ナンバーズ:ビルの森の監視者たち 넘버스 : 빌딩숲의 감시자들 2023年放送 MBC 金土 全12話
第1話視聴率4.4%
第1話あらすじ
まるで誰かから逃げるかのように、必死に夜道を走り抜ける幼いホウ。たどり着いた工事現場で寒さに震えるホウに声をかけたのは、ヘビッ建設の所長チャン・イノ(ナム・ミョンリョル)だった。
ホウを連れて警察署を訪ねるイノだったが、ホウの両親に関する情報は得られず。結局、イノはそのままホウを引き取って育てることに。
それから10年後、高校生になったチャン・ホウ(キム・ミョンス)は、警察官になるという夢を抱く。そんなある日、イノのヘビッ建設が資金難で倒産の危機を迎えていると知ったホウは、慌てて現場へ向かった。するとそこには、すでに撤去を求める男たちの姿が。
必死に抵抗するホウの前に現れたのは、テイル会計法人の会計士ハン・スンジョ(チェ・ジニョク)。カバンの中から書類を取り出したスンジョは、「お前のその怒りは何の意味も持たない。よく見ろ、会計法人がこの一枚の紙がどんな力を持つのか。」と告げた。つづいて現場には、次々と解体用の重機が運ばれてくる。
その後、イノが従業員らに金を振り込み、別れの挨拶を残したのを知ったホウは、慌ててイノを探す。ドンッという大きな音が聞こえ、工事現場の上から下を覗いたホウは、そこで血を流して倒れるイノの姿を発見。急いで駆け寄ったホウは必死に助けを呼んだが、すでに時おそし…。
なぜヘビッ建設は倒産せざるを得なかったのか。なぜイノは死を選んだのか。その答えを求めて、ホウはテイル会計法人に入ることを決意。それからしばらくして、テイル会計法人のブラインド面接に出願したホウは、初の高卒会計士として入社を決める。
こうして念願のテイル会計法人に入社したホウだったが、今まで例のなかった高卒入社に対する風当たりは思ったよりも強く…。誰にも相手にされないまま、ホウは自分の席でただただすすまないエクセルの画面を見つめるしかなかった。
同じ頃、ピープルズエンタに監査が入ると、送り込まれたのはテイル会計法人の監査パートシニアマネージャー、カン・ヒョン(キム・ヨンジェ)。監査をすすめるなか、ヒョンは損益はあるのに現金が見当たらないという事実に首を傾げる。
その日も誰からもなんの仕事も与えられず、手持ち無沙汰なホウは、意を決して先輩会計士に声をかけた。「僕になにか手伝えることは?」と尋ねるも、先輩会計士は「仕事がないって?どのチームにも必要とされないのにはあなたに原因があるのでは?」と冷たく返す。そんな2人のやり取りをじっと見つめるスンジョ。
プライドをズタズタにされたホウは、風に当たろうと屋上へ。すると、そこにいたスンジョがホウに声をかける。自分が仲間外れにされる理由がわからないと話すホウに、「高卒という鮮明なリスク、知り得ない能力値、経験のないチームワーク、自然と不透明になる期待収益。会計士らしく考えれば、すぐにわかるはずだが。」とスンジョ。正論を突き付けられ、ホウは何も返すことができなかった。
翌日、このままじっとばかりしていられないと立ち上がったホウは、自分にできることから始めることに。まずは床をモップできれいに磨き、つづいてデスク周りを整理。さらにはシュレッダーにコピーまで、ありとあらゆる雑用を一挙に引き受けた。
そんなホウを見て、思わず呆れるスンジョ。スンジョにこうまでしてここに残ろうとする理由を聞かれ、「テイル会計法人の核になりたいんです」とホウは答える。つづいて、「この前屋上でアドバイスをくれたのはなぜですか?僕に教えることで、あなたが得るものとは一体何ですか?」と尋ねるホウ。
しばらくして、何かを決心した様子でホウの前に現れたスンジョは、「俺のチームに入れ」と声をかけた。
第1話感想
キム・ミョンス&チェ・ジニョク主演、高卒会計士の成長を描くヒューマンオフィスドラマ!
