舞い上がれ、蝶 舞い上がって蝶。날아올라라나비 Fly High Butterfly 2022年放送 全16話 中華電信MOD
hg@さらんさん |
第3話 あらすじ
「鏡をご覧ください」
鏡よ、鏡よ、鏡さん。あなたはどんな鏡なの?美容室ナビにある鏡は一見ただの鏡だが、アーティストごとに違う機能が備わる。ナルシストで現実主義のグァンスの鏡は見たままの現実を映し出し、美を強く意識するミシェルは現実よりもより美しく見せられる美人鏡。そして、カラーリスト・ゼンの鏡はミシェルと同じでありながら、髪色を鮮やかに照らすライトを備える。
この鏡のせいで起きる問題もある。鏡というよりグァンスの問題と言った方がいいかもしれない。グァンスの現実鏡の前に座ったあるお客様は、あまりに老けた自分の姿と言葉を選べないグァンスのせいで泣き出してしまったり、またはおでこの広さを気にしているお客様に、おでこ全開の髪形にしてしまったり。
鏡に向かう瞬間、それは本当の自分と向き合う瞬間だ。それが苦にならない人間もいれば、苦になって仕方のない人間もいる。その瞬間がすなわち、コンプレックスと向き合う瞬間だから。露わになったコンプレックスが今回のお話。もちろん、スタッフにもそれは確実にある。あ、グァンスは例外中の例外である。
インターンのスリのコンプレックスはまさに自分の体型だ。ダイエットにチャレンジしようとも、リバウンドの連続。ある日、スリはキプムとショッピングに。体にぴったりしたワンピースを着たスリを見て、絶句するキプム。しかも、何も言えないキプムの前でそれを購入。ショップの鏡は魔法の鏡。家でもう一度試着してみたスリは衝撃を受ける。
ミシェルは機嫌が悪いとスリの体型に言及することが多い。そんな日に限って、時限爆弾のようなお客様が来店する。一階の花屋の息子ドンミン6歳。思った通りの言葉をそのまま無邪気に口にする子供のお客様。美容師、スタッフ全員がドンミンには嬉しくないあだ名を付けられ、避けられるなら避けたい相手である。
今日も大きく憔悴した彼らは会食の席を設けて、互いに慰め合う。そのなかで、焼酎のお代わりを頼みたいゼンに、スリは自分が取って来ると出て行く。が、いつまで経っても戻ってこない。姿を探してみると忙しい店員の代わりに、お酒や料理を他のテーブルに運んだりしている。「また…。」と眉を吊り上げるゼン。
ある時もそう。あるお客様が「お腹が空いた」とこぼすと、自ら買い物を申し出る。近くのパン屋を提案したのに、顧客はキムパブを望んだ。後には引けずに買いに行けば、キムパブ店は大混雑、気づけば多くの時間を費やしており。その間にナビは人手不足でてんてこ舞いとなる。「良い人のふりをして、皆に迷惑をかけている」と怒るゼン。
そんなスリにも好きな男性がいる。同じ塾で一目ぼれしたが、痩せたら告白すると決意したのがいつの日だったか、かなり久しい。そんな彼をカットモデルに招待したその日、スリはこっそりトイレでコルセットをつけて、少しでも細く見せようとする。そして、気持ちを悟られぬようただの友達のようにふるまう。
「男性を紹介しようか?」2人をじっと見つめていたキプムにムヨルが問いかける。「本当に?」目を輝かせるキプムの目的はカットモデルでしかなかったことにあきれるムヨル。しかも、キプムの抱く理想の恋愛像は純粋なもの。内気なキプムもインターン長として、ムヨルのシャンプー練習には口うるさくなる。
普通の友達のようにして、カットモデルとして、そんな関係をキープしながらも一緒の時間を過ごすことにウキウキ浮かれる。美容院の後、一緒に食事をして送ってもらい、スリは甘い気分を楽しんだ。が、偶然家の前で出会った妹が彼に興味を持ってしまった。しかし、妹にさえ「自分の好きな人」だとハッキリ言えないスリ。
ゼンの顧客でいつも茶色のカラーをする男性客。「お客様には赤系が似合う!」何度も勧めるうちに、とうとう受け入れられる。実際そのカラーはよく似合って、満足げに送り出すゼン。だが、数日後再び店を訪れた男性は、なんといつもの色に戻したいと言い出す。男性は赤色が見えない色弱盲だと打ち明けられ、言葉を失うゼン。
グァンスは今日も突飛な要求をしてくる男性客に悶絶する。彼には前回も似合わない髪形を要求されたが、今回はまさかのピンクに染めてほしいと言い出された。例のごとく、グァンスがトイレにこもる間、インターンたちが時間を稼ぐ間、お客様は鏡について謎の問いかけをする。
スリは意中の彼との食事中、乱入して来た妹の押しの強さに自分の片思いの終わりを感じる。私がもう少し可愛かったら、もう少し痩せていたら、そしたら、もっと自信が持てるのに。返品しようとワンピースを持って行ったお店で、再び鏡を見たスリはこの鏡をどこで買えるのかを訊ねていた…。
第3話感想
誰にでもあるコンプレックスなんですが、家族には言えなくても美容院では皆が普通に口にするものだとか。そう言われれば、例えばこっち側が剥げてるとか、額に傷があるとか、おでこが広い・狭い、白髪が多い、少ないとか。私も髪が細くなってしまったのが悩みだったりします。
美容師あるある①一日中、靴を履いている美容師(だけじゃないかも。。)の足の臭いはかなりきつく、会食などでもできれば脱ぎたくないものなんだそうです(;^_^A それがこの前の会食で座敷だった時には、あのゴルゴンのリーダーも息ができないくらいだったとか。
