39歳　三十、九　(韓国ドラマ)　1話・2話　あらすじと感想

hg＠さらん

3年前

39歳　三十、九　(韓国ドラマ)　서른、아홉　2022年　JTBC　全16話

第1話視聴率4.406%

hg＠さらんさん

1 第1話あらすじ
2 第１話感想
3 第2話あらすじ
- 3.1 第2話感想

第1話あらすじ

－39歳ー

18歳で出会って以来、長い時を一緒に過ごしてきたチャ・ミジョ、チャン・チャニョン、チョン・ジュヒの三人組。様々な経験を共有してきた3人は40歳を目の前にして、未だ独身である。同級生の結婚式や子供の誕生祝いはなるべく避けて通り、葬儀には探してでも駆けつける（自分の葬式が寂しいのは嫌）。誰にも縛られず自由気ままにシングルを楽しむ。私たちはそんな39歳。それがなぜいったい、私たちの中の一人が40歳を前にして、この世を去ることになったのか…。

ミジョはＪ美容皮膚科の院長。開院資金を返済するために5年間必死で働いて、やっと返済を終えた。これから1年ほど海外で休暇を取る考えだ。しかし、病院の室長を務める義姉チャ・ミヒョンはミジョの行動が信じられない。借金がなくなってさぁこれからっていう時にと不満顔。かと言って、養女の立場を逆手に取って軽口を言い、ミヒョンはいつものように負けてあげる。

デパートで美容部員をしているジュヒ、演技指導者のチャニョンはミジョの病院でフィラー注射の施術を受けに来た。受付で顔を合わせたミヒョンとも軽口を言い合える仲だ。2人はミヒョンを見送りながら、ミジョは家族に恵まれ幸せに育ったとつくづく思う。

ジュヒがドキドキ初めてのフィラー注射を終えた頃、受付で何やら騒ぎが起こる。「院長を出せ」という声にミジョが顔を出すと、すでに激した見知らぬ女性が自分の夫と不倫をしていると言い出す。全くの言いがかりだが、相手は構わずにミジョに掴みかかる。チャニョンとジュヒはミジョに加勢をし、乱闘騒ぎの末に警察沙汰に。

警察署で事情を聞かれたＪ美容皮膚科に押しかけた3人は人違いを認めて、正式にミジョに謝罪。ミヒョンが駆けつけ、さながら鬼の形相で怒りを爆発させる。ところが、ミジョは寛大に相手を理解して、不倫は罪だ、罰するべきだと声を大にする。なぜかと言えば、傍らにいるチャニョンに言い聞かせるためだ。

警察署に迎えに来たチャニョンの恋人かつミジョの先輩キム・ジンソク。チャニョンという恋人がありながら、留学先で一時の恋の相手を妊娠させ、結婚するはめに。その後8年たっても交際を続ける2人をミジョは痛烈に非難する。ジンソクの愛は自分にあるし、自分が先にジンソクと付き合っていたのだから、不倫なんかじゃない。チャニョンはそう自分に言い訳をし続ける。ミジョの心配する気持ちをわかりながらも…。

誤解と言えば、そんな経験がミジョにもあった。それは3人の出会いでもある。恵まれた義両親と暮らしながらも、実の母の居所を偶然に知った高校生のミジョ。一人電車に乗って訪ねて行く途中、うっかり寝てしまった後、財布がなくなって困惑する。そんなミジョに声をかけたチャニョンはお金を貸してあげるだけだったはずが、ミジョの行動に付き合うことに。

とある軽食の店。その店の女主人がミジョの産みの母らしいと、店の中でコソコソ話をしていた2人。すると、入って来た女子高生は女主人を「お母さん」と呼ぶ。驚愕した2人はその子ジュヒを店の裏手で詰問、ミジョたちと同い年であるとわかる。それじゃ、2人は双子？　1人は捨てて、1人は残したと？混乱するミジョたち。結局人違いであるとわかり、ガッカリなようなホッとするような。3人の友情はその時から始まった…。

