ブラインド 블라인드 2022年放送 tvN金土 全16話
neroさん |
第7話視聴率2.194%
第7話あらすじ
「番号で呼ばれる子供たち」
希望福祉院に食料を運搬するカン・ヨンギ(キム・ハギュン)。“牛肉”と書かれた箱に入っていたのは、ジャガイモやにんじんなどの野菜ばかりだった。約束通り封筒を受け取ったヨンギは、助手席に置いてあったチョコレート菓子を13番と書かれた少年に差し出し、「名前は?」と聞く。すると、「13番です」とだけ答え、最後まで名前を口にしようとはしない少年13…。
陪審員として参加したチョ・ウンギ(ウンジ / Apink)に、法廷で手の甲に火傷の痕がある人物を見かけなかったかと尋ねるリュ・ソンフン(ハ・ソクジン)。するとウンギは、同じく陪審員に選ばれたアン・テホ(チェ・ドンヒョン)の名前を挙げた。歩き方といい手の甲の火傷の痕といい、チェ・スンギル(チェ・ジェソプ)を襲ったのがテホだと確信するリュ・ソンジュン(テギョン / 2PM)。しかし、回収したスンギルのスマホだけでは、証拠不十分だとソンフンは言う。
新たな証拠を手に入れる為、テホの事務所へ向かったソンフン。同じ頃、テホと“ユンジェ”がグルだと考えたペク・ムンガン(キム・ボムレ)は、ク中佐(チョン・チャヌ)にテホを連れて来るよう命じた。ク中佐と男たちに連れ去られそうになるソンフンを救ったのは、弟ソンジュン。男らともみ合いになった際に腕を怪我したソンフンだったが、ソンジュンが薬を買って戻ると、すでにソンフンの姿はなかった。
なぜムンガンがソンフンを襲ったのかと考えるなか、ソンジュンはムンガンの狙いがソンフンではなくテホだったことに気付く。しかし彼らの間にどんな関係があったのかは、いくら考えてもわからなかった。そんななかテホが自ら警察に出頭する。
警察の調べに対し、自分がスンギルを殺害したと語るテホ。しかし、刑事からスンギルがまだ生きていると聞いたテホは、興奮した様子で「あいつは生きていてはいけない奴だ!」と叫んだ。一方、被害者の爪に残っていた皮膚の一部がスンギルの物であることがわかり、それをソンジュンに伝えるウンギ。しかしその証拠もまた、ソンジュンが1人で見つけた“汚れた証拠”だった。
スンギルの病室へ向かったソンフンは、うっすらと目を開けたスンギルに犯人は誰かと聞く。すると、ソンフンの耳元で何かをささやくスンギル。次の瞬間、大きく目を見開いたスンギルは、そのまま息を引き取った。ソンフンと入れ違いで病室を訪れたムンガンは、スンギルの死に茫然とする。
スンギルの部屋に置いてあったスマホには、テホが去った後しばらくして、第三の人物がトドメを刺す様子が録音されていた。倉庫に戻ったソンフンは、スンギルが死ぬ間際に「13番」と口にしたことを伝える。その後、ウンギから13番について何か知っているかと聞かれ、自分が13番だと話すソンジュン。ソンジュンは以前から、自分が過去に13番チョン・ユンジェと呼ばれていたことを知っていたという。
直接会って話を聞こうと考えたソンジュンは、テホの事務所へ。そこで血のついた招待状を目にしたソンジュンは、慌ててヨンギの娘の結婚式会場へ向かう。その頃、会場にいたウンギは、挨拶の途中で突然苦しみ出し、その場に倒れこむヨンギを見て驚愕した。騒然とする会場でテホの姿を目にしたソンジュンは、慌てて後を追う。しかし、そのどこにもテホの姿はなく…。
ふたたび会場へ戻ったソンジュンは、人だかりができた新婦控え室を見て愕然とした。そこには、ウェディングドレスを真っ赤に染めて絶命する新婦の姿が。
第7話感想
またしても新たな犠牲者が・・
今回ターゲットとなったのは、陪審員の1人で大手企業の元幹部を務めていたカン・ヨンギの娘ハナでした。以前から、一人娘の結婚式の準備で忙しいと話していたヨンギ。やっと娘の晴れ姿が見れると思ったのも束の間、娘ハナは無惨にも殺されてしまいます。純白のドレスに広がる真っ赤な血の痕が、なんとも生々しい…。
そして今話の冒頭では、ヨンギもまた、希望福祉院と関係があったことが明らかに。ヨンギはかつて、福祉院に食料を運搬する業者の職員だったのです。しかし、運ばれてくるのはジャガイモなどの野菜ばかり。。どうやら犯人は、福祉院に関係する人々を根こそぎ復讐していくつもりのようです。
第7話のエンディングでは、犯人はソンフン??と疑ってしまうシーンが登場。血だらけになった手を洗面所で必死に洗うソンフン。果たしてこれはハナの血?それとも以前、ク中佐に襲われて怪我をした時の血でしょうか。
ソンジュンが自分の名前がユンジェであること、そして13番という番号で呼ばれていたことを知っていたとは驚きでした。そんななか、ソンジュンの母グクヒのもとへ行き、「ユンジェの居場所を教えろ」と凄むムンガン。この時の父イルホの反応を見る限り、イルホはグクヒが息子を養子として連れてきたことを知らないように感じました。グクヒとムンガンの関係、そして一連の事件の真犯人。。ますます謎は深まるばかりです。
