韓ドラの鬼

血も涙もなく 9話・10話・11話・12話 あらすじと感想

血も涙もなく


血も涙もなく 피도 눈물도 없이 2024年放送 KBS 2TV 毎日 全103話

第9話視聴率8.4%

第9話あらすじ

ヘウォン(イ・ソヨン)を呼び出したドウン(ハ・ヨンジュ)は、自ら注文したトマトジュースを頭から浴び、「この区域のイカれた女は私で、あんたの区域もじき私が占領してやる」と威嚇した。

そんなドウンに、「家族になる気など一切ない」と冷たく言い放つヘウォン。その後、目の前でドウンの連絡先を消去したヘウォンは、これ以上関わるなと告げその場を後にする。

自宅に戻ったヘウォンは、伯母のミンスク(キム・イェリョン)から、昼間ドウンの財団の前でデモを行ったことを聞かされる。ヘウォンはドウンが、デモの件を自分の仕業だと勘違いしたことに気づく。

ただでさえ気苦労が絶えないヘウォンだったが、唯一の手がかりと思われた妹ヘジを名乗る人物の番号も、違法に入手した番号だとわかる。ヘウォンから話を聞いたジチャン(チャン・セヒョン)は、憤りを隠せない。

翌日、置手紙を残して家を出たドウンは、昨日のヘウォンとの出来事を振り返る。今のヘウォンには自分が悪魔のように見えるだろうなと考えながら、過去のつらい日々を思い出すドウン。

母親に引き取られたドウンは、自分を孤児院に連れて行くという継父の手を噛み、外に飛び出した。学校の前で乗用車に乗り込む姉ヘウォンの姿を見て、慌てて駆け寄るドウン。しかし、ヘウォンはそんなドウンには気づかずに通り過ぎてしまう。

一方、いつものように寺にやってきたミョンエ(チョン・ヘソン)は、住職から息子イチョル(チョン・チャン)にはジチャンの他にも子供がいると聞かされ…。

第9話感想

イチョルにジチャンの他に別の子供が?

ここに来て、驚きの事実が明らかになりました。ジチャンの父イチョルには、ジチャンの他にも隠し子?がいるようです。

さらに住職の話によると、かつてドウンが妊娠した子ではないといいます。もちろん、あの妊娠はドウンの自作自演だったのですが、、では、イチョルの別の子とは一体、、

ふと気になったのが、ヘウォンの弟サンドゥル。サンドゥルの母は幼いサンドゥルを連れてヘウォンの父と再婚。つまり、サンドゥルの本当の父は明らかになっていません。もしかすると、ジチャンとサンドゥルが兄弟??なんて思ってしまいました。

そして、両親の離婚で離れ離れになってしまったヘウォン&ヘジ姉妹の過去も少しづつ明らかに。あの母親にあの継父ですからね、ヘジの苦労も相当なものだったと思います。だからといって、ここまで性格がひねくれるものかと疑問もありますが、、つづきも気になります。

第10話視聴率8.6%

第10話あらすじ

息子イチョルにジチャンと別に子供がいると聞かされたミョンエ。ふとイチョルとの間にできた子供を流産してしまったドウンのことを思い出すミョンエだが、住職の話ではその子ではないという。

家に戻ったミョンエは、嫁のスヒャン(ヤン・ヘジン)に先ほど住職から聞いた話を伝える。

その頃、ヘウォンは新しくトッポギ店をオープンさせた弟サンドゥル(パク・シヌ)に、開業祝いとしてスーツをプレゼント。同じく親友のジチャンもまた、サンドゥルのために化粧品を贈った。

ドウンの母ヨンジュ(ユン・ボクイン)は、娘から定期的に送られてくる栄養剤の住所を調べる。てっきりドウンが今もアメリカにいると考えるヨンジュだったが、夫のジャングン(カン・ソンジン)は、送り先の住所がホワイトハウスになっていると話す。こうして、ドウンが自分たちに嘘をついていたと知る2人。

そうとも知らないドウンは、イチョルとディナーを楽しんでいた。そんななか、イチョルからなぜヘウォンと会ったのかと聞かれ、ドキリとするドウン。

ヘウォンがジチャンに自分の件を告げ口したと考えたドウンは、怒りをあらわにする。気を落ち着けようとトイレに向かったドウンは、壁に貼られたポスターを見てまたもや激怒。それは、ヘウォンが企画したスヒャンのトークコンサートの広告だった。

トークコンサート当日、会場に現れたドウンはスヒャンを挑発。これに腹を立てたヘウォンは、ひとまずスヒャンをその場から遠ざけ、ふたたびドウンの前に戻る。そして、ドウンの頭にスープを振りかけ…。

第10話感想

恐怖の三者面談がついに!

