ポジション ~広告代理店の女王~ あらすじと感想 キャスト・相関図 視聴率

代理店


放送予定 

【日本放送】

●KNTV 全16話(2024/4/3から)月~金曜日深夜26時から 字幕

●KNTV 全16話(2024/3/9から)土曜日7時から4話連続放送 字幕

●【日本初放送】KNTV 全16話(2023/12/11から)月曜日20時から2話連続放送 字幕

●U-NEXT独占配信 2023年9月28日(木)12:00 配信スタート(全16話)価格:各385円(税込)/視聴期間:2日間

【韓国放送期間】 2023年1月7日~2023年 2月26日 午後10時30分

ポジション ~広告代理店の女王~

대행사 Agency

2023年放送 JTBC新土日 全16話

視聴率

平均視聴率 9.95% 시청률 最低視聴率第1回4.797% 最高視聴率第16回16.04%

代理店

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あらすじ

広告代理店の最大手VC企画で働くコ・アインは、業績1位の会社のエース。彼女はその能力と性格から上司や同僚に妬まれていたが、成功を夢見て努力してきた。そんな彼女が、ついにグループ初の女性役員となる。だがそれは、仕組まれたポジションだった。

相関図

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キャスト

主要人物


出典:JTBC

コ・アイン役   イ·ボヨン
VC企画 制作 2チーム CD(Creative Director)
苦痛と寂しさに耐えに耐えて、最終的に頂上に登る。
未婚。地方国立大学。 成功至上主義者。 トン(金)シオパス。

「私は逃げたりしない、私は逃げたりしない、私は…」

コ・アインにとって成功は [トロフィー] ではなく「鎧」だ。
賭博師で酒飲みの父と家出した母のおかげで、
7歳の時から叔母に世話になり、顔色を伺いながら育ったアイン。
「私は絶対逃げない。 必ず戦って勝つ人間になる。」

強者になればこそ、生き残ることができると信じていた。
ごみ捨て場で拾ってきた参考書で勉強しながら、
さらに厳しく自分を追い詰めて、韓国大学合格証をもらったが、
IMF危機のせいですべての奨学金が取り消された。

結局、地方国立大学入学を決めたアインは卒業後、国内1位の広告代理店VC企画に満点で入社した。その後、アインは19年間、感情のない機械みたいに仕事ばかりした。
PT成功率、年俸上昇率、成果給、TVCF評価点数、販売上昇率、業界1位…。

金と成功に狂ったトン(金)シオパスという汚名で呼ばれても眉一つ動かさなかった。徹底したルーティンを作り上げ、外れることなく。

なりふり構わぬ姿を見せないように、いつもハイヒールを履き、完璧に装った。そんなこんなで自分に鞭打ったせいで、飲む薬の種類も増えていったけれど。

しかし、チーム長への出世までが限界だった。
実力では最初の女性役員になれたとしても、コネが足りなかった。
後輩や同期が役員になれば、退職に追い込まれるということだ…。

多くの予想を裏切って、アインが役員に抜擢される。
多くのメディアのインタビューとお祝いメッセージが殺到し…初めて世の中に対する恐怖が溶けて無くなろうとした瞬間 。

アインは自分がマスコミ向けのお飾り役員であることを知る。それもたった一年限りの。
アインの常務昇進は毒入りの聖杯だった。スケープゴートになるようなものだろう。しかし、アインは怒りに飲み込まれはしなかった。危機の中でチャンスを掴んだ瞬間。

策略家コ・アイン常務の
<会長の娘を利用して、最高の座に昇り詰める>ためのプランが始まる。


出典:JTBC

カン·ハンナ役   ソン·ナウン
VC企画 SNS本部長/常務。スターインフルエンサー。
檀君(韓国の開国神)以来の財閥家最強の美貌。


「親のおかげで人間のふりをする馬鹿者たち。 あの子たちが人間だって? 蔚山岩だよ!自分の成功したやつと暮らすから、関心はいらないわ。」

カン·ハンナにとって、成功は [独立運動] だ。
「王冠をかぶろうとする者、その重さに耐えろ」なんてナンセンス。ハンナは違う。 王冠はかぶっても重さに耐えるつもりはない。私が王になったら、軽い王冠を作ってかぶればいいこと。どうして耐えるとか?

