2022年放送 全12話
第11話視聴率
第11話あらすじ
体育館の裏口が開くと、そこにはオンジョの父ソジュが立っていました。ソジュに抱き着いたオンジョは、「どうしてこんなに遅かったの?」と涙を流します。体育館の外へ出た生徒たちに、怪我はないかと尋ねるソジュ。その頃、チョンサンの匂いを追って弓道部の部室へやってきたグィナムは、そこにいたチョン・ミンジェ(チン・ホウン)にチョンサンの居場所を尋ねるも、ミンジェは知らないと答えます。
生徒たちが無事だと知ったソジュは、皆を連れて校舎裏のテニスコートへ。しかし、コート周辺にも大量のゾンビが待ち構えており、ソジュらは行き場を失くしてしまいます。すると、カバンに入れておいた発煙筒を取り出し、ゾンビたちを誘導するソジュ。なんとかコート裏に辿り着いたオンジョは後ろを振り返りますが、ソジュはフェンスのドアを閉めてしまいます。実はソジュの手には、すでにゾンビに噛まれた痕が…。
茫然と立ち尽くすオンジョを連れ、工事現場へ向かうチョンサンとスヒョク。そこでもゾンビらが襲いかかってきますが、間一髪足場へ身を隠す生徒たち。泣き崩れるオンジョを抱きしめ、チョンサンは大丈夫だと背中をさすります。
悲しみに暮れるオンジョの手を握り、「あなたのお父さんが私たちを救ってくれた。一生そのことを忘れない。沢山の人が記憶すれば、その人は天国に行けるんだって。」と声をかけるハリ。その後、ハリはミジンと手分けして逃げ道がないか調べることに。しかし、1階から外に出るしか方法はなく、チョンサンは自分が屋上にゾンビをおびき寄せるから、その間に裏山へ逃げろと言います。そんなチョンサンに、もう誰かを犠牲にして生きたくないとオンジョ。
そんななか、ナムラは遠くの方でスピーカーを通して避難指示が出されるのを耳にします。じきに学校に爆弾が投下されると知り、焦りを抱く生徒たち。するとそこへ、グィナムが現れます。
せまい足場でグィナムと対峙したチョンサンは、必死に応戦しますが、異常なまでの力を手に入れたグィナムには敵わず。チョンサンの動きを封じたグィナムは、その腕に噛みつきます。痛みにもがくチョンサン。グィナムはトドメを刺そうとするも、スピーカーから超音波が流れると、その場で苦しみ始めます。その隙を狙ってグィナムを足場から突き落とすチョンサン!
グィナムに噛まれた腕を見つめ、茫然とするチョンサン。そんなチョンサンに向かって、オンジョは「なんともない、大丈夫。何も言わないで」と声をかけます。するとチョンサンは、制服の名札をちぎってオンジョへ。「ちゃんと持ってて」と言い、キスをするチョンサン。その後、チョンサンはスヒョクに皆を連れて1階へ行くよう告げ、走り出します。
「今日は俺が、この学校で一番しあわせな奴だ!」ゾンビをひきつけるように大声を上げ、屋上へと向かうチョンサン。チョンサンが建物内のゾンビを集めるなか、スヒョクは皆と一緒に1階から裏山へと避難します。
ふたたび起き上がったグィナムは、チョンサンのもとへ。激しい攻防が繰り広げられるなか、軍隊が投下した爆弾によって吹き飛ばされる2人。
作戦終了の報告を受けた司令官は、明日になったら兵士を連れて掃討作戦に移れと指示します。そして、その足でパク議員のもとへ向かう司令官。今しがたヒョサン市を爆撃したことを告げると、市民に申し訳なかったと伝えて欲しいと頼みます。司令官室に入ると、カメラに向かってすべての責任は自分が取ると言い残す司令官。そして司令官は、誰もいないその部屋で自決します。
第11話感想
グィナムに腕を噛まれてしまったチョンサンは、皆を裏山へ逃がす為、自らおとりとなってゾンビたちを引き寄せます。その後、ふたたび起き上がったグィナムと対峙するチョンサン。爆発に巻き込まれながらも、チョンサンは最後までグィナムを離そうとはしません。果たして、2人は完全に焼き尽くされてしまったのでしょうか。
前回、ビョンチャンの残した映像から、ゾンビを絶滅させるには細胞を1つのこらず焼くしかないと知った司令官。結局司令官は自らの判断で、ヒョサン市へ爆弾を投下することを決めます。研究の結果、ゾンビたちが特定の周波数に異常なまでの反応を見せると判明。これにより、ゾンビを指定した数か所へ集め、爆弾を投下することになりました。
かつては皆、同じ人間だったのに…。こんな風に最期を遂げることになるとは、残念で仕方ありません。
そして、第11話ではチョンサンまでもが感染の危機に。みんなを守るために自ら工事現場に残ることを決めたチョンサン。チョンサンには何としても生き残って欲しかったのですが、なんとも絶望的な展開となってしまいました。
また、これまで半ゾンビ?として、冷静さを保ってきたナムラの身体にも異変が。突然、隣にいるスヒョクに噛みつきたいという衝動に駆られるナムラ。自分の腕に噛みついてなんとか乗り切るナムラでしたが、これはナムラが狂暴化するのも時間の問題かもしれません。結局、人間はゾンビには勝てないのでしょうか。
最終話ではどんなラストが待っているのか、楽しみです!