警察騒ぎの一夜明け、ミジョたちは山奥にあるオンヌリ養護院にボランティアに向かう。そこはミジョが育った場所。時折、訪ねては自分と同じ身の上の子供たちと過ごすのが生活の一部だ。時には子供たちの悩みに付き合って自分の経験を語ったりする。3人は子供たちと楽しく遊び、バーベキューを準備する。

楽しい食事中にやって来た男性は子供たちの英語の先生ということで、食事に同席することに。優しそうな面立ちの男性は肉を焼くのを手伝おうとするが、つれなく対応するミジョ。ジュヒはソワソワし、チャニョンは男性が独身か、恋人がいるのか、軽い詮索をして盛り上がる。男性とはその場限りの縁だと思っていた3人。

2人と打ち上げを終えたミジョは養護院に腕時計を忘れ、あの場にいた男性が届けてくれると知る。約束の花屋の店先で花を愛でるミジョ。酔っているミジョは時計を届けてくれたお礼に、買ったばかりのシャクヤクを男性にプレゼント。男性の食事に付き合い、自分がオンヌリで育った事を明かす。シャクヤクが花開くとたまらない香りがするというミジョ。あなたの香水の香りもたまらないと恥ずかしそうに返す男性。別れ際にミジョはシャクヤクを一本だけくれないかと笑う。

翌朝、ミジョはキッチンに置かれたシャクヤクを見て、昨夜の自分を思い出す。頭を抱えながらもシャクヤクを飲みかけの水のペットボトルに差す。あの男性からのお礼のメールでなんだかほんわかする。一方、あの男性は元「ノガリ」の店で開店準備中の主人を手伝うが、妹と会う時間を気にしてその場を後にする。が、その約束はすっぽかされてしまう。

ミジョはラフマニノフのピアノコンサートに出かけ、そこでまたしてもあの男性と再会する。夕食を共にして男性が養護院の縁者と知り、適度に共通点があるねとほほ笑む。それがいい意味なのかと気になる男性。お酒が進むうちに「家に花を見に来ない？」と誘われたミジョ。二度会っただけで家に誘うの？私と寝たいっていうこと？男性と関係を持った後、もうすぐ韓国を離れるからと告げるが、懇願されてもう一度だけ会う約束をする。家に戻ったミジョはシャクヤクをペットボトルから花瓶に入れ替える。

チャニョンはジンソクの事務所を訪ねた時に彼の夫人とかち合う。事務所を出たチャニョンはにわか雨を避けて、軒下へ。その目の前を相合傘で車に向かうジンソク夫妻。夫人を車に乗せる際、チャニョンはジンソクと目が合う。しばらく見つめ合ったが、夫人に促されて立ち去るジンソクを虚しく見送る。

不倫カップルの男性をいきなりビンタしたというチャニョン。自分とジンソクもあんな風に見えるのかな。いつだって真剣に愛してるのに。迎えに行ったミジョはそんなの誰がわかるの？と。チャニョンは考えた末、煮え切らないジンソクに別れを告げる。一方、ミジョは1年間代理を頼むキム・ソヌ医師と待ち合わせたが…。

第１話感想

なんとドラマ公開に合わせたように、ヒョンビンと「愛の着陸」をしたと話題沸騰の女優ソン・イェジンが主役です。なんともタイムリー！すでに交際は公にしていましたが、ドラマ「愛の不時着」の大ヒットでファンの間でも2人の交際は非常に好意的に受け止められたので、本当によかったと思います。

ソン・イェジンの代表作は「愛の不時着」ネットフリックスで2019年に公開されたドラマですが、未だにトップ１０を脱落したことがありません。それくらい、ソン・イェジンとヒョンビンにとって特別なドラマですね。他には「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「サメ～愛の黙示録～」など多数あります。

ドラマの内容はともに18歳の時からの付き合いの女性3人が、ともに独身で40歳の大台を迎える頃に起こる様々な出来事と心模様を描く群像劇です。女同士の友情や39歳という年齢ならではの恋愛模様、人間模様を描き出していきます。1回目から楽しく見れるドラマなので、お楽しみに。

