良くも、悪くも、だって母親 キャスト・相関図 感想と視聴率

2023年


放送予定 

【日本放送】 

●ネットフリックス 同日配信

【韓国放送期間】 2023年 4月26日~6月8日 午後10時30分

良くも、悪くも、だって母親

나쁜엄마 The Good Bad Mother

2023年放送 JTBC 水木 全14話

視聴率

平均視聴率 8.158% 시청률 最低視聴率第1回3.588% 最高視聴率第14回12.032%

良くも、悪くも、だって母親

出典:tv.jtbc.co.kr

あらすじ

子どものために悪い母親になるしかなかった母親ヨンスン(ラ・ミラン)と、意外な事故で子どもになってしまったガンホ(イ・ドヒョン)が、失った幸せを見つけていく感動の癒しコメディだ。すべてがリセットされて、やっと本当の幸せを探し始める親子の物語が愉快な笑いの中、感動を届ける。

相関図

出典:https://tv.jtbc.co.kr/

キャスト

主要人物


出典:JTBC

チン・ヨンスン ラ・ミラン

母&幸せな養豚場の社長

世の中のすべての母親は悪い。能力がなく子供にいいことをしてあげられなくて悪いし、能力が多くて子供と長い間一緒にいてあげられなくて悪い。あまりにも多くの関心と愛を執着するように注ぎ込むのも悪いし、無関心も悪い。したくない勉強を無理矢理させて悪いし、したい勉強の面倒が見れなくて悪い。健康な食生活、栄養ばかりを考えておいしくない食事をさせて悪いし、甘くておいしい食べもの、インスタント、ファストフードを食べさせずに悪い。

どうして私を産んで…悪いし、お母さんの人生ではなく私の人生に命をかけて悪く、はやくから病院に行かずに病気になってしまい悪い。母親はいつもこのように、子供のあらゆる恨みつらみを受け…悪い母として生涯を生きていく。そして…ここにまた一人の悪い母がいる。

幼い頃、画家になることが夢だったヨンスン。幼くして目の前で両親を弟を交通事故で亡くし、悲しみを味わったヨンスンは夢を諦めるほかなかった。しかし、生まれながらしっかりしていたヨンスン。もっとも好きな歌の歌詞のように「私はしあわせだ~」と毎日呪文のように叫び、誰よりもしっかりとまっすぐに生きた。

ある日、ヨンスンは自分が働く飼料店の常連客である若い養豚場の社長、へシクからプロポーズを受ける。子豚の首に金の指輪をぶら下げて贈る、かわいらしいプロポーズだった。ヨンスンはへシクと結婚し、一生懸命養豚場を経営しながらかわいい子供を産んで、幸せに暮らしたかった。しかし、世の中は金も力もない人々に対して、そう容易い場所ではなかった。

このすべてが貧しく無知で、力のないせいだと考えたヨンスン。お腹の子だけは立派な法官に育てて、悔しい想いをすることなく、堂々と生きさせてやりたかった。だから心を鬼にして、執拗に勉強させた。勉強…勉強…勉強…

ヨンスンは他の子たちがみんな行っている遠足にさえ、一度も行かせなかった。腹がふくれて背中が温かくなればだらしなくなるだろうと、ご飯を一度も腹いっぱいに食べさせることなく、部屋を一度も温かくしなかった。母に似て美術の才能がある息子、ガンホの才能を知らんぷりして、友達やテレビ、コンピュータはもちろん、他のことにうつつを抜かすのではとガンホの部屋のドアを取り外した。

ときには申し訳なく、ときには心が弱くなることもあった。しかし、このすべてはガンホのため!前ではガンホを泣かせ、背を向けては人知れず涙を拭った。結局、ガンホはヨンスンがあれほど望んだ検事となり、ヨンスンはこれで自分のすべきことは終わったと思った。ガンホが思いもよらない事故で、子供になってしまうまでは。


出典:JTBC

チェ・ガンホ イ・ドヒョン

ヨンスンの息子&ソウル中央地検の検事

もしも誰かが“荀子”の性悪説を唱える証拠はなにかと尋ねたら…「さぁ、この人を見なさい!」と自信満々に言ってもいいほど、ガンホは悪いやつだ。

公明正大でもなく、正義でもないソウル中央地検の検事。強い者の側に立ち、弱い者を苦しめるアンタゴニストの典型。たいていのドラマなら主人公をいじめる絶対悪として登場し、勧善懲悪の主題を体をもって体現し、見る影もなくこらしめられるようなそんなキャラクターのことだ。人々はそんなガンホを見て、「成功のためなら自分の親をも売るようなやつ」とひそひそ噂した。

ガンホには生まれたときから父親がいなかった。そして…生まれたその瞬間から“検事”になることが決められていた。ガンホの母親はそのすべての理由を「うちには金がなく、力もないからだ」と話した。

