韓ドラの鬼

不可殺 9話・10話 あらすじと感想

不可殺


不可殺-永遠を生きる者-불가살 Bulgasal: Immortal Souls プルガサリ 2021年放送 tvN土日 全16話

第9話視聴率3.043%

hg@さらんさん

第9話あらすじ

「ファルの家族を殺したのは、私ではなくあなたでしょう。」サンウンの言葉を否定するように、ウルテはサンウンの首を絞める。もちろん、サンウンを苦しめればウルテも苦しむが、そうしなければ生き残れない。ファルはウルテに毒注射を打って、一時的にサンウンと共に退避する。その場に戻って来たホヨルもまたファルを運ぶのを手伝う。毒で動けない体で3人を見送るウルテ。

1000年前、ホヨルそっくりの武官がいた。ホヨルの前世であろうか。彼は虚栄心ゆえに脆弱な長男を置いて、自分によく似た次男と一緒に都に行こうと考える。そんなある日、次男ウルソは魔物の住む森に狩りに行って死んでしまう。嘆き悲しむ父親にウルテは言った「プルガサルの仕業」だと。しかし、実はウルテは父の可愛がるウルソをその手で殺めてしまった。その時、目撃者に気づいて襲い掛かるウルテをとり押さえつけたのは、なんとサンウン(プルガサル)。

ホヨルは傷ついたファルとサンウンを車に乗せて、家に向かう。どう考えてもプルガサルのファルを助けている自分が信じられない。サンウンはファルはウルテを倒す唯一の手段であり、ファルは元は人間だからウルテとは違うと言うが、どうにも理解できない。しかし、猛毒注射を打たれて苦しみながらも、自身を助けてくれたファルの姿を思い出すと複雑な思いを禁じ得ない。

苦しみもだえる間に昔のことを思い出したウルテはやるせない思いにかられる。そうして、ようやく立てるようになると夕闇の中で人を襲う。一方、家でひと眠りしたファルはサンウンがファヨンの妹ゴブンから聞いた事だと知る。気が急いてすぐに会いに行きたがるが、体は重く思うようにいかない。サンウンはファルの回復の為に自分の血を飲むように勧めるが、ファルは決して人間の血は飲まないという。

47年前のこと。あの頃、父はいつも遅くまで帰って来ず、ホヨルとソニの幼ない兄妹は身を寄せ合い、暮らしていた。ある晩、遅くに酔って帰った父は体の弱い妹に牛乳を渡す。ホヨルは妹が飲む前に牛乳の不審な臭いに気づくが、どうしても飲ませようと迫る父。「プルガサルが来た。おしまいだ。」父から逃げて家の外で震えながら隠れる2人。と、突然うなり声が聞こえ、2人の鼻から血が流れる。プルガサルは父を殺してどこかに消えたが、ソニはそのまま亡くなってしまう。

ファルは突然自分がプルガサルということを知ってしまったホヨルが心配だったが、ホヨルは夜遅く訪ねて来たファルを警戒、案の定もう信じないと言われる。その言葉を受け入れたファルは多くを語らず去り、なんとなく後味の悪さを感じるホヨル。一方、ファルが心変わりしそうで心配になったウルテは、ドユンにサンウンを自分の元に連れて来させようとする。ドユンはどうしても気が向かず抵抗を見せる。

600年間真実を知らなかった可能性にいてもたってもいられないファル。サンウンと療養所に行き、ゴブンを少し離れたところから見る。サンウンはファルに聞かせようと過去の話を持ち出すが、ゴブンはファルの独特な雰囲気を恐れ、右手の傷を見て取り乱してしまう。ファヨンの妹がこれほど自分を恐れるなら、ファヨンはもっと恐れたはず。ファヨンは信じられないが、サンウン自身はファルから信頼を得られる。

ファルに頼まれて自身の記憶を見てほしいと頼まれたシホ。ファルとシホは前世出会ったことがあるという。しかし、やってみるが不発に終わる。キッチンに戻ると、食べ物の匂いで吐き気を感じたシホ。そのせいで、シホの妊娠が皆に知れる。ファルはシホのお腹の子が息子アチャンかも知れないと感傷的になる。

ファルは元気がないというドユンと話をすることに。親のないドユンは兄が唯一の血縁だが、体が弱くて今も入院中だ。兄が病気がちなのはなんとなく自分のせいのような罪悪感を抱いている。そんな2人を昔から支援してくれている恩人からの頼まれごとが気が進まないという。ファルはしたくないことはするな、兄の病気もドユンのせいではないと頭をなでる。ドユンの心配を解決するため、ファルは内緒でドユンの支援者の調査を頼む。

