ライフ・オン・マーズ 1話・2話 あらすじと感想 チョン・ギョンホ ハン・テジュ役

ライフ・オン・マーズ


ライフ・オン・マーズ   라이프 온 마스 全16話

第1話視聴率2.081%

onwardさんの感想より

第1話 あらすじ

線路上を必死に走る少年。何かに追われている?痛み悶える女性の腕が力尽きたようにぶら下る…どんどん近づく列車の轟音…少年はトンネルの入り口へと走り続ける…それは、主人公の刑事ハン・テジュがずっと魘され続けている夢でした。

父親の命日には実家に帰ると母に約束したテジュが警察署に出向くと、聞こえてきたのは「チクリ魔のご出署だぜ」という他の署員達のひそひそ声。

テジュは、元婚約者だった同僚チョン・ソヒョンに「マニキュア殺人事件」の連続殺人犯の捜査を依頼されます。裁判所で、容疑者キム・ミンソクに対し完璧な証拠を並べるテジュは、最後になって事件現場が何者かに荒らされた可能性を言い出し、容疑者ミンソクは釈放されてしまいます。ソヒョンに「君にマニキュアを塗ったらさぞかし綺麗だろうな」というミンソク。またテジュに「俺たち会ったことあったっけ?なんか見覚えある気がするけど」。

その夜、酒をあおり寝ていたテジュは電話に起こされ、ソヒョンが行方不明になったと知らされます。目撃情報を得て出動するテジュとチーム。しかしミンソクを組み倒したテジュが聞いたのは、怖がって泣いている少年テジュを思い出した、というミンソクの言葉でした。そして逆上するテジュの頭部に突然銃口が当てられ、ミンソクは逃走し、テジュはなんと撃たれてしまいます。横たわるテジュの脳裏にまた列車の音が響き、子供のテジュが泣きながら走っている場面が映し出されます。

気が付いたテジュがあたりを見回すと、なんとそこには1988年の世界。2名の警官イ・ヨンギとチョ・ナムシクに身分証明を要求されたところで、キム・ミンソクに気付き、2人の警官と共に追跡するも、捕まえた男のマスクを取ってみると人違いでした。

署でカン・ドンチョル係長に向かい、自分はソウル地方警察庁の科学捜査部門所属と言っても全く相手にされず、嘘をついた、とパンチを食らう始末。でもなぜかドンチョルが所属する署への異動許可書が出てきて、テジュは彼の元で勤務することになります。これは夢なのか自分が狂ってしまったのか、悩むテジュ。

他3人のコーヒーを入れたりカップを洗ったりが日課で、署唯一女性警官のユン・ナヨン。何と呼べばよいかと聞かれて「ユンさんか、ユンか、おい」と答えるナヨンに、テジュは「さよなら、ユン・ナヨン巡査」と返します。敬意を表する呼び名を誇らしく感じるナヨンでした。

ある日テジュが自宅のテレビのつまみを弄っていると取れてしまい、画面に出てきた男が「彼は眼を覚ますだろうか。起きなさい、ハン・テジュ!聴こえるかね」と言います。テジュは彼に問いかけますが、相手は聞こえず消えてしまいます。

ドンチョル達と事件現場に向かったテジュは、現場を見てギョッとします。何と被害者の手爪には真っ赤なマニキュアが!

第1話 感想

ライフ・オン・マーズは、2006年から07年にかけて英国BBCで放送され高く評価されたドラマのリメイク版なので、しっかりしたストーリーラインが期待できると見始めました。

チョン・ギョンホの演技を見るのは実は初めてでしたが(ファンの方御免なさい)、何より、「ショッピング王ルイ」で何とも面白可笑しく味があったオ・デファンと、「リメンバー息子の戦争」でやくざな弁護士を好演したパク・ソンウンがチームを組んで刑事役なら、きっと面白いだろう、と。

前半2018年時系列の話の展開が興味深く、テジュとスヒョンのラブライン復活を期待させる雰囲気もありました。なので、このドラマのほとんどが過去を描くものだとは分かっていたにも関わらず、1988年に飛んでしまった時は少々がっかりしたのが正直なところでした。それにしても、ドンチョルが描き出す「係長」の操作方法は1980年代そのもの。頭脳派・原理原則派・科学デジタル派のハン・テジュとは対照的なキャラクターで、2018年時系列で高い実績を誇るテジュと1988年時系列で「番長」のドンチョルがどう対決していくのか楽しみです。

そして主要テーマは、テジュが生きているのか、死んでいるのか、意識不明状態なのか、またどの時系列に存在しているのか、ということ。テレビから出てきて起きろ、と言った男は誰なのか。悪夢の意味するものは何なのか。キム・ミンソクがテジュの過去とどう関係しているのか。一話を終わって、視聴者はテジュと同じぐらい「見えない状況」に置かれていると思います。

