悪の心を読む者たち 7話・8話 あらすじと感想

悪の心を読む者たち


悪の心を読む者たち 악의 마음을 읽는 자들 2022年放送 SBS金土 全12話

第7話視聴率7.4%

daisySSさん

第7話あらすじ

富裕層の老人を対象に連続殺人事件は、犯人が映る映像を公開した後、新たな殺人事件は起きず。

若い女性の命を狙う犯人ナム・キテが起こした事件が発生し、身を隠して新たな殺人事件を計画するク・ヨンチュン。連続殺人犯が一人ではなく二人、、、ソン・ハヨン(キム・ナムギル)とクック・ヨンス(ジン・ソンギュ)は、心理学の教授たちにアドバイスを求め、娯楽のための殺人と性的快感を求めて起こす殺人があることを分析し始めます。

ソン・ハヨンは精神病の治療を受けた患者の可能性があることを考え、ユン・テグ(キム・ソジン)も同じことを考え、病院記録を調べ始めます。

殺したはずの女性が生きていることを知ったナム・キテは、別のターゲットを物色。深夜、雨が降る中帰宅する女性の姿、、、ソン・ハヨンは母に連絡をするも電話はつながらず、母を心配。母は無事に帰宅しますが、その夜、ナム・キテのターゲットになった女性は、彼から攻撃を受けますが、近づく車のせいで殺すことができず、その場から逃走。

ソン・ハヨンは女性二人が狙われた事件に使われた凶器が同じものだと知ると、連続殺人犯による事件だと気づきます。二つの事件に関連性があることにこれまで気付かなかった理由は、殺人事件ではなく暴力事件として処理されたから。襲った男を目撃するも身長が低いということだけで犯人の顔を覚えていない女性被害者たち。

ユン・テグ(キム・ソジン)は富裕層の老人を狙った事件の犯人が、若い女性たちを狙った事件の同一犯の可能性があると予想すると、関連付けて捜査を始めます。一方、犯罪行動分析チームのソン・ハヨンとクック・ヨンスは、驚いた被害者が声をあげると犯人が逃走したとの証言から、ユン・テグとは違い、それぞれ別の犯人による事件だと断定します。

ソン・ハヨンとユン・テグは意見が一致せず、、、ソン・ハヨンは女性が襲われた事件現場を確認すると、女性を後ろからではなく前から攻撃したことから、犯人の目的は殺害される女性の表情を見るためだったと予想します。二つの事件が発生したエリアはソウルの南部地域、ユン・テグもソウルの南部地域を中心に張り込み捜査を始めます。

殺人をするための凶器を変えて新たに女性を狙ったナム・キテは、殺人事件を起こし。殺害に失敗した犯人が凶器を変えて犯行に及んだと予想するソン・ハヨン、、、彼と対立的な立場を見せるユン・テグとの間に緊張が流れます。しかし、犯人は逮捕することができない。

しばらく殺人を辞めていたク・ヨンチュンが再び殺人事件を起こします。これまでは富裕層の老人を狙っていた彼は、売春婦を相手に殺人を起こすと、偶然手に入れたクック・ヨンスの警察証明書(バッジ)を利用し、新たな被害者を物色。

連続殺人犯を逮捕したとのホ・ギルピョ(キム・ウォンへ)の連絡を受けたソン・ハヨンとクック・ヨンスは、逮捕されたク・ヨンチュンを観察。4年前クック・ヨンスが紛失した警察証明書(バッジ)を利用して女性を拉致した容疑で逮捕され、、、これまで18人を殺害したと自供を始めます。

殺害後、遺体を埋めたと自供するク・ヨンチュンを連れて被害者の遺体を発見するため、現場検証に向かう途中、トイレの窓を通じて逃走を始め、彼のあとを追うソン・ハヨンとユン・テグ。凶器を持ったク・ヨンチュンに攻撃を受けたユン・テグは、過去犯人から襲われた時を思い出し、身動きが取れない。

駆け付けたソン・ハヨンがク・ヨンチュンを阻止しますが、彼の攻撃を受ける。。。

第7話感想

違うタイプの連続殺人犯が二人登場!

若い女性を殺すことを失敗した犯人のナム・キテは、心配した理由に気づき凶器を変えて新たな事件を起こします。女性を殺害した後、姿を消したナム・キテ。第6話を視聴した時に気になった殺人事件と同じ事件でした。犯人は逮捕されることなく未解決となった事件として記憶しています。

全く違うアプローチで事件の犯人を追うソン・ハヨンとユン・テグですが、今話のエンディングで危険にさらされたユン・テグを助けるソン・ハヨン。しかし、18人を殺害した連続殺人犯のク・ヨンチュンがすごい力で襲い掛かり、、、危機を向かる?

ク・ヨンチュンが犯した事件は実際に起きた事件をモチーフにしたもので、ハ・ジョンウ主演の映画「チェイサー」もこの事件をモチーフにした作品。この連続殺人事件が起きたことをきっかけで、プロファイリングの重要性が浮上することになったようです。それまでは従来の刑事の捜査方法とは違い、プロファイリングを通じて犯人を探る研究やデータの蓄積、犯罪心理学などに注目が寄せられるきっかけとなったと知られています。

このドラマの中でも、この事件をきっかけに犯罪行動分析チームに対する警察内部の考えが変わる模様が描かれることになるのか、ますます面白い展開が期待できますね!