家ではシホのお祝いが始まり、和やかにケーキを食べ始める。一人部屋に戻ろうするファルを引き留めるサンウン。なんとなくそこにいるファルとシホの妊娠に驚くドユン。自分たちは家族のようなものだというサンウンたち。ファルの「出て行け」もただの口癖。ドユンはウルテの頼みを断ろうとするが、ウルテは自分が直接乗り込めば家人が危険にさらされると脅かす。

ドユンは誰にも何も告げずに呼び出しに応じたサンウンに、本当のことを打ち明ける。サンウンはそのことで自分と一緒にいる人たちが危険であると気付き、一人発とうとする。ドユンはそんなサンウンを止めて、ファルに全て打ち明け方法を探そうと訴える。その時、ドユンが何者かを知ったファルは詳しい事情も聴かず、再び会ったら殺すと言ってドユンのすがる手を振り払う。

ドユンは計画が失敗したと知ったウルテから、入院しているはずの兄はもうこの世にいないと知らされる。ファルから見離された上、ウルテが自分を騙して利用していたことに衝撃的を受ける。一方、ファルたちはウルテの手から逃れるために家を離れることにする。ドユンがスパイだと知らされたシホは直接電話して確かめようとする。ドユンの兄は希少疾患を持ち、ドユン自身も生まれつき盲目だった。保護施設に暮らしていた時、ドユンはウルテに助けを求めた。兄は病院にドユン自身も移植手術を受けさせてもらったという。そのことを知ったファルはドユンが息子アチャンだと気付いて…。

第9話感想

ドユンがアチャンだった!おお、これは衝撃の事実ですね。そう言われてみれば、ウルテにあんなに好かれているようなのに、ファルの方により懐いている印象がありました。シホには年も近くて、なんとなく興味のある様子でシホもなんだかドユンを可愛がって…という感じがこれでわかりましたね。

ウルテも過去は人間だったようです。それも父親はホヨルやファルの養父グクそっくり。体の弱い自分を遠ざける父の愛を欲していたのか、異母弟を殺してプルガサル(サンウン)のせいにした彼。それがどうして彼自身がプルガサルとなったのか、今後の展開が気になります。

第10話視聴率4.272%

hg@さらんさん

第10話あらすじ

洗濯物を取り込んでいたシホの前に現れたウルテは、靴のまま家に上がり込むとサンウンを探し始める。シホは震えながらもサンウンはファルと一緒にいると答える。シホには危害を加えないと言って、そのまま2階に上がるウルテ。部屋という部屋を確かめた後、ファルの部屋へ。壁に掛けられたサンウンの前世の絵がなぜか微妙に揺れたのに、ウルテは気づいていない。

ウルテはサンウンの絵をじっと眺める。奥の部屋に隠れているサンウンは恐怖に息が詰まる。どうかすると思わず声が漏れそうに。ウルテは何か聞こえたような気がして、絵に近寄る。ますます動悸が激しくなり、サンウンがもうだめだと思った時。家の外から急ブレーキの音。戻って来たファルはウルテを車で連れ出し、サンウンとシホは胸をなでおろす。

ウルテはファルに2人で話そうと言われてウキウキだ。反対にファルはダンマリ。人気のない場所に来て急に急加速をしたファルは車を道端の小屋に激突させる。フロントガラスを突き破り外に投げ出されたウルテは満身創痍。ファルは折れ曲がったウルテの手首を踏みつける。全てを知っているくせにドユンを利用したと怒りを抑えない。と、ファルの電話が鳴る。頭抑神はファルを苦しめるためにドユンをさらったことだけ告げて電話は切れ、ウルテはドユンを助けるため、ある事件を調べろと話す。

一旦、家に戻ったファルはシホとサンウンを別の場所に移そうとするが、サンウンは自分だけが離れる方がいいとシホとヘソクを残して家を出る。ファルとドユンのことを薄々感づいていたサンウンは時間が惜しいと一緒にドユンを探しに行くことに。

ヒョンニム事件。ホヨルの調べでは、ある夫婦が頭を殴られて死に、現場に一人の女の子が生き残ったと事件。当時、小学生だったキム・サンヒは何も知らずに眠っていたといい、両親が残酷な死にあっても平然としていたという。当然、容疑対象になったが、あまりにも幼なく容疑を逃れた。

その後、サンヒはある地方の獣医師と結婚。三年前、義両親がボーガンで打たれて亡くなるという事件が起きる。当然、警察はサンヒを疑った。しかし、実に不思議なことに自分の両親が殺されたかもしれないのに、夫は絶対にあり得ないと最後までかばったという。結局、証拠不十分でサンヒは釈放に至る。その夫の実家の近くには頭抑神の住処パドウ山があった。

