39歳 三十、九 (韓国ドラマ) 서른、아홉 2022年 JTBC 全16話
第5話視聴率5.537%
hg@さらんさん |
第5話あらすじ
ーラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番ー
幼い頃、チャ家に来て間もないある日。昼寝していたミジョはピアノ曲の優しい音で目が覚める。ニッコリ笑って話しかける母と他愛ない会話を交わす。そのピアノ曲の題名は「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」。
キャバクラの前でソウォンを無理やり連れて帰ろうとするソヌ。ソヌとはもう他人だというソウォンの言葉にショックを受ける。ソヌはボディガードたちに阻まれ、どうしようもなくトボトボと歩き出す。ふと顔を上げるとミジョと目が合う。
ソヌの修羅場を見たチャニョンらはソウォンとの関係を勘ぐるが、それよりもソヌの悲痛な表情に胸を突かれるミジョ。しかし、今はそっとしておくべきだと判断して、ソヌを心配しながらもチャニョンらと帰途につく。
ミジョは翌日ソヌの診療室を訪ね、昨日の女性が妹ソウォンであると知る。ソヌは家も知らなくて訪ねることもできず、電話も取ってくれないので心配だと明かす。ミジョはソウォンにそうする事情があるのだろうと察する。ソヌは自分は大丈夫だからと力なく笑う。
ミジョは主治医を受診して、渡米を断念すると伝える。事情を聞いた主治医はこれからのことより、今までの時間で楽しかったことを思い浮かべるとよいとアドバイスをくれる。ミジョはチャニョンと初めて出会ったコチョク駅を思い浮かべる。
コチョク駅のホームのベンチに座り、チャニョンとの出会いを思い浮かべながら、電車を何本も見送るミジョ。どれくらいの時間そうしていたのか。ふと気づくと電車越しに反対側のホームにチャニョンが見えた。心細げな表情を浮かべるチャニョンと目が合う。
チャニョンは一人でいると不安が付きまとい、空腹を感じるものの食材もなく、あてどもなく外に出る。楽しそうな女学生たちを見ているうち駅に来ていたよう。落ち合った2人はミジョが探し出した体に良いという豆腐の店へ。
チャニョンは食事をしながら、ミジョに両親に話しに行くことを勧められると、黙ってうなづく。そして、ミジョにアメリカに行かないでほしい。本当は怖くてどうしていいかわからないと涙ぐむ。どこにも行かないし、チャニョンのそばにいると約束するミジョ。
死ぬとわかってから、身近な人々のことが頭に浮かぶチャニョン。両親を思い浮かべると申し訳なく心配で悲しく、ジンソクを思い浮かべると可愛そうで悲しく、ジュヒを思い浮かべると心配で悲しい。そして、ミジョを思い浮かべると恋しくて悲しい。チャニョンはミジョに自分の余生に全てをかけないでほしいと願う。
ジュヒはチャニョンの為にガンに良い料理を作るために、チャイナタウンの厨房を借りたいと申し出て、ヒョンジュンは快く貸してくれると一緒に作ることに。一方、ジンソクは心を決めて息子に離婚することを伝え、チャニョンと一緒に住むために妻との家を出る。
ソヌはホステス仲間からソウォンの住所を聞き出し、部屋の呼び鈴を押さずに誕生日プレゼントを置いて帰る。メッセージを見て飛び起きたソウォン。ソヌのプレゼントの時計を嵌めて、病院を訪ねて来る。ホステスはやめ、ソヌと会うことも拒まないけれど、ピアノを弾けとは決して言わないでほしいという。
毎日チャニョンの家にやって来ては世話を焼くジュヒとミジョ。2人はそれぞれにチャニョンの為にできることを提案してくる。チャニョンは2人の提案をありきたりだと蹴りつつ、死ぬまでに叶えたいのは「ジュヒに彼氏を作る、ミジョの実母を探す」こと。2人は抵抗を見せるが、本気だというチャニョンに言葉もない。
渡韓して来た父と会ったソヌ。父はソウォンに対して、あまりに冷淡な態度で突き放すように語り、会話をするうちソウォンがピアノを弾くことにトラウマを与えたのが父だと知る。父に腹を立てるあまり一人席を立つ。自分がソウォンにとって頼もしい兄ではなかったことを思い知り、悩みにふけるあまり体調を崩してしまう。
チャニョンはミジョと実家を訪ねる。両親に病気のことを告げなくてはならないが、チャニョンの様子を心配してばかりの両親にどうしても言えず帰途につく。帰り道たまらず泣き出すチャニョンの気持ちが痛いほどわかるミジョ。しかし、母はチャニョンの異変に気づいていた。
