韓ドラの鬼

血も涙もなく 53話・54話・55話・56話 あらすじと感想

血も涙もなく


血も涙もなく 피도 눈물도 없이 2024年放送 KBS 2TV 毎日 全103話

第53話視聴率7.6%

第53話あらすじ

ドウン(ハ・ヨンジュ)の記憶が戻ったと考えたヘウォン(イ・ソヨン)は、ソンユン(オ・チャンソク)のもとへ向かう。どうやらドウン自身が無意識に、記憶を押し出しているようだとヘウォン。

ソンユンは昼間、ジュンモ(ソ・ハジュン)からビジョンインベストメントの韓国支社にスカウトされたことを明かす。これを聞いたヘウォンは、「イ・ジュンモらしいわね」と笑った。

ドウンの主治医に会いに行ったヘウォンは、どうにかしてドウンを閉鎖病棟に入院させることはできないかと聞く。しかし、現在のドウンの症状では入院はむずかしいと医師。

その頃、ドウンの妄想障害はより一層悪化していた。ヘウォンが自分の学費を持ち去ったと思い込むドウン。居眠りしたせいで仕事が終わらなかったドウンは、帰宅したジュンモと鉢合わせてしまう。

ジュンモが持っていた書類から、ジュンモがYJグループに投資を考えていると知るドウン。

一方、ソンユンはジュンモのスカウトを受け入れ、ビジョンインベストメントで働くことに。条件として、ヘウォンが代表を務めるYJグループへの投資を必ず成功させて欲しいとソンユンは言う。

夫ジチャン(チャン・セヒョン)の5回忌を終えたヘウォンは、ソンユンからジチャンが死亡した日、リゾートに出入りした車の持ち主をつき止めたと連絡をもらう。

ジチャンがリゾートの上階から転落したと思われる時刻、現場にいたのはジチャンの不倫相手ジウンだった。落下したジチャンを車でひき、死にいたらしめたのは他でもなくジウンだと知るヘウォン。

ジウンがジチャンの納骨堂にいると考えたヘウォンは、ソンユンと共に納骨堂へ。そこでジウンを見つけたヘウォンは、「それでも人なの?!」と自首を求めたが…。

第53話感想

ヘウォンの前から逃げようとしたジウンは、そのまま階段から転落してしまいます。果たして、ジウンは無事なのでしょうか。

それにしても、ジウンがジチャンを殺した真犯人だったとは。。驚きました。もちろん、ジチャンを殺そうと窓から突き落としたのはドウンですが、落下してきたジチャンを運悪く車でひいてしまったジウン。

すぐに救急車を呼んでいればこんな事態にはならなかったでしょうに、怖くなったジウンは、事件を隠蔽する方を選択。ジチャンを心から愛していたジウンだけに、この結末は残念でなりません。

そして、次第に記憶を取り戻しつつあるドウン。妄想障害もひどくなる一方で、だんだんと以前の姿に戻りつつありますね。

第54話視聴率7.2%

第54話あらすじ

ヘウォンから逃げようとして階段を踏み外したジウンは、頭を強く打って死亡。マスコミはその場にいたヘウォンに疑いの目を向けた。

同じく娘の死に納得のいかないジウンの母ジャヨンは、ヘウォンを訪ね、ヘウォンのせいで娘が死んだと責め立てる。そんなジャヨンに向かって、「例えジウンさんが死んでも、真実は変わりません。あなたの娘が私の夫を殺した」とヘウォン。

そんななか、横領の容疑で刑務所に入っていたジチャンの父イチョル(チョン・チャン)が保釈される。

YJグループの本社へ向かったイチョルは、そのまま代表室へ。ヘウォンの机に腰掛け、かつてヘウォンと交わした契約について振り返るイチョル。

一方、イチョルから自分をトラックで襲ったのが誰よりも自分を憎む人物だと聞いたドウンは、姉ヘウォンを疑う。

ヘウォンをYJグループから追い出そうと考えるイチョルは、自分と同じく我が子を失ったジャヨンと手を組むことに。ジャヨンはジウンが持つYJグループの株式を使って、ヘウォンを代表から引きずり下ろそうと考えていた。

その日、自宅に戻ったイチョルは孫ヨンギの寝顔を見て、息子のジチャンとそっくりだと微笑んだ。しばらくして、帰宅したヘウォンと顔を合わせたイチョルは、ヘウォンが淹れたコーヒーにいちゃもんをつける。

そして、「代表になったからと言って、本当にYJがお前のものになったとでも?」とイチョル。

さらにはジュンモとの仲まで疑うイチョルにカッとなったヘウォンは、「お義父様こそ、ジチャンを殺したひき逃げ犯の母親と手を組むつもりですか?!」と憤りをあらわにし…。

第54話感想

せっかくジチャンを殺したのがジウンだとわかったものの、目の前でジウンを死なせてしまったヘウォン。ジチャンといいジウンといい、結局のところ、自らの罪を償わないままこの世を去ってしまいました。

そして、同じく記憶喪失を理由に自らの罪から逃げるドウン。ドウンはトラックを自分に仕向けたのがヘウォンだと思い込みます。

そんななか、ジウンの母ジャヨンとジチャンの父イチョルが登場し、より一層話が複雑になってきました。なんとしても株価を暴落させてヘウォンを代表の座から引きずり下ろしたいイチョル。