学生時代は本を読めばめまいがすると言っては、アイドルたちを追いかけて回り、卒業後は政略結婚させられそうになるや勉強すると言ってアメリカに逃亡、財閥らしく静かに暮らせと言われて、スター・インフルエンサーになった。

海の底の潜水艦のように、静かに生きるべき財閥一家から、高級ヨットのように目立って生きていく世間知らずに。
学業に意欲がなくて間抜けに見えるが、甘く見るとひどい目に遭う。
天才的な勘の持ち主。 一見すれば、ぱっと直感的に分かる。
「あれが私に何を望んでいるのか。これがお金になるかどうか。 」

財閥一家史上まれにみる美人という噂のおかげで引く手あまただが、すべて断った。どうして他人に私の人生を決められるかっての!!! それに、実は気に入った男がいる。問題は……しがない使用人だってこと。

父親の会社のグループ秘書室所属、パク·ヨンウ次長。必ず手にしたい男ではあるんだけど… そうしたら、グループ継承の座は永遠にバイバイだ。今も長男継承の家風のため、副会長の座は兄に分があるが…まだ諦めていない。ハンナのDNAには放棄、絶望、自責などの単語はない。

いつか訪れる機会を狙って窺っていたところ、代理店に出勤しろという連絡を受けた。踏み台も準備できているし、もはやジャンプだけすればいいものを、出勤初日から全職員の前で常務の端くれのコ・アインに非難された。やられてたまるかと堪忍袋をぐっとこらえながら、コ・アインの資料を読んだのだが…!なにかが臭う。すごく臭う。

戦略的な考え方かつ、猪突猛進的に行動するタイプ。

あとできっと使い道がある。その時までほどほどにいたぶろう。あんな頭の切れるトライ(変わり者)のような人間1人くらい、そばに置いて悪いことはない。暴れ馬は手なずけるのは難しくても、自分の味方にした時は心強いものだから。


出典:JTBC

チェ·チャンス役   チョ·ソンハ
VC企画 企画本部長/常務
「君たちが遊んでいる時に勉強して韓国大学に入学し、君たちがお酒を飲んでいる時に準備して公開採用で入社した。だから当然、私が君たちの上にいなきゃいけないだろ?」

チェ·チャンスにとって成功は [当り前] だ。
「男性」、「韓国大学経済学科」、「公開採用出身」
チェ常務はVCグループの昇進3大キーワードを全て持っている人物だ。それに加えて、冷徹で、賢く、駆け引きにも長けているので、たった一度の失敗さえなく会社で上昇軌道を歩んで来た。

チェ常務は次期代表になるために、会長の目に留まらなければならない。なので、大学同期の秘書室長を通じ、会長の悩みの種を事前に入手した。娘を役員にさせるために、お飾りの役員が必要だということ。

そのため、使い捨てやすいカードとして、アインを直接推薦した。

定年まであとわずか1年のチョ代表が退任すれば、その場に座るだけだと思っていた…。
これがチェ常務が犯した最初の致命的なミスだった。常務の地位を与えてやれば、有難がって統制できるだろうと考えていたアインが、なんと自分の手足のような人物をすべて整理してしまうとは。今頃になって危機感が襲ってくる。

代表昇進どころか、今の地位まで危うい状況になってしまった。もはや方法はただ一つ。 死ぬか、生きるか。生き残るためには全力を尽くしてコ・アインを排除しなければならない…。


出典:JTBC

パク·ヨンウ役   ハン·ジュンウ
VCグループ本社 秘書室所属/次長
「ハンナ常務は常務らしく前に立って、一番になってください。私は私らしく常務の後ろで 一番役に立つ男になるので。」

パク・ヨンウは成功するためには [気持ちを隠さなければ] ならない。
グループ秘書室所属で、留学時代からハンナの家庭教師であり、右腕。
高校2年までボクシング選手として活動していたが、世界チャンピオンの器ではないことに気づき…。

勉強に転向。「I’m a boy」から始めて浪人の末、名門大学に入学した。
文武を兼ね備えている上、学業不振学生の心理をよく知っているため、
ハンナのMBA家庭教師かつ、ボディーガードの役割を忠実に遂行した。

