タイムズ 타임즈 Times 2021年放送 OCN土日 全12話
第1話視聴率1.576％
| neroさん |
第1話あらすじ
演説会場に響き渡る一発の銃声。銃弾を浴び、その場に倒れこむソ・ギテ(キム・ヨンチョル)を見て、会場にいたソ・ジョンイン(イ・ジュヨン)は驚愕する…
2019年、大統領として4年目を迎えたソ・ギテは、歴代トップの支持率を記録。娘ジョンインはと言うと、DBS報道局の記者として忙しい日々を送っていました。そんななか、前大統領ペク・ギュミン(ソン・ヨンチャン)の汚職疑惑が浮上すると、最前線で取材を行うジョンイン。記者のなかに現大統領の娘の姿を見つけたギュミンは、マイクを向けるジョンインの耳元で、「お前の父親は違うとでも？お前の父親も、任期が終われば同じ目に遭うはずだ」と囁きます。
朝からギテの電話で起こされたジョンインは、実家へ。するとそこには、ケーキと手料理を用意して待つギテの姿が。その日はジョンインの26歳の誕生日だったのです。
誕生日パーティーもそこそこに、緊急のトラブルで呼び出されたジョンイン。デスクで作業を行っていると、突然めまいのようなものを感じ、ジョンインは目をつむります。その瞬間、脳裏に謎の光景が。
ハッとして正気に戻ったジョンインは、見慣れない景色に目を疑います。“デイリーサーチ”と書かれた、小さな新聞会社の事務所で目を覚ましたジョンイン。時計を見たジョンインは、慌ててタクシーに乗り、職場であるDBS報道局へ向かいます。局へ向かう途中、ジョンインに気付いた運転手が、「元気を出して下さい」と一言。首を傾げながらも目的地に着いたジョンインは、社員証がないことに気付き、受付の警備員に声を掛けます。しかし、確かに昨日までジョンインのファンだと言っていた警備員が、ジョンインのことを知らないと言い…
不審に思うジョンインでしたが、ロビーのモニターに映ったニュースを見て、言葉を失います。なんと4年前、演説途中に銃弾を浴びたギテが、その場で命を落としたと言うのです！これには驚愕の表情を浮かべるジョンイン。そこへ、彼女をよく知る国会議員のキム・ヨンジュ(ムン・ジョンヒ)が駆け付けます。動揺するジョンインを車に乗せ、どこかへと向かうヨンジュ。ヨンジュがジョンインを連れて向かった先は、ギテのお墓でした。
それから1年が経ち、少しずつ父親の死を受け入れつつあるジョンイン。精神科のカウンセリングの結果、だいぶ症状は良くなったと医師は言います。病院を後にしたジョンインは、警察署へ。父親が殺された事件の再捜査を頼むジョンインでしたが、既に犯人も死亡した事件とあって、再捜査は難しいと刑事。
ジョンインは現在、デイリーサーチの記者として働いていました。その日、夜遅くまで事務所に残って記事を書いていたジョンインのもとへ、1本の電話が。電話の相手は、“タイムズ”の記者イ・ジヌ(イ・ソジン)と名乗ります。明日インタビューを行う予定だと言われるも、全く身に覚えのない内容に、間違い電話だと言い電話を切るジョンイン。再び記事の執筆に移るジョンインでしたが、なぜか通信環境が不安定でネットが繋がりません。テレビを付けると、何やら通信会社で事故が起きた模様。
翌日になっても、通信障害により電話もネットも繋がらないまま。そんななか、またしてもジヌから電話が掛かってきます。何度も掛かってくるジヌにイラついたジョンインは、仕方なくインタビューに応じることに。ジヌに言われて戦争記念館へ向かったジョンイン。しかし、幾ら探してもそこにジヌの姿はなく。すると電話越しに「こんにちは、ソ・ギテです」と言うギテの声が。何とジヌがいたのは、2015年の戦争記念館前でした！
第1話感想
2020年のジョンインと2015年のジヌが、1本の電話によって繋がる…
韓国で最近人気のタイムスリップをテーマにした、政治ミステリードラマです。電話で現在と過去が繋がると言えば、イ・ジェフン主演の「シグナル」が有名ですよね。日本でもリメイクされたりと、大ヒットを記録したドラマです。私もシグナルの大ファンで、こういったタイムスリップネタも大好きなので、今作も期待大です。
本作で主演を務めるのは、「三食ごはん」や「ユン食堂」などで人気を集める俳優イ・ソジン。独特なキャラクターがくせになる。最近はバラエティ番組に大忙しのイ・ソジンですが、演技にも定評があるのでこちらも期待が高まります。イ・ソジンが演じるのは、2015年の記者イ・ジヌ役。ヒロインのジョンインとは、父ソ・ギテのインタビューを通して知り合います。そして、ジョンイン役を演じるのが、ドラマ「梨泰院クラス」で一躍有名となった女優イ・ジュヨン。自然体な演技が魅力的な女優さんです。
過去と現在が舞台となっているので、2人が実際に共演する場面はないのかな？電話だけでの絡みって、ある意味難しそうな気がするのですが、どうなんでしょう。第1話では、電話越しに聞こえる父親の声にハッとするジョンインの姿が登場し、今後どのように2人が絡み合っていくのか楽しみな展開に。
第2話視聴率2.709％
| neroさん |
