タイムズ 타임즈 Times 2021年放送 OCN土日 全12話
第11話視聴率1.36%
neroさん |
第11話あらすじ
対談の場で、予定にはなかった質問を投げかけるイ・ジヌ(イ・ソジン)。放送を見ていたタイムズのト・ヨンジェ(キム・イングォン)は、ジヌの意図に気付き、ホッとします。収録が終わると、現大統領のソ・ギテ(キム・ヨンチョル)はスタッフを部屋から出し、ジヌと2人きりに。「望みは俺か?それとも金か?」とソ・ギテ。するとジヌは、「良いことは沢山してみたから、今度はかっこいいことをしてみます」といい、真実を報道することを伝えます。
ジヌがタイムズへ向かうと、そこにはかつての同僚たちの姿。ジヌの予想通り、事務所には放送を見た視聴者からの電話が殺到します。
そんななか、タイムズの事務所へ現れたハン・テジンと名乗る記者。ハン記者が持参した封筒のなかには、ジヌと同じようにJCテレコムとソ・ギテの関係を報道しようとして、業界を追放された大勢の人々の名簿が。早速記事の執筆に取り組むジヌでしたが、その動きを察したかのように、記者会見を行うソ・ギテ。「イ・ジヌ記者を始め、多くの後輩記者らに伝えたい。自由を主張する前に、まずは責任を問う姿勢を見せるべきだと」会見後、ジヌは先ほど作成した記事を送信します。
一方、先輩記者のカン・シヌク(チョン・ソンイル)から、現在取材中の案件を中断するよう言われ、納得がいかないソ・ジョンイン(イ・ジュヨン)。それはJCテレコムも関連のある案件でした。父親のソ・ギテを訪ねたジョンインは、次期大統領候補のパク候補をどれだけ信用しているかと尋ねます。「父さんが負けるとでも?」まるで自分が選挙に出馬するかのようなギテの言い方に、首を傾げるジョンイン。
ジヌ側の動きを警戒したギテは、シヌクを呼び出します。すると、ジョンインに報道させてみてはどうかとシヌク。そんななか、ジョンインのもとへ情報提供者から連絡が。取材をすすめるなかで、ジョンインはジヌが書いた記事に登場するハン記者が以前、取材中に脅迫罪で訴えられた過去について知ることに。事実を確認する為、ジヌのもとへ向かうジョンイン。情報提供者であるハン記者についてどこまで知っているのかと聞かれ、ジヌは言葉に詰まります。その日、生放送中に突然話を振られたジョンインは、自分の意志とは関係なく、取材した内容を報道することになります。
実は例の情報提供はすべて、シヌクが仕組んだことでした。シヌクを問い詰めると、ギテが指示したことだと言い… これを知ったジョンインは激しく失望します。
ジヌと会ったジョンインは、先ほどの報道について謝罪。すると、DBSを辞めると話すジョンインに、「ここで一緒に働いてみたらどうだ?」とジヌ。人目を気にせず、好きな記事を好きなだけ書いていいと言われ、ジョンインもまんざらではない様子。翌日、辞表を出したジョンインは、タイムズへ出社します。
大統領候補の1人、キム・ソングクから前回の選挙時の不審な点について聞かされたジヌは、本格的に調査に踏み出します。そんななか、事前調査で支持率の操作が行われたのではないかと気づくジヌ。さらに支持率を調査した会社が、ジョンインが以前調べていた会社と関連があることが判明。
すると、ジョンインが局に辞表を出したと知ったギテから、ジヌのもとへ連絡が入ります。ジョンインをタイムズから追い出してくれと言われ、ジヌは顔をしかめます。青瓦台を後にしたジヌが向かった先は、キム・ソングクの事務所。事前調査の件を告げると、別の会社を紹介して欲しいと頼むジヌ。調査結果を手にタイムズへ向かおうとするキム・ソングクのもとへ、1本の電話が。
第11話感想
ジヌのもとへ向かう途中、1本の電話を受け取ったキム・ソングクは、何と記者会見の場で出馬辞退を表明。これもまた、ジヌの動きを警戒したソ・ギテの仕業でした…
段々とエスカレートするソ・ギテの行動に、不安が募ります。過去を変えたことで、どんどんと悪者になっていくソ・ギテ。そんな父親の本当の姿を知ったジョンインは、失望の色を隠せず。「尊敬していたのに…」と話すジョンインの表情が、何とも切なかったです。その足でジヌのもとへ向かったジョンインは、報道の件を謝罪しました。もちろん、ジョンインのせいではないのですが、、父親のせいでジヌを追い詰めてしまったことを、ジョンインは申し訳なく思っていました。そんなジョンインをタイムズへスカウトするジヌ。
2人が取材をすすめるのは、前回の選挙時に行われた支持率の操作疑惑について。どうやらギテは、通信会社のJCテレコムを通じて、有権者にイメージ操作を行っていたようです。これにより、今回の大統領選でパク候補を当選させようと考えるギテ。パク候補が当選すれば、自分が任期を延長させるも同然だと考えているよう。確か韓国では、大統領の任期が5年で再選が禁じられています。その為、次期大統領をいかに自分の身内から出すかが重要なようですね。さらにギテの考えでは、ゆくゆくはジョンインも政治の世界へ入れようと考えており…
それぞれの欲望が入り乱れるなか、ジヌとジョンインは真実を明かすことが出来るのか。どんなエンディングが待っているのか、期待です。