第4話 あらすじ
「ようこそ、ナビへ。」
今日は美容室「舞い上がれ、ナビ」の馴れ初めを。韓国では2020年、多くの美容室が誕生し、そして、消えていく美容業界戦国時代に突入。そんな厳しいなかで誕生を迎えた。そのきっかけはオープンの3か月前にさかのぼる。それはある意味、一つの出会い、運命とでも呼べるだろうか。
前の美容室に勤めていたミシェルはある嵐の日、不思議な体験をする。嵐のせいでキャンセルが相次いだその日、訪れたお客様はまるでおとぎ話に出て来る魔女のようだった。赤いワンピースに赤いハイヒール。パールの指輪にネックレスをしてはいたが、まるで打ち捨てられた浮浪者のようでもあった。
たくさんいたはずのスタッフはその容貌に恐れて緊急退避、ミシェルだけが取り残されてしまった。討ち捨てられた魔女のような老女を苦労して美魔女に変えたミシェル。印象的なのは首元のタオルを取った時、首筋に描かれた謎のバーコード。ヘアスタイルに満足した彼女は、別れ際ミシェルに一枚のロトを渡して去っていく。施術代を踏み倒して…。
ロトは1等当選券ながら当選者が歴代一多かったため、当選金も歴代一少なかった。とはいえ、7,800万ウォンを手に入れたことに。そういうことで、独立をしたミシェルは3人のアーティストに白羽の矢を立てた。
ナルシストかつ短気な性格でも腕は一流アン・グァンス。色にこだわり美容界のシャガールと名を馳せるゼン。難点は女性ながらも大型バイクを操り、エクストリームスポーツを好むこと。そのせいで昨年は3か月間も入院していたという強者だ。ところが、このグァンスとゼンは全くそりが合わない犬と猿のような関係。
インターンの面接では2人が張り合ってどちらかがダメ出しをするものだから、採用者が一向に決まらない。多数決制に変更して、やっと採用になったのは小太りな乙女ファッションスタイルで愛想笑いを得意とするハン・スリと、肩より少し長い髪で、前髪は目が見えないほどに長いおかっぱヘア。どう見ても暗い雰囲気ながら、グァンスのファンだと言って、ヘアマネキンにサインを求めたインターン5年目オ・キプム。
2人を採用するつもりがないのは明白だったが、気の迷いと言うべきか、ミシェルはスリの愛想笑いの陰にある瞳に光るものを見てしまう。一方、ずっと朝から店の前にいてなかなか入って来られず、前に歩み出しては引いてと、どれだけかの勇気を出してやっと入って来たキプムの姿を見ていたゼン。
オープンを控えた美容室「舞い上がれ、ナビ」。にはもう一人、隠れた働き者のインターンが存在する。それは、ミシェルの連れて来たインターン「ウ先生」ことウ・サンヒ。彼はどんな時でも空気のような存在で、誰にも気づかれないのが特徴と言えば特徴だ。なかなか決まらなかった美容室の名前の提案者も実は彼。
そして、迎えたオープンの日。ミシェルたちの付き合いのあるお客様が次々と来店するなか、グァンスには何日経っても数えるほどのお客様しかやって来ない。古典的に記念品として用意したお餅は余る一方、キプムは自分の給料がグァンスの収入から出ることを知って、ある決心をする。
出勤前に街角に出て、ナビのオープンチラシを配ること。しかし、引っ込み思案のキプムは人の波や同じ目的の他人に負けて立ち尽くす。が、次の日もまた次の日も街角に立ち続ける。そして、やっと一人に手渡すことができた時は思わず不気味な笑いを浮かべる。
しかし、せっかく頑張って渡したチラシは無造作に捨てられ…。そんなキプムの顔を覗き込んできた、とある若い男性。ナビと書かれたチラシを見ると、なぜかキプムの手からその束を奪って勝手に配り始める。キプムはお金を請求されるかとその場をそっと立ち去ってしまう。
そんなある日。その男性が店に現れてキプムは焦ったが、実はその男性パク・ムヨルはミシェルの友達の息子で美容師見習、そして、インターンとしてナビの一員に。そんななか、キプムのチラシを持ったお客様が来店。もちろんグァンスのお客様だ。見る見る喜びに包まれるキプム。
その半面、スリとゼンは全く息が合わないだけでなく、スリがゼンのワゴンを倒してしまうというハプニングにより、ゼンは完全に切れて暴言を吐いてしまい…。
第4話感想
ゼンは人の好き嫌いが激しいタイプなのかな~。でも、私は外面のわりに意外と許容範囲が広いタイプだと思っていて。実はグァンスはゼンと一緒に働くことを拒否していたんですが、グァンスが拒否できない美容師の呪い(笑)のことを入れ知恵していたのはゼンなんですよね~。
面接のときもことごとくグァンスと正反対の意見を出して来たゼンが、キプムがグァンスのファンだというなら当然にキプムがアウトなはず。でも、アウトにしなかったのは、キプムがどれだけ勇気を出して面接に来たか、感じていたからだと思うんです。
だから、スリとは本当にダメなんだなぁって思いました。お客様がいるのに「このデブ!」って言っちゃいましたもんね。店長のミシェルが自分のアシスタントであるウ先生とスリを交換することで納めました。どこの国のどんな職場でも人間関係というのは問題ですよ…。
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