プレーヤー2 ~クンたちの戦争~ 플레이어 2: 꾼들의 전쟁
第11話視聴率4.096
第11話あらすじ
アジトに戻ったハリ(ソン・スンホン)は、仲間たちにチャン検事(キム・ウォネ)の件を伝える。そんななか、外で何やら音が聞こえるとビョンミン(イ・シオン)。しかし、ジェイ(チャン・ギュリ)とジヌン(テ・ウォンソク)は雷のせいだろうと話す。
次の瞬間、入り口の方で大きな爆発音が響き、大勢の男たちが入り込んでくる。それは他でもない、ジェフリー(キム・ギョンナム)が送り込んだ刺客たちだった。
その中央に、デックス(コ・ユン)の姿を確認するハリ。同じ頃、スミン(オ・ヨンソ)は依然として、父のように慕っていたサンホ(チョ・ソンハ)の裏切りを受け止められずにいた。ジェイをかばって負傷したビョンミンを連れて、地下へ向かうジヌン。
すると駐車場にも、黒いスーツに身を包んだ刺客が。1人で刺客を相手にするジヌンだったが、相手も相当な実力者のようで苦戦を強いられる。もうだめかと思われた瞬間、ウヨン(イム・スロン)が助っ人に入る。
一方、1人アジトに残ったハリは、暗闇のなかで大勢の男たちを相手する。デックスが目を覚ますと、すでにハリの姿はなく…。その後、直々に駆けつけたジェフリーによって、デックスは処理される。
いよいよ本格的に動き出したジェフリーは、手始めに首都鉄道公社を民営化し、自らその代表を務めることに。しかし、鉄道公社の民営化によって地下鉄の料金が値上げされることを受け、市民の反発はつづいた。
デモの声が大きくなると、ジェフリーはそれすらも利用してやろうと考える。翌朝、ニュースでデモを行った集団の幹部が爆弾テロを企てたと報じられ、大きなイシューとなる。
もちろんテロ騒動を捏造したのはジェフリーらだった。しかし、テロに及んだデモ隊を非難する声が相次ぎ、世論は一転した。
ハリの説得でふたたびチームに合流したスミンは、騒動をでっち上げたのがジェフリーの右腕・ジョンギュ(ペ・ジェソン)だと話す。つづいてハリは、ジェフリーの作戦がただのショーに終わらないだろうと指摘した。ハリの予想通り、本格的なテロを計画するジェフリー。
ジェフリーが代表を務めるNQトレインの開館式で、市民を巻き込む大規模な爆弾テロが起こると予想したハリらは、直接会場に赴く。不審な動きをする人物を手分けして探すチーム・プレーヤーだが、会場内は人であふれかえり、なかなか上手くいかない。
そんななか、体験コーナーでジェフリーの側近ジョンギュの姿を発見したスミン。すぐに応援を呼ぶと、ハリが駆けつける。
一方、ジヌンとジェイはそれぞれ、ジェフリーの手下の男たちと拳を交えていた。
肝心の爆弾が見つからないと、ビョンミンはファン室長(イ・ジュニョク)と共にホールへ向かい、その場にいる観客たちに避難を促す。ジョンギュを追い込むハリだったが、あと一歩のところで逃げられてしまう。
その後、メインホールに向かったハリは、客席の下に隠された不審なカバンを発見。中を開けると、すでに起爆装置が作動していた。残り時間は1分半。ビョンミンの指示通りに赤い線を切ったハリは、間一髪爆発を防ぐことに成功する。
ところが、意気揚々と会場を後にしようとするハリの前に現れたのは、大勢の警官を引き連れた検事だった。爆弾テロの疑いで緊急逮捕されるハリ。検察署へ連れていかれたハリは、検事からとある交渉を持ちかけられる。それは、今回の爆弾テロの主犯がデモ隊の幹部だと供述することだった。
そんななか、大統領のサンホが何者かから現金の入ったカバンを受け取る場面が映された映像が公開され、サンホは緊急の記者会見を開く。会見の場でサンホは、裏金を受け取ったのは事実だとし、その相手がNQトレインの代表ジェフリーだと明かす。
同じく、取調べを終えて公の場に姿を見せたハリは、集まったマスコミに向かってジェフリーの指示で爆弾を仕掛けたと話し…。
第11話感想
ハリが検事に捕まった時はどうなることかと思いましたが、これもすべて、ハリの計画だったようです。自らが爆発テロ犯になることで、ジェフリーの罪を告発しようと考えたハリ。同じ頃、サンホもまた、裏金を渡してきたのがジェフリーだと会見の場で明かしました。果たして、2人の作戦は上手くいくのでしょうか。
一度はサンホの裏切りに心痛めたスミンも、ハリの説得でもう一度サンホを信じてみようと考えたようです。確かに、サンホがジェフリーの後ろ盾で大統領になったのは事実。しかし、その背景には、どんな手をつかってでもジェフリーを捕まえてみせるという固い決意があったのではないでしょうか。サンホがただ単に自分の欲だけでジェフリーと手を組んだわけではないとわかり、ほっとしました。
また、前回のエピローグで登場したウヨンも登場し、見応え抜群のアクションシーンを披露してくれました。ジヌンと地下の駐車場で対決したのは、格闘家のチェ・ドゥホ。道理で体つきがすごいなと思いました。まさかプロの選手とは、、驚きです。
第12話視聴率4.344
第12話(最終回)あらすじ
