スキャンダル(韓国ドラマ) 93話・94話・95話・96話 あらすじと感想

スキャンダル


スキャンダル 스캔들 2024年放送 KBS2 全101話

第93話視聴率8.9%

第93話あらすじ

相談もなしに記事を出したジョンイン(ハン・チェヨン)に怒ったテチャン(イ・ビョンジュン)は、止めに入ったウジン(チェ・ウン)を殴り、さらにジョンインをもビンタする。父テチャンの気持ちはよくわかると言いながらも、銃傷を負ったウジンをかばうジュリョン(キム・ギュソン)。そんなジュリョンに、テチャンはジョンインとウジンの関係が怪しいと話す。

翌日、ジュリョンはウジンのドキュメンタリーを撮りたいというオファーがあったとジョンインに伝える。しかし、いまだにウジンと結婚する気でいるジュリョンに向かって、「ウジンの心はもう離れたの。いい加減あきらめなさい」とジョンイン。

銃の誤発射が記事になり、大事にしていた猟銃を返却することになったテチャンは、夕食の席でウジンに文句を言う。テチャンの言葉に気分を害したウジンは、荷物をまとめて家を出ようとする。しかし、ジョンインはそれを引き止め、ジョンインエンタの株式をウジンに譲るとまで言う。この会話を聞いていたジュリョンは、ますます2人の関係を疑うことに。

ソネ(イ・シウン)から督促状が届くと、テチャンは返済期限を延長して欲しいとソネに頼みに行く。これにソネは、1週間だけ待つと告げる。

その日、ウジンの部屋に向かったジョンインは、頼みがあると切り出す。ジョンインの頼みとは、ジョンインエンタの売却のためにも、ソラ(ハン・ボルム)を説得してほしいというものだった。

ジョンインに言われた通り、ソラの作業部屋へやってきたウジン。ケーキを差し出し、ジョンインエンタとの再契約について考え直してはどうかとウジンは言う。ジョンインに頼まれたのかと鼻で笑ったソラは、「私たちの関係は終わったの」と一言。つづけて、監督のヒョヌ(チョン・スンビン)と結婚するつもりだとソラは言い…。

第93話感想

いまだにソラに対する未練を口にするウジンに向かって、ヒョヌとの結婚を告げるソラ。これは一体・・

ヒョヌがソラに想いを寄せているのは事実ですが、結婚だなんて。ウジンを諦めさせるつもりでついた嘘だとしたら、ちょっとヒョヌが可哀想です。。ソラ自身もウジンへの気持ちを捨てきれずにいるというのに、こんな時だけ利用されるヒョヌが不憫ですね。

そして、相変わらず自分が母親だとは明かせずにいるジョンイン。ジョンインは、自分が母親だと知ったときにウジンがどう反応するのかが怖くて、なかなか真相を話せずにいるのでしょうか。ですがこのままだと、周囲の不信感は大きくなる一方。いっそのこと、はやくカミングアウトすべきだと思うのですが、、

第94話視聴率8.9%

第94話あらすじ

ウジンの前でヒョヌと結婚すると告げたソラは、ウジンが帰った後、ヒョヌに連絡を入れる。カッとなってつい嘘をついてしまったというソラに、ただただ気をよくするヒョヌ。

一方、たまりにたまった請求書に目を通したジョンインは、社員の1人が法人カードで高額の決済を行ったことを受けて、該当の社員を呼び出せという。本部長のソッキ(チン・ジュヒョン)に呼ばれて本社にやってきた女性社員は、訳も分からずジョンインから叱責を受け、憤りを隠せない。

そんななか、ジョンインから父テチャンがソネに金を借りたと聞かされるジュリョン。不安になったジュリョンは、一人でソネに会いに行く。ジョンインエンタもマインド貿易も、両親が一生懸命育てた会社だと訴えるジュリョン。そんなジュリョンに、ソネはもともとそれはソラの父の財産だったと言う。