第12話視聴率3.079%
neroさん |
第12話(最終回)あらすじ
突然のキム・ソングク候補の出馬辞退を受けて、茫然とするジヌ。すぐさま連絡を入れるも、電話は繋がらず。再びキム候補の事務所へ向かったジヌでしたが、キム・ソングクは“盗聴されている”とメモに書きます。ジヌが“ソ・ギテ?”と書き込むと、静かに頷くキム候補。
キム・ソングクから前大統領のペク・ギュミン(ソン・ヨンチャン)に会うよう言われたジヌは、ジョンインを誘って面会へ。するとペク・ギュミンは、キム候補がナム・ソンボム(ユ・ソンジュ)と手を組んで、ギテを陥れようと考えていたと話します。ギュミンから1枚のメモを受け取ったジヌ。ジヌとジョンインが部屋を出て行くと、すぐにペク・ギュミンのもとへギテから電話が。「24時間どこで誰が何を話そうが、すべて私の耳にはいる」とギテは言います。
ナム・ソンボムが身を潜めるホテルへ向かったジヌとジョンイン。しかし、そこには同じくギテが送った男たちの姿。何とかソンボムを連れ出したジヌは、ペク・ギュミンが言っていたソ・ギテの弱点が何かと尋ねます。
ソンボムの話によると、2014年にソンボムを始め、キム・ヨンジュ、ペク・ギュミンの3人が推進していたとあるプロジェクトがあったと言います。彼らが考えた“e民国党プロジェクト”は、すべての行政業務をモバイルサービスで行うというもの。しかし、当時ソ・ギテの反対により、プロジェクトは白紙に。その後、自らが大統領に当選したソ・ギテが再びプロジェクトを始動、人々の行動を24時間監視していたというのです。真相を確かめに向かったジョンインは、「すべては国民の為だ」というギテの言葉に失望。父親の不正を阻止するべく、立ち上がるジョンイン。
翌日、集まったマスコミの前に、ヨンジェに連れられたナム・ソンボムが。しかし、カメラの前に立ったソンボムは、「これまでタイムズによって報じられたソ・ギテ大統領とパク候補に関する疑惑は、すべて真実ではありません」と発言します。突然のソンボムの裏切りに、愕然とするジヌ。そんななか、虚偽の報道を行ったジヌが警察に逮捕されてしまいます。「言っただろう?何が起きてもお前が引き起こしたことだと」そう言って、ジョンインに元の場所へ戻るよう告げるソ・ギテ。
ジヌの面会へ向かったジョンインは、自分のせいだと謝ります。すると、「お前のせいじゃない、俺のせいだ。大統領が変わってしまったのは、俺が伝えた衝撃的な未来のせいだろう」とジヌは言います。そして、ソ・ギテの言う通りDBSへ戻れと話すジヌ。
「ジョンイン、お前は今までただの一度も俺を裏切ったことはない。俺がお前を誤解して裏切った時も、お前は最後まで俺を信じてくれた」そう話すジヌに、ジョンインは最後まで諦めないと言います。タイムズで待っているというジョンインの言葉を聞き、かつてジョンインが事故で命を落とした時のことを思い出すジヌ。面会を終えたジョンインは、父ギテに電話を掛け、報道については諦める代わりに、ジヌと他の記者たちには手を出さないで欲しいと頼みます。
その後、ジョンインはDBSへ復帰しますが、シヌクはなかなか報道を任せようとはしません。そんななか、インターネット言論社に関する問題点について報道を提案するシヌク。資料には、タイムズのジヌの写真が。
カメラの前に座ったジョンインは、父ソ・ギテがすすめる新型アプリの存在について言及。さらにジヌが、インターネット放送で調査内容について報道します。
第12話(最終回)感想
結局、ジョンインが自らの手で父ソ・ギテの不正について暴露。放送を終えたジョンインが放送局を後にし、ギテに電話を掛けるも繋がりません。これまでのギテとの思い出を振り返り、涙を流すジョンイン…
やはりソ・ギテが変わってしまったのは、ジョンインが死ぬという未来を聞いてからでした。正義を貫き、一生懸命政治家としての義務を果たして来たギテ。しかし、そうやって頑張った果てにあったのは、娘ジョンインの死だというのです。これに絶望したギテは、少しずつ信念を変えていきます。最後の記者会見で、ギテは何を語ったのでしょうか。
そして、ラストに掛かってきた1本の電話。海外へ行くことになったジョンインを送って、空港へやってきたジヌ。ジョンインを見送った直後に、ジヌの携帯が鳴ります。そこに表示されたのは、“ソ・ジョンイン”の文字。これはまたしても、未来からのジョンインの電話…?かつてジヌが5年後のジョンインから電話を受け取った時の緊張感が、再び。余韻を残すようなラストに、個人的にはとても興味をそそられました。
全12話ということもあって、全体的にあっさりとした印象を受けました。こういったタイムスリップ等をテーマにした作品は、長引けば長引くほど中だるみする気がするので、丁度いいタイミングでのエンディングだったと思います。1話ごとに少しずつ未来が変化していくというのも、オムニバス作品を見ているようで、新鮮で面白かったです。
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