少し前、ジェフリーとサンホの関係を疑ったハリは、サンホに向かって銃を構えた。ジェフリーから対抗議員のニュース映像を見せられた時、サンホは彼の真の恐ろしさを痛感したと話す。ただの議員ではジェフリーを相手できないと考え、サンホは大統領という立場を利用して彼を排除しようとしたのだ。
会見の場でジェフリーとの関係を明かしたサンホは、自らの不正を認める。同じく集まったマスコミに向かって、すべての黒幕がジェフリーだと明かすハリ。
さらにサンホに裏金を渡していたのがハリだとわかると、ジェフリーはそれがすべて自分をハメるための罠だと気づく。大統領の職を退いたサンホだったが、ジェフリーは移動中のサンホを襲撃させ、射殺。ところが、死亡したのはサンホにそっくりな別の人物で、本物のサンホは生きていた。
チーム・プレーヤーの協力で検察庁を抜け出したハリは、ウヨンが用意したアジトでサンホが来るのを待つ。しばらくして、アジトにやってきたサンホは検事のドス(ハ・ドグォン)に向かって、ジェフリーの逮捕を頼んだと話す。
そんななか、サンホのもとへ届いた1通のメール。そこには、誰もいない空き倉庫のような場所で監禁されるスミンの姿が。
サンホはハリらには何も告げず、1人でスミンの救出に向かう。遅れてその事実に気づいたハリは、すぐにサンホの行方を追った。監禁場所についたサンホは、男に刺されて重傷を負ってしまう。
ビョンミンからスミンの居場所を突き止めたと連絡を受けたハリは、急いで現場へ。すると倉庫には、爆弾が仕掛けられていた。激しい爆発音とともに連絡が途絶えたハリらを心配する仲間たち。
ジェイは茫然とするビョンミンとジヌンに喝を入れ、ジェフリーのもとへ向かう。ジェフリーが向かったのは港。3人が刺客に足止めを食らっていると、そこへハリとスミンが合流する。
実は間一髪で倉庫を脱出し、爆破を逃れていたハリら。2人が無事だとわかってほっとした一同のもとへ、今度はドスとウヨンが駆けつける。皆に刺客の相手を任せ、1人ジェフリーを追うハリ。
船に乗り込もうとするジェフリーに追いついたハリは、持っていた銃を構える。同じく、ハリに向かって銃口を向けるジェフリー。一進一退の攻防が繰り広げられるなか、ついにジェフリーを負かしたハリ。近くにあったロープでジェフリーを縛っていると、そこへ次々と仲間たちがやってくる。
すると次の瞬間、駆けつけたジェイが地面に落ちた拳銃を拾い、ジェフリーへと向けた。ジェイは姉アリョン(チョン・スジョン)の仇を討とうとするが、直前で思いとどまる。ジェイの代わりに、ジェフリーの顔面に強い一発を食らわせるハリ。その後、ハリはジェイを慰めるようにやさしく抱きしめた。
1年後、弁護士事務所を開業したスミンは、収監中のソンホの面会に訪れる。去り際、サンホを「お父さん」と呼ぶスミン。
一方、プレーヤーたちはそれぞれ平和な日常を送っていた。そんななか、同じく収監中のジェフリーのもとへ1人の訪問者が。独房の中に入った女性(イ・ソンギョン)は、「3年ぶりね」とジェフリーに向かって微笑む。
すると背後に立っていた男たちがジェフリーを抑え込み、女性は「死は苦痛よ。私はいま、あなたに苦痛を与えようとしているの」と告げた。つづいてジェフリーの後ろに回り込み、その首を絞めつける女性。
ジェフリーが収監先の刑務所で死亡したというニュースを目にしたハリは、プレーヤーたちを呼び戻す。ふたたび再会を果たした一同。集まったメンバーたちに向かって、「しっかり休めたか?じゃあまたそろそろ、働かないとな」とハリは言う。‐完‐
第12話(最終回)感想
最後はハリ率いるチーム・プレーヤーの圧勝で幕を閉じたドラマ「プレーヤー2~クンたちの戦争~」。そして、エンディングで登場したのは、イ・ソンギョン演じる謎の女性でした。狂気に満ちた表情がなんとも、、印象的。これはシーズン3も期待できるかも?
前作を見ずに視聴した本作ですが、結論としては、シーズン2だけでも十分に楽しめる作品だったと思います。もちろん、シーズン1から継続して登場するメンバーもいるので、前作を見てからの視聴がオススメ。ただ、前作まで見返す時間がない、、という方でも、十分楽しめる内容となっていました。
最終話では他にも、漫画家のギアン84が特別出演しています。以前、ビョンミン役のイ・シオンと長い間同じ番組を一緒にやっていたので、その繋がりでしょうか。俳優だけでなく、漫画家や格闘家、芸人、タレントなど、さまざまなジャンルの有名人たちがこんなに出演するドラマは、おそらく初ではないでしょうか。
展開がはやく、気軽に見られるドラマを探している方には、ピッタリの作品。アクションシーンも見応えありなので、こちらも注目です。
一方で、恋愛要素はほとんどないので、ロマンスを期待しているとちょっと拍子抜けしてしまうかも。。ハラハラドキドキしながらも笑ってスカッとできる、そんなドラマです。
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