黒の旋律 視聴率 あらすじ キャスト 感想 相関図

2013年


放送予定

●エンタメ~テレ(2018/2/7-4/23)月~金曜日9:30から2話連続放送 字幕
●エンタメ~テレ(2017/9/29-2018/1/9)集中再放送月~金曜日8:50から2話連続放送 字幕
原題:大したもんだ、本当に!

邦題:黒の旋律

【韓国放送期間】 2013年5月6日から10月4日まで

黒の旋律 잘났어 정말 全108話
2013年放送 
平均視聴率 % 시청률 最高視聴率11.1% 第1回10.2% 最終回9.5%
黒の旋律 DVD-BOX1

あらすじ

愛と憎しみが奏でる復讐の旋律が、もう一人の私を強くする。
神が罰を与えないのなら、私がこの手で罰を下す。

双子の姉妹ジスとジウォン(ハ・ヒラ)は、双子だが性格は正反対。愛らしく心の優しい姉ジスは、夫ギチョル(パク・ヒョンジェ)の暴力に耐えながら娘サラン(パク・ジソ)とつましく生きていた。

一方、男勝りで活発な性格の妹ジウォンは舞台監督として活躍し、お人好しなジスを支えていた。ある日、ジスは偶然昔の恋人でサランの実の父親でもあるウソン(イ・ヒョンチョル)と再会する。ウソンは既婚者の身でありながら、それを隠してジスに復縁を求める。今の生活に疲れ果てていたジスは、初めはウソンを拒絶していたが、ウソンの優しさに触れ徐々に心を開き始める。

一方でウソンとの復縁を反対するジウォンは、素性の分からないウソンを調べ始める。そしてウソンが既婚者である証拠をつかんだジウォンはウソンと別れさせようとジスの元に向かう。ちょうどその頃、妻に浮気がバレたウソンも別れ話をしようとジスを呼び出すが、それを知ったジウォンはジスに成りすましウソンに会いに行く。しかし二人は口論の末、つかみ合いになりジウォンは足を滑らし崖から落ちてしまう。その場にいたウソンはジウォンを助けることなく見殺しにしてしまう。
一部始終を知り憎しみと悔しさ、そして己の愚かさに打ちひしがれるジスはジウォンに成り代わり、ウソンに復讐すべく動き始める――

出典:DVDより

相関図

TVQ 黒の旋律

キャスト

ハ・ヒラ ミン・ジス ジウォンの双子の姉、ピアノ講師
ミン・ジウォン ジスの双子の妹、舞台監督

イ・ヒョンチョル チャ・ウソン ジスの元恋人、ナジングループ常務
シム・ヒョンタク イ・ソンナム(エリック) SLミュージカル代表、ジウォンの仕事仲間
キム・ビヌ イ・ソンミ ウソンの妻、ソンナムの異母妹
パク・クニョン イ・デグァン ソンナムとソンミの父、ナジングループ会長
チャ・ジュオク チョン・インギョン ソンミの母、デグァンの愛人
チャン・ヒス チャン・オクジャ イ家の家政婦
パク・ヒョンジェ ペ・ギチョル ジスの戸籍上の夫
ファン・ヒョウン ト・ドヒ ギチョルの妻、スーバーの店主
ムン・ヨンミ キム・ヨンオク ギチョルの母
パク・ジソ ペ・サラン ジスとウソンの娘
チャン・イェスル ペ・ジンジュ ギチョルとドヒの娘

スタッフ /演出 :イ・ミンス、キム・ヨンミン 脚本 :パク・ジヒョン
コメントにて随時感想募集中です。

●以下感想ネタバレ有。

感想

akirtmoeさんの感想より

●典型的なマクチャンだが、なかなかあなどれない佳品

本作の舞台装置や登場人物の立ち位置は、絵に描いたようなマクチャンドラマ(日常では考えにくい境遇や事件が連続的に起こるドラマ)です。

だが、最後までよく見ると、なかなかよくできています。まず、ストーリーの展開が比較的ゆっくりしています。これは、登場人物の行動描写(特に他の人にどんな態度を取るかが)が徐々に変化していき、視聴者に違和感を与えないからでしょう。

また、意外に思えるでしょうが、このドラマは根っからの悪人はいません。悪役と目される人物(主人公の元恋人であるチャ・ウソン、その妻イ・ソンミ、ソンミの母チョン・インギョン)はいますが、彼らが悪事に走る背景や境遇がドラマ中できちんと説明されているからです。

ただ、その背景や境遇はドラマの最初からきちんと説明されてはいないので、最初は彼らの行為に怒りを感じ、後に納得し、最後には可哀想だとすら思えるようになるのです。

その意味で、本作は、様々な対立や矛盾が解消されていく過程を描いたドラマといえます。そして、ほとんどの登場人物がドラマ開始時点に比べ、終了時点の性格なりものの考え方に大きな進歩が見られ(これは女主人公ミン・ジスも例外ではない)、このドラマの魅力の一つにもなっています。

ただ一人人格に進歩が見られない男主人公イ・ソンナムは例外ですが、それは彼の人格が完璧に近いためと思います。ネタバレを避けるためにここでは触れませんが、ソンナムは完璧な人格ゆえに神が哀れんで最終話を設定したと考えれば、ラストシーンも納得がいくでしょう。

そんな本作により説得力をもたらしているのは、性格が正反対の双子の姉妹(ジスとジウォン)を一人二役で演じたハ・ヒラさんの演技です。物語初盤では、弱気でお人よしの姉ジス、気が強くて隙を見せない妹ジウォンがいます。やがてジスは、性格的に正反対の妹になりすますことで、チャ・ウソンらに復讐を図ろうとします。こうした過程を経て、ジスは元々持っていたやさしさに加え、ジウォンの性格の長所まで兼ね備える人物へと成長していきますが、それに説得力を与えているのがハ・ヒラさんの演技といえます。



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