それにしても、他の観客の目もあるというのに、堂々とコンサート会場に姿を現すドウンには驚きました。自分の株を落とすだけの行動に見えます。

勝ち誇った様子のドウンに対して、いたって冷静な態度を貫くスヒャン。そしてスヒャンは、自分がイチョルと離婚しない理由を息子ジチャンのためだと明かしました。

そんなスヒャンに向かって、いつまで息子を盾にするつもりかとドウン。本当に常識がないというかなんというか、、自分の立場をわかっていなさすぎますね。こんなドウンにぞっこんなイチョルにも呆れてしまいます。

その一方で気がかりなのが、ヘウォンがまだドウンの正体に気づいていないという点。これだけドウンを憎んでおきながらも、ドウンが妹ヘジだとわかったとき、ヘウォンはきっとこれまでの自分の行いを心から後悔する気がします。妹だろうが何だろうが、ダメなことはダメとしっかり叱って欲しいものですが、、

第11話視聴率8.2%

第11話あらすじ

まるでスヒャンを実の母親のように守ろうとするヘウォンに、怒りが収まらないドウン。ドウンはなんとかして、ヘウォンとスヒャンの弱点をつかもうとする。

その頃、ドウンの母ヨンジュと夫ジャングンは、ドウンが韓国にいると知って必死にその行方を探っていた。しかし、市役所に行ってもドウンが2人を家庭内暴力の加害者として通報したため、情報を得ることはできず。

そんななか、ドウンは助力者のギョンジャ(シン・ハラン)から、スヒャンがかわいがっていた作家の一人が、最近投資に失敗して多額の借金を抱えていると聞かされる。これを利用しない手はないと考えたドウンは、さっそく作家にコンタクトを図る。

一方、ドウンに会ってからというもの、体調がすぐれないスヒャン。そんなスヒャンを、ヘウォンは自分のことのように心配した。

作家を呼び出したドウンは、「提案を断っても、私たちには失うものはありません。でも、あなたはちがいますよね?」と一言。そして、作家が麻薬におぼれる姿を撮影した動画を流す。実は多額の借金を抱えていただけでなく、麻薬の常習犯だったという作家。「私たち、お互いのことだけを考えましょう」そう言って、ドウンは不気味に微笑む。

体調を崩したスヒャンを誘い、2人だけの時間を楽しむジチャン。するとジチャンは、「母さんがこうやって耐える理由が僕とヘウォンなら、もう我慢しないで欲しい。これからは母さん自身を一番に考えて」と自らの想いを伝えた。

その後、2人が食堂で食事をしていると、思いもよらないニュースが報じられ…。

第11話感想

ニュースで報じられたのは、スヒャンに対するMe too疑惑・・

前回のトークコンサートにつづいて、今度はありもしないMe too報道でスヒャンを追い込むドウン。次から次へと、よくそんなアイディアが思い浮かぶなと感心してしまいます。

今回、ドウンがターゲットに選んだのは、かねてからスヒャンが可愛がっていた若い男性作家でした。スヒャンは心からその作家の作品を好いていただけなのですが、まさかこんな形で利用されてしまうとは…。

作家としても、自らの作家生命がかかった重要な問題なので、ドウンの提案を断るわけにもいかなかったようです。それにしても、なぜ麻薬なんかに手を出してしまったのか。残念すぎますね。

果たして、ヘウォンは今回の黒幕がドウンであることに気づけるのでしょうか。そして、スキャンダルの渦中に置かれたスヒャンも心配です。。

第12話視聴率8.2%

第12話あらすじ

スヒャンのMe too疑惑がニュースで大きく報じられ、驚きを隠せないヘウォン。その日、ミョンエに呼ばれたヘウォンは、知っていることをすべて吐けと言われ、「事実ではありません」とスヒャンの報道を真っ向から否定した。

そんなヘウォンに向かって、「その言葉に責任を持ちなさい。万が一無実を証明できなかったら、その時はお前の責任だ」とミョンエ。

ひとまず作家に連絡を入れるも、電話は繋がらない。するとヘウォンは、ドウンの仕業ではないかと疑う。

同じくスヒャンもまた、作家がドウン側に買収されたのではないかと疑った。

一方、スヒャンの報道を一切信じようとしないイチョルに失望を隠せないドウン。するとドウンは、ギョンジャに作家をしっかり見張るよう命じる。

そんななか、ヘウォンは問題のイム作家のことをよく知る別の作家と会って、話を聞くことに。そこで初めて、ヘウォンはイム作家が金銭的に追いつめられていたことを知る。その頃、イム作家のもとへ、ギョンジャから海外行きの航空券が。携帯の電源を入れると、ヘウォンからの不在着信が何件も残っていた。

イム作家を買収したのがドウンの仕業だと考えるジチャンは、直接父イチョルに問いただす。しかし、イチョルは何も知らない様子。その後、ジチャンの携帯にドウンから電話がかかってくる。

ドウンと会う約束を取りつけたジチャン。そんなジチャンを、ヘウォンは心配した。

待ち合わせ場所に着いたジチャンの後ろから、盲目の女性が歩いてくる。ジチャンにぶつかってふらつく女性を支え、目的地まで一緒に行くと声をかけるドウン。

第12話感想

次なるターゲットはジチャン!?

ありもしないMe too疑惑でスヒャンを攻撃したドウン。しかし、肝心のイチョルはスヒャンの無実を信じて疑わない様子。これに納得のいかないドウンは、今度はジチャンと直接会って話をすると言い…。

一体ドウンは何を考えているのでしょうか。イチョルにつづき、今度はジチャンまでも誘惑するつもりなのでしょうか。なんだか不安な予感がします。

イチョルはまったくドウンの裏の顔に気づいていないといった感じですが、いつになったらその本性を見抜くのでしょう。だんだんじれったくなってきました。まだ12話だというのに、なかなかのマクチャンぶり。イライラしながらも、ついつい続きが気になってしまうのが韓国ドラマあるあるですね。

さて、次回はついに対面を果たすジチャンとドウン。ジチャンはドウンの化けの皮をはがすことができるのか。それとも、父イチョルの二の舞になってしまうのか。注目です。

血も涙もなく 13話・14話・15話・16話 あらすじと感想

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