サイコだけど大丈夫 사이코지만 괜찮아
【韓国放送期間】2020年 6月20日から8月9日 2020年放送 tvN
第13話視聴率5.245%
えぱたさん |
第13話あらすじ
家族写真を撮って、帰宅したガンテ (キム・スヒョン) は、ムニョン (ソ・イェジ) に言う。
「兄貴の世話をするために生まれてきて、家族を養うために、生活の糧を稼がなくてはいけなかった。それはオレにとって、辛いことだった。でも、今は家族を世話するの、人生の目標としたいと思っている」
「私、その家族の一員ですか?」
「私はすぐに来る」というパク・オクラン (カン・ジウン) が持っていた紙を、ガンテは病院長 (キム・チャワン) に見せる。病院長は言う。
「この『私』というのは、ト・ヒジャ (ムニョンの母) のことかな? だとすれば、これは蝶の警告か?」
「そうですね、彼女自身が書いたのじゃなくて、誰かからもらったと考えられます」
サンテ (オ・ジョンセ) はスケッチブックで、蝶を描く訓練をする。 前日に救急車で来たという女の子に、ガンテは中庭で会う。多重人格を患っているとジュリ (パク・ギュヨン) から聞く。父に捨てられてシャーマンに売られたと。
ムニョンはガンテに言う。
「小さい頃、嫌いな童話があった。2人の姉妹がいて、継母にいじめられていた。父は知っていて、知らないふりをしていた。いじめを見ても、知らんぷりしてる人は、いじめる人より悪い。彼女たちは父親に殺されてるようなもんだ」
患者の1人ソネの父が病院に面会に来るが、ソネは会おうとしない。病院長は、ソネの父に言う。
「肝臓くれって、あなたの妻が娘を叩いてた時はずっと知らんぷりしてて、今さら」
サンテは人物の表情について、ムニョンにダメ出しされ、ジェス (カン・ギドゥン) やスンジェ (パク・ジンジュ) の表情を描こうとがんばるが、苦戦する。
婦長 (チャン・ヨンナム) とガンテが枕元に来て、ムニョンの父デファン (イ・オル) は告白する。
「私が妻を殺しました。あの女、歌を歌っていた。誰かを殺した後で」
(回想) ニュースで「40代の女性が首を刺されて、殺人と見ています…」
デファンは妻に言う。
「あの、新しい家政婦は?」
「もう来ないよ。やっちゃいけないことやった」
デファンは妻を階段から突き落とし、鞄に詰めて、湖に投げ込んだ。一部始終をムニョンが見ていた。
デファンの心臓が停止する。雨が降る中、父の墓参りをするムニョン。ガンテとサンテも付き添う。去ろうとして、振り返るムニョンは、幼い頃に童話を読んでくれた父を思い出す。
「王様に娘は生まれて、誕生パーティーをやったんだ。城に大勢のお客が来た」
帰宅したムニョンはガンテに言う。
「売ろうか、この家。それで、私たち、出版社をつくって、キャンピングカーを買って、3人で旅行に行こう」
「オレは…学校に行きたい」
翌日、病院に行くと、壁画に親蝶の上に子蝶が乗った絵が描かれていた。サンテは見て、うろたえる。
「これ、オレが描いたんじゃない!」
第13話感想
精神病院の婦長が蝶の親子のブローチを胸にして、ビーチ沿いの道に車を走らせて、ニヤりと笑うというエンディングで、ムニョンの母でデファンの妻が精神病院の婦長だったという、全く予期しない展開になってきました。
ということは、デファンが妻を殺したという自供は、嘘だった、あるいは婦長のすり込みによるもので、そうと信じ込まされたのか?
もしそうなら、婦長があの壁画の蝶を描いたのか? ムニョンの城の家政婦で、ガンテとサンテの母を殺したのは、婦長だったのか?