第8話視聴率5.0%

daisySSさん

第8話あらすじ

逃走に失敗したク・ヨンチュンは、ユン・テグ(キム・ソジン)によって逮捕され、警察で取り調べを受けます。犯行を否定するク・ヨンチュン、、、刑事とのやり取りを観察していたソン・ハヨン(キム・ナムギル)は、これまで対面した犯罪者とは全く違うタイプで警察をコントロールしようと態度に気づくと、刑事課長のペク・ジュンシク(イ・デヨン)にアドバイス。

ク・ヨンチュンをなだめながらも警察が多くの証拠を確保している風に装い、自白を導き出すよう誘導する刑事課長のペク・ジュンシク。初めは余裕を見せていたク・ヨンチュンが表情を変えると「考える時間を下さい」と語る。

11人の女性を殺害し、裏山に埋めたと語るク・ヨンチュンの言葉通り、切断された女性たちの遺体が警察によって発見されます。残酷すぎる現場の光景にソン・ハヨンとクック・ヨンス(ジン・ソンギュ)と怒りが混み上がる。

イミョンドンで起きた女性殺害事件も自分が起こした事件だと語るク・ヨンチュン、、、ニュースでそのことが流れると、実際に女性を殺害したナム・キテは、自分が犯した事件出ることからニュースを見て、ク・ヨンチュンへの怒りを感じる。

ク・ヨンチュンは連続殺人事件の犯人として起訴され、犯罪行動分析のため、拘置所にいるク・ヨンチュンを訪れたソン・ハヨンとクック・ヨンス。警察とは違い立場、、、なぜ殺人事件が起きたのかを調べると語るソン・ハヨンに、「殺人が僕の仕事、、、生きるか死ぬかを決めるのは僕」と傲慢な態度で語るク・ヨンチュンは、スムーズに遺体を知りするため、どのように殺害後に女性たちを切断したのかを絵に描き、全く罪悪感を持たない姿を見せる。

これまで多くの殺人犯が犯した事件を調べ分析してきたソン・ハヨンも、ク・ヨンチュンが犯した事件と彼の言動に、気分が悪くなるほどのストレスを感じる。これまでは受動的な態度で話しを聞いてきたソン・ハヨン、、、優越感に浸るク・ヨンチュンを心理面で圧迫し始めます。

「イミョンドンで起きた事件はあなたが犯した事件ではないはず、なぜ嘘の供述をしましたか?老人を相手に行っていた犯行を辞め、女性をターゲットにする犯行に変えた理由は、監視カメラに映ることを恐れたから、、、捕まることを恐れたからではないのか?」と語るソン・ハヨン。

富裕層をターゲットにした後は、売春婦をターゲットにすることで社会のために殺人を犯したと美化するク・ヨンチュンの考えを真っ向に否定し、優越感に浸っていたク・ヨンチュンの感情を荒れさせるほどの衝撃を与える。

イミョンドンで起きた殺人事件の犯人が別人であると分析するソン・ハヨン。これまで対立的な態度を見せていたユン・テグ(キム・ソジン)がソン・ハヨンを訪ねると、過去の出来事に触れると、これまで伝えられなかった感謝の気持ちを素直に伝え、イミョンドンで殺害された女性の犯人はク・ヨンチュンではないはずだと意見を出し、真犯人を逮捕するための協力を求めます。

第8話感想

犯罪心理ドラマではなく、連続殺人事件の真犯人の殺人動機や心理面を分析するプロファイリング(犯罪行動分析)のために、犯罪者の心理を追求するシーンが20分程登場しますが、その内容が残酷すぎて、重い気持ちになりました。

18人を殺害した後、殺人の対象を変えて犯行を続けていたク・ヨンチュンは、11人の女性を殺害し、遺体を山に埋めていた衝撃的な事件。これまでとは違い、初めてク・ヨンチュンのようなシリアルキラーを前にして、心理的に負担を感じるソン・ハヨンの姿が描かれ、視聴する側としても怒りが混み上がりました。

ドラマの中に登場するク・ヨンチュンは死刑囚となったユ・ヨンチョルが犯した事件をモチーフにしたもので、捜査機関でもこの事件を通じて犯行行動分析の重要性を再評価するきっかけになったことが、ドラマを見て分かりました。

自分よりも弱者を対象に行われ、多くの犠牲者を出した事件、、、ソン・ハヨンの分析も鋭く、実際にこんな凶悪犯を目の前にして殺人の背景を探る努力をしたプロファイラーの凄さを感じた1話でした。直接的な描写よりも、犯人が女性たちを殺害するまで、そしてその後、遺体を処理する過程を語るシーンでは怖かったです。殺人犯を演じる俳優の演技が上手で、実際の取り調べ中の様子をリアルに再現したとの評価もありました。

第9話では、二人の女性を殺害する目撃で襲い失敗した後、凶器を変えて犯行に及んだ別の殺人犯ナム・キテを逮捕するために奮闘するエピソードが描かれるようです。実際の事件では犯人が逮捕されなかったと個人的に認識していましたが、違っていたようです。

どんな展開になり、どんな形で逮捕されることになるのか、ハラハラします。

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