金がなく力もないことは明らかだった。養豚場を営む母のせいでマッチ棒のようにやせ細ったガンホのあだ名は“豚の子”だったし、いつも豚のフンの匂いがするとからかわれた。それでもガンホは気にしなかった。いや、気にする暇がなかった。

自分に与えられたこの非情な運命を理解して寝る余力すらなかった。おかげでガンホはすくすく強くなっていき、こうして検事となった。


出典:JTBC

イ・ミジュ アン・ウンジン

ネイルアーティスト&ガンホの故郷の友人で昔の恋人

ミジュはやさしい。だから不義が我慢ならない。母を置いて浮気をした父を探して胸ぐらをつかみ、清潭洞のエステサロンで自分を足蹴にしたオ・テスの一人娘に足蹴りを食らわし、セクハラを日常とする男性客の指を折ってやった。

ミジュがネイルアーティストになった理由は、母のためだった。浮気をした父親を訪ねて大声を張り上げたとき、ミジュにチョコレートを差し出した父のパートナー。彼女の白くてきれいな手に塗られたマニキュアを見て、息が止まるようだった。母親には一度も見たことのない手だった。

母は毎日朝から晩まで畑で働いた。とうがらしを植えて、にんにくを植えて、白菜を植えて、わか大根を植えてまたとうがらしを摘んで、にんにくを摘んで、白菜を…わか大根を…

そうして皮膚は固くなり、土垢がたまって、あかすりタオルでこすっても白くはならなかった。ミジュはそんな母親が気の毒で、大きくなったら絶対にネイルアーティストになって、毎日毎日母の手に色とりどりのきれいなマニキュアを塗ってあげ、キラキラ輝くキュービックをつけてあげようと決心した。

そうすれば…母も幸せになれると思った…そしてもしかすると…本当にもしかすると…父もまた家に戻ってくるかもしれないと信じていた。


出典:JTBC

パン・サムシク ユ・インス

ガンホとミジュの同級生&青年会長とパク氏の一人息子

幼い頃からずっとミジュに片思いする、それなりに純粋なマッチョマン。そそっかしく無知なスタイルで窃盗罪で服役後、出所して間もない。会う人会う人が、いつ人間になるのかと舌打ちするチョウ里のトラブルメーカー。

悪の枢軸


出典:JTBC

ソン・ウビョク チェ・ムソン

ウビョクグループの会長

ありとあらゆる不法的な悪事を犯し、ウビョクグループの会長となった立志伝的な人物。有力な大統領候補であるオ・テス議員とのコネクションのため、ガンホを利用することに。


出典:JTBC

オ・テス チョン・ウンイン

検事出身の国会議員

ソン・ウビョクと悪の枢軸を築く二頭立ての馬車。ソン・ウビョクを牽制しながら、有力な大統領選候補としての順調な道のりを歩いている。


出典:JTBC

オ・ハヨン ホン・ビラ

オ・テスの娘&ガンホの婚約者


出典:JTBC

ソ室長&チャ代理 チェ・スンジン&パク・チョン

ソン・ウビョクの部下たち

ソン・ウビョクの下で働く人物たちで、凄まじい戦闘能力を誇るが、正体を隠すために素朴な帰農青年のフリをする。「俺は誰なのか…ここはどこなのか…」と常に考えこむ、憎めないキャラクターたち。

チョウ里の人々


出典:JTBC

里長 キム・ウォネ

村の里長

チョウ里のあらゆることを管理する村の人々の精神的な支え。こどもはいないが、妻と仲がいい。


出典:JTBC

里長婦人 パク・ボギョン

ホランイ(犬)の母

いつもパックをつけていて、ドラマの間中顔を見ることができない。いつも愛犬を抱えて歩き、正しいことを口にして村人たちを驚かせている。


出典:JTBC

チョン氏 カン・マルグム

ミジュの母&ヨンスンのお隣さん

浮気した夫はとっくに亡くなり、シングルマザーとなったミジュの双子の姉弟イェジンとソジンを育てている。同じ日に同じ場所で子供を産んだという信じられない縁のせいか、ヨンスンに対する愛情は格別だ。心があたたかく、情が深い。


出典:JTBC

パク氏 ソ・イスク

サムシクの母&ヨンスンのお隣さん

愛妻家の夫、青年会長と共に精米所を運営する。いつも刑務所を出たり入ったりの息子を持つ立場として、ヨンスンに対するうらやましさ半分、嫉妬半分だ。息子を心から愛しているが、彼女の愛情表現は背中を力強く叩くこと。


出典:JTBC

青年会長 チャン・ウォニョン

サムシクの父&精米所の社長

パク氏の夫でサムシクの父。チョウ里のブレインらしく、いつもむずかしい問題を率先して解決してみせる。思慮深くて情に厚い、気が利く人。それなりのアーリーアダプターだ。