寝込んでいるソヌは父からの電話がかかって来ても取る元気がない。ソヌが具合が悪いと聞いたミジョは心配で家を訪ねていく。ミジョの顔を見るなり身を持たせかけるソヌ。ミジョはかなり参っている様子のソヌの話を聞いてやり、自分の体験を話し始める。
ミジョは過去に2回養子縁組を解消されてしまったことがある。不安のあまり言葉を発せられず冷たい印象を与えたのだろう。今の家に来た時も2週間ほど口を利かずにいたが、ある日聞こえて来たピアノ曲がきっかけでミジョは母の語り掛けに自然に答えていたという。きっとここは安心できると思ったのかもしれないと。
気弱に思い悩む姿を見せるソヌを「妹を守らなければいけない」と一喝するミジョ。そして、ソヌを優しく抱きしめる。ソヌはそんなミジョがありがたくて「ソウォンに恋人だと紹介したい。」と勇気を出して告白する。小さくうなづくミジョ。そして、2人は唇を重ねる。
チャイナタウンのキッチンでチャニョンの養生食を作るジュヒ。ジュヒと話しながら、ジュヒ達3人の真の友情に感動するヒョンジュン。ジュヒはヒョンジュンがあの時から今も彼女と連絡を取れずにいることを知って、連絡しなさいと背中を押してあげる。
ミジョはソヌとソウォンとの懸け橋になろうと3人で食事することに。ソヌは見違えて元気になり、ソウォンを明るく食事に誘う。ミジョの冗談交じりで自己紹介にソウォンは笑顔になる。と、突然病院に現れたソヌの父。ソウォンを見ると不機嫌な態度を露わにし、ソウォンは凍り付いてしまう。
ミジョはソウォンの表情の中に幼い頃の自分を見る。知らない環境に怯えて震えていた自分。立ち去ろうとしたソウォンの手をしっかりと握り、しみじみと思う。私がこの子のラフマニノフになりたいと…。
第5話感想
チャニョンもやはり怖いと思っていたのですね。それも当たり前なことであと半年で死ぬと言われて怖くない人はいません。最初は興奮していたけど、だんだん現実として見えて来たんでしょう。両親につらくて言えないのも分かります。でも、お母さんは何かあると感じていました。さすがです。
チャニョンはジュヒが作って来たウィッシュリストを却下したけれど、自分だけのウィッシュリストを作っていました。それは両親に別れを告げること、ジュヒとヒョンジュンをくっ付けること、ミジョの実母を探すこと、ジンソクを家庭に戻すこと。
ソヌとミジョはようやく恋人同士に❤ そして、ミジョはソヌとソウォンの為に一肌脱ごうと行動に出たところで、迫力満点のソヌ父に怯えるソウォンの姿の中に幼い頃の自分を見たのでした。ソヌ父はやはり孤児だったミジョにどんな感情を持つのか、心配でもあります…。
第6話視聴率6.945%
hg@さらんさん |
第6話あらすじ
ー信 念ー
高校生の頃のことだ。ミジョはある日の試験で床に落ちていたカンニングシートが目についた。自分が解けなかった問題の答えがそこにあり、その時はなんとなく書き写してしまったという。誰に見られたわけでもないがやはり違うと考えたミジョは自ら先生の元に出向いて、その問題を減点してもらったという。間違ったことはしたくない。それがミジョの信念。
病院でソヌとソウォンと落ち合って、さぁ夕食に出かけようとした矢先、突然現れたソヌ父。凍り付いて逃げ出そうとしたソウォンの手をギュッと握ったミジョ。ソヌ父はミジョが院長と知ってニコニコと愛想をよく話をし、無理やり一緒に食事をすることに。
食事の席ではミジョを質問攻めにするソヌ父。父は何のお仕事を、どんな方で。その一方でソウォンには冷たい目を向け、人格攻撃をする。「私は孤児院育ちだから」とソヌ父に言われた言葉を返して一矢報いるソウォン。状況を察したミジョはソウォンの前で自分も孤児だったことをソヌ父に明かす。
ソウォンは席を立ち、ミジョがソヌを抑えて追いかける。自分のせいで雰囲気が…というソウォンにあれはソヌ父が悪いと一刀両断。その言葉に救われるソウォン。一方、ソヌ父はミジョも孤児院出身と知って、不機嫌極まりない。父を置いてきたソヌはミジョたちと合流して改めて食事を共にする。
ソヌと妹と食事をした後、チャニョンに会いに来たミジョ。チャニョンは自分のほかに友達を作っておけと言うと、ミジョはぶるぶる震えながら涙をこぼす。そんなミジョが心配になるチャニョン。一方、ソウォンは1人でオンヌリ保養院を訪ねて、院長と再会する。故郷に帰って来たような気分。
昼休み、チャニョンのことを相談するためにジュヒを訪ねたミジョ。両親を訪ねたが打ち明けられなかったこともあり、1人で置いておけないと交代で訪ねようという話になる。ジュヒは仕事にストレスを感じ始めているのをほのめかす。