第12話視聴率
第12話(最終回)あらすじ
爆風に巻き込まれるも、なんとか難を逃れたオンジョら。翌朝、一行は隣街を目指そうとしますが、オンジョは「待って」と立ち止まります。このままでは行けないと言い、工事現場へ引き返すオンジョ。スヒョクとナムラも一緒に工事現場へ。
爆撃をもろに受けた建物内は、焼き尽くされたゾンビの死骸と塵だらけになっていました。すると、「ここには誰もいない。チョンサンに挨拶して出よう」とナムラ。悲しみに暮れるオンジョを、ナムラはそっと抱きしめます。
裏山へ戻ったナムラは、オンジョに軍が自分たちが学校にいると知りながら、爆弾を投下したと話します。恐らく自分の存在がバレて、皆もゾンビだと思われたと話すナムラに、そんなことはないと声をかけるオンジョ。
隣街を目指す一行でしたが、途中で道に迷ってしまいます。すると、木の枝に巻かれたリボンが。リボンを辿ってすすむなか、オンジョは木の近くに落ちていたライトを拾います。それは他でもなく、オンジョの父ソジュのライトでした。ソジュが自分たちのために道しるべを残してくれたと知り、涙を流すオンジョ。ソジュの道しるべのおかげでなんとか隣の市に辿り着いたオンジョらでしたが、ナムラは四方からゾンビが来ると警告します。
ナムラが言った通り、街のあちこちからゾンビが。慌てて逃げ出すも、爆風で怪我を負ったテスがその場に転んでしまいます。腹をくくってその場でゾンビらと応戦することにした一同。そんななか、姉のハリをかばってウジンがゾンビに噛まれてしまいます。ウジンにトドメを刺そうとするミジンでしたが、「ダメ!」とハリ。しかし、ゾンビになったウジンは、目の前にいるハリに襲いかかります。その瞬間、ウジンの首の骨をへし折るナムラ。
ふたたび走り出すオンジョら。一番後ろを走っていたナムラは、ふたたび人間に噛みつきたくなる衝動にかられます。自らの腕に噛みつき、なんとかその衝動を抑えようとするナムラ。その頃、ナムラがついてきていないことに気付いたスヒョクは、慌てて引き返します。同じくスヒョクの後につづくオンジョ。2人が駆けつけると、そこには死体に食らいつくナムラの姿が…。
「どうして1人でここに?一緒に行こう、ね?」ゆっくり近づくオンジョに向かって、突如襲いかかるナムラ。スヒョクは慌ててそれを止めようとしますが、ナムラを攻撃することができません。ナムラ自身もオンジョに噛みつくことはできず、その場で泣き出してしまいます。結局、ナムラは2人の前から立ち去ることに。
線路沿いを歩いて行くと、そこには武装した兵士たちの姿が。その後、オンジョらは保護され、隔離所へ。4か月後、ヒョサン市に対する戒厳令は解除されますが、未だに隔離所での生活を余儀なくされる市民たち。
こっそり施設を抜け出したオンジョは、裏山に持ってきたお菓子を供えます。そこには、ゾンビとなったイサクやナムラ、そしてチョンサンに向けたメッセージが。ふと顔を上げたオンジョは、遠くで光る炎のような灯を発見。それはなんとヒョサン高校の方角でした。
翌日、同じく隔離所で生活するスヒョクに会いに行ったオンジョは、昨夜の一件を伝えます。おそらくナムラだろうとオンジョ。オンジョは以前、ナムラがまたみんなでたき火がしたいと言っていたのを覚えていたのです。その日、オンジョはスヒョクと共に学校へ。待ち合わせ場所へ向かうと、そこにはハリを始めとした一同の姿が。
隔離所を抜け出して学校の屋上へ向かったオンジョらは、そこでナムラと再会。一緒に戻ろうと話すオンジョでしたが、ナムラはここでまだやることがあるとそれを断ります。「離れていても友達でしょう?」と尋ねるナムラに、大きく頷くスヒョク。「また来た…。」と呟くと、屋上から走り去るナムラ…。
第12話(最終回)感想
シーズン2を予感させるようなエンディング!!
ゾンビ騒動は終息に向かって動き出しますが、いまだに隔離生活を余儀なくされる市民たち。ウイルスに関する調査が行き詰まるなか、もどかしい時間が流れて行きます。
そんななか、隔離施設を抜け出して高校の屋上へ向かったオンジョらは、そこでナムラと再会します。ナムラが言っていた「やるべきこと」とは、今も行き場を失くして彷徨うゾンビたちを退治すること。てっきりナムラとチョンサンが一緒にいるのでは?なんて予想しましたが、チョンサンは結局、今話では登場しませんでした。本当にあのまま、灰となってしまったのでしょうか。
ナムラのゾンビ化がすすんだ時はこのままどうなってしまうのか不安でしたが、自分なりの生き方を見つけたようでほっと一安心。ナムラとスヒョクの恋が友情で終わってしまったのは残念ですが、シーズン2が制作されるなら、2人のロマンスにも期待したいです。
高校生が主役ということで、大人が見ても果たして楽しめるのか?と疑心暗鬼で見始めた本作。実際に最後まで視聴した感想は、むしろ子供たちがゾンビと戦う姿が新鮮で面白かった!です。極限の状況に追い込まれながらも、最後まで希望を捨てず、必死に生き延びる方法を模索する高校生たち。
これまでのゾンビ作品とはまたひと味違ったテイストに仕上がっていて、最後まで夢中にさせられる作品でした。ぜひ、まだの方はチェックしてみて下さい♪
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