聖なるアイドル 3話・4話 あらすじと感想

聖なるアイドル


聖なるアイドル 성스러운 아이돌 2023年放送 tvN 水木 全12話

marikoさん

第3話視聴率1.975%

第3話あらすじ

倒れたランブラリーは、医師から低血糖だと言われてしまう。ダルは代表に相談して精密検査を受けるようにランブラリーに言うが、ランブラリーは「神聖な契約に力を使ったのが原因だ。元の世界にいるヨヌと、“今年の歌手賞”を獲ったら元に戻る契約をした」と答える。それを聞いたダルは、医師から「現実を避けたくて、解離性障害を発症したのだ」と言われたことを思い出す。ランブラリーは、ダルに「ヨヌを大事に思っていたようだが、親しかったのか?」と訊くが、ダルは照れて誤魔化してしまう。

ウシルは、ヨヌがシングサバイバルに出演すると聞く。ウシルは歌手の実力がないくせに、歌手のふりをする人が我慢できない性格で、ヨヌを嫌っていた。「ヨヌを1次審査で落としてやる」と息巻く。

シングサバイバルに出演予定のジョンシンは、イメージを変えてソロ活動を狙っていた。ウシルを負かすことを目標にしている。

ランブラリーが駐車場に着くと、怪しい黒煙をまき散らす車とすれ違う。インタビュー前、キャシーは人から悪口を言われるのではないかと怖がっていた。

一方、ダルはランブラリーに「人気も実力も魅力もない現状では、今年の歌手賞は難しい。印象操作をする必要がある」と提案する。

ランブラリーは、ウシルから挨拶をされるが、誰なのか思い出せない。ダルの教え通り、ジョンシンにも丁寧に接するのだった。それを見ていたキャシーは、「ジョンシンは熱狂的なファンが多いから、関わるな」と慌てる。

そうして、いよいよ始まる、シングサバイバル。各自が同じ楽曲をアレンジして、発表することに。ランブラリーは、原曲のジャンルに戸惑い、歌詞を修正することに。ダルに新しい歌詞を見せるが、あまりに宗教的で、ダルに却下されてしまう。ランブラリーは、聖歌のように歌うつもりだという。5年もヨヌの歌を見てきたスタッフは、「ヨヌの歌は下手なので、聴くまでもない」と切り捨てる。ヨヌは宗教色を消して、無力感を嘆いた歌詞を書くのだった。

ランブラリーはダルに、「お前は俺がヨヌではないと知っている唯一の人なのだから、信じてほしい」と頼み、スタジオで歌ってみることに。ダルは、音色がヨヌと違うことに気がつく。聖歌のように歌うことに賛成し、必ず成功させると宣言する。

キム・ムロクPDの元に、魔王と同じ顔の副会長が訪ねて来る。ムロクPDは「今まで放送局に来たこともなかったのに」と驚くが、副会長は「変わったんだ」と答える。副会長が「君は、人間の悪い本性を明らかにして、人を楽しませるのが得意な人だと信じているよ」と言うと、ムロクの目の色が赤く変わる。副会長は「ヨヌをもっとうまく使え」と指示するのだった。

本番直前、急にランブラリーの出演の順番が変わる。ウシルの次の最後に歌うことになる。観客はヨヌの歌声に感動する。ライバルたちは焦るのだった。そんな様子を、副会長は苦い顔で見ている。

舞台から降りたランブラリーは、ダルに褒めてもらおうとするが、ダルは褒めない。しかしランブラリーは、「嬉しそうだな」とダルの気持ちを見抜くのだった。

楽屋に帰ると、キャシーが倒れそうになっていた。パニック障害を患っているのだという。ランブラリーの神聖力でも癒せず、入院することに。キャシーは以前出演したバラエティーで批判を受けて、パニック障害になったのだ。ランブラリーは「不治の病でもないのに、どうして私が癒せないのだ?」と疑問に思い、神に会いに行く。聖堂で祈るが、何の答えも得られない。ダルは「アイドルなら人の心を癒せる。人はアイドルを見て癒されるの」とランブラリーに教える。ランブラリーは「そうしたら、君も癒せるのか?キャシーも君も、1人の時に、心の病のような表情を見せる」と言う。ダルは「これからは心配かけないようにします」と慌てて去ってしまう。

帰宅したランブラリーは、ジョンソに「この世には何個の宗教がある?」と尋ねる。ジョンソは「お前は仏教だろ?宗教には興味がなかったのに、急にどうした?」と驚く。

本番の直前、ランブラリーはキャシーの頭に手を置き、癒してやろうとするが、キャシーに拒否される。審査発表では、急に特別秘密審査員が加わっていて、ランブラリーは最下位になってしまう。ダルはムロクPDに「急に審査方法が変わっているし、特別審査員は誰なんですか?観客を一番盛り上げた人が最下位なんて。そんなことをして、ご自分がどうなるか分かっているのですか?」と文句をつける。ムロクは冷たく「アーティストのケアでもしていてください」と言って、立ち去るのだった。その時、ムロクの目がまた赤く変わる。

