偶然出会った、あなた 11話・12話 あらすじと感想

偶然出会った、あなた


偶然出会った、あなた 어쩌다 마주친, 그대 2023年放送 KBS 2TV新月火 全16話

neroさん

第11話視聴率4.5%

第11話あらすじ

ボンボン喫茶の女社長チョンア(チョン・シネ)につづいて映画館から出てきたヨヌ(チョン・ジェグァン)。他でもないこのチョンアこそが、ヨヌの彼女だった。これには驚きを隠せないユン・ヘジュン(キム・ドンウク)。

実は初めて会ったときから、ヘジュンはチョンアのことが気に食わなかった。一方、ヨヌからヘジュンの名前を聞いたチョンアは驚く。それは2人の間にもしも子供が生まれたら、名づけようとしていた名前だったのだ。

月日はあっという間に流れていくも、連続殺人事件の犯人はいまだに捕まっておらず。そんななか、ペク・ユニョン(チン・ギジュ)は嫌な夢を見る。

その日、退院したユソプ(ホン・スンアン)と会ってきたというヘジュン。学生運動を行っていたユソプは、同じく政府から追われる身だったジュヨン(チョン・カヒ)といつしか特別な関係になったという。

そんなユソプに救われ、こっそりその後をつけたギョンエ(ホン・ナヒョン)。そこでジュヨンと一緒にいるユソプを見たギョンエは、彼らの事情を知って2人に協力することにした。事件があった日、ギョンエは廃家にユソプに頼まれた“ある物”を届けに行ったのだという。しかし、よりによってその日ユソプはソウルへ行っており、ギョンエと会うことはできなかった。

犯人のシグニチャーと思われるマッチ箱には、「本を読む女は危険だ」と書かれたメモが。当時の状況を思い出したユニョンは、殺されたジュヨンのカバンにも本が入っていたと話す。

そして、ギョンエが2人に頼まれて持ってきたのもまた、一冊の本だった。しかし、現場にはそれらしきものは見つからなかったとユニョン。おそらく犯人が持ち去ったのだろうとヘジュンは推測。

そんななか、いつものように学校へ登校したユニョンは、コ・ミスク(チ・ヘウォン)が小説を出版したという話を聞いて愕然とする。「まさかこんなタイミングで…」思わず唇を噛みしめるユニョン。

ミスクが執筆した小説は、ユニョンの母スンエ(ソ・ジヘ)の小説を丸写ししたものだった。事実を知ったスンエは憤怒するが、自分が盗作したという証拠はあるのかとミスク。その夜、「まだ遅くはない」とスンエを説得するユニョン。最初は否定的だったスンエも、ユニョンの説得に次第に心を固めていく。

念入りに準備を整えたスンエとユニョンは、後にユニョンが働くことになる出版社へ。そこで編集長に、これまでコツコツと書き溜めておいた小説の下書きを見せるスンエ。その場にいたミスクの母は、怒って部屋を後にする。

こうして小説の原作者が自分であることを証明したスンエは、新たに出版し直されることとなった小説の冒頭に、亡き姉ギョンエに対する文言を付け加えることに。その日、スンエと手を繋いで家路についたユニョンは、“Yへ贈る手紙”のYとは誰かと聞く。するとスンエは、いつか生まれるかもしれない娘のイニシャルだと答えた。

一方、小説が盗作だったと知ったミスク母は、ミスクに向かって怒りをあらわにする。その後、兄ミンス(キム・ヨヌ)を呼び出したミスクは、薬のようなものでミンスを眠らせる。そして、事件の目撃者として警察署へ出頭するミスク。

その頃、どこか不安げな様子でヘジュンを訪ねて来たヨヌは、ポケットからマッチの箱を取り出す。昼間1階のトイレを借りた際に、偶然拾ったのだとヨヌ。それが殺人事件の犯人が残したシグニチャーだと知るヨヌは、ヘジュンに向かって不審げな眼差しを送り…。

第11話感想

ヨヌが偶然リビングで拾ったマッチ箱は、ヘジュンが過去から持ってきた物でした。しかし、恋人のチョンアが経営するボンボン喫茶のマッチ箱にメモを入れ、犯人が犯行現場に置き去っていたことを知っているヨヌは、ヘジュンが犯人ではないかと疑います。これはヨヌじゃなくても疑わざるを得ない状況。果たしてヘジュンは、このピンチをどう乗り切るのでしょうか。

一方、小説が盗作だったことがバレ、母親にも見放されてしまったミスク。自業自得といえばそこまでですが、ある意味母親に愛情を注がれずに育ったミスクが哀れに見えてきました。さらにミスクは、兄ミンスから度重なる暴行を受けていました。

実はミスクの母もまた、ミスクの父から日常的に暴力を振るわれていたようです。ミンスに殴る蹴るの暴行を受けるミスクを見て、ミスクの母はその場を素通り、、こんな家庭環境では、ミスクがおかしくなってしまうのも当然ですよね。

もちろん他人の作品を自分のものだと偽ったり、友達を苦しめることは決してしてはいけませんが、ミスクの場合、彼女の家庭環境をどうにかするしか方法はないと思います。

そして、前回のエンディングでヘジュンの母親騒動がありましたが、ヘジュンの母はチョンアでした。それにしても、どうしてチョンアはヘジュンを産んですぐ放置したのでしょう。子供の名前を考えるくらい子供を望んでいた様にも見えますが、チョンアの心境にどんな変化があったのか。こちらも気になります。

