ブレインズ ~頭脳共助~ Brain Cooperation 두뇌공조 2023年放送 KBS 2TV 月火 全16話
第1話視聴率5.2%
第1話あらすじ
「この世になかった共助」
人気バンドの公演中、ステージの上で突然ギタリストの男性が倒れる。慌てて主治医が駆け寄るも、男性は息を引き取った後だった。ステージ脇で見守っていた男性の妻は、「私が夫を殺した…私が殺人者だ!」と叫び…。
事件を担当することになったのは、クム・ミョンセ(チャ・テヒョン)がいる西部警察署の神経科学チームだ。人気アーティストの突然死とあって、チームの実力をアピールする絶好の機会だと意気込む係長だったが、ミョンセは不満を口にする。神経科学チームとは名ばかりで、設立されて間もなく、さらにチーム員はミョンセとチーム長の2人だけだった。
チーム長のソル・ソジョン(クァク・ソニョン)が係長にそれとなく話してみるも、まったく効果はなく。それどころか、怒りっぽい係長はソジョンをこれでもかと怒鳴りつけた。
結局、係長に言われるがまま捜査を開始するミョンセとソジョン。まず初めに、自分が夫を殺したと主張する妻から話を聞くことに。亡くなった夫キム・ジェウォンはパーキンソン病を患っており、手の震えを軽減させるために手術を行ったという。日常生活に支障はなくなったものの、ギターの演奏には無理があったと妻。
このままギターが弾けなくなってしまうくらいならと、いっそのこと死んだ方がマシだと考えたジェウォンは、妻に「ステージの上で一番輝く瞬間に俺を殺してくれ」と頼んだという。違法に改造された高周波ブレスレットを購入し、アプリを使って作動させてくれとジェウォン。手術の影響でジェウォンにとって高周波は命を奪うほど危険なものだった。
アプリとブレスレットを手にしたミョンセは、本当にこれで人を殺すことができるのかと疑問に思う。実験を通して正確な証拠をつかむ必要があると考えたミョンセは、脳科学者に協力を仰ぐことに。
そんなミョンセがコンタクトをはかったのは、韓国でもっとも優秀な科学者と知られるシン・ハル(ジョン・ヨンファ / CNBLUE)だった。実力は確かだが性格に難ありのハル。しかし、助手から見せられた映像を見たハルは協力すると即答する。そして、「この女は犯人ではない」と呟いた。
その後、ハルが向かったのは死刑囚カン・ソンハとの面会。サイコパスの脳を持つソンハに興味を抱いたハルは、脳の寄贈に同意する書類へサインをするよう促す。巧妙な話術で署名を受け取ることに成功したハルだったが、ハルの裏切りに逆上したソンハはその場で同意書を飲みこんでしまう。
しばらくして、ソンハの自殺が報じられる。実は面会の場で、殺人の快楽に溺れたソンハが、次に選ぶのは自分自身だと話していたハル。ハルの予想通り、自ら命を絶ったソンハの死は世間に大きな衝撃を与えた。
そんななか、ソンハの脳の摘出の準備をすすめるハル。ソンハが飲み込んだはずの同意書は、なぜかハルの手に…。
ソンハの遺体が研究所に運ばれてくる日、ちょうど例のギタリスト死亡事件の件で研究所を訪れていたミョンセ。するとハルはミョンセを手術台に寝かせ、本物のソンハの脳を摘出する時間を稼ぐ。何も知らないミョンセは、手術台の上で髪の毛を剃られてしまう!慌てて飛び起きたミョンセは、まったく悪びれる様子のないハルに憤怒した。
その日、知り合いの記者と一緒にやけ酒を飲んだミョンセは、酔っ払った勢いで昼間研究所で耳にした話を口にする。実は手術台で横になっていた時、その場にいたハルの助手が同意書が“偽造”されたと言っていたのだ。
翌朝のニュースで、ハルがソンハの脳寄贈同意書を偽造したことが報道される。酒の席での話を確認もせずに公表した記者に苛立つミョンセだったが、一方でハルの本性が世に知られてせいせいしたのも確かだった。
その性格のせいで周囲に敵の多かったハルは、今回のスキャンダルによって研究所を追い出されてしまう!そんなハルのもとへ、今度はミョンセから連絡が。ミョンセに馬鹿にされて腹を立てたハルは、「今度コーヒーでも飲みに来い」といったミョンセの言葉通り、本当に警察署へ現れた。そして、神経科学チームの諮問委員を引き受けることになったと明かすハル。
第1話感想
脳科学者と警察の今までにない共助!?
第1話ではコメディ演技に定評のあるチャ・テヒョンらしいコミカルなシーンが多数登場して、思わず爆笑してしまいました。とくに手術台に寝かされたまま、髪の毛を剃られてしまうシーン(笑)おもしろすぎます。
そして、本作でそんなチャ・テヒョンとタッグを組むのは、CNBLUEのボーカル、ジョン・ヨンファ。久しぶりに見ましたが、兵役を終えたということもあってか、前よりも男らしくなったような気がします。今後、2人がどんなケミ(相性)を見せてくれるのか楽しみ!
