The Empire:法の帝国(韓国ドラマ) 7話・8話 あらすじと感想

The Empire:法の帝国


The Empire:法の帝国 디 엠파이어 : 법의 제국 The Empire of Law エンパイア ほうのていこく 2022年放送 JTBC 土日 全16話

daisySSさん

第7話視聴率2.146%

第7話あらすじ

母ハン・ヘリュル(キム・ソンア)の反対にも息子ハン・ガンベク(クォン・ジウ)は、ホン・ナンヒとの結婚を辞める意思はなく。過去、両親の反対を押し切りナ・グヌ(アン・ジェウク)との結婚を強行した時のことを思い浮かべ暗くなるヘリュル。

息子と対立するヘリュルの姿に、ナ・グヌは話したいことがあると言い出しますが、「何?会っている女がいると告白でもするの?」と語ると、息子のことで何を話しても聞く耳を持たないことを伝えるヘリュル。

ナ・グヌはホン・ナンヒ(チュ・セビン)に会って、ハン・ガンベクとの結婚を阻止しようとしますが、ホン・ナンヒは結婚を諦める意志が全くないことを伝えます。

検事のハン・ヘリュル(キム・ソンア)を尊敬する記者ユン・ウンミ(イム・セミ)は、ヘリュルに会うと内密に書類を一つ渡します。逮捕されたドルフィン(キム・ウォンへ)が、過去賄賂を渡した相手の名前を暴露する内容で、ハン・ヘリュルをターゲットにしたものだと見えるとのこと。

遅くなるとの息子からのメッセージに敏感に反応するヘリュル。すぐに息子に電話を掛けると、応対したのがホン・ナンヒ。「ガンベクをすぐに帰らせなさい」と話すヘリュルの電話を勝手に切り。

怒りを抑えきれないヘリュルは、夫に「今すぐホン・ナンヒに電話して!」と発してします。妻に自分の浮気がバレていると気づいていないナ・グヌの動揺する姿に、「あなたが彼女を指導している教授でしょう?番号は知っていると思って」とすぐに説明するヘリュル。

ホン・ナンヒに電話を掛けたヘリュルに、ナ・グヌを諦めたら、ガンベクを諦めるとの発言をするホン・ナンヒの言葉に、ヘリュルの怒りが爆発します。

一方、ユン・ウンミが事前に伝えた通り、一斉にドルフィンが暴露した内容が報道され、、、最も焦りを見せるチャン・ジイ(イ・ガウン)。自分の名前が明かされることを恐れ、ヘリュルの元夫コ・ウォンギョン(キム・ヒョンムク)と計画して、ドルフィンによる暴露はハン・ヘリュルの威圧的な取り調べが原因で、暴露した内容は事実ではないと、、、すべてをヘリュルの責任にまわします。

威圧的な取り調べて嘘の証言をさせたのかを訪ねる記者たち、、、ヘリュルは「提訴者に便宜を提供し、違法な特恵を提案し、職権を濫用するような原則に反する捜査をした事実はない」と明かし、話題がチャン・イルの方向に向かうようにする。

記者たちに質問した後、迎えにきた夫の車に乗るとナ・グヌとキスを交わして、その様子を現場にいた記者たちが目撃しただけではなく、カメラにも映し出される。ハン・ヘリュルの発言と行動は、公平な捜査を行っているヘリュルを誹謗中傷するための計略や嘘の可能性があると思わせるには十分だと、その場にいた記者のユン・ウンミは感心する。

第7話感想

父と不倫した女性が息子と結婚を計画するというマクチャンストーリー。法律家のお話でもっと法的な場面が多いドラマになると期待しましたが、現時点ではマクチャンらしいストーリーを描いています。

ホン・ナンヒと息子の問題になると冷静さを失うヘリュル。母の立場としては、実の父ではないにせよ、夫の不倫相手が息子と結婚すると言い出しているのだから、冷静になれないのが当たり前だと思います。過去、ナ・グヌとの再婚の際、母ハム・グァンジョン(イ・ミスク)が反対した時と同じ状況になり、更にヘリュルを悩ましている気がして、、、ホン・ナンヒ問題は果たしてどのような結果となるのでしょう。

今話、検事として全く揺るぎのない姿のヘリュルはカッコよかったです。複数の検事にワイロや接待をしたことを暴露したドルフィンの手紙のないように敏感に反応するチャン・イルは、マスコミの注目をヘリュルに向けて、まるで威圧的な捜査があったかのように情報を流しますが、結局はヘリュルの軽いインタビューで、今後、チャン・イルが注目を浴びることになるようです。

検察内での更なる対立が目立ち、クリスマス・ファンに関しても捜査が進むことになるのでしょうか。ヘリュルの父ハン・ゴンド(ソン・ヨンチャン)は、娘を警戒しているためか、チャン・イルからの攻撃があると知るも娘の力にならない点は自身のハム&リーないでの立場を強行にするためと思われます。

個人的に気に合った点は、いつどのタイミングで、ヘリュルが夫の不倫に気づいていることを明かるのかということです。

また、これまで明かされなかったイ・エホン(オ・ヒョンギョン)の過去が明かされました。ロースクールの学生達、、、ホン・ナンヒ達が扱うケーススタディーに登場した30年前の事件がイ・エホンの話しでした。