第2話あらすじ
ジヌに言われた通り、戦争記念館にやってきたジョンイン。しかし、そこにジヌの姿はなく。電話を掛けたジョンインに、ジヌは「今日は父親の遊説だろ？」と言います。そして、電話の向こうから聞こえる、父ソ・ギテの声…
タチの悪い冗談だと思ったジョンインは、警察署へ。刑事にジヌの番号を調べてもらうも、現在使われていない番号だと言われ…。電話の相手が“タイムズ”のイ・ジヌ記者だと知った刑事は、彼は5年前に交通事故で亡くなったと言います。調書に書かれた番号は、先ほどジョンインに掛かってきた電話番号と同じでした。タイムズの事務所があった場所へやってきたジョンインは、それが現在のデイリーサーチだと知り愕然。
事務所に戻ったジョンインは代表のト・ヨンジェ(キム・イングォン)に、タイムズのイ・ジヌ記者を知っているかと尋ねます。知っているも何も、タイムズは自分が働いていた会社で、ジヌとは古くからの友人だとヨンジェ。さらにヨンジェは、ジョンインにインタビューを断られ、当時ジヌが相当ショックを受けていたと明かします。
実はジヌにもまた、どうしても明かしたい真実がありました。両親を亡くし弟と二人三脚で頑張ってきたジヌ。そんなジヌの弟が、突然自殺してしまったのです。当時、ジヌの弟はギテの補佐官になったばかりでした。念願の職に就いた弟が、なぜ自殺しなければならなかったのか…
ジヌに電話を掛けたジョンインは、自分宛てに手紙を書いて欲しいと頼みます。もしこれが本当に2015年の電話であれば、未来にも何か変化が起きるはずと考えたジョンイン。男子トイレへ向かったジョンインは、そこに書かれた“ソ・ジョンインおかしな奴”と書かれた文字を発見。これを見たジョンインは、電話の相手が2015年のイ・ジヌだと知り、驚きを隠せません。
「本当に2015年と関係があるなら、もう一度元に戻せるかもしれない」そう考えたジョンインは、現在大規模な通信障害によってジヌ以外の番号とは通話が不可能なこと、他の人の携帯からはジヌの電話に繋がらないことを確認します。さらに2015年と2020年現在は、同じ日時で繋がっていました。
再びジヌに電話を掛けたジョンインは、「こちらは2020年です。イ・ジヌさんがいるのは、2015年。これは冗談ではありません、事実です。」と告げます。そして今日の午後、ジヌが建設会社の社長にナイフで刺される予定だと明かすジョンイン。しばらくして、昼食を買いに外へ出たジヌは、ヨンジェからの電話で薬局へ。そこへ、本当に刃物を持った男が現れます！ジョンインが言った通りになったことに、驚愕するジヌ。
半信半疑ながらも、ジョンインの言葉を信じることにしたジヌ。そんなジヌに、ジョンインは父親を救って欲しいと頼みます。ジョンインの父親が射殺されるのは明日、それを聞いたジヌは、にわかに信じられないものの現場へと向かいます。しかし、報道された大学のD棟へ向かうも、そこに犯人の姿はなく。ジヌから報告を受けたジョンインは、「何かがおかしい…」と呟きます。すると次の瞬間、資料にあった“射撃現場”がＤ棟からＣ棟へ。どうやら犯人が射撃現場を変更したようです。次々に変化していく記事の内容を見て、動揺するジョンイン。同じくジヌも射撃現場を見つける為、奔走します。
父ソ・ギテが殺された現場へやってきたジョンインは、犯人が選んだ場所が待機場所であったA棟だと気付き、すぐさまジヌに連絡を入れます。明確な部屋はわからないものの、ひとまずジヌもA棟へ。間一髪、犯人を捕まえることに成功したジヌ！しかしその瞬間、ジョンインの脳裏に新たな記憶が…
第2話感想
遊説の場で射殺されるはずだったジョンインの父、ソ・ギテを救ったジヌ。しかし、それは序章に過ぎず…
新たに書き換えられた記憶によると、どうやらソ・ギテはその後、飲酒運転でひき逃げ事故を起こしてしまったようです。さらにジョンインの記憶では、被害者の父親と見られる男にナイフで刺される父ギテの姿。過去を変えても、結局未来は変わらないということ？ギテを脅かす存在がいることは、明確なようです。
2015年のジヌと2020年のジョンイン。2人が協力し合って、未来を変えようとする内容のこのドラマ。なんだかんだ文句を言いながらも、ジョンインの言う通りに行動するジヌ。ジヌのキャラクターが何とも人間味があって、好感が持てます。また、父親を救おうと奮闘するジョンイン。前回、突然ジョンインの記憶が書き換わった時は、どうなってしまうのかと不安でしたが、面白くなってきました。最後までこの調子で、ハラハラドキドキする展開が続くことを願います。
ちなみに、ソ・ギテを殺害しようとして捕まった犯人役を演じたのはユ・ジェミョン。「梨泰院クラス」や最近では「ヴィンチェンツォ」などに出演する大御所が、犯人役とは驚きです。ゲスト出演でしょうか。イ・ソジンとのアクションシーンは、なかなか迫力があって見応え抜群でした。全体的にテンポがよく、1話があっという間に感じます。
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