第2話視聴率5.076%

hg＠さらんさん

第2話あらすじ

―ある不条理な一日ー

Ｊ美容皮膚科の院長と新任院長代理として対面したミジョと男性。彼の名はキム・ソヌ。アメリカに長く住み医師として勤務してきたが、最近帰国したという。偶然とは思えない奇妙な縁。気を取り直し、あの件は事故だったとビジネスライクに接する。しかし、肯定的に考えるソヌは「事故」を否定する。韓国で解決しなければならない宿題があるというソヌ。

チャニョンはやっと別れを告げたのに、ジンソクのしょげた態度に迷走する。息子と三人で一緒に暮らそうと口走って、そんな自分に失望する。それでも別れると決めて席を立つ。ため息をつきながら家にたどり着いたチャニョンは、待っていたミジョの顔を見たとたん瞳を潤ませる。一方、ジンソクの妻カン・ソンジュは帰りの遅いジンソクを眠らずに待っていたが、ジンソクは妻に脇目もふらず息子ジュウォンだけを愛する。

ミジョはチャニョンを慰めるため、一晩泊まることに。ミジョとソヌの嘘のような話に盛り上がるも、夜中にベランダでぼうっとしているチャニョン。ミジョはチャニョンをそっと背後から抱きしめる。ミジョはミジョでパニック障害の為に薬なしでは眠れぬ身。チャニョンもミジョも他人が思うより切なくつらい人生を過ごしている。

ジュヒは「チャイナタウン」の主人パク・ヒョンジュンから閉店時間が退勤時間と同じ8時だと聞いて、少し失望して背を向ける。一人酒を飲みながら動画を見て過ごす夜。翌朝「チャイナタウン」の前を通りかかると閉店時間が変わっていた。日中、恋人と電話しながら売り場を巡る若い女性客に接客して複雑な気持ちで見送ったその夜、ヒョンジュンから閉店時間を延ばしたから来てほしいと言われてちょっと浮かれる。

ソヌはＪ美容皮膚科に初出勤し、看護師たちの熱い視線を受ける。ミヒョンはミジョの様子から2人が脈ありとみて、今後の関係に期待する。ソヌが来たのをいいことに渡米前の健康診断と称して、チャニョンらと出かけるミジョ。３人は検査後にヒョンジュンの品定めがてら「チャイナタウン」へ。店に来た若い女性がヒョンジュンをオッパと呼び、買ってきたという化粧品を見せている。ジュヒはすぐに彼女が昼間の客と気づく。

3人が苦い酒を飲み始めた時、聞き覚えのある声に振り返るとソヌがいた。ヒョンジュンと親しい様だ。絶妙なタイミングにミジョはこわばるが、チャニョンらはソヌを自分たちの席に誘う。ソヌはミジョの顔色を窺い遠慮して見せるが、チャニョンらの圧力に屈したミジョは同席を了承。と、ミジョの携帯電話が鳴る。父だ。どうやら渡米の件をミヒョンが話したと見える。両親の家に呼び出されて、ひとり席を立ったミジョを送っていくソヌ。

ミヒョンからミジョのパニック障害の話を聞いた両親は休暇に理解を示してくれるものの、遠くに旅立つ事を寂しがり、一緒に行くと言い出す。困惑しかないミジョ。一方、ジンソクはチャニョンにパリ留学を勧めたり、家まで食事に誘いに来たり、俳優の指導を頼んだりとなんやかんやと食い下がる。黙って離してくれないジンソクにチャニョンはつらくてたまらない。

ソヌは車のトラブルに遭い、ミジョの車を借りて妹キム・ソウォンと出かける。ソウォンは養母の死後、心が落ちつかないまま突然アメリカの自宅を離れ、韓国で活動している。こじれてしまった父との関係から養子縁組を解消してしまうことに。ソヌが力になりたくて韓国にやって来たのを知りながらも素っ気なく、よそよそしくふるまう妹に寂しい気持ちがぬぐえない。