ハンナが危機に直面するたび、生まれつきのがり勉たちとは違う非凡な解決策と必要に応じて物理的な方法も果敢に試すヨンウが恐れるのはハンナだけだ。

彼女が自分の本音を表わし、女性として近づいてくるその瞬間。
想定外だ。財閥一家の娘に···。 まかり間違えば解雇だ。
本当にまかり間違えば、こっちの本音もばれる。
生き残るためには気持ちを隠さなければならないのに…。

最近、カン·ハンス副社長の目つきが怪しい。バレたのだろうか。
今やパク次長はハンナの唯一の味方ではなく、最大のリスクとなった。こうなれば、方法は一つだ。

リスクはできるだけ早く取り除くのが正解であり、
それがパク次長が隠しておいた気持ちを表現できる唯一の方法だから。

VC企画の人々


出典:JTBC

チョ·ウンジョン役   チョン·ヘジン
VC企画 制作2チームコピーライター/次長

「他の人が『テレビに僕が出てほしい』と 歌を歌う時、私は「テレビに私のコピーが出たら」と歌っていたの!」

チョ·ウンジョンにとって成功は [二兎を追う] ことだ。
優しくて、きれいで、賢くて、愛されて育ち、屈託のない性格に。成人男性より多く、モッパンYouTuberよりは少ない食事量を持つ肉食者。

口を開けると適材適所に刺さる感覚的なギャドリップが飛び出る。
トレンディで柔らかいコピーをよく使う10年目のコピーライターであり、ムードメーカー。

夜勤をニンジンだと思っている広告界隈で、人並みよりも早い20代で結婚、5歳の息子を持つワーキングマザーとして、他の人よりもう少し苦しく険しい会社生活をしていたところ…。

業界1位のCDコ・アインから呼ばれて、みんなが双手で止めたが…。ウンジョンはためらうことなくすぐに「コール!」と手を挙げた。

どうせやるだろう夜勤、どうせやられるパワハラ、どうせ経験する大変なことなら。ポートフォリオもきちんと用意して、広告界隈にチョ·ウンジョンの名前を3文字載せてみよう!と思ったが…。
爆発的に増えた仕事量に家族の不満も爆発した。

結局、息子の反乱ぶりのせいで涙を浮かべ辞表を出すことに…。
が、あれ?血の粛清により、CDに昇進した!しかし、問題はこれだ。

チョ·ウンジョンCD VS アジのママ

ウンジョンはもう選択しなければならない。
成功した広告人になるのか。愛される母親になるのか。


出典:JTBC

ハン·ビョンス役   イ·チャンフン
VC企画 制作2チームアートディレクター/部長

「常務、どこまで行かれるんですか。 いつまで戦おうとしているんですか…。」

ハン·ビョンスにとって、成功は [無事に]  だ。
温和で正直な性格で会社内ではまんべんなく関係が良い。そのためか、一年でも耐え難いというコ・アインチームで10年を共にしたチーム員であり、人にそばを寄せ付けないアインと会社の人たちの間をつなぐコミュニケーション窓口。

10年前、ビョンスがアインに持つようになった感情は好奇心だった。一人の人間をあんなに成功に執着させたのは何なのか。あらゆる非難を受けながらも、あっという間に前に進むだけなのか。

そうやって10年の歳月を共にして、アインの過去を破片のように少しずつ知って、ビョンスが持つようになった感情は哀れさと切なさだった。

ビョンスの目には、アインは刀を持つ少女だ。生きて来た間に受けた傷を癒すことができず権力を握るや、その力で他人を傷つけ、同時に自分自身をも傷つける。

役員になればよくなるかと思ったが、アインの成功欲はさらに強まった。まるで弓から放たれた矢の如く。的に刺さるまで止まりそうにない。悩んだ末、ビョンスは10年間そうしてきたようにアインを助けることにした。

