その年、私たちは 15話・16話 (最終回) あらすじと感想

その年、私たちは


その年、私たちは 그 해 우리는 Our Beloved Summer 【韓国放送期間】 2021年12月6日~ 2021年放送 SBS 全16話 

第15話視聴率 4.2%

えぱたさん

第15話あらすじ

(回想) ジウンの人生は、小さい頃から完璧な芸術作品ではなかった。自分以外の皆が当然のように持っているもの‥‥、それを持ったことがなかった。いつもひとりでぼっち飯を食べていた。配達のおじさんが哀れに思って、ヤクルトをくれた。高校時代に母は家を出ていった。同級生で母と2人暮らしのヤツがいた。「俺たちはこの世で2人っきりだ。どっちかがいないと生きていけない」と言うのを聞いて、時々帰ってくる母に言ってみた。「俺なしで生きていけないのか」すると、母は言った。「もしお前がいなかったら、私はこんな生き方はしていなかった」と。それで俺は彼女にとって要らないものなんだと理解した。

ウンはヨンスにプレゼントを帰って家に帰ると、ヨンスが勝手に侵入しソファに寝そべっていた。2人はおうちデート。「私、またこの幸せを壊すんじゃないかと不安だ」とヨンスが言うと、「そんなこと起こらないよ」とウン。

ウンの展覧会が行われ、ウノはソリに招待状を渡しに行く。ソリはウノが自分に片思いしていると思っている。

チェランは脚本家からSBC代表とジウンの関係について聞く。孤独なジウンの誕生日に、代表がラーメンの中にわかめを入れて祝ってくれたと。最近ふさぎ込んでいるジウンをチェランは心配する。「なぜ家に帰らない?」と詰問するチェランは「ヨンスさんのこと?」と言うが、ジウンは「ただちょっと家に帰りたくないんだ」との返事。

ヨンスのチームが広告制作の会場であるブックストアに行く。本棚の間でジャレ合う高校生たちを見て、笑顔を見せるヨンスに、インターンらは「この頃、付き合っているんですか?」と興味津々。

ウンの展覧会が開催される。来るはずのヨンスは、祖母が緊急入院して病院へ。終了後もずっと待っていたウン。そこへ招待状をもらったNJが現れる。ウンの表情を見て、待っていた人が自分ではないと気づいたNJだが、「私たち友達になりましょう」と手を差し出す。以前コラボした作家で、ウンが自分の作品をパクったと主張した作家が展覧会に来る。「パクったのは俺だ」と自白する。それをウノも聞いていた。展覧会に対してのネット上の批評は厳しいものだった。

病院からウンの家に行き、玄関前で待っていたヨンス。ウンが到着すると、「ごめん。また私がぶち壊してしまった」と泣くが、ウンはハグ。「そんなこと起こらないよ」と。

エピローグ。ウンはパリの建築学校のパンフレットをヨンスに見せて、「一緒に行こう」と言う。

 

第15話感想

祖母を見舞いに病院に行く途中で、1分間止まってウンに電話を1本入れれば良かっただけなのに。なぜそれができないか疑問で、本来なら感動的な病室のシーンに共感できませんでした。しかし繰り返し不安を言うヨンスに、優しくハグするウンお坊ちゃまが凛々しく、うっとり。

幼少期から孤独に直面してきたジウンの存在感も、とても共感できるものがあり、キム・ソンチョルの演技に今回も満足でした。ジウンを心配して声をかけるチェランもいい雰囲気で、感動的でした。

ウンのライバルで、作品をパクったと自白する作家役に、クァク・ドンヨンが特別出演しています。

 

第16話 (最終回) 視聴率5.3%

えぱたさん

第16話 (最終回) あらすじ

展覧会の批評は厳しかった。「彼の作品の中に込められた感情はまだ成長していない子供の感情のようなものだ。彼の作品は子供の落書きにすぎない」と。

(回想) ウンに絵の才能があるのを見て、大人たちは貪欲な想像をした。自分が本当の子供でないのを知りつつ、彼らを失望させないようにとがんばった。しかし心の奥底でいつも不安があった。そして何も知らないフリをしていた。

パリの建築学校のパンフレットを見せてヨンスを誘うウン。ヨンスは「よく考えてみる」と答えた。ヨンスが以前仕事をした取引先のチャンチーム長がヨンスにオファーをし、「パリの支店に行って私と仕事をしないか」と契約書を渡す。

ウンは多額の契約キャンセル料をウノに支払い、ウノはマネージャーを解約される。泣くウノにソリは、「ビジネスパートナーにならない?」と持ちかける。NJはウンの作品を買い取る。

SBC代表は「葬式に何も写真がないじゃ後悔するぞ」とジウンの母のドキュメンタリーを撮ろうと、ジウンを説得。

ヨンスの祖母は「自分のやりたいことをやって」とヨンスに言うが、ヨンスは自分の人生を振り返ってみる。大学の先輩が仕事のオファーを持ちかけて、小さな規模の事業を立ち上げた時。事務所も大きくなって移動した時。それぞれに充実した時だった。みじめな人生だと思っていたのは自分だけだったと。

ソリの居酒屋でヨンスの返事を待っていたウンに、ヨンスは「私は行かない。行って」と答える。

病室のジウンの母を見舞うジウン。「もう死ぬとあきらめてるけど、生きようと闘うべきだ。普通の人がやっているように」と母にジウンは言う。

ウノは契約キャンセルに不服を申し立てて、ウンに書類を送ってくる。ウンは荷物をまとめる。自分の本当の父親が働いている建設現場を見つけ出し、様子を伺う。「避ける必要も、罪悪感を感じる必要もないと一度言いたかったが、無言で去る。

ウンは1人でパリへ旅立つ。長距離恋愛で辛い時、ウンはひょっこりヨンスの前に姿を現した。

(2年後) チェランはジウンに「先輩のことが好きです」と告白。ウンの両親のレストランの収入から、図書館への本の寄付イベントが開催される。手伝うソリに、ウノは「今晩ディナーにどう?」と誘う。ヨンスとウンはお互いに、高校時代に「一目惚れしたのはどっちか」の議論をする。ウンがヨンスを初めて見た時に描いた絵をヨンスに見せて、結婚のプロポーズをする。

エピローグ。仲良く庭仕事をするヨンスとウン。ジウンが来て、「ドキュメンタリーを撮るよ。皆が君たちの結婚生活が知りたいんだ」と言う。

 

第16話 (最終回) 感想

日常生活の一コマに幸せを感じさせてくれるハッピーなエンディングでした。

前半はチャンチーム長による棚ぼたオファーのくだりがサラッと描かれ、絵に描いたようなハッピーエンドかなと一瞬想像しましたが、ヨンスがオファーを断りました。リアルならオファーを断るのはないだろうと思いましたが、ドラマの制作陣としては完璧なハッピーエンドより一歩引いて、「それでも幸せな2人」を描くことを選びました。

私も涙腺かなり何か所かで崩壊しましたが、一番感動的だったのは、ウンと育ての母の会話のシーン。感動的で、しかも実の親子でないところがさらに涙を誘いました。

ヨンスにパリへのオファーを出すチャンチーム長役でイ・ジュニョク、ウンのライバル作家役でクァク・ドンヨンが特別出演しています。

 

その年、私たちは 全話あらすじと感想 キャスト・相関図 視聴率



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