まぶしくて ―私たちの輝く時間―(眩しくて) 1話・2話 あらすじと感想 キム・ヘジャ 70代のヘジャ

まぶしくて ―私たちの輝く時間―


まぶしくて ―私たちの輝く時間―(眩しくて)  눈이 부시게 全12話

第1回視聴率3.185%

onwardさんより

第1話 あらすじ

「48時間仮眠室」なる動画サイトに入ってくる、年配の女性(本物のキム・ヘジャ)。「小母さん、ご年配のようですけどお幾つですか」との投稿者の質問に「私?今年、25歳になったんですよ、信じられないでしょうけど」…

場面は変って海辺の家。主人公キム・ヘジャの家族は、両親と、働いていない兄とヘジャの4人。その砂浜で、ヘジャは子供の時に、時間が戻せる魔法の腕時計を拾います。睡眠時間を増やす為、試験の点を上げる為と、様々な理由で時を戻した彼女。そのせいで、同年代より大人びた子になってしまった彼女は、時間を戻すことを辞める決心をし、腕時計をタンスの奥深くに仕舞います。そして時が経ち、自分は何をするにも向いていないと悩んでいた時、兄の友達に、TBCのアナウンサーに似ていて、好きなタイプだ、と言われ、自分もアナウンサーになろうと思い立つのでした…

現在無職のヘジャ。いくつかの放送局に履歴書は送ったものの、美容院を経営する母の手伝いをする日々。ヘジャにはヒュンジュとサンウンという親友が居て、いつも情報交換しています。ある日、大学放送部の会合に出席したヘジャは、好きだった先輩が一時帰国して、ワークショップに参加することを知ります。「会って挨拶をするだけ」と、そのワークショップに行ってみると… 先輩に付いて、イ・ジュナというレポーター志望が一緒に参加していました。何となく彼が気になるヘジャ。その彼に、アナウンサーになりたい動機を突っ込んで聞かれた彼女は、分かっていながら認めたくない「自分」を突きつけられ、打ちひしがれます。その後、ジュナが祖母と2人暮らしの「ご近所さん」だと知るヘジャ。何かと会う機会が増える2人…

美容院の器具が壊れ、金銭的に修理もままならない事態を見たヘジャは、女の先輩に紹介された「声優バイト」を引き受けますが、スタジオへ行ってみると、それはアダルトビデオの音声録音でした… 何とか録音を終了し、母にバイト代を手渡す彼女。しかし、あまりにも嬉しそうな母の顔を見るとやり切れず… 他方、食事をしに「深夜バー」に入ったジュナは、そこに酔ったヘジャが居るのを見つけます。2人で杯を重ね、お互いの身の上話をするうちに、「もし時が戻せたら、祖母にあんな思いをさせないよう孤児院へ行く」と言うジュナ。「それが出来るのよ。本当に戻りたい!?」真剣に言うヘジャは、例の腕時計を取り出します。酔った勢いに違いない…「それなら、やってみてよ」笑いながら言うジュナですが…?

第1話 感想

「知ってるワイフ」で母娘を演じたイ・ジュンウンとハン・ジミンが、また親子を演じていますね。勿論、前回とはまったく違った関係ですけれど。それと、本当のキム・ヘジャが「70歳のキム・ヘジャ」として出演するあたりがすごいと思いますが、このドラマは彼女に捧げる作品なのですね。ハン・ジミンが、自分の出番がどのぐらいかは関係なく是非共演したいと言ったそうで、どんなに尊敬されているかが分かります。

1話で、キャラクター達のバックグラウンドと、生活する環境が解りました。前半はちょっとドタバタ喜劇の様で、ヘジャの兄、キム・ユンスを演じるソン・ホジュンのコミカル演技が大いに笑えた一方で、何処がファンタジーロマンス?とも思いましたが、それぞれの性格と境遇が分かり「土台が敷かれた」という感じです。ヘジャの家は、肉系の食材が存在しない、金銭的に厳しい家庭。そして、母には誰も頭が上がらない!(これって、韓国では一般的なのかしら?)ジュナも難しい家庭環境で育った人間。