ジュヒは売り場の試供品を30分も試し続けた挙句、新しい商品を使わせろと言う客を丁寧に断るが、客は売り場を荒らしたままで失礼な態度で立ち去る。つくづく嫌気が差してきた気持ちをヒョンジュンに打ち明ける。年齢のせいだというジュヒにヒョンジュンはそんなの関係ないと言ってくれる。
ヒョンジュンも実はホテルに料理長として復帰の話があるが、様々なことがあって今の仕事を選んだという。嫌だと思いながら無理に仕事すべきではない。思わず、「かっこいい」と称賛するジュヒ。今まで誰にももらえなかった称賛に感激するヒョンジュン。
ミジョが夜遅くまで病院で調べ物をしていると、ソヌがやって来る。ソヌは折り紙や大人の塗り絵など思いつく限りのアイテムを用意してきて、ミジョに息抜きをさせようとする。その気持ちがうれしいミジョ。
ミジョがチャニョンの家にいると、酔ったジュヒがやって来る。毎日来るのは住んでいるのと同じだと文句を言いながらも、2人が自分を大切に思ってくれる気持ちが嬉しいチャニョン。リビングで眠る2人の間に割り込んで眠るひとときが愛おしい。
翌朝、仕事に行くジュヒを見送り、予定のないミジョはそのままダラダラ。チャニョンはソヌがどんなにかミジョの為に尽くしてくれるのに、お返ししない悪い女と非難する。チャニョンの言い分に反論できないミジョは、ちょうど連絡をくれたソヌとキャンプに出かけることに。
今日もジュヒの売り場には傍若無人で非常識な要求をする顧客が現れた。しかし、今日のジュヒは一味違った。へこへこするのはやめたのだ。やおら胸の名札をかなぐり捨てるとキッパリと顔を上げ、自分はもう仕事をやめたから顧客と店員ではない。正当な要求以外は受け入れられないとハッキリと跳ねつける。興奮して騒ぐ顧客と慌てる上司を後ろ背にさっさと立ち去る。
ソヌの車の中でミジョの電話が鳴る。ジュヒからだ。ソヌは戻ろうかと言ってくれるが、キャンプの為に購入した食材もあり、ミジョは無理をして戻ってほしいとは言えない。どんどん落ち着かなくなるミジョに降参したソヌは戻ることを決め、そんなソヌに感激して腕に抱きつくミジョ。
ホテルにいたジンソクは連絡をくれないチャニョンに我慢できず、荷物をまとめてチャニョンの家にやって来る。チャニョンは追い出そうとするが、ひょうひょうとかわすジンソク。そこに娘の様子が気になったチャニョン母が突然訪ねて来る。ジンソクを見たチャニョン母は恋人だと察して、嬉し気にもてなし料理を作り始める。
チャニョンの家の前で待ち合わせたジュヒとミジョは、その状況に遭遇して唖然とする。チャニョンは母に余計なことを言うなとミジョにメールを送りつける。が、ミジョはどうやら電話を車に置き忘れて来たと気付く。ジンソクがソヌに電話して家に来てもらうことに。
チャニョン母はジンソクの好物を聞いてきたが、話を聞いていなかったジンソクは「自分が好きなのはチャニョンだ。」と言い、その場はどっと笑いが起きる。母は嬉しそうに笑い、幸せな雰囲気に包まれる。
ピンポーン。呼び鈴が鳴っていそいそとドアを開けるミジョ。ところが、ドアの前に立っていたのはソヌではなく、ジンソクの妻ソンジュだった。ジンソクと連絡が取れず興信所を使ってチャニョンの家を訪ねて来たのだ。ミジョは顔色を変え、どこから出たかと思うくらいの力でソンジュをエレベーターに押し込む。
怒ったソンジュはミジョを跳ね除けて、チャニョンの家に戻ろうとしたが、「今日だけはこのまま帰ってほしい。」戸外で靴も履かないまま、涙を流して頼み込むミジョに面喰い、そのまま立ち去っていく。
駆け寄って来るソヌ。その姿を涙で潤んだ目で見つめながらミジョは崩れ落ちていく。間違ったことはしてはいけない。だけど、今日だけはその信念を曲げてでもチャニョン母の娘の恋人をもてなすという幸せを壊したくない…。
第6話感想
ミジョの信念は曲がったことはしないこと。だから、チャニョンとジンソクがいくら愛し合っていたとしてもその関係を許せないものだと考えていました。チャニョンが余命いくばくもないと知るまでは。
チャニョンの母は先日会った時のチャニョンの様子が気になって、悪い方に考えていたようでしたから、ジンソクを見てよい方向に考え直したんですよね。たぶん。そして、思いがけずもミジョやジュヒも加わって、賑やかで楽しい幸せなひとときを楽しんでいました。
だから、ジンソクの妻ソンジュがしびれを切らして訪ねて来た時、自分の信念をどぶに捨ててでもチャニョンとその母の幸せを守ってあげたかったのです。ミジョにとってチャニョンがどんなに大切なのかがわかるシーンだったと思います。
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