偶然出会った、あなた 3話・4話 あらすじと感想

偶然出会った、あなた


偶然出会った、あなた 어쩌다 마주친, 그대 2023年放送 KBS 2TV新月火 全16話

neroさん

第3話視聴率4.0%

第3話あらすじ

1987年に残ることを決めたペク・ユニョン(チン・ギジュ)。ひとまず外に出ようとユニョンに声をかけるユン・ヘジュン(キム・ドンウク)だったが、その瞬間、ヘジュンが修理していたタイムマシンがふたたび放電してしまう。結局、タイムマシンが修復するまでは、ここにいるしかないと話すヘジュン。

ヘジュンがウジョン高校で働くことにしたのには、とある理由があった。刑期を終えて出所した犯人と再会したヘジュンは、3人の被害者と彼を含む3人の容疑者、それらの共通点がみな“学校”に関連していると聞き、ウジョン高校に事件の謎が隠されていると考えていたのだ。

そんななか、母スンエ(ソ・ジヘ)の周辺を探ろうと考えたユニョンもまた、高校に行きたいと話し…。これには動揺を隠せないヘジュン。そこへ、ユニョンを不審に思った刑事のドンシク(チェ・ヨンウ)がやってくる。とっさにヘジュンは、ユニョンをウジョン高校の生徒だと説明。

こうしてスンエが通うウジョン高校の3年1組に転入することとなったユニョン。同じく叔父のドンシクに連れられたヒソプ(イ・ウォンジョン)は、ヘジュンが担任を務める隣のクラスの転入生だという。

教室に入ったユニョンはスンエの隣の席に座る。そんなユニョンが気に入らない様子のヘギョン(キム・イェジ)。しかし、ヘギョンもどうやらミスク(チ・ヘウォン)には頭が上がらないようだ。

その後、ヘジュンはユニョンに授業が終わったらどこにも行かず、教室で待つよう告げた。教室に戻ったユニョンは、スンエがいないことに気付き校内を捜索。そんななか、スンエがミスクの作文の添削を任されていたことを知るユニョン。自分だけでなく、スンエまでもがミスクの被害を受けていたと知り、ユニョンは憤りを隠せない。

添削の証拠をつかんだユニョンは、すぐに学校側に報告するという。しかし、どういうわけか、スンエは自分が望んでしたことだとミスクを庇う。結局、パニックに陥ったミスクを連れて、教室に戻ってしまうスンエ。

一人残されたユニョンはただただ茫然とするしかなく…。一体どんな弱点をつかまれたのかと心配するユニョンの前に、隣のクラスのボムリョン(チュ・ヨヌ)が現れる。ボムリョンが渡そうとしたのは、他でもない喫茶店のマッチ箱だった。

放課後、ユニョンが教室でヘジュンを待っていると、ミスクが「気をつけて」と意味深な言葉をかけ、教室を出ていく。不審に思ったユニョンはその後を追い、どういう意味かとミスクを問い詰めた。しかし、何も答えようとせずにそのままタクシーに乗って帰ってしまうミスク。

残されたユニョンは、ミスクの兄を名乗るコ・ミンス(キム・ヨヌ)に声をかけられ、車で送ってもらうことに。先ほどのミスクの言葉は、相手の心理を読もうとする一種のテストのようなものだとミンスはいう。

その後、豹変したミンスに気絶させられ、家に連れていかれるユニョン。リビングのソファーで目を覚ましたユニョンは、何食わぬ顔で大丈夫かと聞くミンスに敵意をむき出しにした。

「あんたがこんなことしてるって、コ・ミスクは知っているの?」ユニョンが尋ねると、「どうだろうな。知っているかもしれないし、知らないフリをしているのかも。」とミンス。これが初めてではないと知ったユニョンは、ますます警戒心を強める。そんななか、玄関のドアを強く叩く音が。

ミンスが席を立ったのを見計らって、背後から酒の瓶でミンスの後頭部を強打するユニョン。カッとなったミンスがユニョンに襲いかかろうとした瞬間、ドアをけ破ったヘジュンが現れ…。

ふらつくミンスに向かって、「信じてくれと言ったじゃないか!」と叫ぶヘジュン。実はミンスこそが、のちに連続殺人犯として刑務所に入ったあの男だったのだ。

第3話感想

驚きの展開に!2021年にヘジュンが面会に訪れた受刑者は、なんとミスクの兄ミンスでした。何度も自分は無実だと訴え、ヘジュンに信じて欲しいと頭を下げていたミンス。しかし、やはりミンスにはその後の犯行を連想させる余罪(?)があったようです。

やはり連続殺人事件の犯人は、ミンスに間違いないのでしょうか。それにしても、見ず知らずのミンスの車にやすやすと乗ってしまうあたり、ユニョンの危機感のなさが心配ですね。

さらに第3話のエピローグでは、タイムマシンにひかれる前のユニョンとミンスがすれ違っていたことが明らかに!また、かつて暮らしていた自宅へ向かったミンスが、そこに置かれた家族写真を見て不気味な笑みを浮かべるシーンが。。その姿がなんとも恐ろしく、思わずゾッとさせられました。

当時、事件の容疑者候補にあがっていたのは3人の男たち。その中には、なんとユニョンの父ヒソプの名前も。ユニョンとのやり取りを見る限り、ヒソプが犯行に及ぶとは考えにくい気がしますが、、なぜヒソプは容疑者となってしまったのでしょうか。

また、ユニョンが持っていた喫茶店のマッチ箱。果たして、そのマッチ箱に隠された秘密とは?興味津々です。おもしろい!