ドラマのテーマが“脳科学”ということで、キャラクターそれぞれの脳の特徴も登場。主人公のハルは“非常に特別な脳”を持っているといいます。果たして、ハルの脳はどれほど特別なのか。興味津々です。
第2話視聴率4.1%
第2話あらすじ
「もっとも輝く瞬間」
神経科学チームの諮問委員として、ミョンセの前に現れたハル。そしてハルは、ギタリストの夫をステージ上で殺害したとして逮捕された妻が、本当の犯人ではないと明かす。ハルが自ら警察の諮問委員に志願したのには、二つの理由があった。
一つはスニャンダルによって追い出されてしまった“ブレイン・ハブ”へ戻るため。世間の注目が集まる今回の事件で自分の活躍をアピールすることで、下落したイメージを回復させようと考えたのだ。そしてもう一つは、自分をこんな目に遭わせたミョンセに対する復讐だという。ミョンセの汚職を暴いて、警察を辞めさせると意気込むハル。実はハルは、男から現金の入った封筒を受け取るミョンセの姿を目撃していたのだ…。
翌日、自首した妻チャン・イニョン(ハン・スヨン)の取調べを行ったハルは、イニョンの証言はすべて嘘だと語った。なんとイニョンは、脳の損傷によって誘発される記憶障害“ウェルニッケ-コルサコフ症候群”だというのだ。この病気は暗示に極度に敏感で、作話症などの特徴があるという。
ハルがイニョンの供述に証拠能力がないことを証明したことによって、事件は振り出しに戻る。被害者のキム・ジェウォンがパーキンソン病を患っていたことを知るのは、二人。まずはその内の一人であるマネージャーから話を聞くことにしたミョンセとハル。
マネージャーの男性は、ジェウォンがステージ上で倒れたとき、会場の外で妻と通話中だったという。会場の前に設置されたCCTVにも、ハッキリとその様子が残っていた。参考までに携帯を預かってもいいかと聞くミョンセに、すんなりと携帯を差し出すマネージャー。
つづいて二人が向かったのは、ジェウォンの主治医キム・ヒジュのもと。実はジェウォンの死亡が確認された直後、ヒジュは妻のイニョンの耳元で「あんたが殺した…」とささやいていた。
ヒジュとジェウォンが不倫関係にあったのではと疑うハル。その後まもなくして、ハルの予想は的中する。さらにイニョンもまた、夫とヒジュの関係を知っていたという。ヒジュと連絡が取れなくなると、ミョンセとハルは彼女の自宅へ向かう。するとそこには、ヒジュに包丁を突き刺すイニョンの姿が!
すぐに病院へ運ばれたヒジュは、なんとか一命をとりとめた。ヒジュとイニョン、どちらがジェウォンを殺したのかと頭を悩ませるミョンセとソジョンだったが、ハルが目をつけたのはマネージャーの男だった。
偽の携帯を使って男を揺さぶったハルは、ハルとミョンセが去った後に、慌てて隠しておいた本物の携帯を取り出すマネージャーの姿をキャッチ。事前に携帯をコピーしておいたマネージャーは、妻と通話するフリをしてもう一台の携帯でジェウォンの腕に装着されたブレスレットを遠隔操作したのだった。犯行がバレて逃げ出そうとする男を慌てて追いかけるミョンセ。危うく男に刺されそうになるミョンセを救ったのは、他でもないハルだ。
こうして真犯人の逮捕に成功した二人。意気揚々とカメラの前で事件の詳細を報告する係長だったが、そこにハルが登場すると、マスコミの注目はあっという間にハルの方へ向けられる。
無茶をしてまで死刑囚の脳を欲しがった理由を聞かれ、自身が進める“サイコ・ブレイン・リビルディング”プロジェクトについて語るハル。それは犯罪者たちの脳を研究し、治療するというものだという。
刑務所の一室でインタビューの様子を目にしたファン・ドンウ(チョン・ドンファン)は、そんなハルに関心を示した。
翌日、またしても署の駐車場脇で男から金を受け取るミョンセの姿を目にしたハルは、携帯でその様子を撮影。さっそく知り合いの記者に連絡を入れると、特ダネがあるとハル。しばらくして、記者から汚職刑事に関する記事をアップしたと聞いたハルは、目を輝かせて記事を確認する。同じく記事を目にしたミョンセは…。
第2話感想
2話のラストでは、それぞれ記事を確認するハルとミョンセの姿が登場。しかし、何やら様子がおかしい・・
てっきりミョンセを追い込んだと考えるハルでしたが、「こんなはずでは…」と驚きの表情を浮かべていました。さらにミョンセはというと、なにやら上機嫌で大笑い。ハルがリークした記事は一体、どうなってしまったのでしょうか。
しきりにミョンセを“汚職刑事”として疑うハル。人物紹介を見る限り、ミョンセは汚職刑事ではなさそうです。おそらく今回の件も、お金を貸してあげたか何かではないかと思うのですが、その詳細が気になりますね。
一方、インタビューに応じるハルの姿にじっと見入るドンウ。サイコパスの脳を持つドンウがハルに関心を持ったことで、今後二人がどのように繋がっていくのか気になります。さらにハルとミョンセのコンビも相変わらず面白くって、あっという間に1時間が過ぎてしまいます。
シリアスなドラマやあまり重たい事件モノはちょっと・・という方にはピッタリの作品。私も久々にコメディらしいコメディを見て、癒されています。
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