ユ･ビョルナ！ムンシェフ 유별나! 문셰프 全16話 チャンネルA
【韓国放送期間】2020年3月27日~5月16日
第9話視聴率0.758%
| えぱたさん |
第9話あらすじ
なんと、ソラは…。(回想) スンモ (エリック) が青年時代に料理の修行をしたお爺さんの孫でした。スンモが有名になって、雑誌に載った切り抜きを「ワシに何かあれば、この人を訪ねなさい」とソラに託したのでした。お爺さんが入院して、ソラは社会福祉士にスンモのところへ連れて行かれます。
ダフンはスンモに「留守のあいだ、怪しいやつらが来て、ベラ (コ・ウォニ) の写真を見せて、いるかと言った。ベラの家族じゃないか？」と言います。
スンモはベラに「ソラを自分の子供として引き取る」と言うと、「じゃあ、私は何なの？ 家族とは思ってくれないの？」すねたベラをスンモは優しくキス。
チョルヨン (アン・ネサン) は東漢グループの主要株主を宴会に誘い、ベラのデザインを資本に新しいグループをつくり、株主になるよう、サインさせます。話を聞いたハン会長は、チョルヨンを呼び、問いただします。チョルヨンの言葉で、心臓発作を起こした会長は、緊急搬送されます。
スンモのレストランの開店式に、ジュンス (チャン・ジェホ) とゴヌ (チュ・ジョンヒョク) も来てお祝いします。ジュンスはミヨン (イ・スンヨン) からの知らせで病院へ走ります。ミヨンとジュンスが席を外しているあいだに、見張っていた医師がチョルヨンに連絡。チョルヨンと裏切った株主らが会長の病室へ入って行きます。
婦人警官のソンミはスンモに言います。
「怪しい男たちが来て、ここに車を夜通し駐車していた」
「ベラの写真を見せて、探していると言っていたらしい」
「以前、パク課長の先輩刑事で、ソウルでセキュリティ会社をやっている、白髪の年配の男性が署に来て、ムンシェフの家はどこかと尋ねていた」
スンモのレストランは、ベラのデザインとカフェのコン・ヒョスク、またの名をコン・ダミのSNSの投稿で、大盛況。ノリャン知事の秘書が報告して、ホン知事は大喜び。
「パリに行く」
「その前に話がある」
ミヨンに会いに東漢グループのビルに行くソニョン (キル・ヘヨン) は、ゴヌに会います。
「オーストラリアでお会いしましたね。なぜあの、一緒にいた女性が、ノリャンにいるんだろう？」
「え？ ベラが？ どこに？」
ソニョンはソハ村へ向かいます。
ベラになりすましたヒョナ (チャ・ジョンウォン) は、TV番組でインタビューに答えます。ヒョスクがスマホでインタビューを見ていて、ベラはオーストラリアでスクリーンの後ろにいた自分、ヒョナに路上で声をかけられ、事故に遭ったこと、一瞬で思い出します。呆然と外に出るベラは、ソニョンに会います。見張っていたジン・テクの部下が2人に向かって、車を突進させます。
第9話感想
またまた、ベラがピンチになりました。廃墟の学校でベラを殺さず、ナイスと思った、エージェントの部下でしたが、ジン・テクの命令でベラをつけ狙っています。
ジン・テクは警察官のパク課長の先輩刑事だったそうですが、悪に染まってしまいました。セキュリティ会社の人が人の命をつけ狙うとは。大統領が牢屋に入るくらいなので、汚職がはびこっていて、刑事をやっていると、やるせない事情がたくさん出てきて、やってられないと思い悪の道に走る人は多いのでしょう。
このドラマの見どころの1つは、悪役のアン・ネサンです。コメディがぴったりな人なので、視聴者にとっては、強く憎む悪というより、欲にあやつられ、悪に手の伸ばしていくタイプで、それほど強くは憎めないところ、見やすいドラマです。それほどグロいシーンもカットされていて、センスが良いです。主役級以外のキャスティングもバランスが取れていて、それぞれのシーンごとに脇役にも共感できるところがあります。
ド田舎の昔風のおもむきのある家で、韓国グルメのレストランをやるドラマというのは、面白いアイディアで、どうやってインフラを整えていくか、ビジネスの成功のために必要なものが学べるところも、いいなと思いました。
その地方に代々伝わるシ・ガンジャンという特殊な醤油というのは、どんな味がするのか、興味津々です。やっと手に入れたシ・ガンジャンで作ったスープを味わうシーン、食欲をそそります。
OST No.9 は、YEN, Z.NU の「Fluttering Spring」です。
