プレーヤー2 ～クンたちの戦争～ 플레이어 2: 꾼들의 전쟁
第1話視聴率
第1話あらすじ
2021年、外国系のペーパーカンパニーであるジュンナン産業に乗り込んだカン・ハリ（ソン・スンホン）。大金の入ったカバンを抱え、ハリは屋上へ向かう。
同じ頃、ハッカーのビョンミン（イ・シオン）が金庫のロックを解除すると、ジヌン（テ・ウォンソク）はそこに置かれたお宝を手にとる。あとは逃げるだけと思われた時、ビョンミン、ジヌンの前にそれぞれ追っ手が駆けつけた。
ハリはカバンに入っていた現金をバラまき、屋上に駆けつけた男たちを次々になぎ倒す。最後に男の一人のベルトにワイヤーを引っかけると、そのまま屋上から飛び降りるハリ。
同じく追っ手を振り払って建物から出てきたビョンミンとジヌンを乗せ、アリョン（クリスタル）は得意のドライビングテクニックで追っ手を引き離していく。
男たちをやり過ごしてほっと一息つく一同。ふたたびアリョンが車を走らせるも、そこへ1台の大型トラックが突っ込んでくる。
しばらくして、ハリが連れて来られたのは薄暗い倉庫のような場所だった。同じく両手足を縛られ、身動きが取れない仲間たち。
男はハリに仲間の内1人を殺せば、残り3人は無傷でここから出れると告げる。悩んだ挙句、ハリは自らのこめかみに銃口を向けた。しかし、最初から銃弾は入っていなかった。仲間のために自分を犠牲にしようとしたハリを見て、組織のボスと思われる男は「つまらないな」と呟く。そして次の瞬間、銃声が鳴り響き…。
月日は流れ…。仲間のアリョンの死を悲しむハリら。そんな彼らの前に、アリョンの妹ジェイ（チャン・ギュリ）が現れる。最初はジェイをチームに入れることに反対するハリだが、ジェイも簡単には引き下がらない。結局、ハリはジェイを仲間にすることに。
2024年現在、ハリは韓国を離れ、香港にいた。一人酒を飲んでいると、1通のカードが届く。差出人は不明。
カードに書かれていたタイのパタヤへやってきたハリは、そこでまた同じく赤いカードを受け取る。慌てて今しがたカードを置いて行った女性の後を追うも、すぐに人混みに消えてしまう。
2通目のカードに書かれていたのは、バーの名前だった。その日の夜、ハリはカードに書かれたバーへ向かう。するとそこへ、昼間見た女性が。
後を追ったハリは、カウンターで酒を飲む謎の女性スミン（オ・ヨンソ）と対面。スミンを連れてホテルの部屋に向かったハリは、スミンが何者か探ろうとするが、そこへ何も知らないビョンミンらがやってくる。
ふたたび部屋に戻るとスミンの姿はなく、ベッドの上にパーティーの招待状が置かれていた。それはNFT（非代替性トークン）投資で詐欺を働く、カン・ドヨン（テ・インホ）が主催するパーティーだ。
ドレスアップして会場へやってきたハリは、そこで同じくきらびやかなドレスに身を包んだスミンと再会する。プール際に立ち、スミンと並んでドヨンのスピーチに耳を傾けるハリ。そんななか、不審な人影に気づいたハリはすかさずその後を追う。
ハリが予想した通り、男は懐に隠し持った銃を取り出し、ドヨンに向かって引き金を引いた。男の動きを封じ、「3つ数えたら離してやる。夜市場の方に逃げて雑踏に紛れるんだ」とハリ。
ハリの合図とともに走り出した男は、市場に向かって一目散に駆けていく。
一方、会場に残ったハリはドヨンに声をかけられ、高校の後輩だと挨拶。ハリと別れた後、すぐさまドヨンは秘書にハリの正体を探れと命じた。
ハリらが滞在するペンションで目を覚ましたウヨン（イム・スロン）。ウヨンの妻はNFT投資詐欺の被害者で、2人の間にはまだ幼い息子もいた。そんな息子と自分を残し、ウヨンの妻は自ら命を絶ったのだ。
スミンに言われた通りドヨンを陥れる作戦に乗り出したハリは、資金洗浄の専門家に扮したビョンミンを連れ、ドヨンのもとへ向かう。すっかりハリらを信用したように思われたドヨンだが、それは罠だった。
銃を向けられたハリとビョンミンの前に現われたのは、なんとスミン。
第1話感想
ソン・スンホン主演、痛快アクションコメディの第2弾。
2018年に放送されたドラマ「プレーヤー（原題）」の続編です。私は1作目の方を見ていないので、2作目からでも楽しめるのかと不安でしたが、まったく問題ありませんでした。早い展開で、あっという間に1時間が過ぎてしまいました。
第1話では、1作目でソン・スンホン演じるハリと共に活動していた紅一点のアリョン（クリスタル）が殺され、悲しみに暮れるメンバーの姿が描かれました。そして、アリョンの代わりにチームに合流したのは、アリョンの妹ジェイ。
ジェイを演じるのはアイドル出身の女優チャン・ギュリです。てっきりこのジェイがヒロインなのかと思いましたが、シーズン2ではまたもや新たにオ・ヨンソ演じるスミンというキャラクターが登場。どうやら今作では、このスミンとハリの絡みがキーポイントとなっていきそうです。
1話の冒頭ではハリらの活躍をまとめた映像も流れ、私のように前作を見ていない人でも内容がわかりやすい作りになっていました。
そして、エンディングでははやくもスミンに裏切られるハリの姿が。これは一体、どういうことなのでしょう。謎多き女性、スミン。彼女は敵なのか仲間なのか、気になります。