出典:JTBC

ヤン氏 イ・サンフン

醸造所の博数巫堂(ムーダン)

醸造所の主人、巫堂、チョウ里不動産、下宿屋の主など、チョウ里のたくさんの分野に関わっている。


出典:JTBC

イェジン&ソジン キ・ソユ&パク・ダオン

ミジュの双子の姉弟

ガンホのベストフレンド。父と母がアメリカでお金をいっぱい稼いで帰ってくると信じる子供たち。いつも父を“ゲスな男”と悪口をいうおばあさんのチョン氏と暮らす。しっかり者のイェジンはガンホが好きで、純粋でよく気の利くソジンは大人っぽい。


出典:JTBC

トロット・ペク ペク・ヒョンジン

盗作作曲家

全国最大規模のトロットコンサートホールを建てるという野心を抱え、故郷のチョウ里へ戻ってきた作曲家。ヨンスンの養豚場の土地を奪いたく、あらゆる手をつかってヨンスンを苦しめる。

出典:JTBC

スタッフ /演出:シム・ナヨン、脚本:ペ・セヨン、制作:Drama House Studio、SLL、Film Monster
作成:え/キ.ね

作品感想

daisySSさん

●悪徳検事が突然の交通事故で子どもの頃の精神状態に。。。シングルマザーだった母は、幼い精神を持つ息子との同居生活を通じて、、、親子の絆をコミカルかつハートフルに描いた作品!

話題のドラマ「ザ・グローリー」に出演して、注目を浴びたイ・ドヒョンが主演を果たしたドラマ!

1話を視聴し始めた時は、こんな風にドラマが展開されると思っていなかったため、明るいだけのコメディドラマだと思っていたところ、、、予想外の展開になり、、、目がはなせなくなったドラマでした。

母役を演じているラ・ミランの夫役を演じるのは、チョ・ジヌン。養豚場を経営するため、想いを寄せていたジン・ヨンスン(ラ・ミラン)にプロポーズをするシーンが印象的で面白い!と思いました。

でも、その後の展開は、妊娠中に夫を失ったジン・ヨンスンが1人で息子を産み、夫が残した養豚場を守っていくという展開。

超教育熱心なママで、息子チェ・ガンホ(イ・ドヒョン)を何としてでも「検事」にするために、田舎町で奮闘する厳しい母が、念願だった息子を検事にする夢を叶える。。。

しかし、母が何としても息子を検事にしたかった理由は、夫の無念な死の真相を明かすためでした。夫は殺害されたと強く信じるジン・ヨンスンですが、警察も検察も彼女の発言には耳を向けず、自殺として処理されてしまいます。

そんな中、部長検事の娘に接近して付き合うことになったチェ・ガンホ。。。母に結婚の報告を報告し、父を殺害した疑いのある暴力団出身の財閥企業の養子になることを告げたその日、チェ・ガンホは交通事故に巻き込まれて、意識が戻った時には後遺症のせいで、知的障がい者となります。

これまでのチェ・ガンホとは全く別人のような性格の持ち主となり、、、幼馴染のイ・ミジュ(アン・ウンジン)とバン・サムシク(ユ・インス)と再会し、田舎町での生活の様子がコミカルに描かれる内容でした。

村一の秀才だったチェ・ガンホが事故で知的障がい者になった後、村長を初めてとする村人たちとの様々なエピソードを通じて、心温かくなる笑いありのコミカルな展開が特徴的で、ヒロインのイ・ミジュとチェ・ガンホの間にある過去の出来事や、再会後のドキドキするロマンスの様子が面白く描かれています。

個人的には主人公チェ・ガンホを演じるイ・ドヒョンの演技が上手で、どんどんドラマにハマってしまいました。頭をぶつけた衝撃で知的障がいを持つ設定でしたが、ちょっとしたきっかけで失っていた記憶を取り戻し、事故に遭遇する前に何があったのかを推理して、探っていく過程が後半部を中心に描かれました。

結局、最も悪的な存在は、法律を悪用して更なる権力を握ろうとする元部長検事で、現政治家のオ・テス議員。オ・テス議員役をチョン・ウンインが演じて、彼の犯罪を暴くために突き進む姿が、愉快に描かれています。

事故に遭遇して知的障がいのある息子との生活を通じて、夫の真相を明かすために母親として息子に辛く当たりすぎたことを後悔する母、ジン・ヨンスンの姿に感動するシーンも多く登場します。母と息子の関係を通じて、家族という意味、親子という意味を考えるハートフルなドラマでした。

俳優リュ・スンリョンが13年ぶりのドラマ出演を果たし話題になりました。特別出演ですが、強烈な印象を残しました。

また、個性溢れる村人たちが登場するエピソードも多く、犯罪や復讐などが描かれるドラマではありますが、コミカルで笑えて、切なさに涙することができるドラマが好きな方にはおススメしたい作品!



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