第8話視聴率2.849%
第8話あらすじ
「殺人予告」
山奥で1人、何やら儀式のようなものを行うクォン・ギョンジャ(チェ・ジヨン)。そんなギョンジャの前を数名の男たちと少年らが通り過ぎていく。「助けて下さい!」と何度も叫ぶ少年たちの声を聞き、突然奇声を上げるギョンジャ。するとギョンジャは少年の1人を指差し、「その子を必ず殺せ」と言い放った。
口元を大きく斬り裂かれた状態で発見された被害者の姿を見て、愕然とする刑事たち。そんななか、CCTVに先日不起訴で釈放されたテホの姿を発見すると、すぐさまその行方を追う。一方、同じくテホの犯行を疑うソンジュン。するとソンジュンは式場の非常階段でソンフンらしき人物を見かけたと話すが、ソンフンは自分ではないと首を振った。そこへ、式場からウンギが戻ってくる。
後輩のキム・ソック(キム・ミンソク)から、テホの住所録を受け取ったソンジュンは、ソンフンと一緒にそこに書かれた住所を訪ねることに。同じく住所録から近隣の孤児院を探すウンギ。ソンフンはテホの友人を名乗り、住所録の1つにあった施設に通う女性へ声をかける。すると女性はテホが命の恩人であったと明かす。未婚で息子を授かった女性は、近くの公衆トイレで息子を産もうとした際に、テホに命を救われたと話す。テホが足を怪我したのは、その時の事故が原因だった。
女性からテホがシングルマザー向けの住居施設を建てていると聞き、ますます頭を抱えるソンフンとソンジュン。ウンギもこれといった収穫のないまま、捜査は行き詰まりを見せた。そんななか先日の結婚式での聴取に応じる為、警察署へ足を運ぶウンギ。聴取を終えたウンギは、チョン・インソン(パク・ジビン)と一緒にチャールズ(オ・スンユン)の店へ向かった。すると先に店に来ていたペ・チョルホ(チョ・スンヨン)が、不可解な言葉を口にする。ペク・ジウン、ココマム、そしてヨンギの娘、この3人には何やら関係があるというのだ。どういうことかと聞かれ焦ったチョルホは、3人が皆口を切られた状態で見つかったからだと誤魔化した。そんななか「セーブ アン・テホ」と書かれた怪しげなメールが届く。URLを開くと、そこには薄暗い部屋に監禁されるテホの姿が!
メールは陪審員の他、ソンジュンとソンフンにも送信された。慌てて警察に通報するインソンとチャールズ。画面に映ったテホは、1時間おきに首に繋がれたロープが少しずつ引き上げられる様に設定されていた。映像からかすかに聞こえる鐘の音がソンギルの家で聞いたのと同じものだと考えたソンジュンは、すぐさまスンギルの家へ。しかしそこにいたのはテホ本人ではなく、テホに似せた人形だった。
その頃、テホの携帯電話の発信元を調べた警察は、山中に置かれた携帯とその隣に横たわる白骨化した遺体を発見する。
タイムリミットは残り4時間となり、椅子の上に立ってなんとか耐えるテホ。するとテホは、カメラに向かって何かを語り始めた。「すまないユンジェ、本当にすまない。俺が最後にして欲しい、もうこれで終わりにしてくれユンジェ…。」じっと画面を見守っていたチョルホは、暗幕の後ろに隠れていた文字を見てハッとする。同じく壁に書かれた文字に見覚えがあると話すソンジュン。
慌てて放送局へ向かったチョルホは、デスクから1本のテープを取り出す。それは、2002年に希望福祉院で撮られたものだった。一方、母グクヒのもとへ向かったソンジュンは、自分を連れて来た施設がどこかと尋ねた。福祉院の前に着いたソンジュンを激しい頭痛が襲う。その後、なんとか立ち上がって中へ進むソンジュン。しかし、今度は背後から何者かによって注射を打たれ、力なくその場に倒れこむのだった。
第8話感想
ついに福祉院にたどり着いたソンジュン!
ソンジュンから施設について聞かれ、なんのことかとシラを切ったグクヒ。最後まで口を開こうとしないグクヒに代わって、ウンギから連絡が。結局、ウンギに言われた住所へバイクを走らせたソンジュン。それは他でもない、かつて多くの子供たちが監禁・強制労働を強いられた希望福祉院でした。
福祉院に到着したソンジュンは、激しい頭痛に襲われます。耳元で聞こえてくるのは、幼い子供たちの声。果たしてソンジュンは、失われた記憶を取り戻すことができるのでしょうか。
前回に引き続き、手に汗握る展開が繰り広げられた第8話。ちょうどドラマも折り返しに突入し、ますます盛り上がってくれることを期待しています。
そして今話、新たに20年前の福祉院での出来事に関連する人物が登場。それはウンギらと同じく陪審員に選ばれたチョルホでした。放送局の番組PDを務めるチョルホですが、どうやら過去に希望福祉院について取材したことがあったようです。さらに、ペク・ジウンを始め、これまでの被害者の関連を知るチョルホ。
やはり選ばれた9名の陪審員は皆、福祉院に関連のある人々だったんですね。となると、未だにその関連性が明らかとなっていないインソンとチャールズの正体が気になります。
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