危機もあり、葛藤もあり、ひいては去ることを決心する瞬間もあるだろうが…。そばに立って見守ることにした。アインが頂上に無事に立つその日まで。


出典:JTBC

ソ·ジャンウ役   イ·ギョンミン
VC企画 制作 2チーム、アートディレクター/代理

「私はオタクじゃなくて完璧主義者なんですよ!」

ソ·ジャンウにとって、成功は [ディテール] だ。
「社内政治」、「ライン」、「昇進」
そんなことには1℃の関心さえないオタク気質が濃厚なチームのおっちょこちょい。しかし、働く時だけは1ピクセルの誤差も許さない完璧主義者だ。おかげでチームでは認められ、しっかりと自分の役割を果たしているが…。

芸能においては自分の役目を果たしていないソロだ。
お母さんのお腹の中にいた時から、今までずっと。


出典:JTBC

クォン·ウチョル役   キム·デゴン
VC企画 制作1チーム CD

「コCD、私が常務になったら人格教育からやり直さないと。」

クォン·ウチョルにとって、成功は [コ・アインを跳び越すこと] だ。
クォンCDにとって、コ・アインは母親の実の娘だ。社員の時は渾身の力を尽くして、いや悪魔に魂を売ってでも!
コ・アイン。あれに勝とうとしたけど、すぐ諦めた。理由は頭が足りない。

韓国大学出身なのに、何で頭が足りないのかと言われるかもしれないが、すらすら覚えて試験を受ける頭と仕事で使う頭は違う。特に創意性が重要な代理店ではなおさらだ。

チェ常務のようにVCグループの昇進3大キーワードをすべて持っていて、欲は大きいですが、能力は素朴だから… 方法は一つだ。
こびへつらって社内ラインに上手に乗って、昇進すればいい。

だから、強者には平伏してしっぽを振って。弱者は「乾いたタオルも絞ると水が出る」という姿勢で生きて来たが…。

製作本部長、私の場所をチェ常務がアインに与えてしまった!
チェ常務はコ・アインが一年限定だから待てと言うけど…
どうして雰囲気が変だ。 コ・アインが追い出されそうにない。

自ら生き残る力のないクォンCDは、もう選択しなければならない。
チェ常務か?コ・アインか?
一瞬の選択が一生を左右するのに… クォンCDは頭が悪い!


出典:JTBC

ペ·ウォニ役   チョン·ウンソン
VC企画 制作1チーム、コピーライター/チーフ

「じゃあ、私が服に気を遣って化粧もしてみたら、CDにしてくれるんですか?」

ぺ·ウォニは [私らしく] 成功しようと思う。
実力は抜きん出ているが、身を飾らずトレンディとは程遠い容貌と身なりの持ち主。

外見だけでもって、業務能力を判断してしまう、業界の歪んだ文化のせいでCDに昇進できなかったなか、アインの血の粛清人事のおかげでCDに昇進した。

それ以降、他人をそばに寄せ付けないアインの閉ざされた心を開く一因となり友軍となり…。業界の悪い慣習を破ったアインに絶対忠誠する。


出典:JTBC

チョ·ムノ役   パク·ジイル
VC企画代表

「コ常務、社長になったら楽に眠れますか?後でその座を奪われるのではないかと、もっと不安ではないですか?」

チョ·ムノにとって、成功は [流れ去る過去] だ。
世の中の変化と相手が隠している欲望を読む目が卓越していて…。出る時と退く時を神がかったように悟っていたから。

チョ代表はワン会長の寵愛を受ける秘書室長であり、グループのナンバー2だった。そのため、当然のように次期会長であるカン会長との葛藤が激しかった。

しかし、二人の間に葛藤が生じるたびに、解消どころかさらに煽るワン会長を見て、チョ代表は自分がカン会長の勝負欲を焚きつける薪であることを知った。大事に育てていく選手のためのスパーリングパートナー程度であることを。

そんななか、カン会長の誤った投資でグループに大きな損害が生じる。「使用人が上手くやれるのは、 主人のおかげ。主人が間違えるのは、使用人のせい」というワン会長の持論をとてもよく知っており、 ひどく疲れていたせいで、チョ代表は捨てられる前に自ら退くことを選択。