アルコール依存症の父から暴力を受けるイ・エホンの家族。そんな父が農薬中毒で死亡する事件が発生。生命保険に加入しており、保険会社からの依頼で始まった捜査。妻だったイ・エホンの母が第1容疑者となりますが、その後、娘が自供。母と娘が共犯となり、裁判が行われる過程で、母が死亡。結局、保険金は支払われることなく、イ・エホンは殺人の犯人として刑務所に入れられたようです。

判決に問題があったとすれば、ハム・ミンホン(シン・グ)に復讐するため、彼に近づき妻にまでなったということでしょうか?イ・エホンはホン・ナンヒの正体にきづいているようで、二人の間に復讐という共通のコネクションがあるのか、疑問を抱いたエピローグでした。

第8話視聴率2.917%

第8話あらすじ

ドルフィンの話題を自分からそらすため、記者たちの前で迎えにきた夫とキスを交わしたハン・ヘリュル(キム・ソンア)。ハン・ヘリュルと夫の写真が新聞の1面をかざり、ソウル中央地検検事長のチャン・イル(イ・ムンシク)は、「検事の品格維持を違反」したとの理由でヘリュルを罰するべきだと意見を出します。

ロースクールの模擬裁判の大会が開かれ、参加者は電子機器の持ち込みが禁止されているにも拘わらず、教授からのアドバイスを受けるためコッソリ携帯電話を持ち込んだチャン・ジイ(イ・ガウン)。その様子を同じく大会に参加したホン・ナンヒ(チュ・セビン)が目撃。チャン・ジイとホン・ナンヒはそれぞれ検察チームと弁護人チームに分かれ、、、激しく論争を始めます。

結果は、チャン・ジイのチームが大賞を受賞し、チャン・ジイは個人の部門で最優秀賞まで受賞することになる。模擬裁判の様子を監察していたハン・ゴンド(ソン・ヨンチャン)は、ホン・ナンヒに興味を持つと彼女に関して調べるよう命じます。

30年前、父を殺害した罪で逮捕され裁判を受ける女性。裁判官はハム・ミンホン(シン・グ)で、事件を担当した検事はハン・ゴンド。弁護士は彼女が犯人でないことを主張しますが、受け入れられず、、、20年を刑務所で過ごした女性、、、それはイ・エホンでした。

イ・エホンは誰かに電話をかけると、復讐も大事だが、ハム・ミンホンとの結婚生活が生理的に合わないと苦痛を訴えます。一方、屋敷のいたるところに監視カメラを設置し、秘密の部屋で隅々までチェックをするのはハム・グァンジョン(イ・ミスク)。

過去、ホンヨンエンジニアリングを経営するホン・ナンヒの父は、開発した技術の特許を申請する前、ハム&リーとチュソングループに騙され会社にとって重要な情報を要求され、渡してしまいます。チュソングループの長男はその技術を下請けの工場に作られ、ホンヨンエンジニアリングは倒産し、自ら命をたったホン・ナンヒの父。当時、コンピューター工学専攻だったホン・ナンヒは、父の自殺した現場を目撃し、、、復讐を誓う。

人権委員会からドルフィンに対する調査を始め、涙をみせ演技をするドルフィン(キム・ウォンへ)。部下のナム・スヒョク弁護士(テ・イノ)にホン・ナンヒを調査させたハン・ゴンドは、意図的にホン・ナンヒが接近したことに気付き、激怒します。

巨大な権力を持つハム&リーを一人で相手することができないホン・ナンヒは、ハム&リーの不正情報をユン・ウンミ(イム・セミ)に提供します。

第8話感想

イ・エホンの過去だけではなく、ホン・ナンヒの過去まですべて明かされた今話!!

30年前、保険金目当てで父を殺害した罪で、20年間刑務所で服役したイ・エホンは、亡くなった母の復讐を兼ねてハム・ミンホンをターゲットに近づき、結婚することに成功。

イ・エホンの復讐が具体的に描かれませんでしたが、彼女はどんな計画を持ってハム・ミンホンに近づいたのでしょうか。過去の裁判の様子では、無実を訴えるイ・エホンと弁護士。

しかし、事件を担当した検事がハン・ゴンドで、裁判官がハム・ミンホンだったことから、イ・エホンの主張は受け入れられず。。。復讐を誓う彼女の姿から、やはり、彼女の事件は冤罪だったのでしょうか。

イ・エホンの復讐のための攻撃はまだ始まっておらず、ホン・ナンヒの復讐はハム&リーに関する情報を集めて、、、一人では戦えないことに情報を記者のユン・ウンミに提供するところで、今話が終わりました。

ユン・ウンミは正義感のあふれる記者ので、ホン・ナンヒが騙されて技術を奪われて、自殺をしたことを記事にすることになるのか、今後ハラハラする展開を迎えることになりそうです。

今話、エレベーターの中でハン・ムリュル(キム・ジョン)と鉢合せになったホン・ナンヒ。皮肉を言うハン・ムリュルに全くめげず返す返事がすごかったです!「あなたの夫や義理の父は私のタイプではないわ」と念を押す姿に、ただ者ではないオーラを感じました。

ハン・ムリュルの夫の実家、、、チュソングループは、過去、ホン・ナンヒの父が自殺した事件に深く関与していることから、結局はつながっていたことになりますね。

弁護士事務所と手を組んで悪徳な方法で事業を拡大してきたチュソングループと、法律の力を悪用していたハム&リー、、、本格的な復讐劇が始まることになるのでしょうか。

ハン・ヘリュルをターゲットにしたチャン・イルの作戦は失敗に終わりましたが、まだまだ検察内での対立も面白い展開を迎えることになりそうです。



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