て当時を思い出すヘジャの所へ、ヒュンジュとサンウンが訪ねてきます。介護施設の皆にサインするユン・ボクヒことサンウン。ヘジャの所へやってきたキム・サンヒュン医師を見て、友人2人は思わず“穴が開くほど”彼を見つめます。これはジュナの生まれ変わり!?
また回想するヘジャ…キスの次はプロポーズのはずなのに、何も言わないジュナ。ヘジャは彼と旅行を計画し、ヒュンジュにアリバイ作りを頼んで、母親を説得しようとします。それを知ったユンスは、自分も連れて行けと言い出し、結局ヒュンジュ・サンウとダブル旅行に!そしてヘジャは、ジュナに手渡された指輪を小川へ投げ入れてしまう一幕も。この旅行をきっかけに、サンウと一緒になるヒュンジュ。そしてヘジャもジュナと結婚します。ジュナの手首にはあの金の腕時計…
母の回復は見込めないとキム医師に言われる警備員の息子デサン。久しぶりに祖母の様子を見に来た孫のミンスは、両親とあまりうまく行っていないらしい。皆、色々な問題や悲しみを抱えている施設の入所者達… そして地下には、例の腕時計をしたあの老人が。
ある晩、ヘジャを訪ねたデサンの妻ジュンウンは、ヘジャから本音を聞きます。「もう、夫からも子供からも自由になって」というヘジャ。それから暫くしたある日、ジュンウンが義母を見舞うと、義母はもう彼女を認識しなくなっていました…
そんな状態の中、夜中、足早に施設の地下室へ降りていき、あの老人が寝ている病室のドアを勢いよく開けるヘジャ。腕時計を見て…??
第11話 感想
ヘジャが昔を回想する形で、彼女の過ごしてきた「時」が見えてきました。ヘジャは結構進歩的な考えの持ち主だったようですね。そして行動派。そんな彼女を、ジュナは包み込んだと想像できます。でも、10話を見た時に思った通り、彼は早くに亡くなってしまった。2人の息子であるデサンは、どうしてあんなに暗く、無表情な人間になってしまったか、そして、ジュナのものだった腕時計を、今は違う男が使っているのは何故か。あの老人とジュナの死は大いに関係がありそう。きっとすべてが最終話で明らかになるでしょう。
今回も感動する場面が沢山ありました。ソン・スク扮するヒュンジュとユン・ボクヒ扮するサンウンが施設に居るヘジャと再会し、お互いに称え合うシーン。ヘジャが息子の妻ジュンウンに感謝するシーン。亡くなった娘が、施設に入居している母の所へ訪ねてくるシーン。入居者達の病気が次第に進行し、シリアスなムードの中で、ジュナにキスのヒントを出し続ける若いヘジャの様子や、施設で、ヒウォンがあの「相棒」にこき使われる場面等、小さな笑いが休憩を与えてくれます。公開されたビハインドカットで、ナム・ジュヒョクを前にしたハン・ジミンが、Oの形に唇を突き出しては大笑いしていましたね。涙のシーンが多い中で、面白いことも無くては。
11話を見て、なぜか、樹木希林の本「120の遺言」のなかの、「老いも病気も面白がる」という言葉が思い浮かびました。最後の1話、ハッピーエンディングは有り得ませんが、どのような「締め括り」になるのか、是非見届けたいと思います。
第12回視聴率9.731%
onwardさんより |
第12話(最終回)あらすじ
お爺さんの腕時計を見つめ、倒れてしまうヘジャ。息子デサンが施設に呼ばれ、何か時計にまつわるトラウマが無いか質問されます。入所者達と明るく笑うヘジャを見て、デサンは、小さい時から絶対に手を貸さない、厳しかった母を思い出します。父は居らず、交通事故で幼い時に片脚が義足になってしまうデサン。学校に上がると虐められ、ある時彼らに歯向かった事で、誰からも相手にされなくなります。いつも独りぼっち。常に厳しく、愛情を示さない母は、自分の事を疎んでいるのだ…