残すところ、後3エピソードしかありませんが、ここに来て本格ミステリーの様相を呈してきました。しかし、これでは、私が期待していた、精神を病んでいても、明るく笑って元気に生きよう、『サイコだけど大丈夫』じゃなかったわけで…。困りますね。殺人を犯すような『サイコはキチンと罰せられる、大丈夫』、正義はあります、牢屋に入ります、でないと。
予想外の展開ですが、ムニョンの母=婦長? の言っていた謎の言葉、「古代ギリシャでは蝶はプシュケ。プシュケの語源は、サイコ」、これって、もう1人、言っていた人がいました。そう、病院長。婦長と病院長の関係はどういう関係なのか、事件に病院長が何らかの関与をしていたのかも、気になってきます。
他にも色々と疑問は湧きます。ムニョンは婦長に気づかなかったのか? 幼い頃に別れて以来、会っていないとはいえ、自分の母に気づかなかったとは、不自然ではないか。
また、ムニョンが両親が“サイコ”でありつつも、ある意味まともに生きてこられたのは、出版社代表サンインの存在は大きいでしょう。自分の才能を売って、自立できるようにしてくれた存在。2人は最初、どういう出会いだったのか、も気になります。
個人的疑問…。幼少期にシャーマンに売られた子、大人で病院に前からいた、おかっぱ頭の子も、ソネでシャーマンに売られてたはず。混同しますが、別人でしょうか。それとも、同一人物? 多重人格を患っているとのことで、自分が小学生だと思っているのか。
ソネの幼少期の役は、『ユ・ビョルナ! ムンシェフ』でキム・ソラ役をやって、すごい才能を表した、コ・ドヨンです。
第14話視聴率5.675%
えぱたさん |
第14話あらすじ
「あの蝶は、3つのペアの羽があった。母がデザインしたものだ」
ムニョンは去り、地下室で探すが、あったはずのブローチが見つからない。
調房のテーブルの下に隠れるサンテを、ガンテは説得する。
「あれは突然変異したやつだ。兄貴が見た蝶ではない」
病院長がCCTVを見ると、パク・ヘンジャ婦長が絵を描いていた。自分が映っているのを知って、こちらを見て笑う。
(回想) デファンと話すヘンジャ。
「愛してるって言ったじゃない。あなたが愛した女を殺して、『後悔はない』って、何も言うことないの? 20年間、待ったのに。あなたを生かしてきたのはなぜか、わかる? 苦しむのを見るためよ」
ジュリは壁画を描いた人物を知ろうと、CCTV映像を探すが、見つからない。
「誰かに送る必要があったので、ドライブに取った」
病院長は言う。
サンインがムニョンの母について調べたところを、ガンテに話す。
「作家は優秀な医者の家系に生まれ、医学部の3年で学校をやめ、最後の著作の原稿はなくなった」
ガンテはムニョンに言う。
「君のお母さんが生きてるらしい。私たちの病院の婦長パク・ヘンジャだ。壁画に蝶を描いた」
ムニョンは泣き、ガンテとサンテに謝る。
警察らしき男性が2人病院に来る。
玄関に封筒が置いてあって、ガンテが見ると、絵本だった。
「美しい少女が裕福な家庭に生まれた。母親は娘を愛した。彼女の行く所には、どこにでも行き、何でもして彼女を育てた。母は言う。『休みが必要だ。食べ物をちょうだい』すると、娘は言う。『お母さん、私には手がない。一度も手を使ったことがない』『じゃぁ、私を背負ってくれるかしら、足が痛いの』『お母さん、私には足はない。そのかわり、私には大きな口がある! 母は怒って、役立たずと、子供を海に投げ入れて、娘はアンコウになってしまった。以来、漁師たちには赤ん坊の泣き声が聞こえる」
本の裏表紙に書いた文章があり、「この作品はあなたの失敗作。あなたが書いた本のうちで最も私が好きな本。しかし、すべての失敗作は消されなければいけない」と。ヘンジャが書いたものだった。
ムニョンは引き出しから『西の魔女の殺人』の原稿を出し、新聞社『自爆』に出版の依頼をする。
「ト・ヒジャが連絡してきた。『原稿、持ってこい』と」
サンインの車に乗って、2人は去るが、ガンテの差し向けたものだった。
「ムニョンをなるべく遠くへ行かせてくれ」
ヘンジャがサンテを拘束して、ガンテをおびき寄せる。
「呪われた城にいる」
第14話感想
数エピソード前から、病院長が「サンテに気をつけろ。ひとりにするな。見張れ」と言っていたのが、何か不審な予感がしていました。サンテに何か起こるかもしれないと。
病院長は、事件の中心人物ではないかもしれませんが、やっぱり事件について、何か知っているのではないかと思います。田舎で起こった殺人事件ですから、地元の精神病院の病院長に何らかの情報は入ってくるでしょう。
最悪の場合、病院長はガンテとサンテの父親か⁈ ちょっと、それは飛躍し過ぎでありえないかもしれませんが。病院長は調房スタッフで、ジュリの母のことが昔好きだったそうなので。
しかし、ガンテとサンテの父親が違う、異父兄弟というのはあり得るかもしれません。彼らの父親が、一度も写真でも、現れていないのは、臭います。
ムニョンの母ト・ヒジャは、精神病院の看護婦長パク・ヘンジャであるとのことですが、その可能性もありますが、まだ本当にそうかどうかわからないです。
ガンテが調査したところによると、ムニョンの母は代々医者の家庭に生まれて、ヒジャ自身も大学医学部 3年まで通い、突然大学を辞めて、執筆活動を始めたそうです。医学を学んだことのあるヒジャが、執筆活動を辞めて、名前を変えて、整形手術もして、以前のキャリアである医学に戻り、精神病の看護婦長になり変わることは可能です。
全然関係ないかもしれませんが気になる点は、2点あります。
① 看護婦長が臨終の床で、ムニョンの父デファンに、「20年間待った」と言っていたこと。これはどういう意味があるのでしょうか? あまり大きな意味は無いのかもしれませんが、元々夫妻なら出てこないセリフでは? 例えば、ムニョンの母ト・ヒジャと看護婦長パク・ヘンジャは別人で、ヒジャとデファン夫妻の家に看護師として出入りしていたとする。デファンとヘンジャが不倫をし、デファンが妻を殺したことを知っていたら?
② ガンテとサンテの母を殺した動機。サンテが目撃した犯人は、「私の子供は取り戻す」的な、謎めいた言葉を被害者に対して口走りました。動機は、加害者の子供に関することだったのか? サンテか、ガンテかどちらかが、ヒジャ (あるいは別人の場合、ヘンジャ) の子供だとすれば?
ガンテとサンテがハグするシーンのOSTは、キム・ピルの『ハレルヤ』、第3話のエンディングでも使われた感動的な曲です。
サイコだけど大丈夫 15話・16話 (最終回) あらすじと感想
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