2次審査はパートナー審査だ。ランブラリーと、1位のウシルがペアになる。収録後、ランブラリーはウシルの首の傷を癒そうとするが、避けられる。ダルはウシルの歌をランブラリーに聴かせる。ランブラリーは、「ウシルが歌の神だ」と聞いて、目を輝かせる。しかし、ウシルがヨヌのボーカルトレーナーだった時、ヨヌはウシルを怒らせて、それ以来ウシルから嫌われているのだという。

ウシルとランブラリーの練習初日。ウシルはカメラの前でだけランブラリーに優しくして、陰ではランブラリーをしごこうとしていた。2年前、ヨヌに教えていた時、練習量の多さにしびれを切らしたヨヌに「先生と違って、僕みたいな顔は1度ヒットすればいいんです」と言われて根に持っていたのだ。ランブラリーは神聖力を使って、ウシルの歌声にハモる。意地になったウシルはランブラリーに高度なことを求めるが、ランブラリーはついて行く。ランブラリーは踊りだけは苦手だったが、頑張ってついていこうとする。

ウシルとランブラリー、ダルとウシルのマネージャーは一緒にシングサバイバルの放送を観る。過激にランブラリーを悪役に仕立てた編集に3人は呆れるが、ランブラリーだけは「どうして人気があるのか分かるな」と淡々としている。ダルはランブラリーを守れなかったことを謝るが、ランブラリーはダルの手を引っ張って、ダルを車に連れ込む。ダルの心を癒そうとするが、無理だった。ダルは「また心配をかけたらダメなのに」と言うが、ランブラリーは「大丈夫だ。僕が1位になったら、癒えるのか?人を癒すのが私の使命だから」と言う。

ウシルはランブラリーがまた悪魔の編集をされてしまうことを心配するが、ランブラリーは「いずれ真実は必ず明らかになりますから」と動じない。ウシルは感心して「俺に付いてくれば大丈夫だ」とランブラリーを励ます。

本番直前、女性スタッフはウシルに水を渡す。立ち去るスタッフの目は赤くなり、ランブラリーは異常を感じる。

本番が始まり、ウシルは歌い始めるが、まったく声が出ない。ウシルは困った顔で、ランブラリーに「無理だ」と合図を送る。副会長は番組を観ながら、「この世でも楽しく遊ぼう」と呟いていて…。

第3話感想

ランブラリーがダルに堂々とした態度をとって、優しさを見せる姿にキュンとしてしまいます。ヨヌとは違ってランブラリーには大人の魅力があるので、すぐに好きになってしまいそうです。ダルは必死にランブラリーに線を引こうとしていますが、時間の問題なのではないでしょうか?

ランブラリー役の歌声がとても良かったです!韓国俳優は歌が上手な人が多いので、もしかしたら吹き替えなしかも知れません。シングサバイバルの他の出演者の歌とダンスのシーンもありますが、歌が上手いです。これから歌の審査が続くので、ドラマを楽しめる1つの魅力になりそうな予感がします。

ウシルはヨヌを嫌っていましたが、真面目なランブラリーの性格に触れて、ランブラリーを応援するようになりましたね。ウシルは、根は良い人なようなので、安心しました。副会長はランブラリーを追い詰めるのが目的のはずなのに、ウシルの声を出せないようにするなんて、卑劣です。副会長は、どうやってこの世で地位が高い人になったのでしょうか?悪が権力を持つと、恐ろしいですね。ウシルが良い人になった途端に危機に陥れるなんて、悲しすぎます。ランブラリーがこの危機をどう乗り越えるのか、気になります!絶対にランブラリーに勝ってほしいです。

ところで、キャシーはすぐ緊張してしまうと思っていたら、パニック障害を患っていることが分かりました。アイドルを続けられているのが不思議なくらいですね。アイドルは人から注目されて、悪口を言われるのがセットのようなものなので…。ランブラリーの神聖力で、癒してあげてほしいです。ダルの心の傷も、ランブラリーが癒してくれると良いですね。

ランブラリーは、今度はウシルからもらったフラペチーノにハマってしまいました(笑) 低血糖になるほどなんて、どれほど糖が足りていないのか!?危険です。甘い物を食べ過ぎると体に良くないので、ほどほどにしながらモチベーションにしてほしいですね。

前回まではワイルドアニマルのリーダー・ジョンソがたくさん出ていましたが、今回はキャシーがフォーカスされていました。これから、他のメンバーも紹介されていくのでしょうね。ランブラリーが周りの人と関わりながら影響を与えていきそうなので、展開が楽しみです!