第10話視聴率0.587%
| えぱたさん |
第10話あらすじ
すべてを記憶を思い出したベラは、呆然と外に出て、ソニョンと会います。ソニョンのことも、思い出していました。見張っていたジン・テスの手下、オ・ジョンテは、2人に向かって車を突進させます。気づいたベラはソニョンを突き飛ばし、スンモがベラに体当たりして助けます。包丁を持って車を降りたジョンテは、スンモともみ合いになり、ヒョスクの背後からのフライパンの一発で倒れます。
ハン会長の枕元にいたミヨンを誘って、ジュンスは食事に行きます。見張っていた医師がチョルヨンに連絡、味方につけた株主らを引き連れて、チョルヨンらはハン会長の病室に入ります。ミヨンとジュンスが到着すると、医師がハン会長の死を宣告します。
「弁護士立ち会いのもと、東漢グループの全財産はイム・チョルヨンへとのご遺志です」
警察署に監禁されたジョンテは、自分だけの犯行であると主張しますが、警察官のソンミは、ジョンテの車に盗聴器をしかけ、ジン・テスとの会話を録音していました。
ソニョンはベラを連れてソウルに行くと言いますが、夜遅いので、一晩泊まり、夜明けに出発ということに。夜明けに台所へ行ったスンモは、まな板の上にベラの指輪と置き手紙があるのを見ます。すでにベラとソニョンは、ソウルへ発った後でした。
ハン会長の葬式に、ベラとソニョンが現れ、チョルヨンは動揺し、部下に命じます。
「ジン・テスを探せ！」
ヒョナの開く、bella ombre のブティックに現れたベラとソニョン。ミヨンがフランスからルイス会長を審査員として呼び、ブティックのオープニングセレモニーで、ヒョナとベラの対決がなされることに。
眠れないスンモは取り憑かれたように掃除をし続け、食べられないベラのために、ソニョンはゴヌにお粥を頼みますが、ゴヌはスンモを呼びます。スンモが準備したお粥を食べて涙するベラ。調房にいたスンモを見つけ、ベラとテーブルにつきます。
「私はもう前のベラじゃない。あの田舎に住むことはできない」
スンモのレストランにホン知事が連れて来た官僚が食事をすることになり、焦ったダフン。スンモが来るまで、前菜で時間稼ぎ。スンモの料理が間に合って、堪能した官僚は大喜びで、ホン知事はスンモに言います。
「助けが必要なら、言いなさい」
ソンミは鑑識の結果から、ジン・テスの車から発見された血痕がジョンテの物であると突き止め、同犯であると限定します。
ブティックに記者らが詰めかけ、対決について聞いたチョルヨンは、ルイス会長を追います。
第10話感想
車に轢かれそうになったベラを助けたスンモが、包丁を突きつけられた時、助けられると分かってはいながら、ハラハラしました。ヒョスクがフライパンで後ろから一発お見舞いしたのは、ナイスで、笑えました。爽快です。
アン・ネサン扮するチョルヨンが、最終目的と思われる、ハン会長を殺して財産全部を手に入れました。チョルヨンが医師とハン会長に何かの薬を投与して、死期を早めたのは確かですから、死因を調べたらすぐ分かるはずですが、そこはどうごまかすのでしょう。
チョルヨンが味方につけた、東漢グループの株主だった人々がズラッと病室に入って行っていましたが、ここまで行くと、人の貪欲は恐ろしいです。それにしても、ミヨンとジュンスがハン会長をひとり残して行ったのは、うかつでした。
チョルヨンは着々と欲しい物を手に入れていますが、脅されてもジン・テスに頼っている、ここが甘いです。チョルヨンほどの財があるなら、裏切り者のジン・テスなどに頼まず、他にいくらでもいるでしょうに。そのあたりの甘さは、チョルヨンのストーリーラインはこのドラマではメインではないので、あってもいいと思います。そうでなければ、フラフラと会長の葬式に行ったり、動き回っているベラの命はもうないでしょうから。
スンモがあげた指輪を外して、ベラが置き手紙をしていなくなっても、スンモが指輪を外さないのが、切ないです。ご飯が食べられないベラのために、夜中遅くに起きて、特別にお粥を作ってあげたのに、「もう前のベラとは違う。あんな田舎で生活できない」と言う言葉には、呆気に取られました。
OST No.10 は、チュ・ジョンヒョクの「Fool In Love」です。
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