自分から名乗りを挙げて降格され、グループの辺境である子会社で、定年を送るために代理店の代表として来ている。

チェ常務はチョ代表を「歯の抜けた虎」と見るが、一時、ナンバー2だったチョ代表の目と耳はまだ錆びていない。表向きは人好きのするような笑いを浮かべているが、実は代理店とグループ内のすべてを把握している。

アインとチェ常務の間でも、決定的な瞬間に一線を分ける。
幼い頃から可愛がっていたハンナが代理店に出勤すると、陰に日なたに導き、後見人のような役割をする。

出典:JTBC

チョン·スジョン役   ペク·スヒ
アインの秘書

「助けてください、常務。私はチェ常務に指示されて…。」

チョン·スジョンにとって成功は [正規職] だ。
地方大学秘書学科を卒業して秘書として就職したが、いずれも契約職だった。そうするうちにチェ常務に出会い、アインの監視さえうまくやれば正社員にしてあげるという提案を受けた。

以降、アインの一挙手一投足を監視し、勘のいいアインにチェ常務のスパイであることがばれてしまった。ひょっとしたら正社員どころか、契約期間も満了せずに追い出される状況なのに…。

「あなたが私にとって役に立つ人だということを証明して。 こんな汚いやり方ではなく。」
アインの一言にスジョンは悩みに陥る。

アインの周辺人物


出典:JTBC

ソ·ウンジャ役   キム·ミギョン
アインの実母

「子供が親の役割までしながら生きようとするから。骨身を削るように仕事をするのだろう。私が罪人なんだ。私が罪人だよ…。」

ソ·ウンジャにとって成功はアインに [ご飯を作ってやること] である。
夫に毎日のように殴られていたウンジャは、ある瞬間気づいた。
この世に私の命より大切なものはないという事実を。
娘より自分の命がより大切だということを。

それで結局、7歳になったアインを捨てて逃げた。
必ず迎えに来るという約束を守ろうと努力した。
すぐ約束を守れると思っていた。

しかし、どうやって知ったのか、働いていた食堂に追いかけて来た夫。
そこから逃げたアインの母は、二度と故郷の近くには行けなくなった。

そうして三十数年。罪悪感の中で暮らしていたウンジャは、テレビに出演したアインを見て、初めて欲というものが生まれた。
「たった一目だけでも会いたい。せめてご飯を一回でも作ってあげられたら…。」


出典:JTBC

ユ·ジョンソク役   チャン·ヒョンソン
過去アインの守り神、現イモネ屋台社長。

「アイン、会社を辞めたからって死なないよ。平日の午後の散歩はとてもいいものだよ?」

ユ·ジョンソクにとって、成功は [隠しておいた欲望] だ。
酒が好きで、人に好かれる好人物。実力はずば抜けていたが、会社内の政治ではうまく立ち回れなかった。

チェ常務と敵対して会社から解雇された後、小さな広告代理店を立ち上げたが、広告主のパワハラでつぶれた。
その後、辺ぴな町で小さな飲み屋を運営する。
500ccのジョッキになぞかけのような文言を掲げて。

アインが辛い時に訪れる所であり、唯一会社の仕事に関して心を開いて対話できる相手として。アインにいつも欲を捨てて生きろと言うけれど、本人もまだ広告界を忘れていない。


出典:JTBC

オ·スジン役   シン·スジョン
精神科専門医
<狂ってこそ正常な世の中>精神科院長、アインの主治医。

アインと似たような家庭環境と過去を持つ大学同期で、唯一の友人。
アインをよく知っているので、会うたびに小突き回すけど、病院に来れば薬だけ持って逃げようとするアインを人並みに生きさせるのが小さな目標だ。


出典:JTBC

チョン·ジェフン役   イ·ギウ
ゲーム会社代表

ゲーム会社代表特有の純粋さと自由奔放さがある。
PTの時に見たアインに一目惚れしてから少しずつ知っていき、
人間としても魅力を感じ、友情を装った片思いに。
足長おじさんみたいに、空気みたいに。アインの近くに存在する。


出典:JTBC

チェ·ジョンミン役   キム·スジン
VC企画出身、独立代行会社代表

典型的な女傑スタイル。全盛期には今のコ・アインに劣らなかったが…。
VC企画ではこれ以上昇進が不可能であることに気づいて退社。その後、独立して小さな代理店を設立、大将として暮らしている。表現することはないが、自分が成し遂げられなかった大業を成したアインを誇りに思う。