第4話視聴率1.622%

第4話あらすじ

声が出ないウシルを見て、ランブラリーは魔王の仕業だと気が付く。ランブラリーは歌い始め、サビまでにウシルの喉を直そうと、ウシルの肩に手を置く。ランブラリーの神聖力のおかげで、ウシルは歌えるようになっていく。しかし、ランブラリーはまだ神聖力が足りないと思い、ウシルの全身を触るのだった。手をつないで歌う2人に、観客は興奮する。視聴者は80万人に増える。

本番後、ランブラリーはダルに「魔王の仕業だ」と言うが、ダルは信じない。魔王は、ランブラリーに怒り心頭だ。ムロクPDに「降板させるように」と伝えるが、ムロクPDは「人気が高くて無理だ」と答える。魔王は「ただ殺すのではなく、もっと面白い方法を見つけよう」と笑う。

事務所では、ランブラリーのためのサプライズパーティーが開かれていた。ムロクPDから、ワイルドアニマルを音楽番組に出演させるオファーが飛び込む。ランブラリーには俳優の仕事も入るのだった。

ウシルとランブラリーは、2次競技で1位になる。3位になったジョンシンは、嫉妬に狂っていた。そんなジョンシンに、シン・ジョウンを名乗る魔王から、電話がくる。

メンバーからスマートフォンをもらったランブラリーは、一生懸命にファンのコメントに返信を送る。すると、ダルのスマホから、ヨヌの声の通知音が鳴る。ランブラリーが連続で返信すると、立て続けに鳴り響く通知音。ランブラリーは、ダルがヨヌを愛していると気が付く。ダルとヨヌの縁を結ぶと約束するのだった。ダルは慌てて、「そういうんじゃない。ただのファンです。誰にも言わないでください。ヨヌさんに迷惑をかけたくないから」とお願いする。ランブラリーは、「本当に愛しているんだな」と感心する。その時、ランブラリーのスマホに「ホンウデ隊の外出日」というアラームが鳴る。

ランブラリーは、ヨヌが家族と連絡を取っていないことを怪しみ、ホンウデ隊とは何なのかと考えていた。ジョンソはランブラリーに「ホンウデ隊には入れたのか?」と質問する。ホンウデ隊とは、上流芸能人だけが入れる宗教団体なのだという。ジョンソは、ホンウデ隊のマークを教える。ヨヌはそこに行ってから、踊れなくなり、突然歌が上手くなったのだという。ジョンソは、メン・ウシンがホンウデ隊に所属していることしか知らない。ウシンは音楽番組のMCをしているようだ。

一方、冥界では、生命簿の人間の寿命がまた変わっていた。閻魔大王は怒って、天機を乱すものを捕まえるように命令する。

ランブラリーは放送局で、メン・ウシンの楽屋を訪ねる。ヨヌはロケ地までウシンを押し掛けて、ウシンから嫌われていた。ランブラリーは「ホンウデ隊に入りたい」とお願いするが、「レベルが違うから無理だ」と断られる。

放送局を歩いていたランブラリーは、ここが魔王を見かけた放送局だと気が付き、警備員に「魔王を覚えているか?」と、魔王の後ろ姿の絵を描いて質問する。しかし、手がかりは掴めない。ダルに見つけられて、「また魔王を探していたのでしょう?」と呆れられる。ダルは「今すごく人気も出ているのに、現実逃避をして大神官のふりをするのではなく、元のヨヌさんに戻れませんか?」と尋ねる。ランブラリーは「ヨヌとあなたを引き裂いて申し訳ないが、それはできない」と答える。

ランブラリーはダルに、「ウシンにレベルが合わないと言われたが、どういう意味だ?」と質問する。ダルは「自分も売れて間もないくせに、失礼だ!」と怒る。ランブラリーは「絶対に売れる」と決意するのだった。ダルは手始めに、今日の放送を成功させる秘訣を教える。コンセプトに合った、セクシーで野性的な表情で、カメラ目線をする方法を教えるのだった。カメラを向けるダルに、密着してくるランブラリー。ダルはドキドキしてしまう。

その後、魔王はランブラリーが描いた自分の後ろ姿の絵を見つける。

本番直前、ランブラリーは不思議な感覚に包まれていた。そこに、イム代表から熱愛報道の連絡が入る。キャシーの恋愛報道だった。頬にキスする写真まで撮られている。友達以上、恋人未満の関係だという。写真を分析したダルは、放送局内部の人間が情報を流したのだと気が付く。ランブラリーは、「これも魔王の仕業だ」と思っていた。