また、ナヨンとテジュの関係も発展する可能性を秘めており、これも楽しみです。

第2回話視聴率3.122%

onwardさんの感想より

第2話 あらすじ

テジュは、今自分が置かれている1988年の犯行現場と、2018年の「マニキュア殺人事件」があまりにも似ていることに目眩を感じます。そして、自殺だとレポーターに話すドンチョルに対し、これは他殺で、しかも連続殺人犯によるものだと断定します。騒ぐレポーター達。しかし、テジュにとっては、この事件がキム・ミンソクとどう関連しているのかを知ることの方が重要でした。

署に戻り、検死が保健所で行われていることに驚愕するテジュ。DNA検査がアメリカでしかできなかった時代に、ドンチョル達に科学捜査の知識があるはずがありません。

被害者は勤めている喫茶店から配達に行って行方不明になった、というナムシクの報告を聞いてメモを取るナ・ナヨン。ドンチョル達は喫茶店オーナーの情報から、あるDJを取り押さえますが、アリバイ成立で事件は振り出しに戻ってしまいます。

その夜、テジュとドンチョルが再度事件現場へ向かうと、そこにはナヨンの姿が。ナヨンは学生時代に心理学を専攻していて、犯人は被害者に憎悪ではなく愛情を感じたのだろうと推定します。そして、日中に受理した行方不明届出書の内容が事件と似ていることに気付きます。しかし、捜査に入ったアパートで手掛かりは得られたものの、犯人の特定には至りません。

翌日、テジュの前にテレビに出てきた男が現れ、「諦めてはいけない。目を覚ます為には強くいなければいけない」と告げます。ナヨンに「自分でも狂っているんじゃないかと思う」と言うテジュに、ナヨンは真剣に医者へ行くよう勧めるのでした。

検死の結果、被害者の手についていたのは硫酸カルシウムだと判明します。ブリケットの生産に硫酸カルシウムを使用することから、4人は近くのブリケット工場へ急行し、無事生きている2人目の被害者を発見します。ところが、テジュの前に何とキム・ミンソクが!テジュにニヤッと笑いかけるとそのまま逃走。テジュ達は追いかけますが、一瞬見失ってしまい、やっと取り押さえた男のマスクを引き剥がしてみると…それはテジュが全く見たことが無い男の顔でした…

一件落着を祝う席を離れて署に戻ったテジュは改めて事件簿を見返し、ミンソクの件とはなんら関連のないことを確認します。署を出ようとするテジュ。すると、廊下の向こうにテレビの男が現れ、自分は医者でテジュの潜在意識の中で対話しているのだと告げます。そして、テジュは今ソウル中央病院に入院していて、一緒にいるソヒョンも彼が目を覚ますのを待っているのだ、と。自分は意識不明なのかと聞くテジュに対し「君が観ているものは現実ではないんだ。もとへ戻るには幻想から解き放たれなければならない。」

警察署の屋上の淵に立つテジュの脳裏に、ミンソク追跡から始まった2日間の出来事がフラッシュバックします。そして、あの医者の言葉…意を決したテジュは眼を閉じて…!?

第2話 感想

事故にあって1988年に来たから、また「事故」を起こせば元に戻れるという事!? 第2話が終わったばかりで、もう2018年に戻ってしまうの!?

全く心を開かない(開けない)テジュですが、噛み合わないながらもドンチョル達と一緒に犯人を逮捕して、「番長」署長の気持ちがほんの少しテジュの方へ傾いた気がします。容疑者に蹴り飛ばされるテジュを見てドンチョルが怒鳴った一言「刑事に向かって何てことするんだ!」。 テジュのこと、少しは気になるのね。

また、注目すべきだと思うのがナ・ナヨン。一人前の仕事が与えられない中で自分なりに研究し、人の心を理解しようとする一生懸命な彼女は、署内で唯一能力を認めてくれるテジュに惹かれはじめていて、今後テジュがどう対応するのか楽しみです。

それと、「何が本当か」という主要テーマ。もしテジュが意識不明なら、その状態で彼が「観ている」世界はすべて「夢」。 でも今の彼が置かれている状況はあまりにもリアルです。時々現れる医者はどういう存在なのか。なぜ両方の時系列にミンソクが居るのか。本当にテジュは飛び降りてしまうのか。初体験のチョン・ギョンホの演技に引き込まれ、次の展開が気になります(それにしても、どうして屋上に柵一つないのかとても疑問に感じました)。

チョン・ギョンホ 정 경호
ハン・テジュ役 靭性市西部警察署刑事、科学捜査班チーム長

出典:http://program.tving.com/

生年月日: 1983年 8月 31日 タレント / 俳優 身長/体重: 183cm, 73kg
2003年KBS公採タレント20期
ミッシングナイン(2017)ソジュンオ役 バンドグループドリーマーズのリーダー
純情に惚れる(2015)カン・ミノ 企業ハンター
幻の王女チャミョンゴ(2009)ホドン 高句麗の王子
犬とオオカミの時間 (2007)カン・ミンギ 国家情報院エージェント、ジウの恋人、スヒョンの義兄
2009年SBS演技大賞PD賞

ライフ・オン・マーズ 3話4話 あらすじと感想 パク・ソンウン カン・ドンチョル役

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