昨年8月に海兵隊を除隊したキム・ミョンスの復帰作。キム・ミョンスのドラマはこれまでもあまりハズレがないイメージだったので、このドラマも放送前から期待していた作品の一つです。
これまで弁護士や検事をテーマにしたドラマは多かったものの、会計士をテーマにしたドラマは珍しいのではないでしょうか。専門用語は聞きなれないものが多く、ちょっと苦戦しそうですが、テンポよく進んでいくので面白いです。
第1話では、身寄りのない自分を引き取ってくれたイノのもとで立派に成長した主人公ホウが、突然のイノの死を受けてその原因を突きとめる為に立ち上がる様子が描かれました。かつては警察になるのが夢だったホウは、イノの死をきっかけに会計士になることを決意。
てっきりチェ・ジニョク演じるスンジョとは敵対関係になるかと思いきや、第1話のエンディングでは仲間外れにされるホウをチームに受け入れるスンジョの姿が登場し、ますますつづきが気になる展開に。
おそらく彼らの敵は、スンジョの父で会計法人の副代表ハン・ジェギュン(チェ・ミンス)。スンジョのもとで、ホウがどのように成長していくのか楽しみです。
第2話視聴率4.0%
第2話あらすじ
スンジョからチームに入るよう言われるホウだったが、「嫌です」と断る。これには呆れて、思わず笑みがこぼれるスンジョ。
その後、監査パートのSM(シニアマネージャー)ヒョンがピープルズエンタの金融機関照会書の件でチーム員を叱責する姿を目にしたホウは、自分が代わりに照会書を手に入れてみせると話した。
銀行に到着したホウは、さっそく職員に照会書をもらいに来たと告げる。しかし、お年寄りたちの相手に手いっぱいで、まったく取り合ってもらえない。ひとまず銀行を出たホウは、その足で近くの文具店へ。さらに車のなかで作成した書類を出力するホウ。
ふたたび銀行へ戻ると、ホウは手続きに困っているお年寄りを集め、用紙の書き方を説明。さらに手数料を代わりに負担してやり、次々と列をさばいていく。こうして終業時間前にすべての客をさばいたホウは、見事照会書を手に入れることに成功する。
翌朝、ホウが持ち帰った金融機関照会書を目にしたヒョンは、すぐさまホウのもとへ。どうやって照会書を手に入れたのかと聞かれ、「運がよかっただけです」と答えるホウ。そんなヒョンとホウの姿を目にしたディールパートのディレクター、シム・ヒョンウ(イ・ソンヨル)は、ヒョンにホウをチームに入れるようにと告げる。
実はヒョンウはスンジョの父でディールパートの副代表ハン・ジェギュン(チェ・ミンス)から、ヒョンのチームに監視役を送り込むよう命じられていたのだ。
こうしてチームの動きを把握するために、ピープルズエンタの監査チームへ送り込まれたホウ。自分の提案を断ったホウがヒョンウと手を組むことにしたと知り、スンジョは耳を疑った。その後、スンジョから「敵と味方の区別もつかないのか?」と言われたホウは、「敵か味方かを見分ける必要はない。それを決めるのはタイミングだから」と返す。
そんななか、ピープルズエンタの財務諸表に目を通したホウは、いち早くその不正に気付く。ホウの報告を受け、慌ててピープルズエンタへ向かったヒョン。するとク代表(チョ・ヒボン)は土下座をして、今回だけは見逃して欲しいと頼んだ。もちろんヒョンはこれを受け入れるはずもなく、「反省したのなら、あとは責任を取るだけです」と一言。
間もなくク代表から連絡を受けたジェギュンは、ヒョンを副代表室へ呼び出す。ピープルズエンタの不正を告発しようとするヒョンに向かって、「君が目をつむってくれれば済む話だ。そうすれば君の年俸は上がり、この会社の中での君の立場も大きく変わるだろう」とジェギュン。
脅迫とも取れるジェギュンの発言に、ヒョンは頭を抱えた。その日、自宅に帰ったヒョンは、テーブルの上に置かれた息子の描いた一枚の絵を発見。そこには、「将来の夢:カン・ヒョン」と書かれていた。
翌日、屋上でホウと顔を合わせたヒョン。あとは報告書の提出だけが残された状況で、ヒョンはなぜホウに会計士になったのかと尋ねる。すると、「僕の怒りには力がないと知ったからです。だから僕は会計士さんが羨ましい。あなたの怒りには、間違ったことを変える力があるから」とホウ。
夜通しパソコンの前に座ったヒョンは、朝になって皆が出勤する頃になり、やっとの思いで報告書を提出。すがすがしい表情で事務所を後にしたヒョンは、ちょうど出勤しようとやってきたホウに向かって「最後に顔が見れてよかった」と微笑んだ。その後、スンジョにホウをよろしく頼むと告げ、ヒョンは立ち去って行く。
ヒョンが提出した報告書には、「不適正意見」の文字が。これを目にしたジェギュンはすぐにヒョンウを呼び出し、対応を急いだ。
一方、親代わりとなって自分を育ててくれたイノがなぜ自ら命を絶たなくてはならなかったのか、その真相を解き明かすために本格的に動き出すホウ…!
第2話感想
第2話では、監査チームのスパイとして送り込まれたホウが、ピープルズエンタの不正に気付き、それを上司のヒョンに報告する様子が描かれました。最初からスパイとしてではなく、ヒョンの下で働くためにヒョンウの提案を引き受けたホウ。財務諸表に目を通しただけで不正に気付くなんて、さすがホウです。
一方、自分の提案を真っ向から拒否したホウがよりによってヒョンウの下に就いたと知り、不服に思うスンジョ。しかし、ホウがヒョンウの下に就いたのは、あくまでヒョンと接近するためだったのではないでしょうか。
そして、他の先輩たちとは違って、スンジョにだけはなぜか本音を明かすホウ。最初は悪役かと思ったスンジョが意外にいい人だとわかり、ほっとしました。問題はスンジョの父ジェギュン。。
第2話でちらっと登場したスンジョの元恋人ジスは、第1話の冒頭で登場したイノの実の娘のようです。人物紹介で「5年前に別れたジスのことが忘れられない」とあったので、スンジョにとっても5年前のヘビッ建設の一件が大きな影響を与えたことがわかります。おそらくこのこともあって、スンジョはホウを採用したのではないでしょうか。
本格的にホウが“会計士”として活躍し始め、面白くなってきました。次回はどんな展開が待っているのか、楽しみです。
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