VCグループの人々


出典:JTBC

カン·グンチョル役   チョン・グックァン
ワン会長、VCグループ創業者

「わかってるから競うんだよ。レベルが同じだからこそ競って、戦い続けろ。勝った方が私の味方だ。」

カン·グンチョルにとって [生き残った者が成功者] だ。
北朝鮮の金持ちの息子だったが、生きるために韓国に来て韓国戦争が勃発して機会を得た。

復讐しなければ。方法は一つ。亡くなった父の土地を返してもらおう。
二度と使用人たちが反乱を起こせないよう、仰ぎ見るのさえ恐れられる存在にならなければ。

そうして狂ったように事業して財閥になった。
私の財産を、私の会社を、ヨンホが大きく育てなければならないのに、あいつは甘すぎる。このままにほおっておいたら、私が死んだ後にはVCグループは崩壊する。

カン·ヨンホが崩れるありさまを見れば、さらに危険だ。
カン・ハンス、カン・ハナをもっと強く育てなければ。
極限のストレス状況でも崩れない人間に。

そんな中、自分と似たコ・アインという使用人が見える。
あれは私の孫だからといって頭を下げない。
卑屈にお世辞を言って尻尾を振らない。

孫を強く育てるスパーリングパートナーにぴったりだ。
これからが始まりだというのに、これからストレステストが始まるというのに。なんてことだ、あのおとなしいヨンホがハンナの心を傷つけるだなんて。

しかし、ヨンホが知らないことがある。
これはお前の息子と娘の問題ではない。
私が成し遂げたVCグループ存亡の問題だ。

嫌なら出て行け。
ヨンホ、お前も私の息子である前に、私の使用人だ。
私が作った会社で、お金を受け取って暮らしているんだから。


出典:JTBC

カン·ヨンホ役   ソン·ヨンチャン
VCグループ会長

「お父さん…何か方法はないでしょうか?」

カン·ヨンホにとって、成功は [父の認定] だ。
いまだに父が怖くて、事業も嫌いだ。
絶えず葛藤し、反目し、疑わなければならない会長の座が嫌だ。

この大変な仕事を早く手放して、長男のハンスに渡したい。
カン会長にとってハンスは首が折れるほど重い王冠を譲らなければならない人物だ…。

ハンナ、私の娘。愛らしい娘。
お願いだ、お願い… 会長になるとか、いったいどうしたんだ!
そんなことはさせたくない。
しかし。ハンナ、あれが父にそっくりだということはわかっている。。
それでもするな。なぜ自ら地獄に向かって行くのか。幸せに暮らせるというのに…。

でも、父の考えは違うようだ。絶えずハンスとハンナを競わせようとする。血まみれになって、生き残った者に王冠を与えようとする。

ハンナのためにハンスを支持しなければならない。
いち早く副会長の座に就かせればいい。
席がないのに、ハンナがどんな手段で会長になれると言うのだろうか。

ハンナの夢を破ること。
それがカン会長なりの愛の表現だ。


出典:JTBC

カン·ハンス役   チョ·ボクレ
VCグループ本社副社長

「やりたくない勉強。やりたくない事業。結婚したくない女。すべて受け入れました。私が長男だから。グループを引き継がなければならない長男だから!」

カン·ハンスにとって、成功は [決まった結論] だった。
ハンスの人生はハンスのものではない。
嫌でも嫌な顔をせずに。言われれば言われた通りにしてきた。
彼は会長をなるべく生まれ、次期会長になる人物だから。しかし…。

グループ内の雰囲気に微妙な変化がある。

ハンナについて言及する人が増えている。代理店に出勤するようになった後、不可能だと言っていたことをやり通している。
「財閥が品位なく何してるんだ。」と言われていたトライの所業が、近頃は大衆に熱烈に歓迎される行動になっている。

無色無臭の隠遁者アウトサイド型会長が望まれて来た雰囲気から、
大衆が熱狂し、彼らと疎通するインサイド型会長へとトレンドが変わる兆しだ。

ここで終わらせなければ。このまま行けば、私の地位を奪われるやもしれん。
私が相手より輝けないなら、相手を底辺に引きずり下ろせばいい。
まずハンナとパク次長をくっ付けてみよう。

