トレーサー(韓国ドラマ) 13話・14話 あらすじと感想

トレーサー


トレーサー 트레이서 2022年放送 MBC金土 全16話 wavve制作のオリジナル作品 (シーズン1 8話、シーズン2 8話)

daisySSさん

第13話視聴率4.1%

第13話あらすじ

イン・テジュン(ソン・ヒョンジュ)は、ジェソン建設と国税庁の癒着問題に対する立場を明かし、17年前、病気の妻の治療費を提供する代償として、脱税を見逃すよう要求されたこと、その申し出を断ったことを勝手に発表します。

まだ、サンジョ銀行から400億ウォンの不当の融資があったこと、担保なしの融資だったため、国税庁の上層部の幹部が関係していることも明かします。PQグループからは政治資金の提供を約束されたが断ったと語ると、5局に会議録を提供した内部情報提供者が自殺を図ったことまで明かし、イン・テジュンの記者会見で5局への避難の声が出るように仕向ける。

一方、自分を騙した1局長のチョ・ジンギと話しをするオ・ヨン(パク・ヨンウ)は、嘘の情報を提供した理由を尋ねます。サンジョ銀行から直前に融資を断られ、破産して死亡した兄がいたことを語ると、オ・ヨンに理解を求めます。

しかし、オ・ヨンはチョ・ジンギにはその他の理由から、イン・テジュン側についたと把握すると、怒りを隠せない。

ジェソン建設の社長ソ・ヨンジェの行方が分からず困った状況で、チーム長のファン・ドンジュ(イム・シワン)とも連絡が取れず、ソ・ヨンジェのオフィスでファン・チョルミンの備忘録(メモ帳)を見たソ・ヘヨン(コ・アソン)は、ドンジュを心配。

父のメモ帳の内容を確認したドンジュは、父がPQグループ内で行ってきた不正よりも、ヘヨンの家族が倒れているのを目撃するも、疑われることを恐れその場を去ったとの告白に文に、強い衝撃を受けます。

これまでどんなことが起きても前向きだったドンジュ、、、オ・ヨンは自分がすべての責任を取ると約束すると、ドンジュを元気づけます。また落ち込んだドンジュを訪ねたヘヨンは、ジェソン建設の意図的な倒産の件を解決するために、ドンジュを励まします。

入院中の義理の父でジェソン建設の会長を訪ねたイン・テジュンは、義理の弟ソ・ヨンジェがすべての責任を背負うよう計画されたこと、ジェソン建設を倒産に追い込むと宣戦布告。義理の父のソ会長は、イン・テジュンへの不満を見せ。。。

その後、ファン・チョルミンの事故の日のことを回想するイン・テジュン。備忘録(メモ帳)を持って現れたファン・チョルミンは、息子のためにも悪事を続けることができなかったと、内部告発の件に関して触れ、、、ポーカーフェイスで感情をむき出しにしないイン・テジュンに、「僕にはお前の隠した貪欲が見えていた」と語るファン・チョルミン。

その後、ファン・チョルミンが二人の会話を録音していたことを知ったイン・テジュンは、ファン・ドンジュの車を追い、ファン・チョルミンの車が崖に転落しそうになる状況を発見します。

助けて欲しいと手を伸ばすファン・チョルミン。急いでファン・チョルミンの備忘録(メモ帳)を奪ったイン・テジュンはその場を立ち去り、、、メモ帳の最後にドンジュ宛に残されたページを破り捨てる。

現在、イン・テジュンを訪ねてきたドンジュの落ち込んだ姿に、イン・テジュンは満足そうな表情。しかし、涙を見せていたドンジュが、「ここですべて諦めたいと思った、、、と言えば、ご満足でしょうが・・・」と開き直った発言と表情を見せると、イン・テジュンが驚く。

第13話感想

ファン・チョルミンの死の真相に近づいた展開でした!

交通事故が起きた現場にイン・テジュンがいたこと、ファン・チョルミンのメモ帳を落ち去ったのはイン・テジュンだったことから、まだ生きているファン・チョルミンを助けることができるにも拘わらず何もしなかったイン・テジュン、、、今話の展開から予想するとファン・チョルミンを殺害する動機が最もあるのはイン・テジュン。

PQグループの粉飾決算、その後、PQグループの悪事を黙認し協力する国税庁の職員としてファン・チョルミンが選んだのがイン・テジュンでした。クリーンなイメージを売りにしていたイン・テジュンの隠された本当の顔は、人には見せることのない権力やお金への欲望をファン・チョルミンは気づいていたことから、彼を巻き込んで進んでいたPQグループの計画。

しかし、ファン・チョルミンが途中考えかえ、内部告発をしたことで、イン・テジュンとの関係にひびが入ることになる。結果的にはメモ帳だけではなく、イン・テジュンとの会話まで録音していたイン・テジュン。

父が隠していた秘密を知ったドンジュは、特に父がヘヨンの家族を助けようとしなかったことを知り落ち込む様子が今話描かれ、このまま父の死の真相を明かすこと、イン・テジュンを攻撃することを諦めるのかと思っていたら、図々しくマイペースのドンジュの姿に戻り、とどまることなく調査を進める決意を見せたところで、今話は終わりました。