ダルは報道機関の人間に会い、情報提供者を教えるように頼む。ダルは代わりに、自殺したアイドル・リズルについて質問される。記者は「自殺しようとした理由は、他のメンバーに仕事を奪われたからなのですか?答えてくれたら、俺も教えますよ。有名グループの会長の家で、リズルに似た女性が目撃されているんですよ」と言う。ダルは怒って帰ろうとするが、「目撃情報だけでも記事は書けるんだ」と脅される。そこに、ダルを尾行していたランブラリーが乱入する。「AXのジョンシンのマネージャーが情報提供者だ」と吐かせるのだった。

ランブラリーはダルの頭に手をおき、ダルを慰める。ダルは「ランブラリーさんは優しいのね」と言い、ランブラリーは名前を呼ばれたことを喜ぶ。ダルは「なぜかヨヌさんとランブラリーさんには慰められる。ヨヌさんが私の辛さに気付いてくれたの。だからファンになったの」と明かす。ランブラリーは「誰も辛さに気が付いてくれなくて、苦しんでいたのだな。また悲しいことがあったら、今日のように僕に任せろ」とダルの頭に手を置く。

ダルは「多重人格者は元に戻ると記憶がなくなるそうだけど、そうなったらどうするんですか?」と聞く。ランブラリーは「その時はヨヌがいるではないか」と言い、ダルは「今はランブラリーさんの方がいいですね。恥ずかしい姿を見せても、ランブラリーさんは、いなくなるから良かった」と答えるのだった。

LLLエンターテインメントに、新しい面接希望者が来る。サ・ガムジェと名乗る男だ。

ジョンシンは魔王から、「大したネタでもないのに失敗して、役立たず。殺したいくらい嫌いなのに、どうしてこの程度しかできないのか?練習生時代に、ライバルを階段から落としたのと同じくらい本気でやれ」となじられる。ジョンシンの目が赤くなる。

シングサバイバルは、パフォーマンスの審査に入る。キャシーは放送局の廊下で、ジョンシンを責めていた。ランブラリーはジョンシンの目を見て、ジョンシンが魔王に会ったと気が付く。

その頃、全身黒ずくめの男が、スタジオで細工をしていた。それを注意した女性スタッフは襲われ、投げ飛ばされてしまう。ランブラリーは、怪我したスタッフの頭に手を置くが、神聖力が足りない。ダルからチョコレートバーを受け取って、神聖力を発揮する。スタッフの命は助かるのだった。

ランブラリーは血痕を追い、駐車場に着く。そこには野獣のようなうめき声を出し、角が生えているジョンシンがいた。

第4話感想

ウシル役の方も、すごく歌が上手かったです!『聖なるアイドル』では、シングサバイバルの出場者全員の歌が上手で楽しめます。ウシルとランブラリーが手をつないで歌う姿には、爆笑しました。後で「結婚しろ」とコメントがたくさんついていたようですが、やはり面白がるポイントは、皆同じですね。

ウシルは、ランブラリーをフォローして優しいです。ランブラリーがチョコレートフラペチーノを気に入ったことを覚えてくれて、買って来てくれるなんて、胸キュンしちゃいました。ランブラリーの優しさと気遣いには、男でも惚れてしまいますよね。

キャシーは、誰かと熱心にメッセージを送り合っていると思ったら、良い仲の女性でした。人に批判されることを恐れる一方で、誰かに必要とされたくて、誰かと繋がっていたいのでしょうか?

ランブラリーは音楽番組1位になって、“放送局のお偉いさん”に会おうとしていますが、“放送局の貴族”という呼び方もしていて、面白かったです。ファンのことも“信者”と呼ぶし、言葉選びが絶妙すぎます!

ランブラリーは、突っ込みたくなる笑いのポイントをたくさん持っている人ですね。ダンス講師やイム代表に、ずっとタメ口なのも笑ってしまいました。魔王の後ろ姿の絵は、無駄に写実的で上手すぎるし…。ギャグポイントが止まりません!

ランブラリー役のキム・ミンギュは、可愛い表情の演技も上手ですね。チキンサラダしか食べられなくて、拗ねる表情は赤ちゃんみたいな可愛さでした!

『聖なるアイドル』は、スリリングとギャグの配分がちょうど良いです。基本的には明るくて面白いのですが、飽きさせない程度にスリリングさが入っていて、楽しめます。

ジョンシンは野生の獣みたいになっていて、怖かったですね。練習生時代にライバルを階段から落としたって…やりすぎですよ。ジョンシンの姿を見ていると、人の嫉妬が怖くなります。人間の悪い心が、魔王に利用されているのでしょう…。

最後に出てきたサ・ガムジェは、息を飲むほどの美男でしたが、何者なのでしょうか?『聖なるアイドル』には、イケメンがたくさん出てくるので、それだけでも続きが楽しみです。

韓国の視聴者も「期待していた以上に面白い」と口コミをしていましたが、私もすっかり『聖なるアイドル』の大ファンになりました!



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