「時間離脱ファンタジーロマンス」という、掴み所が無い触れ込みで、何を期待したらよいのか、どこが「眩しい」のか、まだ見当がつきませんが、ハン・ジミンの引き込まれる演技、彼女とベテラン俳優達とのケミ、注目されているナム・ジュヒョクとの年齢差ケミ、多分にちりばめられているコミカル要素を買って、2話を見てみることにします。何となく軽い雰囲気のナム・ジュヒョクと、もう少しシリアスなハン・ジミンが何を奏でるのか注目です。

第2回視聴率3.188%

onwardさんより

第2話 あらすじ

ジュナに、時を戻せると言った翌日、目が覚めたヘジャは二日酔い。額に怪我までしているのに、どうしてそうなったかも、ジュナに担がれて家に帰ってきたことも、何も覚えていない!ついでに、バランスを崩した時に例の腕時計を放り投げ、ジュナが拾った事も…
母に怒られるのを恐れるユンス・ヘジャ兄妹。共同戦線を張っているようで、兄は結構意地悪かも!そのユンスは、以前ヒュンジュと付き合っていたらしい。いつもの親友達と遊びに行ったヘジャは、ジュナが、後輩でアナウンサーになったソヨンとお茶しているのを見かけます。何々??

ある夜、ジュナの祖母のリヤカー引きを手伝ったヘジャは、夕食に招かれます。孫はまだ帰ってこないから、と言われ、誘いに応じたのに、途中で現れたジュナ!帰り道、ジュナは、景色の良い建物の屋上に彼女を誘います。ちょっとした勘違い(!)はあったものの「お互い、もっと気楽に話そうよ」というジュナの提案に応じるヘジャは、ジュナが、ソヨンの付き合いたいと言う申し出を断ったと聞いて内心ニッコリ!

アナウンサーにはなれない、と兄に告白するヘジャ。兄はさっそく家族にばらし、ショックでガミガミ言う母と、彼女を力づける父。暖かい父娘のひと時。しかし、この後悪夢が襲います。タクシードライバーの父が事故に!!病院に運ばれるも助からなかった父を何とか助けたい!!!例の時計をジュナから取り戻したヘジャは、何度となく時を戻し、父が事故に合わないようにしようとしますが、微妙なタイミングが合いません。絶望する彼女を救うのはジュナの言葉。「なんとしても救いたい人がいるなら、何万回でも試すべきだ。」何度も何度も時を戻す彼女。やっとの事で、トラックがタクシーに衝突するのを阻止します…が… 翌日目覚め、父が元気な事に歓喜し、どんなに父を救おうと努力したか、泣きながら話すヘジャ。しかし、父、母、兄は怪訝な顔をしてヘジャを見つめます。そう、ヘジャは老人と化してしまっていたのでした。「どうして私が分らないの!?」今まで起こった出来事を色々並べる彼女。両親と兄は、次第に彼女の言い分を信用し始めますが、突然老婆のようになってしまったヘジャには、その事実を到底受け入れる事が出来ません。自室にこもり続けます。彼女が来ていた「深夜バー」へ行き、どうしたかと案ずるジュナ。

そのジュナはと言えば…父が時々祖母の所へ食事をしに帰ってくること知り、父に会う事さえなければよい、と「事件」を工作し、警察へ届出ます。「息子と思った事は無い」と言いながらも、複雑な思いの祖母。その祖母は、ある日ジュナが帰宅すると、亡くなっていました。

自作の事件がバレ、行き所がないジュナと、25歳ながら老婆になってしまったヘジャ。この先…?