まだ病院に残っていたミジョは物音でソヌの帰りに気づき、冴えない顔色を見てワインを飲もうと誘う。ソウォンの話を聞くと、自分も「養子」という不安感を常に持っている。妹さんもたぶんそうなんだろうと。遠くの施設に出かけてまで妹をわかろうとするソヌの優しさ、その妹と同じ施設にいたという親近感からかソヌには正直に話せる気がするミジョ。そして、あの夜があった。あれは事故ではなかったと訂正する。とても救われた気持ちになるソヌ。

その晩。ミジョの家にチャニョンらが押しかけて、いつものように騒がしい夜。病院でソヌとワインを飲んだと聞き、エッチな想像をしては大騒ぎ。そこにちょうどソヌからのメールが。2人はミジョに携帯電話のロックをはずさせる。単なるお礼メールに過ぎなかったが、2人のいたずらでソヌから電話がかかってくる。通話中に隣でゲップをしたジュヒ。自分ではないとむきになるミジョ。その後ろで2人の声が聞こえ、おかしくてたまらないソヌ。

ソヌの歓迎会。お開きの後、ソヌは突然ミジョの手を引いて通りの向こうの花屋へ。シャクヤクを執拗に探すソヌを引きずるように店を出るミジョ。ソヌは酔いの勢いでミジョのアメリカ行きに子供みたいな駄々をまじえた告白をする。その夜、ソヌは自分の発言に悶絶する。

翌朝、出勤するとミジョの部屋には大輪のシャクヤクの花束が。それはソヌが朝早く遠くの市場で買って来たもの。告白の続きだと言って出ていくソヌ。ドギマギしながら白衣を羽織ったミジョの元に急な知らせが入る。とたん、心ここにあらずの表情で部屋を出て、今日は治療ができない旨を言いおいて病院を出ていく。

チャニョンらと健康診断を受けた病院。先輩医師の診断を聞くミジョの表情はどんどんこわばっていく。超音波検査で異変を感じた医師がCTを撮ったところ、たぶん癌のステージ４であろうと思われる。信じたくないミジョは先輩医師に食い下がる。なぜ！どうして！こんなになるまで放っておいたの！涙が止まらない。

夜になっても連絡が取れないミジョが心配なソヌやミヒョン。病院に止めた車の中で暗くなるまで呆然としていたミジョは、突然ジンソクの元を訪ねる。ソヌがそこにいるのに気づかず、つかつかとジンソクに詰め寄り「あなたのせいよ！」泣きながら掴みかかる。わけのわからないジンソク。「あなたのせいだし、私のせいでもある。」そして、泣き崩れるミジョ。そっと近寄りその手を温かく握ってくれたソヌは…。

第2話感想

ミジョの相手キム・ソヌ役のヨン・ウジンは、ソフトなフェミニストぶりが素敵な俳優です。1984年7月5日生まれの36歳。185cmの高身長でAB型。代表作は「離婚弁護士は恋愛中(2015)」「法廷プリンスーイ判サ判ー（2017)」「七日王妃(2017)」など。現代劇から時代劇までオールマイティな俳優ですね。

ソヌはミジョと養護院で出会って、二度三度と偶然の出会いが重なって、初回からラブシーンという展開に＼(◎o◎)／！ミジョとしては直近でアメリカに行くこともあって一夜の恋のつもりだったので、ソヌが始めたがっているのを知って困惑してしまいます。ソヌがミジョの病院の代理院長だったと知らなかったのは、名前も交換せずに会っていたからですね。

いきなり、誰かが死ぬことになることが断片的に出ていましたが、ジンソクに詰め寄るミジョを見るということは。チャニョンのことなんでしょうね。ソヌの精いっぱいの告白にときめいていたのも束の間、誰よりも大切な友達の悲劇をやって来るとは…なんてことでしょう。