第4話視聴率4.3%

第4話あらすじ

ユニョンの持ち物から見つけたマッチ箱を差し出し、ここに来た理由を尋ねるヘジュン。ユニョンがそれを「拾った」と答えると、ヘジュンは思わず顔をしかめた。いつどこでマッチ箱を拾ったのかと聞かれ、母の死を知って川辺で泣いたときのことを振り返るユニョン。しかし、ユニョンはそれ以上口を開こうとはしなかった。

署での事情聴取を終え、帰宅するヘジュン。ソファーで眠ったフリをするユニョンを起こし、ヘジュンは近くの喫茶店へ連れて行く。ユニョンの好きな甘じょっぱい食べ物を食べさせようと、グァベギ(韓国のドーナツ)と醤油を注文するヘジュン。一口食べて、ユニョンはその意外な組み合わせに目を丸くする。

その頃、荒れ散らかった自宅を一瞥したミスクの母は、隣に立つミスクに片づけを命じた。

翌朝、ユニョンが目を覚ますとすでにヘジュンは家を出た後だった。置手紙には、お弁当を持って向かいのスンエの家に行くよう書いてある。ヘジュンが用意してくれた朝食を食べ、スンエの家へ向かうユニョン。そこはユニョンにとって、祖父母の家でもあった。その日は遠足の日で、ユニョンはスンエと一緒に遠足先の山へと向かう。

一方、先に現地に到着したヘジュンはボムリョンに、昨日ユニョンに渡そうとしたマッチ箱を出せと命じた。それは最近生徒たちの間で流行っているラブレターだという。犯人のシグニチャーと思われたマッチ箱は、意外にも多くの生徒が所持していることが明らかに。

時間になってもなかなか現れないユニョンを心配したヘジュンは、山のふもとまで彼女を迎えに行く。その頃、ユニョンは相変わらずスンエにちょっかいを出そうとするヒソプを警戒していた。

ボムリョンが持ってきたギターを抱え、皆の前に立つヒソプ。ヒソプにどんな男性が好きかと聞かれ、スンエは「歌が上手な人」と答えたという。そんなスンエのため、ギターで弾き語りを披露するヒソプ。そんななか、教育実習生のジュヨン(チョン・カヒ)が、校長のビョング(キム・ジョンス)に連れられてやってくる。

実はこのジュヨンこそが、第一の被害者だというのだ。実習の間、親戚の家で世話になるというジュヨンの言葉を聞き、ヘジュンはすぐにそれが嘘だと気付く。ひとまず電話番号を書いたメモを渡し、ジュヨンと別れるヘジュン。

ミスクは兄に襲われそうになったユニョンに謝るでもなく、むしろユニョンのせいで兄が警察に捕まったと非難した。「自業自得でしょう?」とユニョン。つづいてユニョンが自分の弱点は何かと聞くと、ミスクは迷わず「スンエ」と答える。思わずドキッとするも、なんとかバレないよう平静を装うユニョン。するとミスクは、「お兄ちゃんのことだけど…。あんな風になったこと、私は嬉しいと思う?それとも反対だと思う?」とまたしても意味深な質問を投げかけた。

その日、これから起こる事件についてユニョンに説明しようとするヘジュンだったが、そこへビョングから連絡が。なんとジュヨンと連絡が取れないというのだ。慌てて家を飛び出すヘジュン。一方、ユニョンは先ほど初めて会ったジュヨンに対する既視感の正体について、一人考えを巡らせていた。

ふと何かを思い出したユニョンは、カバンの中に入ったままだったミスクの書きかけの原稿を手に取る。そこには、先ほどユニョンが見たのと同じ光景が事細かに書かれていた。本の題名は、“私が殺した人たち”。

ハッとしたユニョンはそのまま家を飛び出す。同じくジュヨンを探すヘジュンは、ミンスが釈放されたと聞いて彼の家へ。しかし、そこにジュヨンの姿はなく…。

つづいてどこかへ向かったヘジュンは、そこで原稿を持ったまま茫然と佇むユニョンと顔を合わせる。「どうしてここに…?」ヘジュンの質問には答えず、「あの女性、死んだんですか?」とユニョン。

第4話感想

第一の被害者であるジュヨンの失踪。そしてミスクの原稿に書かれた、まるでジュヨンの死を予測させるような言葉の数々。これは一体、、

前々からミスクの行動には不審な点が多くみられましたが、まさか自分の犯行を小説に書き記していた?のでしょうか。だとすると、恐ろしすぎますね。さらに今話のエピローグでは、ミスクとミンスの再会が描かれました。

前回、家族写真を見て不気味な笑みを浮かべたミンス。そこへ現れたミスクもまた、なにやら意味深な笑みを見せていました。さらにミスクの服の裾が汚れていたのも気になります。もしかするとユニョンの母は自殺ではなく、ミスク(もしくはミンス?)に殺されたのか、と疑ってしまいます。

明らかに正常ではないミスクとミンス兄妹。そして、ミンスの犯行を知っても顔色一つ変えず、妹のミスクに片づけを命じる母親もなんだか怪しいですね。サイコパス一家?なのでしょうか。

3人の被害者と3人の容疑者。容疑者の中にユニョンの父ヒソプの名前があるのが気になりますが、事件の真相は一体・・謎解きやスリラー的要素も加わり、毎回ゾッとさせられます。サスペンス系や犯罪スリラーが得意な方には、ぜひとも!オススメな作品です。



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