第2話 感想

意外と早い段階でヘジャが老人になってしまいました。父の交通事故前までは、笑いの要素たっぷりの内容でしたが、父を何とか助けようして出来ないあたりから、本当に泣けてきます。その彼女を、何が起こっているのか分からなくても助言するジュナは、本当にいい奴、と思えたのですが… 意見がはっきりしていて、まともに見えた彼も、やはり身内のことには冷静でいられなかったか… 一度やってしまった事は引っ込められません。

ドラマのエンディング、老人になったヘジャが、やっと自室を出て、外へ出て行きますが、これはどうも、もう家に帰ってくる意図が無いようですね。ジュナと夜景を見た、あの屋上へいくヘジャはどのような覚悟でいるのでしょうか。現実的過ぎるかも知れませんが、この作品に限らず、家を出た主人公が、どうやって食べていくのか、気になってしまうドラマが結構あります…

それはさておき、ヘジャとジュナの物語はこれからです。ジュナは老人の姿のヘジャをあの彼女だと思えるか… 人間中身が重要ですが、人は外見に惹かれる。その外見が変ってしまった時、人はどうする? かなり前に「エレファントマン」という映画・小説がありましたが、何となく共通するものを感じます。次回からは70代のヘジャと、人生を諦めたジュナのやり取りが始まるようです。時計が壊れ、もう25歳の容姿に戻れなくなったヘジャとジュナの間に何が起こるのか、興味深々になってきました。

キム・ヘジャ 김혜자 70代のヘジャ役

出典:http://tv.jtbc.joins.com/

生年月日1941年9月15日女優 梨花女子大在学中の1961年にKBS公開採用タレント1期に選出され、芸能界にデビュー。1981年、『晩秋』で映画デビューを果たす。1980年10月21日から2002年12月29日までMBCで放送されたドラマ『田園日記』にて演じた役柄から、『国民の母』と呼ばれる
主な出演
ディア・マイ・フレンズ(2016/tvN) チョ・ヒジャ ひとり暮らしの老人
優しくない女たち(2015/KBS)カン・スノク 料理研究家
清潭洞(チョンダムドン)に住んでいます(2011-2012/JTBC) キム・ヘジャ 清潭洞の下宿屋、貸し漫画屋
宮(クン)(2006/MBC)パク氏 皇太后、シンの祖母
田園日記 (1980-2002/MBC)キム会長夫人
他多数
受賞歴
第12回百想芸術大賞 TV部門 女性最優秀演技賞(1976年、『新婦日記』)
第14回百想芸術大賞 TV部門 女性最優秀演技賞(1978年、『あなた』)
第15回百想芸術大賞 TV部門 大賞(1979年、『幸福を売ります』)
第2回マニラ国際映画祭 最優秀女優主演賞(1983年、『晩秋』)
MBC演技大賞(1988年)
東亜演劇賞 演技賞(1988年、演劇 『19そして80』)
第25回百想芸術大賞 TV部門 女性最優秀演技賞(1989年、『砂の城』)
MBC放送大賞(1992年)
第1回フェミニズム大衆文化芸術大賞(2003年)
第2回スター善行大賞(2003年)
KBS演技大賞 大賞(2008年、『母さんに角が生えた』)
第45回百想芸術大賞 TV部門 大賞(2009年、『母さんに角が生えた』)
第3回アジア太平洋スクリーンアワード 女優主演賞(2009年、『母なる証明』)
第18回釜日映画賞 主演女優賞(2009年、『母なる証明』)
第10回釜山映画評論家協会賞/女優主演賞(2009年、『母なる証明』)
第29回韓国映画評論家協会賞/女性演技者賞(2009年、『母なる証明』)
第36回ロサンゼルス映画批評家協会賞 主演女優賞(2010年、『母なる証明』)
第4回アジア・フィルム・アワード主演女優賞(2009年、『母なる証明』)

まぶしくて ―私たちの輝く時間―(眩しくて) 3話・4話 あらすじと感想 ハン・ジミン  25歳のヘジャ

まぶしくて ―私たちの輝く時間―(眩しくて) 視聴率 あらすじ キャスト 感想 相関図



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