同じ頃、ソッキはヒョヌと一緒に日本人の実業家サトウと会っていた。サトウは2人に向かって、違約金の請求訴訟を起こすつもりだと話す。次の約束があると言って店を後にするサトウを見送る2人。その様子を、同じく店にいたテチャンが見ていた。

酒を飲んですっかり酔っぱらったジュリョンは、ソラのもとへ。ソラの気持ちは十分わかるとし、その上で一度でいいから目をつむってくれないかとジュリョン。その場しのぎで問題を解決しようとするジュリョンを見て、「あなたも同じね」とソラ。

そしてソラは、ヨンソク(キム・ホンピョ)がジュリョンから受け取ったダイヤの指輪を引き出しから取り出し、ジュリョンに返す。

その夜、食事もとらずに部屋にこもるジュリョンを心配し、部屋へ向かうウジン。ジュリョンはウジンに自分たちはどんな関係かと聞く。つづけてジュリョンは、「ウジンさんはもう私でもペク・ソラでもなく、ムン・ジョンインの女だものね」とつぶやいた。

第94話感想

父テチャンが前妻のソネから金を借りたと聞いたジュリョンは、どうにかしてソネに借金の返済を待ってもらえないかと頼みます。もちろんソネは、2人を助けるつもりなど毛頭なく…。

それもそのはず、ジュリョンはジョンインとテチャンの会社が2人が誠心誠意育てた会社だと思っていますが、実際にはソラの父ドンホを殺して奪ったも同然。2人のせいで愛する息子を亡くしたソネからすれば、決して許せるものではありません。

ジュリョンの気持ちも理解できなくはありませんが、もし自分の両親がそれほどまでの大罪を犯したと知れば、まずは心から反省して謝罪するのが常識。ここに来て自分と両親を助けて欲しいだなんて、都合がよすぎます。

そして、ソラはヨンソクが手に入れたダイヤの指輪をジュリョンに返却。自分にはもう必要ないとソラは言っていましたが、本当にこれでいいのでしょうか。ソラがジュリョン一家から奪われたものの大きさを考えれば、指輪を返す必要があったのか。ちょっと疑問です。

第95話視聴率8.4%

第95話あらすじ

ソネを訪ねたテチャンは、ふたたび助けて欲しいとすがる。そんなテチャンに、かつて自分たちの息子が病気で苦しんでいたとき、テチャンは何も助けてくれなかったとソネ。ソネが返済を待つ気がないと知ると、テチャンは「こんなことをして無事でいられると思うのか?夜道には気をつけろ!」と怒鳴る。

会長室にやってきたジュリョンは、テチャンの口座にお金を振り込んだと話す。実はソラから返してもらった指輪と車を売って、金を工面したというジュリョン。

一方、台本リーディングの前にソラの作業部屋に寄ると言っていたヒョヌだが、待てど暮らせどヒョヌは来ない。さらには電話も繋がらず、不安になるソラ。

同じ頃、リーディング現場にもヒョヌは現れず、弟のスンウ(キム・ジヌ)はどこかで携帯を紛失したのではないかと考える。そんなスンウのもとへ、ソラから連絡が。

ヒョヌと連絡が取れないと聞いたソネは、ジョンインらの仕業だと考える。すぐさまジョンインのもとへ行き、ヒョヌはどこかと聞くソネ。もちろんヒョヌの件について関与していないジョンインは、何のことかと戸惑うばかり。その頃、ナム秘書(イ・イクジュン)を使ってヒョヌを拉致したテチャンは、用意した薬物をヒョヌに投与する。

その日の夜、ソネはテチャンに電話をかける。すると、ヒョヌを返して欲しければ、借金の返済期限を延長しろとテチャン。これに腹を立てたソネは、ソラを連れてテチャンの家へ。

テチャンがヒョヌを拉致したと知って、驚くジュリョン。ソネは今すぐヒョヌを目の前に連れて来いというが、テチャンは書類が先だと言う。結局、なすすべもなくソネはテチャンの家を後にし…。