第14話視聴率8.1%

第14話あらすじ

ジェソン建設の内部告発者チョ・テグが亡くなったことで、ファン・ドンジュ(イム・シワン)のせいでチョ・テグが死亡したとドンジュに責任を取らせ、5局の調査を中止させる計画のイン・テジュン。その先には、国税庁長に就任する計画まで、、、チームメンバーたちを集めると、引き下がらないことを伝えるドンジュ。

PQグループでは、解雇されたはずのリュ・ヨンシンが幹部たちを説得し、異母兄弟のリュ・ドヒョンを社長の座から追い出す計画を立て、理事たちはリュ・ヨンシンが提示したお金をみると、協力的になります。

父が残した備忘録(メモ帳)に登場する「R」がリュ・ヨンシンだと気づいたドンジュは、「お互いがお互いを攻撃する方法しかない」とソ・ヘヨン(コ・アソン)に語ると、先ずはジェソン建設の問題を解決するために動き出します。

ペク・スンリョン国税庁長に退任を求め圧力を掛けるイン・テジュン。しかし、ペク・スンリョン国税庁長は落ち着いた様子。

リュ・ヨンシンの計画に気づいたリュ・ドヒョンの挑発的な言葉に、これまで抑えていた感情を爆発させるリュ・ヨンシン。リュ・ヨンシンの計画は、異母兄弟のリュ・ドヒョンをターゲットにしたものではなく、父リュ会長をターゲットにしたもの。

投資会社エルヴァリンを所有知るのがリュ・ヨンシンだったことを知った兄のリュ・ドヒョンは、唖然。父をターゲットにした計画が終ると、グループをわけると語るリュ・ヨンシンの言葉に沈黙するしかない兄。

ジェソン建設の差し押さえを準備する5局。ジェソン建設側は、予定されている新築マンションが完工するまで、差し押さえの時期をずらして欲しいとお願いします。

国税庁とジェソン建設の社員代表との間に話し合いが進みますが、代表を務める社員は、リュ・ヨンシンからお金を受け取った社員。

内部監査が進み、イン・テジュンまで出席しジェソン建設の倒産のドンジュの責任を問う会、、、なぜかドンジュが主導権を握ると1局長のチョ・ジンギへの質問を始めます。亡くなったチョ・テグの妻がチョ・ジンギと電話で何度も連絡を取り合ったこと、二人の通話記録まで残っていると明かします。

否定するチョ・ジンギの前に、チョ・テグの娘が証言をするために現れます。チョ・テグを脅迫して5局に内部告発するよう仕向け、その後、チョ・テグの娘を理由に彼を脅迫して沈黙させたのが、チョ・ジンギだと分かる。

ジェソン建設の倒産の責任を問う質問にドンジュは、「ジェソン建設は倒産していませんけど」と語り、その頃、臨時総会が開かれているジェソン建設では、オ・ヨン(パク・ヨンウ)はジェソン建設が保有するPQホールディングスの株を保有していることを明かすと、社長を辞任させジェソン建設を売却しようとした大株主たちを説得。

一方、ミン・ソジョン次長はオ・ヨンの説得をうけて、夫が務めるサンジョ銀行とPQグループとの癒着を認めると、すべての責任を取って、国税庁をやめると記者会見を開きます。すべてはイン・テジュンの予想とは違う方向に流れ、自分を防御するためにイン・テジュンが動き出します。

ジェソン建設を倒産させて、ジェソン建設が保有するPQの株を手に入れるようとしたリュ・ヨンシンの計画は失敗に終わり、、、現れたドンジュに怒りをぶつけるリュ・ヨンシン。

第14話感想

PQグループを乗っ取るリュ・ヨンシンの計画は失敗に終わりました。

ドンジュをはじめ5局長のオ・ヨンまで排除するイン・テジュンの計画も失敗に終わりました。内部告発者が死亡したことでその責任を問われることになり、チョ・テグの娘を説得し証言させたのが意外な人物、、、イン・テジュンの息子のイン・ドフンでした。

父がジェソン建設をターゲットにしたことにすでに気づいていたイン・ドフンですが、彼はオ・ヨンの説得で、チョ・ジンギの悪事まで明かしました。

ファン・ドンジュは父の事件に関する証拠がなく、イン・テジュンとリュ・ヨンシンを対立させることで、父の事件に関する証拠を手に入れられると思っているようです。果たしてリュ・ヨンシンがイン・テジュンのどんな秘密を握っているのでしょうか。また、リュ・ヨンシンが隠そうとした秘密も気になります。

結局、それぞれの復讐とお貪欲を満たすため、すべての事件は繋がっていると考えることができますね。

ドンジュ、オ・ヨンと5局のチームワークが光った一話でした。リュ・ヨンシンの計画が失敗したことを知りながらも、ペク・スンリョン国税庁長を辞任させ、自ら国税庁長に就任するため、急ぐ様子のイン・テジュン。。。

イン・テジュンは計画通りに国税庁長に就任することができるのでしょうか。



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