いくら祖父がハンナを可愛がっても、使用人と情を交わしたら背を向けるはず。さらに、ハンナの後ろに誰がいるのか知らなければならない。
絶対あのトライが一人でできることではない。

人に頼んで調べてみたらコ・アイン常務の成果だと聞くが…
使用人に手を差し伸べるのはプライドが傷つくし。 放っておこうと思ったらハンナがどんどん力をつけてくるので…。

そろそろ決めなければならない。 コ・アイン、あいつを。
自分の側につけるか、ハンナも使えないように壊してしまうのかを。


出典:JTBC

キム·テワン役   チョン·スンギル
VCグループ本社 秘書室長

「ハンス?ハンナ? 誰になろうが構わない。最大限長く競争してくれれば、私にとっては利益さ。」

キム·テワンにとって成功は [葛藤維持] だ。
時には私の味方のようで、時には他人の味方のような、本音が分からないカン会長の右腕であり、グループ内のナンバー2。 主人に勝る使用人。

特別な事情が生じない限り、ハンスが次期会長になるとは知っているが…。
ワン会長の秘蔵っ子ハンナが容易な人物ではないことを知っているから。
誰の側にも立たず、バランスを取りながら2人を秤にかけ、時には仲違いしながら自分の価値を高める。


出典:JTBC

ペ·ジョンヒョン役   キム·ミンサン
VCグループ 本社法務チーム長

キム・ウウォン会長を保釈しろという指示を処理できず、
スカウト1年で追い出される危機に瀕するが、アインのおかげでやっと生き残る。

その他の人々


出典:JTBC

キム·ウウォン役   チョン·ウォンジュン
ウウォングループ会長 カン会長の未来の姻戚

父から受け継いだ地方の中小建設会社を基盤に始め、
財界序列10~20位内の財閥グループに育て上げた。
自分の能力で企業を育てた人物らしく実用的で、手腕に優れ、虚礼虚飾がない。

経営権防御のため、ハンスと娘ソジョンを政略結婚させようとしていたところで、数百億ウォン台の秘密資金を造成した疑いで拘束される。


出典:JTBC

キム·ソジョン役   チョン·イェビン
ウウォングループ副社長 ウウォン会長の娘

生まれた日から今までハンナと魂のライバルだ。
しかし、それは本人だけの考え。幼い頃からハンナの陰に隠れていた。
家もハンナの方が金持ちだし、外見もハンナの方が優れている。人気もハンナの方がある。

結婚を約束したハンスが自分を快く思わないのは知っているが、
それでも大丈夫だ。
感情の起伏も激しく、冷静でない自分とは正反対のハンスが好きだ。
加えてVCグループの持分を持つ父親がハンスを副会長の座に載せられれば…。


出典:JTBC

ソン・アジ役   キム・ラオン
ウンジョンの息子。母親と対等レベルの強敵。

「僕にはお母さんはいない。あれは僕のママじゃない。広告のママ!」

ソン・アジが成功すれば、ウンジョンは [無職] だ。
はんこを押して別れることができる仲なら、押して別れてもいい心持ち。

理由は一つ。僕のママじゃなくて広告のママだから。
成功した母親より、いつもそばにいる普通の母親を夢見る分別のない幼稚園児。

出典:JTBC

ソン·ジョンホ役   チョ·ウンソル
ウンジョンの夫

「子供さえ生んでくれれば、私が全部育てるよ。本当だ!約束!」

ソン·ジョンホは [すでに] 成功した。
ワンオペ育児を実践中のウンジョンの夫。

結婚さえすれば、子供さえできれば。 私が責任を取るよ!
そうして、本当に全部守った。ウンジョンが仕事に没頭できるように。
しかし、息子にだけは責任を持ちきれなかった優しい男。