第12話視聴率4.6%

第12話あらすじ

ヨヌが自分を疑いながらも、警察ではなく真っ先にここに来たことから、ヨヌが完全に自分を犯人だと思っている訳ではないと考えるヘジュン。その頃、ミスクの証言を受けて警察が動き出す。刑事たちが向かったのは、ミスクの兄ミンスのもと。さらにミンスの部屋からは、大量のマッチ箱と赤い毛糸が見つかる。

ヨヌが去った後、複雑そうな表情を浮かべるヘジュンを散歩に誘うユニョン。川辺を歩きながら、ユニョンはきっとヨヌが父親だから息子のヘジュンを信じることにしたのだろうと話す。しかし、ユニョンが想像するような、そんな微笑ましい家庭ではなかったとヘジュン。

ヘジュンの話を聞いたユニョンは、ここ最近何度も見ていた夢の話をして聞かせる。未来へ戻ったユニョンは両親の幸せそうな姿を目にするが、そこにヘジュンの姿はなかったという。「私が望むのは、あなたがいる未来です。」ユニョンの告白にヘジュンもまた、「自分だけかと思った。だから最後まで内緒にしようと思ったのに…」と返した。

ミンスの逮捕を受け、警察署の前には大勢のマスコミが。しかし、ドンシク(チェ・ヨンウ)だけはミンスの犯行に疑問を抱いていた。ミンスの部屋から見つかったマッチ箱には、肝心のメモが入っていなかったのだ。ドンシクはもう一度捜査をやり直すべきだと訴えるも、上司は聞く耳を持とうとしない。

同じく事件発生のわずか数時間前に手首を負傷したミンスに、犯行は不可能だと考えるヘジュンとユニョン。残すはあの日、何か重要な現場を目撃したと思われるヘギョン(キム・イェジ)の証言だけだったが、ヘギョンから話を聞き出すのはそう簡単ではなかった。

ミンスの逮捕を知って家で一人待つ母を心配したスンエは、学校を早退。そんなスンエを家の前まで送って行くヒソプ。

一方、どうしてもヘジュンの正体が気にかかるヨヌは、父ビョング(キム・ジョンス)にそれとなくヘジュンについて聞いてみた。するとビョングは、ヘジュンのことを「変な奴だ」と話す。ビョングの話によると、ヘジュンはことあるごとに村の人々を救ってくれたというのだ。変な奴だが悪い奴ではないと聞き、ますます考え込むヨヌ。

その日、何かを決心した様子のヘギョンがヘジュンの前に現れる。ボンボン喫茶に場所を移すと、ヘギョンはゆっくりと事件があった日の出来事を語り始めた。

あの日、偶然橋の下に倒れているミンスを発見したヘギョンは、すぐにミスクへ連絡を入れたという。ミスクと一緒にふたたび橋へ戻ろうとしたとき、2人は川辺で何者かによって殺害されるジュヨン(チャン・カヒ)の姿を目撃。

ミスクに促されてとっさに身をかがめたヘギョンは、犯人の顔を見ることはできなかった。警察に通報しようというヘギョンだったが、ミスクはこれまで兄ミンスから受けてきた暴行の痕を見せ、「お願い助けて。これでコ・ミンスを終わらせることができる」と頼んだ。

こうしてミスクは自分を苦しめてきたミンスを犯人だと嘘の証言をし、ミンスは警察に捕まったのだった。ミンスが犯人ではないことが明らかになったと同時に、ミスクもまた犯人ではないことが明らかに。そんななか、ヘジュンのもとへ一本の電話が鳴り響く。

電話の相手は、ヒソプと同じクラスの男子生徒ボムリョン(チュ・ヨヌ)だった。指輪を返そうとジュヨンの墓へ向かったボムリョンは、そこで同じく姉の墓参りをするスンエと会ったという。しかし、ボムリョンが山を下りようとすると、そこにスンエの姿はなく…。

スンエが何かの事件に巻き込まれたのではないかと不安がるボムリョン。慌ててヘジュンも捜索にあたるが、一足先にスンエを発見したボムリョンは、そこにいた犯人によって襲われてしまう。なんとかその場から逃げ出したスンエは、そこでヘジュンと合流。すぐ後ろに犯人が迫っていると聞き、ヘジュンは慌てて犯人を追いかけた。

しかし、暗闇の中で犯人を見失ってしまうヘジュン。近くの廃家をのぞくと、そこには血を流して倒れるボムリョンの姿が…。

第12話感想

スンエを救おうとして、犯人に返り討ちにあってしまったボムリョン。。ボムリョンの遺体を目にしたヘジュンは、かつてタイムマシンを使って見た自分の遺体とそっくりなその姿に思わず立ち尽くします。

変わり果てた姿で横たわるボムリョンを見て、ヘジュンは何を思ったでしょうか。

さらに第12話のエンディングでは、駆けつけたドンシクにその場で逮捕されてしまうヘジュンの姿が!ヘジュンのポケットには、犯人のメッセージが書かれたマッチ箱が入っていたのです。もちろんそれはヨヌが見たのと同じ未来から持ってきたマッチ箱でしたが、ドンシクはそれを知りません。これは厄介な展開になってしまいましたね。

そして、否定するわけでもなく黙って立ち尽くすヘジュン。次回予告では、ヘジュンの身分証が偽物であることがバレてしまい、これまた困ったことに。残り4話で一体どんな展開が待っているのか。楽しみです。



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