第95話感想

借金の返済期限が迫ると、ヒョヌを拉致してソネを脅迫するテチャン。一体この男は、どこまで身勝手なのでしょうか。それにしても、さっさとテチャンを警察につき出すべきでは?自らヒョヌを監禁していることを自白しているので、ボイスレコーダーなどを使ってそれを証拠に警察に通報すれば、万事休すだと思うのですが、、

他にも、ヨンソクの死に関わっているナム秘書が、未だに秘書としてふつうに働いているのにも驚きです。まずはナム秘書を殺害の容疑で警察につき出すのが先決ではないのか。すべてを完璧に処理するためとはいえ、これでは数々の犯罪に目をつむっているだけのように見えて、もどかしいです。

普段はいたって冷静沈着なソネが、今回ばかりは動揺しているのがわかり、余計に不安。。さらに、テチャンはなにやら怪しげな薬をヒョヌに投与していました。この薬は一体何なのか。つづきも気になります。

第96話視聴率8.9%

第96話あらすじ

翌朝、言われた通り借金の返済期限を延長すると書かれた書類を持って、テチャンの前に現われたソネ。書類の入った封筒を投げつけ、今すぐヒョヌを返せとソネは言う。

つづいてジョンインのもとへ向かったソネは、同じくジョンインエンタの返済期限を2年に延期する書類を渡す。そこではじめて、夫テチャンがソネの息子ヒョヌを拉致・監禁したことを知るジョンイン。

返済期限を延長したにも関わらず、ヒョヌは姿を現さない。そんななか、以前テチャンが自分を監禁した場所を思い出したソラは、ソッキに連絡を入れて一緒に倉庫へ向かう。するとそこには、ぐったりと床に横たわるヒョヌの姿が。

ひとまずヒョヌを自宅に連れ帰ったソネ。その帰り、ソッキはウジンから倉庫に置いてあった注射器を受け取る。

サトウから連絡を受けたソネは、待ち合わせ場所の料亭へと向かう。そこで待っていたのは、ジョンインだった。驚くジョンインに向かって、ソネは自分がサトウの代理人だと明かす。

「大人しく違約金を支払うか、会社を強制的に差し押さえられるか。どちらか選びなさい」とソネ。そしてソネは、カバンの中からUSBを取り出す。

ソネから渡されたUSBの中には、ウジンのスポンサー契約書の写しの他に、マインド貿易に関する資料も入っていた。資料に目を通したジョンインは、テチャンがソネから130億ウォン(約13億円)という大金を借りていたと知る。

一方、倉庫にあった注射器の成分を調べたソッキは、新種の麻薬で依存性が非常につよい危険な薬だと知って驚く。同じく薬の正体を聞いたソネは、得体の知れない薬物を息子のヒョヌに投与したテチャンに激しい憎悪を抱く。そして、同じ目に遭わせてやるとソネ。

酒に酔ったウジンは、ジョンインに連絡。泥酔したウジンを抱えて、家に連れ帰るジョンイン。テチャンがまだ帰っていないと聞き、ジョンインはテチャンに電話をかけるが、電話は繋がらない。誰と飲んでいたのかと聞くジュリョンに、ジョンインはいい加減ウジンを諦めろと言い…。

第96話感想

ソネの息子ヒョヌを拉致・監禁しただけでなく、新種の麻薬を投与したテチャン。一体テチャンは、何を企んでいるのでしょう。

注射器の中身を知ったソネは、テチャンにも同じ目に遭わせてやると言っていました。ソネがどんな風にテチャンに復讐するのか、楽しみです。

そして、ウジンは相変わらずどっちつかずというかなんというか。。酔っ払って人に迷惑かけるのは、ジョンインもウジンも一緒ですね。

それにしても、ここに来てウジンとジュリョン、そしてジョンイン夫婦の比重が大きいような気が。。これでは誰が主人公かわかりません。すっかり脇役となってしまったソラ。ドラマも残すところわずかとなり、ソラがどのような形でドラマを終わらせるのか。最終回の行方が気になります。

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