第2話視聴率
第2話あらすじ
ドヨンに捕まったハリらの前に現われたのは、スミン。実はここに来る前、スミンは自らドヨンに接触し、ドヨンを陥れようとする者たちがいると忠告していた。
目の前に現れたスミンを見て、ハリは「この女を信じてはいけない」とドヨンに告げる。しかし、ドヨンはまったく聞く耳を持とうとしない。スミンが倉庫を出ようとすると、ドヨンはそれを引き留め、「しっかりケジメをつけないとな」と銃を差し出す。
銃を受け取ったスミンは、ゆっくりとハリの方へ歩み寄り…。その胸元に銃弾を放つスミン。
ハリが力なく倒れこむと、そこへジヌンと銃を構えたウヨンが駆けつける。ふたたび起き上がったハリを見て、安堵するビョンミン。実はこれらはすべて、ハリとスミンが事前に打ち合わせた通りだった。
ドヨンを追い込んだウヨンはその頭部に銃口を当てる。慌てて駆けつけたハリは、「今は子供のことだけを考えるんだ」と必死に説得する。結局、ウヨンはドヨンを殺すことはせず、胸をなでおろすハリ。
しばらくして、ドヨンの通報で駆けつけた現地の警察に捕まり、連行されるハリら。しかし、ハリらが乗った車を運転していたのは警察ではなく、ジェイだった。疑い深いドヨンの性格を利用して、ハリは二重三重に罠を仕掛けていたのだ。
自身の口座からすべての金がなくなっているのを見て、言葉を失うドヨン。するとそこへ、黒幕と思われる人物から電話がかかってくる。次の瞬間、ドヨンは背後から秘書に撃たれ、絶命する。
ウヨンを送った後、ハリはバーで待つスミンのもとへ。スミンはハリに、自分と一緒に仕事をしてみないかと誘う。一度はそれを断るハリだが、スミンは条件として、ハリらにかけられた指名手配と前科をすべてクリアにすることを挙げた。こうして、スミンと手を組むことにしたハリ。
数年ぶりに韓国に戻ると、空港で待っていたのはファン室長（イ・ジュニョク）と名乗る、これまた怪しげな男だった。ファン室長に言われるがまま向かった先は、スミンが用意したアジト。中には、それぞれの好みに合わせた最新のコンピュータや運動器具、食料などが用意されていた。
翌日、スミンはリビングに集まったプレーヤーたちに、1つ目の任務について説明。クラブ・リミドを中心に流通されている麻薬及び覚せい剤、その中心にはクラブの運営者でKUエンタテインメントの理事、イ・ジンスの存在があるという。
スミンは覚せい剤流通の裏には、大型芸能事務所であるKUエンタテインメントが関わっていると考えていた。
客としてクラブ・リミドに潜入したスミンとジェイ。ホールで音楽に合わせて踊るスミンを見て、ジンスが声をかける。クラブから大量の覚せい剤を回収したハリらは、ジンスをアジトへ連れて行く。
怯えるジンスに向かって、「まずはキム・ユンギ代表の話から始めてみようか」とハリ。
翌朝、ソウル大学の法学部を首席で卒業したエリート検事、クァク・ドス（ハ・ドグォン）は、車のトランクに入れられたジンスと覚せい剤取引に関する資料を見て驚く。「言われた通りにしただけ」と語るジンスを、不審に思うドス。
その後、ドスは事務官から、かつて非公式に捜査を依頼したのではと噂されていたチャン・インギュ（キム・ウォネ）検事について聞かされる。自分にジンスを送ってきたのがハリだと気づいたドスは、地方に左遷となったインギュに会いに行くことに。
同じ頃、ハリもまた「頼みたいことがある」とインギュを訪ねていた。インギュと会った帰り、ロビーでドスと顔を合わせるハリ。ドスに「カン・ハリか？」と聞かれ、ハリは慌てて逃げ出すのだったが…。
第2話感想
検察庁でドスと顔を合わせたハリは、なんとかしてドスを振り切ろうとしますが、失敗。果たしてハリは、どうなってしまうのでしょう。
いくらスミンのおかげで前科や手配歴がなくなったとはいえ、やはりハリらが韓国に戻るのは危険だったのではないでしょうか。序盤からハラハラドキドキな展開がつづきます。
第2話では、クラブを中心に流通する麻薬・覚せい剤に関するエピソードが登場しました。1～2話ごとに毎回新たなエピソードが登場するようですね。登場人物が多いドラマはあまり得意ではありませんが、本作はサクサクと話が進んでいくので、気楽に見られて面白いです。
2話まで視聴して、これはシリーズ化される理由がわかる！と思いました。それぞれのキャラクターも個性的で、でも中心はブレず、スピーディーに展開していくので非常に見易いです。ソン・スンホンのコメディ演技もさすがです。
1話のエンディングでてっきり悪者キャラかと思われたスミンでしたが、2話では実はそれがすべてハリの戦略だったことが明らかとなり、ひとまずはほっとしました。しかし、本当にスミンが味方なのか、まだ確実とは言えません。
そして第2話では、KUエンタテインメント所属のタレント役で、IZ*ONE出身のカン・ヘウォンが出演しています。他の回のカメオ出演もなかなか豪華なようなので、こちらも楽しみです。
プレーヤー2 ～クンたちの戦争～ 3話・4話 あらすじと感想
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