同じくヘウォンを陥れたいジャヨンは、娘の持株を使ってイチョルに接近します。この2人が手を組むとなると、なんとも厄介ですね。

果たして、ヘウォンは代表の座とグループを守ることができるでしょうか。

第55話視聴率7.2%

第55話あらすじ

イチョルが手を組んだジャヨンの娘ジウンが、ジチャンを殺したひき逃げ犯だと明かすヘウォン。しかし、イチョルはヘウォンの言葉を信じようとはしない。

翌日、いつものように病院で診察を受けるドウン。ドウンが診察室を後にすると、主治医はすぐにヘウォンに報告の電話をかける。

部屋を出て傘を忘れたことに気づいたドウンは、医師とヘウォンの会話を聞いてしまう。ヘウォンが自分を閉鎖病棟に入院させようとしていると知り、憤怒するドウン。その後、自宅に戻ったドウンは、母ヨンジュ(ユン・ボクイン)にヘウォンの尾行を命じた。

このままヘウォンの思い通りにさせてなるものかと考えたドウンは、ヘウォンの息子ヨンギに会いに行く。幼稚園の前でヨンギに声をかけるドウンを見て、不安に思うミンスク(キム・イェリョン)。

伯母のミンスクからドウンがヨンギの幼稚園に来たと聞いたヘウォンは、慌てて家に戻る。そんなヘウォンを車で送って行くジュンモ。ヘウォンと一緒に車を降りたジュンモを見て、ミンスクは好印象を抱く。

一方、イチョルからジュンモの弱点をつかむよう言われたドウンは、メモを残してジュンモに自分の存在をアピール。父の遺品のスーツを直してくれたドウンに感謝したジュンモは、お礼としてドウンにスニーカーをプレゼントする。その後、ジュンモの金庫の近くに隠しカメラを設置するドウン。

しばらくして、ヘウォンは義母スヒャン(ヤン・ヘジン)の納骨堂に隠されていた例のレコーダーを発見。これさえあればドウンを警察につき出せるとソンユンに電話で報告するヘウォンだったが、背後から近づいた何者かによって襲われ…。

第55話感想

鈍器で頭部を殴られ、その場に血を流して倒れるヘウォン。せっかくレコーダーを取り戻したというのに、これは一体どういうことでしょう。果たして、ヘウォンを襲ったのは・・?

考えられるのは、ヨンジュにヘウォンの尾行を命じていたドウン。2人の娘の母親であるヨンジュが自らヘウォンに手を下すとは考えにくく、、やはりドウン本人でしょうか。

それとも、ヘウォンを恨むジャヨン、もしくはイチョルの可能性も高いですね。なんにしろ、ヘウォンが無事であることを祈るばかりです。

それにしても、やっとの思いで手に入れたレコーダーがまたもや奪われてしまうとは、、やはりドウンを警察につき出すのは容易ではありませんね。

さらに、ジュンモの部屋に隠しカメラを設置するドウン。イチョルに弱点をつかめと言われたものの、ドウン自身がジュンモに何らかの感情を抱いていることは確かです。もしジュンモがヘウォンの元カレだとわかったら、ドウンはどんな行動に出るでしょうか。こちらも心配です。。

第56話視聴率7.1%

第56話あらすじ

息子のヨンギが机の引き出しにおもちゃを隠しているのを見て、ふと過去にジチャンが言っていた言葉を思い出すヘウォン。ジチャンもまた、幼い頃に母親の机の中におもちゃを隠していたというのだ。

ジチャンがレコーダーを隠したのが母スヒャンの納骨堂だと気づいたヘウォンは、夜遅くに車を走らせる。その後をつけたヨンジュは、ヘウォンが納骨堂からレコーダーを持ち出すのを目撃。すぐにドウンに報告するも、電話は途中で切れてしまう。

家に戻ったヘウォンは、ソンユンと通話中に背後から何者かに襲われた。しばらくして、帰宅したイラ(チョン・スヨン)に発見され、病院へと運ばれるヘウォン。

幸いヘウォンの怪我はたいしたことなく、検査結果が出次第退院できるという。心配して病院に駆けつけたソンユンは、ヘウォンに「お前の男になる権利を俺にくれないか?」と告白。そこへ同じくミンスクから連絡を受けたジュンモがやってくる。

その頃、ジュンモの部屋に仕掛けた隠しカメラの映像を確認したドウンは、金庫が開けられなかったと知って「むしろよかった」とつぶやいた。

ヘウォンの証言から警察はイチョルを訪ね、事件があった時刻のアリバイについて調べる。イチョルは知人と一緒にカードゲームをしていたと返答。そんななか、自宅周辺のCCTV映像の解析が終わり、警察はドウンを犯人だと考える。

しかし、映像に映っていた犯人と思われる人物はヘウォンよりも背が低く、ヘウォンよりも背が高い自分は犯人ではないと主張するドウン。結局、ヘウォンを襲った容疑者は特定されず…。

ヘウォンが自分を疑っていると知ったドウンは、病室へ向かう。ヘウォンからジチャンを殺したのが自分だと聞かされたドウンの脳裏に、事件の詳細が蘇った。

第56話感想

ついに自分の犯した罪の記憶を思い出したドウン。しかし、これに動揺するどころか、ドウンはヘウォンと真っ向から争う決意を固めます。やはりさすがというか、なんというか。。

前回のエンディングで背後から何者かに襲われたヘウォンでしたが、いまだにその犯人はわかっておらず。ドウンは最後まで犯行を否定していましたが、なんだか腑に堕ちません。

さらに第56話の冒頭では、部下に何かを指示するジャヨンの姿も。ヘウォンを襲ってレコーダーを奪ったのは、ジャヨンでしょうか。

そんななか、ついにヘウォンに対する自らの想いを知ったソンユン。ソンユンの告白に思わずドキドキしたのも束の間、ライバル・ジュンモの登場で、告白はうやむやになってしまいました。果たして、ヘウォンが最後に選ぶ男性は?…つづきも気になります。

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