頭抑神はドユンに兄の墓を教えてやると騙して車に乗せ、パドウ山近くの森に連れて来た。この森がとても気に入って、地元の男性と結婚したと。森を気味悪がり、ウルテに恨み言を言うドユンに同調し、ウルテの秘密を教えて睡眠薬入りの水を手渡す。

森を目指して走るファルの元にウルテから連絡が。ことが一刻をあらそうだけに、ウルテの手を借りることに。ウルテは夫の病院に向かう途中、エンストして苦労しているホヨルをみつけ声をかける。警戒するホヨルだが、ウルテの説得がもっともだったので車に乗ることに。ホヨルには決して手を出さないと言うウルテの意図が計り兼ねる。とにかく、ウルテが本気でドユンを心配しているのを感じ取るホヨル。

森を捜索するファルとサンウン。サンウンは鬼物の気配を感じ取り、居場所を示す。頭抑神の姿をみつけたファルは近づいて行くが、頭抑神の立っている場所は崖っぷち。近寄れば飛び降りて、ドユンの居場所はわからなくなると。ふいにボーガンが体に打ち込まれ、苦しい表情のファルに大喜びする頭抑神。ボーガンを打ったのはやはり鬼物の生まれ変わりの夫。

「逃げろ!」とファル。ファルはプルガサルの姿になって頭抑神に襲い掛かり、一緒に崖に落ちてしまう。夫はサンウンを追いかけながら、頭抑神に頼まれてドユンを隠したことをベラベラとしゃべり出す。それを聞いたサンウンは自ら姿を現して、ドユンの行方を訊ねる。夫はサンウンが矢が刺さったまま、自分と追いかけっこをすれば教えると笑い、結局その前に全部しゃべり倒す。そして、矢を引いた!

ファルはサンウンの胸めがけて飛んできた矢を間一髪で掴むと、夫に襲い掛かって草むらの中へ。恐ろしい唸り声と叫び声がこだまする。しばらくして戻って来たファルに近づくサンウン。ツーっと垂れる鼻血。構わず、ファルの胸の矢を引き抜く。死なないから大丈夫だというファルに、痛みは感じているじゃない、と。

這う這うの体で車に戻って来た頭抑神。背後から唐突に現れたウルテに驚くも、従順な秘書の顔を保とうとする。しかし、ウルテがドユンを助けると言うとたまらず大声で笑い出す。ドユンにウルテの秘密を教えたと言い、それをファルが知ったら…と言い終わらないうちにウルテは頭抑神に襲い掛かる。

ドユンはある家の一室で目を覚ます。恐る恐る声を上げても誰もいない。家を出ても何もなくどこかもわからない。心細くなったドユンは一か八かでファルに電話する。ファルは怒りもせずに電話に出て迎えに来ると。「すまない。」と繰り返すファル。嬉しくなるドユン。「そう言えば…。」と秘書から変な話を聞いたと話し始めた時、目の前にウルテが現れ、ドユンの電話を壊してしまう。

「前世のドユンを殺したのはウルテだ。」ドユンは意味も分からずに秘書から聞いたことをそのまま答えると、ウルテはドユンをそっと抱きしめる。小さな頃から成長するのを見て来て情が移ったみたいだ。そう言って涙を浮かべながら、鋭い刃物をドユンの胸に突き立てる。

倒れたドユンを発見したホヨル。急いで駆けつけたファルとサンウン。ダッと駆け寄るサンウンの後をまるで魂を抜かれたかのような足取りでドユンのそばに近寄るファル。そっとその体を抱きしめると、「父を置いて逝くな…。」と涙をこぼして…。

第10話感想

ウルテは本当にファルの大切な人々には手を出さないんですね。シホもホヨルもそうで、狙われているのはサンウンだけ。ファルと2人で話すと言われてウキウキした様子とか、おしゃべりの様子とかはところどころおちゃめな雰囲気も感じます。

ウルテはドユンがスパイだとファルに気づかれた時、あんなに愛想のない顔を見せたくせに、さらわれたと知ると顔色を変えて助けようとしたのは驚きです。なのに、結局ナイフで刺してしまうなんて(-_-;)でも、プルガサルになって首にかみついたんではないということは…。

ファルがめっちゃ可愛そう。ドユンがアチャンだと気付かない自分を責めて責めて、また危ない目に合わせてしまったことを悔やむファル。そんなファルがやっと会えたのが血を流して倒れているドユンだなんてあんまりです。ドユンが助かってほしい!

不可殺 11話・12話 あらすじと感想

不可殺-永遠を生きる者- (プルガサリ)全話あらすじと感想 キャスト・相関図 視聴率


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