新婚ラブラブのジュナ・ヘジャカップル。新聞記者として働くジュナは、難しい子供時代を送ったせいで、自分の子供が出来ても接し方が分かりません。しかしヘジャのおかげで、家族愛に目覚めていきます。その子供が自分…古い家計簿の間に挟んであった家族写真を眺めるデサン。
施設内で、ジュンウンや入居者のヘアカットをするヘジャは、やって来たヒュンジュと昔話。そのヒュンジュに腕時計の事を訪ね、「あの男、生きているの!」という彼女の凄まじい反応に驚くデサン。そう、仕事に追われ、ヘジャの誕生日を忘れていたジュナは「今晩は必ず早く帰る」と言って出勤し、帰ってこなかったのでした。新聞社へ踏み込んだ警察に連行されたジュナ。新聞社の計らいで、ヘジャは面会を許されますが…それから間もなく家に届いたのはジュナの「死亡通知」でした。警察へ遺品の回収に行き、意地が悪い刑事の手首に、ジュナの腕時計が収まっているのを見つけるヘジャ…
お義母さんにとって、きっと最後の法事だからと、念入りにジュナの法事の準備をするジュンウン。息子の妻と認識していない母の為に働くジュンウンに、デサンの気持ちも少し和らいだ様子。そのヘジャは、と言うと、食べる量が減って、点滴が始まります。
ある晩、介護士に車椅子を押されて、あの腕時計のお爺さんがヘジャの部屋へやってきます。ヘジャに時計を握らせ、泣きながら謝る老人。ヒュンジュが言った通り、彼はあの刑事だったのです…
雪が降り出し、ヘジャが行方不明に。施設に駆けつけたデサンが外を探すと、何と母は、外で雪かきをしています。「息子の脚が悪いから、学校の帰りに滑らないようにしているのよ。」と母。ああ、帰り道の階段に雪が無かったのは、いつも母がやってくれていたのだ…何もしてくれないと恨んでいた、あの母が!
やがて、息子の顔も忘れるヘジャ。でも、幼いデサンとジュナと3人で夕焼けをみて幸せだった、という彼女。やがて、遠くにジュナの面影を見て車椅子から立ち上がり、一歩踏みだした彼女の心の中では、若い頃の自分がジュナに向かって走っていました。「これからずっと一緒だよ」と彼女を抱き留めるジュナ…
「今を無駄にせず、過去を後悔せず、未来の心配をせず、今日を美しく生きるのです。人は皆その価値を持っているのです。」
第12話(最終回)感想
最後2話で、すべてのパズルが収まるべき場所に収まりました。この2話があって、その前10話分の中で、繋がりが見えない、点のような場面達が意味を持ってきました。何故、父を庇いに出たヘジャが彼の母のフリをした時に、アン・ネサンが驚いたか。時計のお爺さんが、何故ヘジャとジュナだけに激しく反応するか。前半、老人になったことで起こる、肉体的な不自由、感情的変化、社会的な受け入れられ方を、前向きに受け止めようと決めるヘジャ。でもそれは、何が本当で現実なのかという、彼女の中にある精神的葛藤を表していたのです、視聴者が知らされていなかっただけで。
ジュナの死は「無駄な死」。でも共産主義打倒の時代には、少なからずあったことだと思います。問題大ありの操作方法、刑事の乱れたモラル。今の70代の人が生きた時代背景が、ストーリーにうまく組み込まれています。
ヘジャを取り巻く人々にとっては、自分の事を忘れていくヘジャを観るのは忍びない。でも、ヘジャには、大切にしている、忘れたくない記憶があって、最後まで彼女を支えていました。実生活は楽ではなかったでしょう。でもキム・ヘジャは貴重な人生を送ったと思います。そして、ヘジャが消えてしまわないうちに、デサンが「本当の母親の姿」に気付くことが出来たストーリー展開も良かったと思います。ジュナに似て、ものすごい心の痛みを抱えていた彼が、救われましたから。そして今、ヘジャはきっと、ジュナと一緒の時間を満喫していることでしょう。暖かいエンディングでした。
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