仕事と家庭の間で苦しんでいるウンジョンを見るたび、
罪悪感を感じながら生きている。


出典:JTBC

パク·ギョンスク役   ユン·ボクイン
ウンジョンの姑

「子供のことに手出し、口出し。 本当に嫌だったらない。」

パク·ジョンスクにとって成功は [知らないふり] だ。
実質的な養育および家事担当。しかし、ドラマでみるような嫁姑関係やウンジョンとの葛藤はない。

女がなんだとか、嫁がどうだとか。 こんな言葉が大嫌いだ。
それでありきたりの連続ドラマも見ない、この時代のお勧めの姑賞。

出典:JTBC

スタッフ /演出:イ・チャンミン、脚本:ソン・スハン
作成:え/.き.さ

話数ごとのあらすじと感想

daisySSさん

ポジション ~広告代理店の女王~ 1話・2話 あらすじと感想
ポジション ~広告代理店の女王~ 3話・4話 あらすじと感想
ポジション ~広告代理店の女王~ 5話・6話 あらすじと感想
ポジション ~広告代理店の女王~ 7話・8話 あらすじと感想
ポジション ~広告代理店の女王~ 9話・10話 あらすじと感想
ポジション ~広告代理店の女王~ 11話・12話 あらすじと感想
ポジション ~広告代理店の女王~ 13話・14話 あらすじと感想
ポジション ~広告代理店の女王~ 15話・16話(最終回) あらすじと感想

作品感想

激しい競争が続く、、、広告代理店を舞台に、、、女性初の役員になった主人公のサバイバル奮闘記!

イ・ボヨンがこれまでに見せたことのない演技に挑戦するとして話題になった最新作!!

2021年放送された「Mine」、2020年「花様年花~人生が花になる瞬間~」、2018年「マザー~無償の愛~」でヒロインを演じ続けるイ・ボヨンはこれまで異なるキャラクターを演じてきました。

この度出演する「代理店(原題)」ではバリバリ仕事にすべてを捧げたキャリアウーマンに扮し、会社での生き残りをかけて奮闘する姿を描いた作品となります。

広告代理店が舞台になっており、主人公の妙な恋愛がらみはなく、オフィスドラマが好きな方にとっては楽しめる要素がたくさんある作品となっています。

イ・ボヨンが演じるコ・アインは、韓国最大手の広告代理店に勤める Creative Directorとして、仕事中心の生活を送る人物。地方大学の出身で、自力で出生するために人生で諦めてきたことが多く、ひどい睡眠障害があり、睡眠薬とアルコールがないと眠れない日々を送ります。

出身大学で派閥ができている社内、どの派閥にも属することのないコ・アイン(イ・ビョン)には、最大のライバルとなるチェ・チャンス(チョ・ソンハ)企画本部長(常務)がおり、二人が務めるVC企画の次期代表を狙うチェ・チャンスは、自分の出生のため、コ・アインを利用することになります。

グループ初の女性役員に就任したコ・アイン、、、これまでの仕事一筋の彼女の人生が報われたと、希望に満ちていたはずが、、、1年の期限付き役員だったことを知ると強いショックを受けます。

コ・アインが女性初の役員になったのは、会長カン・ヨンホの娘で、オーナー家の跡取り候補のお嬢様カン・ハンナ(ソン・ナウン)を常務として迎え入れるための下準備。

コ・アインの存在をアピールすることで企業価値を上げ、、、カン・ハンナを常務に就任させるための不満のためを消すためだったことを知る、コ・アインとカン・ハンナは初対面からピリピリ緊張感のあるエピソードと、アインの社内での生き残りを興味深く描きます。

スマートに問題を解決し続けるコ・アインの姿と広告代理店のお仕事の内容も面白く、女性役員が会社で生き残るのはいかに難しいのかを疑似体験できるのも楽しかったです。

主人公のロマンスが本格的に描かれることはなかったですが、オーナー家のお嬢様カン・ハンナと秘書パク・ヨンウ(ハン・ジュンウ)のロマンスは登場します。カン・ハンナを演じるソン・ナウンは、アイドル出身としてドラマに出演する度に話題になりますが、いつも同じ演技を見せていたはずが、キャラクターのイメージとマッチして、このドラマではソン・ナウンの演技にそれほど違和感がありませんでした。

最終話で大きな逆転があり、女性が主役でオフィスドラマが好きな方には是非、お薦めしたい作品です。



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